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最凶魔王は転生しても止まらない  作者: 桜乃蛍
第一章 最強の武具を作ろう!
8/8

トアル村にて

今回は結構悩みましたが、長い割に話がつまらないです。

おはようございます。朝チュンで「当ててんのよ」をやってみましたが、ご主人様は交尾してくれませんでした。

恥ずかしそうに顔を真っ赤にしていたので脈なしと言うわけではなさそうですが、やりすぎて軽い女だとは思われたくないですね。


え?私が誰かって?

ガイア(主人公)ペット()のコユキです。

今回の話はガイア視点で書いたらあまりにも面白く無かったので、視点を変えて誤魔化す事にしたらしいです。

視点を切り替えたところで面白くないのは変わらないことが、この駄作者には分からないようですね。


ちなみにこの小説でルビを振ってある時はルビの下の内容は読者視点でしか見えないので、私達にはルビの情報しか入らないそうです。ペット()は読者視点ではマイペットとでも読んで欲しいと駄作者言っていましたが、何のことかさっぱりですね。


ガイアは朝になって何か考え込んでいたようです。ガイアの種族が変わっていたからその辺の考察でもしていたのでしょう。

っと。ガイアがこれからどうするか決めたようですね。


「コユキ。準備は良いか?今日はまず情報収集してから軽く狩りをするぞ。」

「あいあいにゃ~☆」


ガイアは私が少し馬鹿っぽくしていると喜びます。

これが所謂バカップルってやつですかねヽ(´ー`)ノ


情報収集は宿屋の店主から始めるようです。

「昨日は騒がせて悪かったな。片付けも大変だっただろう?」

「いいえ、ゴミの片付けも私の仕事ですから。むしろ平穏を取り戻して下さった勇者様にはなんとお礼を申し上げればよいか…」

「ちょっと待ってちょっと待ってぅおにぃさん!勇者様って何ですのん?お礼がどうのと言われましても意味分からんから困ります!」

「…えーと、昨日の超越者を一撃で屠ったお力と、その後のあなた様の清廉潔白な振る舞いから、私も村の娘共も、皆勇者様に違いないと…」


8.6秒はこの世界の人にはわからないんじゃないでしょうか?ここで私が笑ってもガイアは虚しくなるだけでしょう。見なかったことにしておきます。


ところで、ガイアは勇者と勘違いされて困って居るようです。このままでは厨二な称号職が出現しそうですからね。ガイアは自分をオタクだと言って居ますが、厨二だと思われるのが嫌なようです。称号に厨二病末期患者あることは触れないでおいてあげましょう。ガイアは自分の称号を見ることも極端に嫌がりますからね。


「僕は勇者と一緒に召喚されたが勇者じゃない。昨日のは僕に襲いかかった屑を消しただけだ」

「そうでしたか。村長が昨日のことであなた様に直接お会いして、お礼を申し上げたいそうなんですが…」

「大したことはしていないし、お礼なんてどうでも良いだろう。それよりも、僕は情報が欲しいんだが」

「どういった情報でしょうか?」

「この近辺の魔物の分布に昨日の賊と、その残党の情報があれば」

「それでしたら村長にお会いになるのがいいと思います。村長はこの辺りの地図を持っております。賊は昨日急に現れたので、この村には大した情報は無いかと。」

「そうか。では村長に会わせてもらうとするか。」

「ありがとうございます。村長をこちらに参らせましょうか?」

「いや、地図のこともあるし僕が向かおう。場所を教えてくれ」

「かしこまりました」



村長の家に行く道中、人通りが少ないようでした。なんだかこそこそやっているようです。匂いの感じから大量に様々な料理でも作っているようです。


さて、村長の家の前ですが、ガイアが何やら困っているようです。

「たのもー、は、なんか違うか。ゴメン下さい…じゃなくって…こういう時どうすりゃいいんだ?インターホンのボタンもないし…」

「普通にドアを破壊すればいいんじゃないですか?」

「ユキちゃん…16年間人間の何を学んできたんだい…?」

「ごしゅ…にいちゃまに好かれる方法を少々(・∀・)」


冗談をはさみつつ、ワザと噛みまみた。

あざといと思われかねないところですが、ガイアは満更でもない様子です。ですがこのままでは話が進みませんね。


「冗談です☆普通にノックすればいいんじゃないですか?」

「そうだね、そうしよう」


前世では魔導の研究で引きこもりだったガイアは、価値観が現代日本に染まっているようです。チャイムがなければノックをすると言う発想まで行かなかったのは、あまり人と関わりが無かったためですかね。案外ごり押ししたらドアを破壊していたかも知れません。

