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アリアは知らない  作者: taru
一章
2/345

01ロクスサス渓谷の魔窟

 閑静で広大な庭園を擁する区画には、ぽつりぽつりと邸宅が立ち並ぶ。

 ()の中でも情緒豊かな異国風の趣を持ち一際目立つ大きな建物は、つい見入って仕舞(しま)うのも無理はない。

 そんな物静かな場所を一変する(よう)に、馬車や従魔車が次々と押し寄せて()る。


 ラギストア帝国の帝都リーシャンハイスには、皇帝陛下が御住まいに()られる宮殿を中心とした貴族街が形成されて()り、()の一角に()るルトアニア自治邸の敷地内は、治外法権とする約定を皇帝陛下に保証されて()た。

 ルトアニアも同じ帝国領とは()って()るのだが、(いま)だラギストアとルトアニアは対等な国の(てい)を保って()ると()う意味にも取れる。

 そして今、()(よう)な自治邸の大広間には、続続とルトアニア領に属する貴族子息令嬢たちが、学園の寮を引き払って()め掛けて()る。

 ()の子たちを情勢が安定する(まで)此処(ここ)で保護しなくては()らないのだ。


 アリアは自治邸の一室にて、侍女たちが旅の準備を整えるのを待って()た。

 扉を叩く音が()こえ侍女のメアリーが扉を開けると、兄のカルロス殿下が少し困ったとも心配そうとも()えるが、(なん)とも()えない微妙な面持ちをしつつ部屋へ入って()る。


「アリア、話は聞いたよ。古い慣習が随分(ずいぶん)と悪方向へ流れたね。()れを機に幾つかの古い習慣は見直した方が()いのではないかな」


「お兄様には色々とご迷惑をお掛け(いた)しまして……」


 カルロス殿下はアリアの謝罪に対して(かぶ)せ気味で口を開く。


「アリアが悪い訳じゃない。ああ、()()う、ミリル・フェスバーンから言伝(ことづて)だよ。(くだん)の少女はリーシャ・グラダード男爵令嬢、対立派閥では無いそうだ。ああ、()れと、アリアと同じ【聖】の希少な言霊属性を持って()るらしいよ」


「【聖】の御業(みわざ)ですか、……でしたら今回の件も()れ程()の子には影響しないのかも知れませんわね……」


 扉を叩く音と共に、近衛(このえ)騎士のエミリア親衛隊長が入室して()る。


「姫様、表に魔動車が到着(いた)しました」


「ルトアニアの宮城へ着いたら自邸待機は解除されるよう手筈(てはず)を整えて()るけれど、(つい)でに領を出る時に泣きじゃくって()ったテリシアの様子も見て()てお()れよ」


 軽く抱きしめ(かす)かな笑顔を浮かべつつ兄のカルロス殿下は、()う伝え励ますのが精一杯の様子で()った。


 テリシア殿下は六歳と、アリアの2つ下に()る妹で、姉にべったりの甘えん坊である。

 兄のカルロス殿下は2つ上の十歳で、普段から妹のテリシア殿下を甘やかす駄目っぷりが目立つのは、玉に瑕で()ろうか。


 侍女のメアリーは魔動車の中で使う(ため)らしき、荷物を手に下げて()る。

 他の荷物は侍女のラエル辺りが、既に魔動車へ積み込んだのだろう。


『他の準備も整ったようですわね。では一時帰宅の旅へと()せ参じましょう』


 アリアは一つ(うなず)くとエミリアを先導に部屋を後にする。



---


 神から授かった奇跡の業、生まれ持ってのものは先天(せんてん)御業(みわざ)()う。

 ()れは人の資質に()って宿る数が変わるのだ。

 そして御業(みわざ)の中にも共通認識(・・)言語、言霊に()って操作が可能なものを言霊属性と()う。

 ()(ただ)御業(みわざ)と称するもの、言霊属性に分類されるものが(ほぼ)一対一の割合で人へと宿り、平民だと一つずつ、貴族だと2つずつ以上の資質を持つものたちと()み分けられて()た。

 ()の他、生後の研鑽(けんさん)次第で得られる後天(こうてん)御業(みわざ)と分類されるものが()り、例えば技術を芸術的に高めたものには神から祝福として、()れに(まつ)わる力が与えられる。


 “技巧(ぎこう)(きわ)みは神技と()る”らしい?


