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スノーフレークの咲く庭で  作者: 桔梗
第4章 受難の日々
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受難の日々 5

 夕方になったので、寮に戻り、ご飯を食べてから、カズ君との

約束を果たす為、風呂の脱衣場に行くと、カズ君は準備万端で

待っていた。


「トモ、遅い!」


「わりぃ、すぐ行くから。」


慌てて、服を脱ぎ捨て、後を追った。



 寮の風呂は、5人が横一例に並んで、楽々、足を伸ばせるくら

いの浴槽が2つと、シャワーが8つ付いている。オレが入っていく

と、先に入ってるカズ以外は誰もいなかった。


「うわーぃ!貸し切りみたいだね~。」


オレは、ちょー、テンション上がりまくりだ。


「同級生と入るなんて、修学旅行以来だよ。」


体を、ササッと洗ってから、オレは、カズ君が先に入ってる湯船

に、勢い良く飛び込んだ。


「うげっ、顔にかかった。」


「あははは!」


「笑って、ごまかすなよ。」


「うひょひょひょひょひょ!」


と言いながら、両手ですくったお湯をかける。


「こらぁ~。」


「うわぁ、ごめんごめん。」


「タオルで顔を拭きてぇ~。」


 カズ君、残念でした~。カズ君のも、オレのも、洗い場に置いて

きたんだよ。カズ君は、目があまり開けられなくて渋い顔してる。

手で、目をゴシゴシこすって、水を飛ばそうとしてる。いやいや、

伸ばしてるだけだろ、それ。


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