っと、ここで村長らしき人物が出てきました。ノックが不発になったガイアは微妙な顔をしています。


「家の前で何を騒いでおるのだね?」

「村長が僕に会いたいと言う話を聞いて、僕にもちょうど用事があったから来たんだが。こちらの習慣…というか常識に疎くてどのように呼び出したら良いか迷っていたんだ」

「それではあなたが昨日の凶賊共を追い払って下さった勇者様ですか!」

「僕らは勇者ではない。勇者と共にこの世界に来た異世界人ではあるが…というか、その勇者というのはこの村共通の認識なのか?」

「そうでしたか、申し訳ございません。何せ小さな村故、噂話はたちどころに広まってしまいましてな。勇者様が現れたと皆喜んでおるのです。歓迎の宴をしようと総出で準備していたのですが…」

「僕は自分の思うままに行動しただけだ。祭り上げられても村のために何かをしようとも思っていないし、宴などを催されても困る」

「そうでしたか。では今夜の宴は凶賊撃退の宴と言うことにいたします。可能であればあなた様も少しでも顔を見せていただければ、皆喜びましょう。勇者でないという事もそこで仰って頂ければよいかも知れません。一応私も村のものにはあなた様が勇者でないと言うことを広めておきます。」

「そうだな…じゃあ少しくらいは顔を出して、誤解を解いておくか」


ガイアがこういう公の場(?)に顔を出そうというのは珍しいですね。ここを暫く拠点にするつもりなんでしょうか。


「そういえば私に用があったのでは御座いませんでしたか?長くなりそうであれば立ち話もなんですし、客室にお通しいたしますが…」

「そうだな。そんなに長くはならないかもしれないが、少しお邪魔するか」


私達は客室に行き、お茶を出されました。ガイアはお茶に薬などが入っていないか調べた様子。前のお城では屑ばかりだったので少し警戒しているのでしょう。


「それで、どういった御用件でしょうか?」

「僕は勇者と共にこの世界に召喚された。この世界についての話も聞いたが、僕には召喚者の為に働く義理も、魔王と殺し合う道理もない。だが、元の世界に戻るすべもないらしい。この世界で生きて行こうにも、僕には魔導武具作成士という職業しかないから、取り敢えずこの村で魔導武具を作る素材を集めようと思っている。この近辺の魔物分布と地形などを教えてくれ。魔物素材で作った魔導武具は、この村で安値でも良いから買い取ってほしい。そうすれば昨日の賊程度に怯えることも無くなるだろう。しかし作成には他に必要になるものもあるし、滞在費等の問題もある。安値にする替わりにその辺を融通してもらえないかと考えているのだが…」


ガイアは一気にまくしたてました。

ガイアは魔導武具作成士のレベル上げが目的のようです。その課程で出来た試作品の実験をするついでに恩を売っておくと言うことでしょう。やはりここでしばらく滞在することになりそうです。


「それは我々にしたら願ってもないことですが、いいのですか?上級職の人間を相手に出来るほどの武具ともなれば、魔王が蔓延る現在に置いてはいくらでも買い手が見つかりましょう。それにあなた方の安全面の問題も発生します。この村の者なら直ぐにおかしくなるとも思いませんが、魔が差すことも有るでしょうし、武具を賊の残党に盗まれる恐れもあります」

「そのことまで考えが及んでいるなら話が早い。僕の武具を安く売ると言うのは必要経費など以外にも問題や条件が有るからだ。僕が作った武具は最初に登録した者にしか使えない。その登録の際には契約を魔術でさせて貰う。契約の内容は登録した魔導武具を強盗、強姦、恐喝等の利己的目的には使用しないことだ。」

「確かに登録者以外に扱えない武器は軍事では扱いづらいでしょうな。しかも契約魔術の行使は嫌がる貴族が多いでしょうかね。」


契約魔術は相手の魂に決して反故する事の出来ない約束を刻み込む魔術です。対生物の魔術としては最高の強度を誇り、これを破る事が出来る者はまずいません。ただし、契約と言う言葉にもあるとおり、契約魔術はかけられる相手が了承しなければ掛けられ無いものです。

ちなみに私とガイアの間には特に契約魔術のやりとりはありません。私達の絆はそんなものに頼る必要もない高尚なものなのです。


村長はガイアの話に納得がいったようで一つうなずき、立ち上がりました。


「話は分かりました。この村の利益にもなる事の様ですし、協力は惜しみません。取り敢えず地図をもって参ります。トアル村近辺の魔物の分布と、他に素材として使えそうな物のありかをお教えします」

「よろしく頼む」


話はまとまったようです。

そして今回は此処までの様です。

本当につまらない話でしたね。

ここまで読んで下さった方、お疲れ様でした(^_^)/~

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