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スノーフレークの咲く庭で  作者: 桔梗
第4章 受難の日々
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受難の日々 2

 オレは、個室のドアを開けて中に入った。閉めて鍵をかけようと

後ろを向いてギョっとする。ドアが閉まらないように手で押さえた

山田さんがいた。


「サクラちゃんの部屋だ。うわーい!お邪魔します。」


 山田さんが、あまりにも予期せぬ至近距離にいたことに驚いてい

るうちに、するりと入ってきた。


「何で、先に行くんだよ~。置いていくこと無いだろ。俺が全身で

喜んでたの、見ててくれた?」


 それはわかったんだけど、でも、怖いよ、怖すぎるって。あんな

の見たら、絶対無視だろ。

 でも、こんな人でも、一応、先輩だから・・

 いやいや。でも、どうしても、一言、言いたい。


「リビングに、動物園から脱走してきたらしいゴリラが、暴走して

たみたいで、危ないから避難してきたのに、何で、オレの部屋に、

ゴリラも一緒に来るんだろう?」


「うわぁ、ひどい。俺はこんなに、サクラちゃんとお友達になりた

いのに~。」


 それも何となくわかったんだけど、でも、拒否!絶対に拒否だー。

こんな、恥ずかしいヤツと同類だと思われたくない。

 山田さんは、まだ、部屋に居たかったみたいだけど、全力で追い

返した。


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