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喜久恵様♡  作者: コウタロウ
4/8

第4章 喜久恵様による愛玩動物の溺愛と天罰を与えられる者達の物語

とある高級ホテルの最上階のロイヤルスィートルールにて。




本日の「デート♡」の最終プログラム♡♡♡









ユサッ♡♡♡・.。*・.。*


ムニュ~♡♡♡・.。*・.。*


ヌチュッ♡♡♡・.。*・.。*


モニュッ♡♡♡・.。*・.。*



「ぁあぁぁ♡ コウ♡♡♡ イィわょ♡ 今日もカワイイわ!!♡・.。*・.。*」



今日もコウは女神の寵愛を一身に受け臨死体験中だった。


欲望剥き出しの興奮した女神の「パイズリ」の餌食となり今日も三途の川のほとりで倒れていた。


あのミナの時の「パイズリ」の比では無い。

手加減が感じられない……。


殺人的な快楽。


もぅ愛玩動物コウは動かない……。


失神と覚醒を繰り返し断末魔の奇声を発し続け声も精子は枯れ果て、とうに力尽きていたのだ。


もはや反応すらしない愛玩動物コウに残酷なワガママな女神は「パイズリ」を続けていた。


「オナニー♡」だったのだ。



愛玩動物を使った女神のオナニー♡



そのパイズリにより哀れなコウは身体中の穴という穴から全て盛大に体液を垂れ流し、泡を吹き、まるで死体その物。


しかし、コウ♡は幸せ絶頂の様なふやけ顔でうっすら笑みを浮かべ無抵抗で無反応で女神の苛烈で華麗で神聖なオナニーの生贄として身を捧げていた。



「ぁぁぁんっ♡ なんて情けない、なんて弱々しい、なんて愛しい顔をするのかしら♡」


「もぅ♡ そんな表情したら止まらなくなっちゃうでしょ~♡♡♡」







女神喜久恵は生命をかけて自らを生贄と捧げる矮小な愛玩動物コウを溺愛し、コウも女神喜久恵を崇拝し、愛玩動物として喜びを感じていた。


特に今日は、コウは女神喜久恵の加護により救われ新たに一生を捧げる決意をしたのだ。




………………………………………………………………。




遡る事、数週間前……。









あれはとある女神の宮殿での日常の食事のシーン。




「コウ♡ ご飯ょ♡ 起きて・.。*・.。*♡」





クイッ♡


「♡龍の爪♡」







シキャァァァァァァァァァァァァ!!






「おはょ♡」








さっさまで、またしても苛烈を極めた女神の「愛情」によりコウは生死の境を彷徨っていた。


フレンチシェフ奴隷が食事の用意を済ませ退室したので、女神喜久恵はコウを起こす事にしたのだ。



もはやそれは日常の風景だった。







コウを愛玩動物にして連れ帰ってから食事は一緒にとると決めていた。



女神の意思は絶対だもの♡♡♡





奴隷では無い。

愛玩動物なのだから食事も一緒♡


もちろん、女神と同じ美味しいモノを食べさせてもらえる。


女神喜久恵の財力とシェフ奴隷のおかげで毎回、高級食材をふんだんに使った一流レストランの様な食事が用意される。

しかも、レシピはフレンチに偏り過ぎない様に絶妙なバランスとローテーションで構成されている。



それも女神喜久恵の権力の成す業であり、その食事に愛玩動物コウを招ける事は女神喜久恵の喜びでもあり、誇りであり何よりゆっくり会話を楽しめる尊い時間だった。


女神喜久恵は食欲も旺盛だ。

あのゴージャスボディを織り成すのにバランスの良い栄養の摂取は不可欠なのだ。



…………



それに対して愛玩動物コウの食は細い。


女神喜久恵の3分の1……いゃ……4分の1……

それ以下の事もある。



小柄でやせ細った貧相な身体つきの矮小な愛玩動物。


それらも寵愛ポイントではあるが、女神喜久恵も出会った時から気にはなっていたし、食べ盛りの男のコにしては食欲が無さすぎるのだ。



「もしかして私と一緒だと緊張しちゃう?♡」

「お金はいらないんだから、好きなだけ食べていいのょ♡」

「食べてる時は何もしないから安心して♡」



いつも優しく語りかけていた。


私の圧倒的過ぎるオーラとフェロモンでカワイイ愛玩動物コウの食事を邪魔してるのではないか……?


