幕間 ここまでの主な登場人物・設定
【主な登場人物】
〇ランデル
主人公。おっさん冒険者で、ジョブは魔法使い。しかし、支援魔法しか使えない。街の西門で無料の支援魔法を提供して20年。その性能は冒険者のステータスを格段に上げ、誰もが驚くものになっていた。彼の支援魔法は、もはや中毒レベルで、彼が住む街の西門では「支援おね!」という叫び声が止まらない。長年の献身の後、彼は自らの支援魔法の力に気付き、伝説のブルージュエルを求めての冒険を決意した。
〇リナ
新米冒険者。大きな瞳とゆるふわの髪、そして可愛らしいリボンが印象的な美少女。明るく元気な性格で、常にポジティブなエネルギーを周りに振りまいている。リナの魅力は人懐っこさにあり、誰もが彼女に好感を持つ。初めは弱く、成長に悩んでいたものの、信頼する仲間ランデルの支援魔法によって急成長。今では同レベルの冒険者よりも明らかに強い存在に。武器も片手剣から両手剣に変わり、その戦闘力と可愛さは日々進化している。ランデルを深く信頼しており、その好感度は仲間以上のものかも・・・?
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【設定】
〇ランデルの支援魔法
彼が住む街の冒険者の誰もがお世話になっている。一度この魔法を受ければ、通常の物理攻撃に超絶の魔法ダメージが加わり、移動や攻撃の速さは風をも追い越す。加えて、その耐久力と防御能力はまるで不死身のようになる。
この魔法は、今までの戦術や常識を無に帰すほどの変革をもたらす。だが、その効果は一時的。虹色の輝きが消えた後、支援魔法を受けた者はその巨大な力の喪失を痛感する。そう、元の能力に立ち返るのだ。この差はあまりにも大きく、一部の者たちは禁断症状のような反動に苛まれることさえ。しかしそれでも、一時の神になる感覚は、多くの者を魅了し続けている。
〇ブルージュエル
「空から舞い落ちた宝石」といわれている。その伝説は、約500年前から語られてきた。ブルージュエルの力を欲しがる多くの者が、命を賭してその探索に挑んできたが、空しく命を落としてきた。