表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スノーフレークの咲く庭で  作者: 桔梗
第1章 出会い
1/79

出会い 1

大学入学を果たした主人公、桜庭智哉のまわりは、いつも騒がしい。

今日も、また、何かが起こってるようですよ。

 ああ、やっと寝れたような気がする・・・

 昨夜は、緊張して、なかなか寝付けなくて大変だったぜ。

 今、何時だろう?

 まだ、5時くらいなんだろうな。

 それにしては、朝日が眩しすぎるような・・・


 目覚まし時計を見て、青ざめた。


「大変だぁ~。遅れる~。」



 昨日のうちに、着る服を出しておいて良かった。今日の為に、新し

く買ったスーツの前まで行き、寝間着を脱ぎ捨てYシャツのボタンを

留める。最後のボタンを掛けようとするが、掛からない。よく見ると

段違いに掛けてる。慌ててやり直す。

 やっと、着替えが終わり、玄関で靴を履きながら、ふと鏡を見ると、

髪の毛の寝癖に気付く。手で押さえても、戻らないところが、3ヶ所

ほどある。いくらなんでも、このままにはしておけないので、靴を片

方だけ脱ぎ、洗面所まで片足でケンケンして、濡らした手で髪の毛を

なでつける。


 ようやく寮から出たオレは、木が鬱蒼と生い茂っている、森のよう

にバカでかい、長い長ーい校庭を全力で走っていく。


 何だって、今日に限って目覚ましが止まってしまったのか。この、

大事な日に、遅れる訳にはいかないというのに…

 自分の不幸さ下限を、呪いそうになる。

 兎に角、急がないと。


 しかし、何なんだ、ここは。


 寮を出てから、もう、ゆうに5分は走ってる。なのに、今までに見え

たものは、寮を出てすぐの大きな池と、大量の木々。

 どこを見ても、建物一つ見えやしない。

 昨夜、案内図を見た限りでは、確かにめぼしい目印などなかったが、

この道で間違いない……よな?


 時計を、チラリと見ると、式の始まる3分前の時間を指している。


 間に合わな~い!

「急げ~~!!」

章管理の編集過程で出た説明文を、前書きに書き足してみました。(12/1)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