と、さすがの女神も心配になった。



しかし、コウは……


「スゴく美味しいです!」

「こんなの初めてです!」

「女神様♡と一緒に食べられるなんて幸せです!」

「でも、あまり食べられない方なんで……」


と、優等生の答えばかり。



目を見る限り嘘はついていない。

私に心酔し隷属して…………なついている♡




じゃあどうして……???



女神喜久恵は食事中は「命令」はしない事にしていた。



「それ」をしてしまうと何でも思いのままだが、意思の無い無機質な人形に瞬時に変えてしまうから楽しく無いのだ。



その様にしたのは、他でも無い、女神喜久恵自身なのだがそれは誰も言えない。




しかし、ある日コウの異変に気づいてしまった。



たまには「和食」を、と思い用意させた。


当然、箸を使う。


この日は比較的良いペースで談笑しながらの食事となり、女神喜久恵も上機嫌だった。


そんな時、不意にコウが箸を落としたのだ……。



変わりの箸を用意させようと奴隷を呼ぼうとした時………………………………。


「ごめんなさい!!」


コウが突然、震えながら叫びながら土下座をし始めた。

もちろんそんな事で女神喜久恵は咎めないし、罰を与える理由にもならない。


しかし、自分が追い詰めている時はとは明らかに様子が違う。




何かある……………………。




震えている。



私の大切な愛玩動物コウ♡




何に怯えているの……?



可哀想に………………♡






女神は震えるコウにそっと寄り添い……


静かに抱きしめた。





女神の抱擁。



それは何物にもかえがたたい、何物も及ばない至高の抱擁力であり、神秘の安心感と快楽を与える。



理由がわからないからこそ、その不安ごと抱き締め、自らのオーラで包み込む事にしたのだ。



するとコウが徐々に正気を取り戻す。



我に帰ったコウは女神喜久恵に抱き締められ、当然の様にあの谷間に埋もれていた事に気付く。



「ぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡」



ドピューーーーーーーーーーーーッ!!





当然、そうなる。



「フフフッ♡」




女神喜久恵は大好きなコウが落ち着きを取り戻した証拠であると解釈し、喜んだ。




コウの不安すら包み込み揉み消した女神喜久恵の絶対的な強大なオーラの成せるまさに女神の所業だった。



我に帰りすかさず絶頂したコウはそこからの回復にさらに時間がかかる事とはなったが、自分をまたしても救ってくれた女神喜久恵に感謝し、ますます心酔し崇拝し……なついていく。





そして、何かを訴える様な……何かを聞いて欲しそうな潤んだ瞳で女神喜久恵を見上げる。



「……ぁあぁぁぁ♡ ダメ…♡ そんなカワイィ目で見つめられたら……何でも聞いて上げたくなっちゃう~♡」



女神の子宮が疼く。


このまま女神の力で欲望のままコウに襲いかかってしまったら本当にコウを殺してしまいかねない。



………………………………。



しかし、コウは躊躇いながらもやはり口を開かない……。



やっぱり何かある。



「……ごめんね……コウ♡」


心の中で呟いた。



寄り添っていた女神喜久恵は突然跪いたままのコウの前で立ち上がった。



グチャ♡




女神喜久恵は突然、コウの頭を踏みつけ床に擦りつけた。


重量感のあり長く美しい女神喜久恵の御御足1本で矮小な愛玩動物コウは床と一体化するほど押しつぶされた。



「コウ♡ コレは命令ょ♡」


ついに女神は「命令」の言葉を使った。


本当は使いたく無かった……。


しっかりコウと歪んだ形ではあるが信頼関係を築き、自ら打ち明けて欲しかった……。




しかし、あの異変を見ては待てない。


私には女神の力がある。


私にかかれば愛玩動物の秘密など簡単に自白させられるのょ!♡




ほぅら♡

全て吐きなさい♡

吐かないとこのまま頭を潰しちゃうわょ♡

それともまたスカートに閉じ込めて欲しいかしら?♡



「さぁ♡ ちゃんと話しなさい!♡」




女神の力で自白を強要してしまった。


少しの後悔とこれから語られるであろう私の知らないコウの過去に興味と不安とが入り交じる。



「吐け♡」



グチャ!!