 一説では、生死を分けた状況下に()いても後天御業(みわざ)を得る事ができるとも()われる。

 又、()の大地や大海あらゆる所に空気の(ごと)()る魔気と()う目に見えないものを、人は気へと精製し御業(みわざ)の糧とすると()われる。


 (ただ)、世界へ満ちる気や魔気は(いず)(よど)み濃い魔気溜まりと()り、()れが生物や死体に年単位で影響すると、魔落(まらく)()われる大変異を起こすものも()る。


 そして、()の魔落が死した時に(まれ)に残すとされる御業(みわざ)の欠片を使うと、相性次第で後天御業(みわざ)を得る事ができると、古い記録に散見する記実も見受けられるものの、資料が余りに古い(ため)今では(ほぼ)伝説と化して()る。



 リーシャ・グラダードは僅か5日の期間を(もっ)て馬を()けたのか、600kmに近い行程を走破して()たのだ。

 辿(たど)り着いたるは、ロクスサス渓谷(けいこく)を眼下に(のぞ)む岩山の上。

 此処(ここ)(ほとん)どは岩山と土塊(つちくれ)(ばか)りで、河川などは人々の記憶に存在しないくらい大昔に枯れて果てて()た。

 そして、()しくも此処(ここ)は7年前に起きたラギストア帝国との戦争で、敗れ去ったバグルス王国軍の死者たちが眠る地でも()った。


 リーシャが(なに)を考えてかは分からぬけれど、其処(そこ)()る一団が通るのを固唾(かたず)を呑んで待ち伏せる。

 (やが)て遠くの(かす)かな景色に、(なに)ものか一団が見えて()る。

 ()れは、アリア・ルトアニア大公令嬢が乗る魔動車と()れを守る近衛(このえ)騎士の親衛部隊である。

 ()の一団に(なに)かを仕掛けようとでもして()るので()ろうか。

 かと()ってもリーシャは八歳と、()だ力の使い方すら覚束無(おぼつかな)(はず)の少女である。

 だが、リーシャはと()る理由から、()の渓谷の地下には気の(よど)んだ魔気から()ると()われる、魔窟(まくつ)が存在する事を知って()た。


 魔窟(まくつ)とは、魔落(まらく)巣窟(そうくつ)()り発生源でも()る。


 そして、リーシャが2歳の折に()の大陸共通の神を(まつ)る聖堂にて、【慧眼(けいがん)】の御業(みわざ)(もっ)()の資質を診断したと記録では残されて()る。

 ()(しる)されしリーシャの資質、持って生まれた御業(みわざ)は8つ()る。

 ()れは男爵位の資質ではない、公爵・王族級で()った。

 ()の持ちたる御業(みわざ)は、先天の言霊属性と()われる系統が【聖】【水】【岩】【土】と4つ()り、言霊に影響しない系統が【健康】【強骨】【強精神】【遠見】の4つと()って()た。


 勿論(もちろん)、先天御業(みわざ)が8つも()るのは驚愕に値するものの、矢張(やは)り八歳の少女がどうこうできる相手では()ろう(はず)も無い。

 (ただ)、リーシャの風格は模擬社交の立食会で見せた無力な少女の()れでは無く、一流の騎士や領主並の研鑽(けんさん)を積み重ねて()た気品や威厳すら感じさせて()た。



 ロクスサス渓谷の戦い。7年前の戦争で敗北したバグルス王国軍の戦死者は非常に多く、8万5千人と資料には残って()る。

 ()の戦いでバグルス王国最後の王、ダクロフ・バグルスも戦死して()り、()の壮絶さを(うかが)い知れるだろう。


 (さて)()のダクロフ王に()いてだが、生前の執政は特に当たり障りもない凡庸なものだったと()う。

 まあ、平時に(おい)ては()の時代でも、(のち)の評価は凡庸こそ才能と持て(はや)されるのだが、唯一の汚点としては()の戦争に関わったが(ため)に、国を滅ぼすと()う最低の評価で名を残した事で()った。

 国を滅ぼした最後の王として最も有名では()るのだが、実は()る特殊な御業(みわざ)を授かって()たと、(まこと)しやかに(ささや)かれて()る。

 ()御業(みわざ)とは【時】である。(これ)は非常に珍しく歴史を紐解くと数度だけ、()御業(みわざ)を持つものの出現が確認されて()る事が(わか)る。

 過去の記録では原因不明の突然死するものが多いこと、不老のものや未来を予測したもの()いは、過去の隠されし事実を解き明かすものも存在したとされるが、資料も内容も一貫せず(さだ)かではない。



