紅葉山会長の不安 4
「今年の新入生は、どうですか?」
紅葉山会長のいるテーブルでは、この話題で盛り上がっていた。
「男性は、お2人共、良い方達ですわ。」
「山田さんが連れてきてくださったのでしたね。」
「いやいや、あれは、連れてきたというより、恐喝に近かったけ
どな。」
桜庭&藤井コンビが入部した、つい、1週間前の出来事を思い
出した。
「そんなこともありましたね。」
「サクラちゃんを見ていると、ギュッと抱きしめたくなるときが
ありますわ。」
その発言に、紅葉山会長が、おもわず、伊藤さんに驚愕まじり
の視線をおくる。
「雫ちゃん、それって・・・」
「あら、勘違いしないでくださいね。サクラちゃんは、そうね~
・・・・・柴犬のようなかわいらしさで、雫は秀一さんが一番
ですから。」
「まぁ、サラッとすごいこと言ってるよ。」
佐伯さんは、会長のほうに視線をおくりながら言った。
「良かったですね、会長。・・・あら?顔が真っ赤ですわよ。」
佐伯さん、できれば、気が付かないで欲しかったな。3人の視
線を一気に浴び、耳が熱くなるのがわかる。この分だと、きっと
全身、赤くなってるだろうな。わ、話題を変えなければ・・・
「そういえば、1年の女の子3人は、どう?」




