運がなかった主人公
生まれて初めて小説を書きました。
素人なので文がめちゃくちゃですみません。
楽しんで読んで下さったら幸いです。
「新入社員の星野理奈です。よろしくお願いします」
元気に挨拶してオフェスに入ったのはこの物語の主人公、星野理奈だ。
一流大学卒業後一流企業に入社、入社テストではトップの成績だった。
とても美しく一見なにも不自由無いように見える。しかし不運の連続の人生だった。
4歳にして理奈の父は交通事故で死亡。母はその2年後病死。
叔母の養子になるも愛情を受けないで育てられた日々。
学校では美しい容姿から嫉妬されいじめを受けてきた。
不運の連続だったが理奈は「努力」によって一流企業に入社できたのだ。
そして今日その努力によって手に入れた「仕事」に全力を注ぎ、幸せをてにいれようとしているのだった。
理奈は優秀だった。何事も一生懸命にする性格なので仕事をすぐに覚え、上司からも認められるようになった。
「理奈さん、いつも助かるよ。君の努力はみんなが認めているよ」
「はい、ありがとうございます」
「見た目が美少女で仕事ができるって最高だね、わっはっはっは」
「ム……少女じゃありません」
「すまんすまん。そう怒んないでくれたまえ、まぁお詫びと言ってもなんだが君にBプロジェクトを任せようと思うんだが・・・やってみるかい?」
「え?本当ですが?そんな大きな仕事・・・私でいいんですか?」
「うん・・・ダメかね?君を見込んで頼んでいるのだが・・・」
「は・・・はい!やらせていただきます」
「入社2ヵ月目でこんな大きな仕事を任されるのは異例中の異例だがうちは実力主義の会社だ。まぁ頑張ってくれたまえ」
大きな仕事を任され順風満帆の理奈。今まで不運の連続だった人生だったがやっと運が訪れたようだ。
「やったわ‼ こんな大きな仕事ができるなんて。皆からも必要とされているのね。
人生で今が一番楽しいかもしれないわ‼」
そして理奈はこのプロジェクトに全力を尽くし完璧な計画を発表。海外に工場をいくつも作り理奈の活躍で会社は大きな利益を出すことができた。
そして理奈は上司に呼ばれ役員会議に呼ばれたのだった。
「やったわ‼ ついに私も昇格なのね。すごく運がついているわ‼」
コンコンコン。ノックをして理奈は胸を高鳴らしながら会議室に入った。
入ると役員が深刻な顔をしているのに気がついた。
「みなさん、どうされました?お話はなんでしょう?」
少し沈黙した後、役員の一人が口を開いた。
「星野理奈さんだね。残念ながら君のプロジェクトのせいで大損害になっているのだよ。責任を取ってもらいます」
「責任?何の話ですか?私が作った工場はすべて利益を出しているはずです」
「いいや、君の作った工場はすべて閉鎖され、取り壊しの費用を考えているところだよ・・・」
「そんなのありえないわ。嘘よ、絶対嘘」
「嘘ではない。工場を作った各地で新型のウイルスが流行ってしまって閉鎖を余儀なくされた。今役員会議の決定であなたには責任を取ってもらう事が決まりました」
「責任って……クビですか?こんなにも会社に貢献してきたのに」
「残念だが……」
理奈はその言葉を聞いて会議室を飛び出した。泣きながら走り自分の運のなさに愕然とした。
「私は・……私は呪われているの?なんでこんなことになるの」
理奈は辞表を提出した後、1週間部屋に閉じこもった。
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