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スノーフレークの咲く庭で  作者: 桔梗
第4章 受難の日々
12/79

受難の日々 1

どこでも、ここでも、一番逢いたくない人が

近距離にいる環境に、智哉は・・・


<これまでの登場人物> 

 桜庭 智哉(経済1年) 

 藤井 和希(教育1年) 

 山田 拓斗(経済2年)桜の木の下の男

 紅葉山会長(医3年)

 部長   (教育3年)

 佐伯 桃 (経済2年)

 吉原 杏 (経済2年)

 伊藤 雫 (経済2年)

 入会すると宣言したその晩、寮に戻ると、部屋の前にある大きな

リビングのテレビの前で、アイツが、どかーっと座っていた。

 うちの寮は、20人で1つのフロアを使ってる。階段を挟んで左右

対称になってて、フロアの左側に10人分、右側に10人分の個室

がある。まず、フロアに着くと、左右に玄関があり、30畳のリビング

が続いている。リビングを囲むように各個室が10部屋、配置されて

いる。キッチン、洗面所、風呂、トイレは、1フロアの人全員、共同で

使っている。  


「何で、こんなとこに、山田さん、いるんですか?」


うちの同好会は、先輩だろうが後輩だろうが、"さん"付けで呼ぶと

いう決まりになっている。


「おお、サクラちゃんと同じフロアだったんだ。

俺の部屋、ここ。」


 指を差したドアは、なんと、オレの部屋の隣!

うげぇ~、呪われてる?


「サクラちゃんは、どこ?」


「・・・・・・ここです」


「うっひょ~!俺って、すげえラッキー!」


 案の定、ソファから、立ち上がって大喜びしてる。

 あまりもの嬉しさに、リビングを奇声をあげて走り回ってる。

おいおい、そんなに嬉しいのかよ。

 うわぁ、ソファを跳び箱代わりに飛び越えてる。危ないって!

今度は、ソファの座面で、でんぐり返ししてる。すげぇ、恥ずか

しいヤツだ。

 こんな人、オレの知り合いには、いないことにして、さっさと

部屋に戻ろう。


12~13行目を付け足しました。

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