命令が下った。



するとコウから出た第一声に女神喜久恵は驚いた…………!!







「……ありがとう……ございます……」

泣きながら……。



「えっ……? お礼……? 踏んだから? それにちょっと踏みつけ強すぎた……?」



意外な第一声に女神喜久恵は戸惑う。


理想的に調教出来ている愛玩動物コウならばお礼から入っても不思議は無い。


しかし、違和感がある。


イィ意味でだ。

理由はわからないが、女神喜久恵の心に染みた。




コウは続けた……



「聞いてくれて……ありがとう……ございます……。」

「気づいてくれて……ありがとう……ございます……。」

「心配してくれて……ありがとう……ございます……。」



嘘偽りない心の叫び。


女神の心にも届いていた。







「…………実は……………」



コウはゆっくりと話し始めた……。




………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………





ぎゅ~~~~~~~~~~~~~~っ♡♡♡




女神喜久恵は今、泣きながら愛しい愛玩動物コウを強く抱き締めていた。


瞬時にコウの意識は剥奪してしまったが、抱き締めたい衝動が止まらない。



語られたあまりにも壮絶で悲惨な可哀想過ぎる過去。


父親による虐待の日々。

暴力やろくに食事を与えられない日々……。

しかも本人は仕事もせず、コウにアルバイトをさせ、酒に溺れ、挙句の果てには麻薬に手を出していたとの事……。

そのくせに躾には厳しく父親風を吹かし威張り散らしコウを虐待していた。

箸、1つ落としただけで1日1食しか取れなかった食事すら奪われた事もある。


だからあんなに怯えたのだ。




身体的にはリアルに栄養失調だった……。



それが理由で成長期に正しい栄養が行き渡らなかったため、未だ幼児体型感が残ったままの小柄で貧弱な身体だったのだ。


学校ではそれも理由で剛や雄二(第1章参照)にまで虐げられ、常に誰かに虐められる悲惨な人生を歩んで来ていたのだった。


おかしいと思ったのだ。



「愛玩動物」にする!

と、決めて宮殿に連れて来た時「家族には連絡しなさい。」と、言った時困った表情をうかべて「大丈夫です!」と、言っていた。


合点がいった。




このコは元々帰る場所が無かったコだったのだ。




だから生命をかけて私に尽くし捧げている。



コウのずっと心の中に押し込んでひた隠しにしていた辛い過去を女神の力で強制的に引きづりだして自白させた……。



「……ごめんね……♡」

「辛かったょね……♡」



女神喜久恵は泣きながら強く抱き締めていた。


いちいち矮小な愛玩動物コウは失神するのでなかなか話しが進まながそんなやり取りも女神喜久恵には愛おしい。





そして

「もう大丈夫ょ♡ 私がついてるから♡」



…………………………………………………………




「天罰を与えてアゲル♡♡♡」





そう心に決めた。





女神の意思は絶対なのだから。





目覚めたコウにあらためて聞いた。


「これからどうしたい?♡」


このまま私の愛玩動物として生きていくか?

それとも、辛くても家族と生きあるべき道を歩むか?



