別荘って、ココ? 4
メイドさんの案内で2階に上がったオレらは、箱の中の紙を引い
た。どうやら、抽選して部屋割を決めるみたいだ。
201がオレ。
202が松木さん、竹原さん。
203がいなくて、
204がカズ君。
205も誰もいなかった。
紅葉山会長は、専用の特別室があるらしく、くじは引かなかった。
佐伯さんは、女の子用の箱から引いたので、221だった。あーあ、
カズ君と一緒じゃないんだ。残念だなぁ~。
割り当てられた部屋に入る。正面に大きな窓があり、その前に、
ソファが2つある。右奥に、ベッドが2つ見えるから、ツインルーム
なんだろうな。
このまま、誰もいなかったりして、と思いながら、ベッドにダイブ
する。このベッド、ふかふかして気持ち良い。車にずっと座ってたか
ら、疲れたなぁ。
ふわぁ~。
大きなあくびを一つした・・・
温かくて大きな手が、オレの頭を撫でている。こんなに優しい気持ち
にさせてくれるのは、誰だろう。オレは、ゆっくりと目を開けた。
!!!
目の前には、山田さんがいた。
「うわぁ!」
「ふふ。バケモノを見てしまった顔、しないでくれる?」
山田さんが、微笑んだ。笑った顔を見たことがなかったので、オレは、
呆然として、その場から動けなかった。
「気持ち良さそうに眠っていたな。」
山田さん、やっぱり、いつもと違い過ぎて、調子が狂うなぁ。しかも、
何だか、寂しげな顔してるし…
どうしたんだろう。




