10 おっさんはモンスターの大群とボスを倒し、隠し部屋を見つける
「全員の能力を最大限に引き上げます!」
ランデルは急いで杖を振り、力強く宣言する。彼の周囲には、鮮やかな七色の輝きが広がり、三人全員にその力が伝わった。
リナがその力を実感し、興奮して言う。
「この感じ、すごいです!ランデルさん、ありがとうございます!」
アイラが矢を構え、
「ああ、いつもと全然違うぞ!さあ、モンスターども、来い!」
と叫ぶ。
リナが両手剣を構え、近づいてくるモンスターに一撃を放つ。
「やあっ!!」
ランデルがアイラに向かって指示を出す。
「アイラさん、右からも大きなのが来てます!」
アイラが返答する。
「オッケー、任せて!」
リナが感謝の言葉を述べる。
「ランデルさんのおかげで、大群とも戦えてます!」
ランデルが杖を構えながら言う。
「私も、負けませんよ。皆さんと一緒に戦います!」
彼は杖でモンスターを殴りつけ、一撃で吹き飛ばした。
アイラがモンスターを挑発するように叫ぶ。
「さあ、もっと来い!」
リナが戦闘の合間に息を切らして言う。
「もう少しで終わりそうですね。最後まで頑張りましょう!」
ランデルが声を張り上げて言う。
アイラとリナが回答し、残りのモンスターたちとの戦闘が激化する。
アイラがモンスターを射抜きながら言う。
「左の奴ら、少し変わった種類のモンスターが混じってる!」
リナが一目見て言う。
「アレは砂漠の影武者…。遠距離攻撃が通じにくいはずです。」
ランデルが気を引き締める。
「影武者には、この杖で直接攻撃するしかありません。リナさん、アイラさん、背後を頼みます。」
アイラがニヤリと笑いながら返す。
「任せろっ!」
リナが構えながら言う。
「影武者に注意しながら、他のモンスターもしっかりと対処します!」
アイラが一瞬の隙を突いて、矢を放つ。
ランデルが杖を振りながら影武者へ肉薄する。
「ここです!」
リナがその機を逃さず、大きなモンスターに一撃。
「この剣の力、見せてあげます!」
アイラが周りのモンスターに対し、次から次へと矢を放つ。
「こんな大群、初めてだな。」
アイラが少し苦笑いしながら言う。
ランデルが再び魔法の力を発揮する。
「この魔法で、もう一度、全員の能力を引き上げます。」
リナが剣を振り回しながら言う。
「この力、信じられない…。」
アイラが感嘆の言葉を返す。
「ランデル、お前の魔法は本当にすごいな。」
ランデルが微笑みながら言う。
「皆さんと一緒なら、どんな敵も乗り越えられる気がします!」
リナが敵を斬りつけながら言う。
「絆の力ですね!これで最後のモンスターも倒しましょう!」
アイラが声を弾ませて言う。
「もう少しで終わりだ!最後の奴らを一気にやっつけるぞ!」
リナが剣を振り下ろし、モンスターを倒しながら言う。
「こんなにたくさんの敵、一度で倒せるなんて…!」
アイラが矢を連射し、モンスターたちを射抜く。
リナは剣を振り回す。
ランデルも杖を振り下ろして、近づいてきたモンスターを吹き飛ばす。
「アイラさん、リナさん、私たちの連携、完璧です!」
アイラがニヤリと笑いながら言う。
「これで最後だ!」
リナが大きなモンスターに一撃を放つ。
「終わりです!!」
そして、最後のモンスターも倒すことができた。
一通りの戦いが終わると、地面には大量のドロップアイテムと魔石が輝いている。
アイラが興奮して言う。
「見てみろ!こんなにたくさんのドロップアイテムと魔石!」
リナが目を輝かせながら言う。
「本当に素晴らしい結果ですね。」
ランデルが微笑みながら言う。
「皆さんのおかげです。これでまた、旅の資金も確保できました。」
アイラが手に取った魔石を見ながら言う。
「これだけあれば、かなりの価値があるな。」
リナが感謝の気持ちを込めて言う。
「ランデル、あなたの魔法のおかげです。本当にありがとう。」
ランデルが頷きながら言う。
「皆さんと一緒に戦えること、それが私の一番の力です。」
◆
その時、魔法陣が突如として床に現れた。
「これはっ!?皆さん、気をつけてください!!」
ランデルが叫んだ。
その魔法陣から古代の王者のような装飾を持つ巨大なミイラが浮かび上がってきた。
リナは息を呑みながら言う。
「こんな場所で、なぜこんなミイラが…」
アイラは辺りを警戒しながら言った。
「魔法陣からこんなのが出るなんて、予想外だったね。」
ランデルが眼鏡を調整して、考え込む。
「おそらく、このピラミッドのボス…古代の王のミイラかもしれませんね。」
ミイラはゆっくりと三人に向かって進んできた。
その足元からは砂が舞い上がり、部屋中が一層冷たくなった。
アイラが言った。「一気に倒してしまおう!」
ランデルは杖を構える。
「リナさん、アイラさん、私が支援魔法をかけます。全力で戦いましょう。」
リナが剣を引き抜き、準備を整える。
「アイラさん、ランデルさん、いきます!!」
魔法陣が再び輝き、部屋の隅々まで魔法の文字が飛び交い始めた。
それに反応するかのようにミイラが大声を上げる。
アイラは矢を放ちながら言った。
「魔法の文字、邪魔だな!」
ランデルがミイラの腕を弾き飛ばしながら叫んだ。
「リナさん、今です!!」
リナがミイラに向かって叫ぶ。
「これで終わりです!!!」
ミイラは、リナの剣をギリギリ受け止めるが、アイラの矢とランデルさんの杖の一撃によって、ついに倒れた。
アイラは言った。
「やったぞ!」
ランデルさんは頷きながら言う。
「リナさん、あなたの力、素晴らしかったです。」
リナさんが笑顔で答える。
「ランデルさん、アイラさん、ありがとうございます。」
三人は部屋の中央の魔法陣を囲みながら、お互いをほめ合うのだった。
◆
「…ん?」
アイラが部屋の一角で、壁に触れながら言った。
「ここ、何か変だ。」
リナが近づいてきて、声をかける。
「何を見つけましたか、アイラさん?」
アイラは壁をゆっくりと押し、隠し扉が開いた。
「見て、隠し部屋だよ!」
ランデルは驚きながら言った。
「このピラミッドに隠された部屋がまだあったなんて…」
部屋の中には古い本や文書が多数。
リナが1冊の報告書を手に取る。
「これは…『ブルージュエルに関する報告書』…まさか、これが私たちが探していたもの?」
アイラが目を輝かせる。
「これが私たちの目的だったアイテムだ!」
ランデルが興奮しながら言った。
「ブルージュエルの、こんな詳しい報告書を見るのは初めてです。」
「持ち帰って、ゆっくり読んでみましょう。」
アイラが頷く。
「そうだね、でも、この場所を知る者は少ない。ここを出たら、誰にも話さないようにしよう。」
ランデルさんが笑顔で返す。
「もちろん、リナさん、アイラさん。この秘密は私たち三人だけのものです。」
三人は報告書を持って、ピラミッドから無事に脱出することができ、その後の冒険へと続くのだった。
◆
【作者より】
この章は、このお話で終わりです。
小説をお読みいただき、ありがとうございます。
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これからも読み手の皆様に楽しんでいただける作品を目指して参ります。
ランデルと仲間の冒険は、まだまだ続きます。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。




