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夜の代償 3
そこに、激しいノック音と共に、息を切らしてカズ君が部屋に
入ってきた。
「あ、カズ君、おはよ。」
「おはよう。トモ~。どうしよう・・・」
「どうしたの?」
「それが、朝、起きたら、横に、のばらがいるんだよ。何でー?
僕、チャラい女、大嫌いなのに。」
「もしかして、二人とも全裸だった?」
山田さんが、悪魔の顔つきになってる。
「やっちゃったのかなー。あんなのと、だなんて、人生の汚点だ。」
「昨日、ずいぶん、酔っ払ってたよな、藤井。」
「気分良かったのは覚えてるんだけど、何やったのかの記憶が、
ほとんど無くて・・・」
もしかして、あの事も覚えてないのかな?
「カズ君、オレにキスしながらワイン飲ませた。」
「ええええええ!・・・ごめん。全く記憶にない。」
「サクラちゃん、相当ショックだったみたいだよ。」
「うわー、僕、ひどいヤツですね。」
山田さんが追い討ちをかけた。カズ君は、床に正座した。
「トモ、どうもすみませんでした。」
カズ君は、土下座して謝ってくれた。