コウの目に涙が溢れる……。



「……捨てられちゃうんですか……? 僕…」




放心状態だ。



コウの意思はわかった。


大丈夫ょ♡

ず~~~っといつまでも私のカワイイ愛玩動物でいなさい♡



女神喜久恵も正直、安心し素直に嬉しかった。





女神の蜜壷は濡れ始めていた。







そしてコウの意思もあり 父親に「天罰」を与える事となる。




女神喜久恵の「天罰」。


愛玩動物を苦しめた父親への天罰。





賽は投げられた。



………………………………………………………………


「フフッ♡ 後は任せたわょ♡」



跪く奴隷。





この奴隷のステータスは「弁護士」だ。





「次♡」












「お久しぶりネ♡ 組長♡」


次にあのヤクザ達がゾロゾロ入って来た。


全員が最大級の土下座でひれ伏していた。



…………………………………………………………


「…と、まぁこんな感じ♡ 」

「イィわね?♡」



簡単に女神が説明と指示を出す。


「御意!!」


と、今日も安定の暑苦しさだ。


とりあえず、久しぶりなので絶頂させた。




「イケ♡」



命令♡


10数人のヤクザが一斉に射精し、果てた。



女神喜久恵はいつもの玉座に優雅に座り、相変わらず冷たい視線で見下ろしていた。


玉座にはコウの首輪の鎖も繋がれている。



それにしても、弁護士にヤクザ……。


女神様の奴隷達のステータスの高さと相変わらずの女神様の力にコウは圧倒されていた。



しかし女神喜久恵は……


優しく微笑みながら足元に跪く愛玩動物コウの頭を優しく撫でた。


「奴隷なんかよりアナタの方が大事ょ♡ 安心なさい♡」



コウは果てた。



愛玩動物で良かった♡

心からそう思った。





しかし、弁護士とヤクザの組み合わせはコウへの自慢でもなんでもない。



コウの父親に与える「天罰」に必要な道具。


残酷な女神喜久恵は自分の「所有物」をフル活用して 「天罰」を下すつもりなのだ。



まずはコウの父親の住むボロアパートを財力のある奴隷達に命じて買収させた。

元々、長きにわたり家賃も滞納していたためヤクザの圧により立ち退きをせまりホームレス化させた。

その後麻薬取締法違反で起訴させ、懲役刑を受けさせ、釈放後はヤクザに引き取らせ最下層奴隷として死ぬまで働かせる様に「命令」した。


こうして社会的に抹殺し、二度と陽の当たる世界では生きられない様に葬った。


本当は女神喜久恵自ら責め苦を与え、完膚なきまでに破壊し尽くすつもりでいたが、結局女神喜久恵が直接手を下す!と、言う選択肢はある理由で無くなり「合法的?」に葬る事となったのだ。


それは他ならぬ、コウの願いだった。


理由は2つ。


1つは、父親の顔を見たくなかった事。当初はコウの見ている前での虐殺が計画されていたが、出来るならば会いたくないし顔も見たくなかった。ましてや目の前で虐殺されているところなども。


2つめは、何よりコウは女神喜久恵が大好きなのだ。崇拝し、尊敬し、畏怖し……愛している。

そんな大好きな女神様にあんな男(父親)のために手を汚して欲しくなかったし、本当に自分のために怒りを露にしてくれていたのは嬉しかったが、その怒りが激し過ぎて……恐ろしかったのだ。

「本当に殺しかねない……」

そぅ感じたコウは再度命懸けの懇願を女神喜久恵に伝えた。


大好きな女神様に殺人者になって欲しくない一心で。



それにより今回の選択肢となった。


たしかにその措置ならば絶対もぅ会う事は無いのだから。




その理由を聞いた女神喜久恵は大いに歓喜した。


あの男(自分の父親)よりも私を選んだ♡

あの男(自分の父親)よりも私の心配をしてくれた♡



私の一方的な「愛情」ではなかった♡

(行なわれる行為はあまりにも生物としての格が違い過ぎるため一方的になってしまうが…………)



