それぞれの夜 1
とうとう、のばらと椿が本性を出し始めました。
そして、宴会は、まだ続いています。
<これまでの登場人物>
桜庭 智哉(経済1年)
藤井 和希(教育1年)
山田 拓斗(経済2年)
紅葉山秀一(医3年) 会長
梅林 翔太(教育3年)部長
松木 球汰(教育3年)
竹原 冬馬(教育3年)
佐伯 桃 (経済2年)
吉原 杏 (経済2年)
伊藤 雫 (経済2年)
三島のばら(教育1年)
佐々木 椿(教育1年)
鈴木 百合(教育1年)
杏さん、桃さんが落ち着いてから、オレと山田さんと4人で宴会の
部屋に戻ると、カラオケ中心の飲み会になっていた。オレ達が席に
着くと、執事さんが4人に、葡萄ジュースを持ってきてくれた。隣の
席は紅葉山会長だった。
「サクラちゃんは、飲めるの?」
「え?葡萄ジュースは飲めますよ~。」
「いや、そうじゃなくて、お・さ・け」
オレは勘違いしたことに気がつき、顔を赤くする。
「飲んだことはないです。」
「え?ないの?」
「はい。変ですか?」
「いやいや、大学生と言っても、まだ未成年だから、おかしいという
訳じゃないよ。勧められたりとかもなかったの?」
「家では、じいちゃんが一升瓶片手に、毎晩毎晩飽きることなく飲ん
でましたけど、"智哉は飲んじゃいかん"と。」
「じいちゃん?」
「あ、オレ、祖父母の家で育てられたので・・・。2歳くらいの時に、
テーブルの上にあった蓋を開けたばかりのワンカップを、水だと
思って1カップ全部飲んだらしいんですが、それから禁止です。」
「ああ、なるほど。」
「田舎の農村地帯なので、しょっちゅう宴会があるのですが、宴会の
度に酒の肴にされるので、近所の人は誰もオレには勧めてくれな
いんです。」
「そっか。おじいさまが飲めるくちなら試してみてもいいかも。
赤ワイン飲んでみる?」
※未成年は飲酒禁止です。
みなさん、わかっていらっしゃると思いますが、念のため。
もう少しで3000アクセスです。(もう、なったかな)
ありがとうございます。




