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最凶魔王は転生しても止まらない  作者: 桜乃蛍
長いぞプロローグ
3/8

プロローグ3 脱出!シルヴァリア城

サブタイトルは妄想です。

プロローグナガクネ?

今回はキャラ紹介と世界観(職業とスキル)の説明が入るから今回でプロローグ終わらないんじゃないか?

説明ばっかのプロローグで読み辛くてだれも読まないパターンじゃね?まぁ趣味で自己満足したいだけらしいから僕からは何も言うまい。

むしろこのまま最終話までプロローグでいいんじゃないかと思ってる僕はひねくれてるのか?




閑話休題、状況を確認しよう。

現在地は窓のない石壁の部屋。

足下には光を失った転移魔法陣…染料には聖水系の上位素材か。魔法陣の展開期間と素材を考えるにそこそこのレベルの転移系魔術を使用したようだ。


部屋の中に人物は8人。

どや顔で憔悴している王族の衣装を着た老婆(ババア)の後ろには護衛らしき全身鎧の兵士が2人。雰囲気的にそこそこ強そうだ。


その手前、光を失った魔法陣の上に生徒会役員が3名。状況が飲み込めていないのだろう。呆然と老婆を見つめている。


その後ろに僕とコユキは立っている。

この配置はラッキーだな。ステータスを覗く看破系のスキルは発動を術者の視覚に頼る所が大きい。

看破される前にステータスの確認と隠蔽を済ませよう。


僕はステータスの魔術を発動する。

因みに魔法と魔術は少し違う。ファンタジーでは定義が色々あって面倒だな。

この話では魔力を使って爆発を起こすなど、物理現象を起こすのが魔法。相手のステータスを見たり、熱源を感知するなどの一見何も起こってない様に見えるのが魔術だ。意識を奪うとか洗脳するのも魔術と呼ばれるから、要は作者のさじ加減だ。

魔導というのは魔法と魔術をまとめた言い方だ。

プロローグ1でステータス魔法と言ったがあれは書き損じ…ではなく嘘だ。決して改稿が面倒だった訳ではない。


話が大幅に逸れたが、ステータス魔術発動だ。

…ここで鋭い読者様は“お前魔力ツカエナインジャネ”と言っていそうだが、それは一部正しく一部間違いだ。

僕の封印は魔力の体外放出不可だ。周りに魔力があれば、それを使って魔法・魔術を使える。

じゃあこの世界ではみんなMP無限じゃないかと思った人。それは正解だ。ただしイケm…じゃなく上級者に限る。ねっ簡単でしょ?ってやつだ。

料理のプロが他人の家の冷蔵庫の残り物で料理するようなものだから、魔法、魔術の規模は御察しレベルだ。

体外魔力の操作技術は大体魔導関係の聖級職のレベルが5000も超えれば出来るって感じか?職業関係のチュートリアルはステータスオープン後にしよう。

ステータスオープンまでを引っ張って勿体ぶるつもりだったが、やりすぎて“勿体ぶってた割にこいつタイシタコトナクネ?”ってなるパターンだこれ。


ちなみにこの間僅か0.23秒。思考加速は魔術の入門編だ。


気を取り直して、ステータスオープン!




ガイア 魔人族

凶魔導聖魔王9862

凶拳聖2268

魔導武具作成士1

状態異常 魔力の封印




これが僕のステータスだ。

分かってる。職業名が厨二をこじらせて、やりすぎ感バリバリだって言いたいんだろ?その釈明はあとでするよ。先にステータス魔術とかの説明だ。

僕のステータス魔術は情報を絞り、名前・種族・職業とレベル・(あれば)状態異常が表示される。レベルはその職業の習熟度だ。最低が1で最大が9999。より上位の職業の固有スキルを習得するか、カンストして一定の条件を満たせば一つ上級の職業に変化しレベルが下がる。イメージはレベル10000がより上級職のレベル1と言ったところか。

種族や職業を選んで細かい情報を開示すれば、その人物の称号やスキルも確認出来る。しかし戦闘中など時間がない場合は相手の戦力を短時間で見抜くことが必要だ。スキルの一つ一つを確認していては最大限思考加速しても20秒以上かかることもある。

現に僕の凶魔導聖魔王の職業スキルを開示すれば、プロローグ1から5まですべて埋まってしまうだろう。種族・職業とレベルが分かれば大体何ができるか分かるから問題ない。決してスキルをすべて書くのが面倒とか後付け設定がし辛いとかそんな理由じゃない。


職業に関して、僕が厨二でないと釈明したい。厨二なのは作s…じゃなくこの世界だ。職業名は魂に刻まれた力の表示であり、勝手に名付けられる。

職業は大きく分けて下位職、上位職に分けられ、それぞれ3つの級を持っている。職業カーストが6段階評価だと思えばいい。

下位職はパンピーの職業だ。職業の名前に下級、中級、上級のいずれかが入る。

上位職は無級、聖級、神級の3つに分かれる。上位職のレベル1を一つ持っているだけでもパンピーからは超越者と呼ばれるほどの強大な力を持つことになる。

勇者の世界からこちらに転移すると特典として上級以上の職業が一つ手に入る。僕の場合は魔導武具作成士がこの特典だ。下級、中級、上級いずれも名前に入っていないので、これは無級の上位職に該当する。

これはなかなか良さそうな職業だ。魔導で何でもできると過信していた僕は、他のことが疎かだった。

装備品の強さを知ったのは転生してディス○イアをプレイしての事だった。想像出来ることは実現できる。発想が貧困だった転生前の僕はきっと今よりも弱かったんだ。この職業は大事に育てよう。


凶魔導聖魔王と凶拳聖はどちらも聖級の職業だ。

凶というのは周りに害を成す行為をこの職業を通して行い続けると着くらしい。職業の格は変わらないし、称号の一部が出てきたくらいの認識で良い。

魔導は言う必要もないか。この職で魔導を行使するとつく。僕の総ての職に“凶”と“魔導”が付くのは時間の問題と言うことだ。魔王とは無級の職業で、魔族を統べる者、あるいは個人の魔族である一定以上の戦力を持つものの事だ。それが聖級になったので聖魔王。

まとめると、凶魔導聖魔王とは魔導を使い他を害する魔族の聖級の力を持つもの、と言ったところか。

…あれ?存在自体が厨二くさくね…。



職業説明だけで大分使ってしまった…。

言い忘れたが、僕の名前はガイア。魂に刻まれた名前がステータスに表示されるから、たかだか16年使ったぐらいの田中と言う名前は表示されないのだ!


…説明が長くなってしまった。

もうここで読者様もギブアップじゃね?



次回こそは脱出します。

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