ありがとう♡

嬉しいわょ♡♡♡



ますます愛玩動物コウへの愛情は加速していく。



「いいわ♡ コウの望む様にしてアゲル♡」


寛大な女神は全て愛玩動物コウの望む通りにしたのだった。




そぅする事によりコウは安心する。

そぅする事によりコウは私に感謝する。

そぅする事によりコウは私のモノになる。



それが今回の最終目標。



ならばその様にするまで。




なぜなら。




女神の意思は絶対なのだから。






………………………………………………………………




今、あの男(父親)は刑務所にいる。



もう2度とコウの前に姿を現す事は無い。


実の父親だが、とうの昔に愛情は消え失せており「死にたい」し「死んでしまえ」とばかり思っていた。


しかしそのどちらも出来なかった。



それを女神様は叶えてくれた。

いとも簡単に。



ぁあっ♡

女神様・.。*・.。*♡♡♡





ありがとうございます! 女神様♡♡♡





………………………………………………………………



安心したのかコウは前よりも多少だが、食欲が増してきている様に感じる。


それを女神喜久恵は今日も嬉しそうに見つめている。


そんな食事中の会話の中、愛玩動物コウが女神喜久恵に伝えた。


「ホントにホントにありがとうございました。」

「やっぱり女神様はスゴいです♡」




「フフッ♡ たいしたことないわょ♡」



と、優雅な余裕の笑顔で答えたが実は嬉しかった♡


そんなにキラキラしたまっすぐな目で見つめないで・.。*・.。*♡


女神喜久恵は少しだけ濡れた。




さらに愛玩動物コウは無邪気に追い打ちをかける。




「だからホントは何かお礼がしたいんですが……僕なんかが女神様にして差し上げられる事なんて無いし……。困ってます…………。」



と、肩をすぼめてうつむいてしまうカワイイ愛玩動物コウ。


その仕草その物が女神喜久恵にとっては最大のお礼でありご褒美だ。




そこで、女神からの提案で「デート♡」する事になったのだ。



♡♡♡純粋に2人切りのデート♡♡♡




実は女神喜久恵はあまり世に言ういわゆる「普通のデート」をした事がなく憧れていた。


駅前で普通に待ち合わせして、腕を組んで歩く。

一緒にお買い物をして食事をして……

夜は………………………………♡♡♡



女神喜久恵はその魅力的過ぎる存在感と圧倒的オーラで男は全てひれ伏させてしまう。

喜久恵の魅力に当てられて群がる虫けらは後を絶たないが結局オーラとフェロモンで簡単に人間を辞めてしまう愚かな存在ばかり。

当然、対等の立場でデートを挑もうとする男はいなかったし、女神喜久恵のお眼鏡に叶う男もいなかった。

仮にその様なシーンがあったとしても、結局は女神喜久恵に隷属し、接待の様なまるでときめかない時間。





ならば愛玩動物コウと叶えるまで♡


大好きな愛玩動物コウと♡



女神の意思は絶対なの♡♡♡






女神の意思は必ず決行されるのだ。

コウも今日は先日、女神喜久恵がコーデしたサプライズプレゼントの服。


コウのカワイらしさはそのままに少し「ダボッと」した感じが今どきかつ少しだけ「ヤンチャ」感も醸し出し、年相応のオシャレ男子と言った装い。


喜久恵が選んだ事はもちろんだが、コウ自身もスゴく気に入っていた。




女神喜久恵は………………?



それは待ち合わせまで秘密♡だった。




デート感が味わいたくて同じ宮殿に暮らしていながら、敢えて駅前広場のモニュメントを待ち合わせ場所に指定し、しかも30分も早く先に出発し待ち合わせ場所で待つ行為を楽しむのだった。




コウにはウソをついてある。


「待ち合わせは11時ょ♡」




現在10:25。



女神喜久恵はモニュメントに到着していた。


土曜日という事もあり人通りも多く賑やかだ。


人気の待ち合わせスポットのため他の「カップル」も多数待ち合わせに利用しており、次から次にそこからカップル達がデートを開始していく。


「もうすぐ私も・.。*・.。*♡」


女神喜久恵は素直にドキドキしながら時計を眺めていた。







「あの~? お姉さん、1人?!」




突然、女神喜久恵に男が声を掛けてきた。


ナンパだ。


こんな時でも愚かな虫けらを吸い寄せてしまう自らの圧倒的な魅力と魔性のフェロモンが今はめんどくさい。



無視。




今日はテーマを決めてある。


「清楚なカワイイ彼女♡」



だから、そんなナンパ男などかまっているヒマは無いのだ。



「ねぇ、ねぇ♡ 無視しないでょー!」



うるさい。



まだ25分もある。



私のドキドキしながら待つ楽しみを邪魔しないで。




龍の爪で瞬殺しても構わない。

しかしコウとの待ち合わせで待つ「清楚なカワイイ彼女♡」が足元に屍を転がしておくワケにはいかないのだ。



「やめなょ! 彼女困ってるだろ!!」



違う男がナンパ男を制しに入る。




あらあら?

