表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

22/23

第22話 やりたい放題

 散ったダリタキガルは、敵の青い影を溶かしたり、電線から火花を散らしたり、電光掲示板に張り付いたりと、やりたい放題。

「勇旗、あれはそういうタイプではなかったようだ」

「おい! え、じゃあ命令を無視した訳ではないのか? 」

 と不安げに尋ねる勇旗。


「いや、無視されたな。 完全に」

「なんで! 」

「そういうタイプじゃないからだ。 あれはなかなかに知性が高い様子だ。 効率のいい行動パターン以外はやりたくないんだろう」

「えぇ…… 」


「まぁ、いいじゃないか。 能力は高い、敵は倒せた。 よくやったぞ勇旗」

「思ってたのと違うが、確かにそう…… だな」

 なんにせよ危機は回避できた。 とその事実に安堵する勇旗だったが


「さて、次はヴァーサの救出だ! 頼むぞ勇旗」

「え?! そんな簡単そうに?! 」

「なに、少し敵の邪魔をしてやればヴァーサは勝てるはずだ。 さぁ急げ! やってみろ! 」

 急に勢いづいたフィスカは、ビッシっと人差し指で、戦闘中のヴァーサと男を示して決めポーズ。


 それに大きく溜息をついた勇旗は

「はいはい…… もう、やってやるよ! 」

 今度は向こうに意識を向け、ダリタキガルが散って暴れるイメージをする。


 勇旗の支配下にある青いダリタキガルは、なかなかに素早い。 垂直な壁すら簡単に登り、わずか数秒で男の肩に飛び掛かりはじめた。




 ヴァーサと戦闘中だった(サギ)と呼ばれる男は、不意に肩に違和感を覚える。

「これは、意図的な感じですね。 向こうからか」


 鷺の右肩に着いた青い物質は、すぐに消えてしまったが、それは彼の体に染み込んだようにも見えた。

 ヴァーサもその違和感に気付き

「フィスカか? 」

 と、すかさず鷺の隙を狙って攻撃を入れる。

 強烈なパンチをもらった鷺は、腕で防いだものの後ろに、少しだけ飛ばされる。


「なに、一瞬肩に付けられた程度では、問題には―― ? 」

 突然、鷺の右腕から、ドロドロと何かがこぼれていく。 それは真っ黒なダリタキガル。

 姿はヴァーサのものとは違い、完全な液状に近い。

 次々と止まらないダリタキガルの流出する腕に戸惑う鷺。




 しかしそれは、遠くから見ている勇旗ユウキにとっても同じ衝撃であった。

「なんだあれは!? きもっ! 」

「どうやら敵の保有していたダリタキガルが、制御を失っているらしい」

 フィスカは腕をくみ、うんうんと満足げにうなずいた。

↓ 少しでも続きを読みたいと思って頂けたら

  下にある表示から評価、レビューしていただけると、創作の活力になります!

↓ よろしくお願いします!!


目次と広告の少し下にあります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