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スノーフレークの咲く庭で  作者: 桔梗
第4章 受難の日々
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受難の日々 3

 次の日、オレは、昼前の一般教養の講義で一緒だった、目の前

にいる人に、学食で昼を食べ終わってから、サービスのコーヒーを片手に、

昨日のこととか、いろいろ不満を聞いてもらっていた。


「もう、そんな感じで、いつもいつも、山田さんに怯えて逃げな

 きゃならないから、すごく疲れる。」


 リビングを通らないと各個室に行けないという造りになってる

為、どうしても、顔をあわせるハメになる。


「あの造り、気にくわねぇ。・・・・・はぁ~。」


 オレは、盛大なため息をつく。それまで、ずっとオレの話を、

黙って聞いていてくれた、目の前のカズ君の口が開いた。


「トモ、そんなに落ち込むなよ。

 ほら、コーヒー飲まないと、冷めるぞ。」

 

「何で、よりによって、ヤツが隣の部屋だなんて・・・。ツイて

 ないな。」


「ま、僕も一応、同じフロアなんだから、いつでも、相談にのっ

 てあげるから。」


「同じフロアだけど、隣のリビングじゃねーかよ。」


 オレとカズ君は、同じ寮の同じ階に住んでるけど、オレは右の

リビング、カズ君は左のリビングなのである。


「ま、そうなんだけど。誰もいないより、マシかなーと思って。」


「それはそうと、寮に帰ったら、一緒に風呂行こう。」


「いいねー。

 あ、もう、こんな時間だ。行かなきゃ。また、後で。」


 そう言うと、カズ君は、コーヒーを飲んで空っぽになった紙コップを持って、行ってしまった。


「オレもそろそろ行こう。次は・・・経済学か。」


 コップに少しだけ残っていたコーヒーを飲みきり、オレは、教室

へと向かった。



こんなつたない文章ですが、500アクセスを超えました。

ありがとうございます。

                       桔梗

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