増えちゃった……。



その男も結局は同類の虫けら。


綺麗な花の香りに吸い寄せられ禁断の果実を横取りしようとやって来た虫けら。


女神喜久恵の前で言い合う虫けら達を視界にも入れず、ただただなかなか進まない時計を眺めていた。



今日も女神喜久恵は厚底のブーツの為、実質身長は190cm超え。

だから虫けら達は女神のあの超乳の高さに頭があり、そこで下らない言い合いをしている。


「知らないわょ……♡」


10分経った。


2匹の虫けらに変化が現れたのだ。


表情はふやけ呂律が回っていない……。

足元もフラ付き、全身が痺れている。



「はぁ……やっぱり……♡」



そぅ。

女神喜久恵の禁断の神秘の超乳の前に群がった愚かな虫けら達は目線の高さに鎮座するその危険な果実から漏れ出す魔性のフェロモンに勝手に犯されていたのだ。



じゃあもうイィわね♡



「消えなさい♡」



天空から「命令」したのだ。



すでにフェロモン漬けにされた虫けら達は

「ヒッ……!」


と、だけ声を漏らし千鳥足で仲良く逃げて行ったのだ……。




女神喜久恵にはある疑問が浮かぶ。


一応、自らの魅力もオーラもフェロモンも自覚はある。

だからこそ「清楚なカワイイ彼女♡」をテーマとして、カワイイ愛玩動物コウと「普通」のデート♡を楽しみたい。

その気になりオーラもフェロモンも全開にすれば他のカップルの男ですら無差別に魅了し、好きなだけ奴隷狩りを楽しめるだろう。

そんな事はもちろんしない。


今日は出来る限り抑えたはず。大丈夫。

弱気なコウだから他の男に絡まれても可哀想だから迷惑はかけたくない。



それなのにもぅ2匹も虫けらが……。

通り過ぎる男達、挙句の果てにはカップルの男達でさえ女神喜久恵を見ると視線が外れなくなる。

たくさんの視線を感じる。

自意識過剰では無い。

事実、カメラを向けてくる失礼な者までいる始末。


「一体、何なの……???」



普段、たくさんの奴隷達を支配し女王として君臨し意のままに全てを操る絶対神は、今日ばかりは不慣れな下界にて戸惑っていた。





そしてついに待ちわびた時がやって来た!



赤信号の横断歩道の向こうに愛玩動物コウが見える。

自分が買ってあげたコーデもカワイく決まっていて合格点♡


私を迎えに来てくれる私だけのコウ♡



「さぁ♡ 早く♡♡♡」



そしてついにコウが目の前に。


私が先に着いて待ってるとは思わなかったのか、いずれにせよ女神を待たせてしまった事への罪悪感を感じているのが即座にわかった女神喜久恵は先手を打ち「時間間違えてちょっと早く来ちゃった♡」と、ニコやかに告げた。

