ペア、なの? 2
「山田さん、紙を見せて。」
”楽聖”
と呼ばれる音楽家の
ピンクの像の裏を見よ
「楽聖って、何?」
「わからん。」
首を振って答える。
「ピンクの像って、どこにあるの?」
「うーむ・・・」
眉間に皺がよる。
「ああ、もう、頼りにならないなぁ。オレより1コ上の先輩ですよ
ね。この別荘、初めてじゃないですよね。」
「うぐっ!」
山田さんは、おでこに手を当てて、考え込む。
「やっぱり、オレら、最下位かも・・・」
「・・・確か、ランニングコースに、何個も銅像を見た気がする。」
「それだー!」
「ただ、どのランニングコースに行けばいいのか、わからない。
色も、ついていたか、わからない。」
「へ?」
「1キロ、5キロ、10キロの3コースあって、1キロコースの銅像
が、モーツアルトだったはず。”花に囲まれてて、優雅なヤツだな”
と思った記憶がある。5キロは、誰だったかなー?結構、平坦な道が
多くて、走りやすいコースなのは覚えてる。10キロは、山道コース
で、上り下りがキツイ。でも、5個位銅像があったはず。誰の銅像
だったかまでは、覚えてないな。」
「とりあえず、5キロにする?」
「そうしよう。楽な方がいいや。」
2人は、5キロコースをスタートした。