 リーシャは此処(ここ)へ着いた間なしに、()る行動を(おこな)って()た。

 ()れは眼下のロクスサス渓谷を見据えつつ、前以(まえもっ)ての準備として地下の奥底(おくそこ)へと気を送り込み、()さんとする心象を思い描きながら御業(みわざ)を行使した。


「[岩よ()から()ね]」


 発せられし言葉は、御業(みわざ)を強化する言霊と()われる統一言語である。

 注目すべきは地下の奥底までは土が()り水が()り岩が()るので()ろうが、リーシャは()の全ての物質に適性を持つが故に、気の力を(ことごと)く通しせしめ地下の岩盤を(しっか)りと捉えて()たのである。

 そして、言霊に()って強化された【岩】の御業(みわざ)は、地下の魔窟を覆う強固な岩盤(がんばん)を一瞬にして消し去ったのだ。

 ()れを何箇所か行い全ての準備が整えてから、冒頭の息を潜めて待つ状態に至ったのである。


 そして、一団が渓谷を通る頃合いを測り(なが)ら、(また)地下を狙い定め御業(みわざ)を行使する。


「[水よ()()れ]」


 ()れは(また)もや言霊の強化を(もっ)て、地中の(ほん)の隙間に水を大量に顕現する。

 水は高圧を伴い地下を裂き土を巻き込み土砂と()り、魔窟へと流れ込む。そして、尚且(なおか)つ渓谷には地下水脈が()り、()れすらも巻き込み大陥没を引き起こした。


「アリア殿下……御免(ごめん)なさい。殿下に声を掛けて(いただ)いてから私は幸せの日々を一生を……だからこそ私は責務を……」

 リーシャはぽろぽろと涙を(こぼ)して()た。


---



 一切の音が()こえない。

 だからこそ耳鳴りに()って自身に起きた異常事態を痛感する。


 暗い車内、私はラエルに覆い(かぶ)さられて()た。


「ラエル……、一体(なに)が起こったの?」


 ()の時、突然の浮遊感が()った。そして、常に私を守るラエルの【守護】の御業(みわざ)が強く自身の周りを覆った。

 物凄(ものすご)い音がした。地響きが()こえた。車内が何度も揺れ窓硝子(がらす)が割れた。

 そして、今、車体は斜めに傾いた(まま)で止まって()る。


 ラエルは【遠見】と【守護】の先天御業(みわざ)を持って()た。守られたと理解した。

 手探りでラエルに触れるとぬるりと濡れた感触が伝わって()た。

 怪我をしてる事に思い至り、慌てて【治癒(ちゆ)】の御業(みわざ)を使うと大きく気を消失したと感じた。

 大怪我だったのだろうと考えて()ると、はっとしてメアリーを探した。


「メアリー!」


 大声で叫んでも返事がない(ため)、手探りで操縦席を確認して【治癒】を使う。

 (また)大きく気力が消失した事を感じる。

 息もだいぶ上がって()()る。

 それでも急がなければと不安が押し寄せる。


 【治癒】は【(いや)し】の上位御業(みわざ)にあたる希少なもので、欠損すら治すが消費も大きい。


 魔動車の扉を開けようとしたが動かない。

 窓から(なん)とか車外に()い出て叫んだ。


「エミリア!」


 返事がない事は予想できたけれど、返事をして欲しかった。

 地面は()き出しの岩と土、上は岩の天井に穴が空いて、其処(そこ)から斜めに光が差し込んで()る。


「[聖光よ此処(ここ)()れ]」


 無我夢中で【聖】の言霊属性を使った。


 聖光は光を(もたら)すと同時に、癒やしの効果も()るとされて()る。

 (ただ)神神(こうごう)しいので明り取りには、余り向かないのが玉に(きず)