見るモノを無差別に蕩けさせる様な女神の笑顔で。

コウはしばしそれに見とれていたが、罪悪感からは解放された様だ。


「なかなか普通……ってのもムズかしいわね」


しかし、大丈夫♡



女神の意思は絶対なんだから♡



「なかなか似合ってるじゃない♡ コウ♡ ステキょ♡♡♡」



まずは予想以上の着こなしでカワイさ倍増のコウを褒めた。

本心だ。

その言葉に照れながらモジモジするコウはそれはまた格段にカワイらしく、宮殿内ならば即犯しているレベル。

そんなガマンもしなくてはならないのかと、女神喜久恵は理解した。



次は私♡

もちろん自分自身のコーデも大好きなコウに褒めて貰いたい。

今日は自信があるの♡

今日のテーマは・.。*・.。*


「清楚なカワイイ彼女♡」



さぁ♡ 好きなだけ褒めたたえなさい♡

お前だけの私なのょ♡♡♡


まだ上の空で自分を眺めているコウに

聞いてみた。


今日はそんなにフェロモン漬けにならないでしょ?♡

そぅ思いながら。


「どうかしら?♡」


女神喜久恵は期待した。

「カワイイ♡」とか、「透明感がある♡」とか、「清楚な感じ♡」とか。


不覚にも胸が高鳴る♡


どんな言葉で喜ばせてくれるのかしら?♡






………………………………………………………………




「すっ、スゴいです!!」

会心の笑顔でコウは告げた。


「いつも以上にオッパイの存在感がスゴいです!!」

「信号から見てたんですけど、視線独り占めでしたょ!」

「さすがです♡♡♡」

「遠くからでもオーラとフェロモンですぐに女神様ってわかりました」

「こんなスゴい人と待ち合わせしてるなんて夢みたいです♡♡♡」と……。

目を輝かせながら女神喜久恵に告げた。

大好きな女神を称える褒め言葉として。


しかし……


女神喜久恵が期待した言葉とは全て真逆の言葉達。

コウは悪くない。

素直な率直な感想なのもわかる。

私を大好きで全力で褒めてくれているのもわかるし、それは素直に嬉しい。


でもわからない。


もう1度言うが今日テーマは

「清楚なカワイイ彼女♡」



それなのに、そのテーマに沿った言葉は無い。


どうして? どうして?? どうして???




なかなか普段味わわない女神様の誤算。



まず今日は全身「白」で統一してある。

「清楚」=「白」

それは間違いないと信じている。



帽子はふわふわなゆったり目の綿雪の様なベレー帽。


コートは1番気合いを入れたお気に入り。

襟元と手首、裾に厚めの大振りの上品なファーが着いて丈も超ロング丈で雪の女王のマントの様な気品を纏つつも背中のウエストには大きめリボンがあり気品の中にもカワイらしをしっかりアピール出来ている。

高身長な女神喜久恵が身に纏うことによりロング丈のそのコートはその魅力を最大限に発揮するはずなのだ。


そしてスカートもいつものロングスカート。

いつもはふんわりなシフォン系が多いが、今日は「清楚」がテーマなので優雅な少し光沢のある細めのプリーツスカート。

もちろん高濃度フェロモンが充満してはいるが。


ブーツも厚底で女神喜久恵をより高身長にしているが編み上げのシンプルだが上品な汎用性の高い逸品だ。


インナーのセーターはゆるふわ系の太めの毛糸で編み上げられたザックリした純白のニット。

このデートのために新調したのだ。




何がイケないの?

どこを間違えたの?



わからない。



教えて……………コウ♡


コウは答えた。

「白でまとまっててホントにスゴいステキだしおキレイだし、ホントの女神様みたいです♡

なんだかおとぎ話に出てきそうなくらいキレイ過ぎていつも一緒にいさせてもらってるボクでも緊張しちゃいます♡♡♡」




嬉しかった。


答えの半分はわかった。


たしかに今日を楽しみにして気合いは入れた。

テーマを決めたが結果的により魅力を自ら引き上げてしまっていた。

そもそも「オシャレ」とは、その者の魅力を引き上げるための工夫であり努力なのだ。

当然それに比例してオーラも振り撒かれてしまうのだろう。




しかし、露出は極限まで抑えてある。

フェロモンだって最小限なハズ!



何がいけないの? コウ………?♡





コウは続けてそのまま続けて答えた。

目を輝かせながら。


「何よりヤバいのは女神様のセーターですよね♡♡♡」


「えっ!?」

まさかのセーター……???