 明かりと共に見通しは悪いが、倒れ伏す近衛(このえ)騎馬隊の面々らしき惨状が姿を見せた。

 総勢十五名、咄嗟(とっさ)に治癒を使う。

 だが、見る限り自分の力では足らないと判断できた。

 だから(すが)る思いで、生物系の御業(みわざ)に共通する言霊を組み合わせた。


「[治癒の御業よ彼等(あれら)(いや)せ]」


 物凄(ものすご)い勢いで気力が消失して()く、意識がくらくらとして遠のく、息が苦しく、鼓動が……。


---


 アリアは岩や土の積もった大地に倒れて)る。

 ぴくりとも動く気配は見せ無い。

 だが、少しでも皆を回復しようという思いからなのか、聖光は輝き続けて()る。


 (なに)か地下深くから引き寄せる(よう)な、目に見えない力が()る。

 ()の力が、アリアの身体(からだ)へと(まと)わり付いて()く。

 数分経っただろうか、アリアの姿は忽然(こつぜん)()の場から消え失せて()たのだ。


---


 意識は朦朧(もうろう)として()て、(なに)も考えられなかった。

 (ただ)、自分の中に()る【聖】の力を、無意識に出して()た気がする。

 そして、聖光は何時(いつ)しか抵抗らしきものを、感じるように()って()たのだ。


『んっんん……(なに)よっ!』


 自分の周りに(なに)かが(おお)って()(よう)な、(とて)も嫌な感じだ。

 意識がはっきりしないのも、周りが見えないのも、不快な圧迫感も全て()れの所為(せい)に違いない。

 暴れようとして気が付いた。手や足の感覚が無い。

 ()(ばか)りか口すらも動かせ無いではないか。

 (なに)も無い感覚、(ただ)、不快な圧迫感のみが押し寄せて()る。

 そんな状況下で、(なん)だか覚えある感覚に気が付いた。


『あれ?、私……【聖】の御業(みわざ)を出してるのかな……』


 少ない感覚の中で、()の力は不快な圧迫を押し返して()る気がするのだ。

 だったら目一杯の力を振り絞ってみないでか!


 霧が晴れる(よう)な、殻が割れる(よう)な、抑え付けられて()たものが解き放たれる。

 鈍って()た思考が確かに()って()く。


 アリアは気が付くと破損した魔動車や岩がごろごろして()る洞窟の只中(ただなか)で、(いや)、文字通り空中でふよふよと浮いて()た。


---


 事態を(まる)で飲み込めて()なかった。

 ともかく体がふよふよと浮いて()るのだから。

 (いや)()(どころ)身体(からだ)は無いと()うか透き通ってさえ()る。


『一体(なん)なのでしょう。と心の中で何度も(つぶや)くだけ……と()うか! 私の声が出て()りませんわ! 思わず物語のお嬢様口調使うぐらい焦って()りますのよ。ええ、ラエルたちには温かい目で見守られて()りますわ。()う! ラエルたちは如何(いかが)しましたの?』


 アリアはふよふよと周りを確認するが、人影は全く見当たらない。

 (ただ)、調べて()ると泥が固まった所に、複数の足跡が残って()た。

 泥が乾くのだから、時は(いささ)か経過して()(よう)に見受けられる。

 足跡は彼方此方(あちらこちら)に散らばって()て、大きな石を動かした跡や数箇所の穴が掘られた場所へと続いて()た。

 (しばら)く足跡をふよふよと辿(たど)って()たが、(ようや)く思い至る。



『私を見付ける事ができたのかな。

 私、死んじゃったのね。

 言葉が出せないだけじゃなくて、涙も出ないのね』


 私は妹のテリシアみたいに泣き虫じゃないけれど、大人たちみたいに悲しい時に我慢して顔に出さないなんて出来やしない。

 だから自分が本来どれだけ泣きじゃくって()るのか(わか)る。

 だからこそ一層に自分が既に生を手放して()る事を身に()みて実感する。



---

修正記録 2017-12-08 23:17


情勢が安定する(まで)は、 → ()の子たちを情勢が安定する(まで)


()れ程彼女には影響しない → ()れ程()の子には影響しない


()る → ()


()た → ()った


6歳 → 六歳


10歳 → 十歳


()御業(みわざ)と言霊属性に → ()(ただ)御業(みわざ)と称するもの、言霊属性に


資質を持つとされる。 → 資質を持つものたちと()み分けられて()た。


 又、魔落(まらく)()われる生物や死者に(よど)んだ気、魔気が年単位で影響して()る化物を倒した時に、(まれ)に落とすとされる御業(みわざ)の欠片を使うと、相性次第で後天御業(みわざ)を得る事ができると古い記録に散見する記実も見受けられる。

 又、()の大地や大海あらゆる所に空気の(ごと)()る魔気と()う目に見えないものを、人は気へと精製し御業(みわざ)の糧とすると()われる。

 (ただ)、世界へ満ちる気や魔気は(いず)(よど)み濃い魔気溜まりと()り、()れが生物や死体に年単位で影響すると魔落(まらく)()われる大変異を起こしたものと()る。

 そして、()の魔落が死した時に(まれ)に残すとされる御業(みわざ)の欠片を使うと、相性次第で後天御業(みわざ)を得る事ができると、古い記録に散見する記実も見受けられるものの、資料が余りに古い(ため)今では(ほぼ)伝説と化して()る。


8歳 → 八歳


気の(よど)みから()る → 気の(よど)んだ魔気から()


リーシャは眼下の → ()れは眼下の


ルビを追加


総勢15名 → 総勢十五名


体 → 身体(からだ)

(一部)


消え失せた。  → 消え失せて()たのだ。


無意識に出して()た。 → 無意識に出して()た気がする。


()れは → そして、聖光は


()って()た。 →  ()って()たのだ。


---

修正記録 2017-10-04 14:06


仕舞(しま)うのも無理もない → 仕舞(しま)うのも無理はない


6歳に()るアリアの2つ下の妹で → 6歳と、アリアの2つ下に()る妹で 

(↑「6歳に()る」)


ルビ設定の調整・追加


一部平仮名を漢字に、漢字を平仮名に変更


読点を追加


---

修正記録 2017-10-02 12:42


前文のルトアニア自治邸に関する説明を光景と合わせて加筆


て、での後に来る補助動詞の平仮名を漢字に置き換え


表外漢字の平仮名を漢字に置き換え


幾つかのルビや改行を追加


兄弟の会話や情報に加筆修正


世界観説明に加筆修正


リーシャの登場表現を一部修正


「先天御業言霊属性:聖、水、岩、土

 先天御業:健康、強骨、強精神、遠見

 後天御業:時、武技、記憶辞書、掌握、執政、乗馬、魔練」消去もしくは文章に置き換え


上記の変更に整合性を持たせるため加筆修正


リーシャの行動に幾つかの加筆修正


アリアの状況に幾つかの加筆修正


表現や文体を一部変更


---

修正記録 2017-05-26 01:30


(てい)を取っている。 → (てい)を取っているのだ。


幾つかの平仮名を漢字に変更


幾つかの句読点を変更


斜めの位置 → 斜めに傾いた位置


近衛騎馬隊の面々の姿が見えた。 → 近衛騎馬隊の面々らしき姿を見せた。



---

修正記録 2017-05-25 01:09


ホール → 大広間


幾つかの平仮名を漢字に変更


一部漢字を平仮名に変更


幾つかのルビを追加


幾つかの句読点、改行を変更


兄カルロス・ルトアニア → 、兄カルロス


(くだん)の少女 → 言伝(ことづて)だよ、(くだん)の少女


は取っているけど → を整えているけど


『軽く抱きしめ(かす)かな笑顔でお兄様はそうおっしゃった』

 軽く抱きしめ(かす)かな笑顔で兄カルロスは()う伝えるのが精一杯の様子であった。


その持ち得る御業は → ()の持ちたる御業は


示す場所 → ()


狙い定め → 狙い定め御業を行使する。


幾つかの仮名を平仮名に変更


突然の → ()の時、突然の


「[治癒の御業よこれらを癒せ]」 → 「[治癒の御業よ彼等(あれら)(いや)せ]


感じるよううなっていた。 → 感じるようになっていた。


声が出て →  私の声が出て


ていま → ておりま


どうしたの。』 → 如何(どう)したの?』


固まった後に → 固まった所に


時間は些 → 時は些


散らばっていた。大きな石を動かした後や数カ所の穴が掘られていた

散らばっていて、大きな石を動かした跡や数箇所の穴が掘られた所へと続いていた


辿(たど)っていたが → 辿(たど)っていたが思い至る。


---

修正記録 2017-03-05 04:45


魔気が影響してなる → 魔気が年単位で影響してなる


一部ルビの設定がおかしいところを修正


幾つかの改行を追加


↓説明が重複していたのでカット

 魔落は気が淀み魔気となり滞留する場所で死体や動物等が年単位で(とど)まっていると変質するものである。


慧眼(けいがん) → 【慧眼(けいがん)


「ようだ」追加


---

修正記録 2017-02-23 18:01


幾つかの改行追加


幾つかのルビ追加


「先天御業言霊属性:聖、水、岩、土」先天御業の追加と位置移動


「先天御業の8つ以外にも」追加


アリアの思考部分に『』の括りを追加



---

修正記録 2017-02-20 12:39



一部アリアの思考部分に『』を付ける


一部送り仮名を付ける


誤字:言語属性→言霊属性


御業の言霊を唱える場合「[]」で括る書式に変更



そしてラエルの【守護】の御業が私の周りを覆った。

そして常にアリアを守るラエルの【守護】の御業が強く周りを覆った。



一部御業の名前に【】を括る


一部「私」を「アリア」に変更

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