いや、聞こう。


「コレ、わざとですか? オッパイの形のシルエットがそのままわかりそうな感じですょネ♡ 僕は嬉しいですけど……♡ テッペンのところとか毛糸がオッパイの貼りで押し広げられて中の下着の色までわかっちゃいそうなのもスゴくエッチな感じでたまんないです! しかも黒ですょネ♡♡♡ 真っ白の中の黒い下着とかたまんないです♡ こんな風に着れるのは女神様くらいですよネ♡♡♡」


と、興奮気味に珍しく饒舌にかたる愛玩動物コウ。



またしても全て本心であり、事実なのだろう、


コウの満面の笑みとキラキラした目をみればわかる。


そうか。

そうだったのか……。



露出度を抑える事に重きを置き、シルエットの事は気が回らなかった。


世に言う「童貞殺し」のセーターと言われる状態のさらに格段に危険にしたレベルだったのだ。



逆効果だった。



何もかも。



女神の意思は絶対だったハズなのに。

「清楚なカワイイ彼女♡」

それにはなれなかったみたいだ……。


しかし、コウはさらに続ける。


「こんなに魅力的でみんなが羨ましがる女神様を独り占め出来るなんて、僕、こんなに幸せで大丈夫ですか……???♡」


それが今のコウの気持ち……?

喜んでくれてるの……?

周りの目は気にならない? 大丈夫…?



そぅ♡

わかったわ♡

ならば思う存分、優越感に浸りなさい♡



「フフフッ♡」




女神は笑った♡

いつもの自信と余裕に満ち溢れた顔で。







コウ♡

やっぱりアナタは最高ょ♡♡♡




「ありがとう♡」


そう言って頭をひと撫でして腕を組んで歩き出した。


他のカップルの様に。



しかし、圧倒的身長差から喜久恵がコウに腕を組んでいるため必然的にコウの横顔には女神喜久恵のあの超乳が容赦無く押し付けられる事となる。


結局コウは女神の危険なフェロモンをいつも以上に感じる事となり、早くも千鳥足となっていたのだった。


「フフフッ♡ 仕方ないでしょ? 清楚な彼女じゃないんだから♡♡♡」



そぅ。


女神の意思は絶対なのだ♡♡♡








もういつもの、いや…いつも以上の女神喜久恵だった。


楽しい♡



水族館♡

イルカのショーで一緒に水をかけられた(笑)

一緒に美しい熱帯魚に魅入った。



お買い物♡

コウにたくさん服を買って上げた。

またすぐ次のデートが出来る様に。


休憩♡

クレープの有名店の味に2人で舌鼓。

行列はコウが並んでくれた。

甘えちゃった♡


ゲームセンター♡

2人で初めてのプリクラを撮った。

テンション上がっちゃって唇奪っちゃった(笑)

スゴい顔のコウの写真に2人で大笑い!



楽しい時間なんてあっとゆう間!!



さすがの女神喜久恵も時間だけはどうにもならない。


夕暮れの高層階の展望台でコウが呟く。

「ぁあ…幸せです♡」



全てが報われた気がした。


2人切りなら間違いなく抱きしめていた。

臨死体験では済まなかったかも知れないほどに………♡




そんな素振りも見せずに


「そぅ♡」


と、だけ短く答えた女神喜久恵だったが、その抱きしめたい衝動を抑えるのに必死だったのだ。




そんな時にコウが女神喜久恵を呼んだ。


「あっ、あの……♡」


「なぁに?♡」

優しく女神喜久恵は答えた。



そのまま手を差し出したコウの小さな手には小さな紙袋が。



「こっ、コレ、今日のお礼と……えっと……いつものお礼と……これからのお礼と……えっと……えっと……それから……えっと……」




動揺しまくりで緊張しまくりで噛みまくりのコウが手渡してくれたしわくちゃな紙袋。




「えっ?♡」

女神喜久恵は素直に驚いた。






「ずっとわからない様にしておきたくて……キレイじゃ無くなっちゃったけど……中身は大丈夫なハズですから……!!」

と、必死に訴える。




コウからの女神喜久恵へのサプライズプレゼント♡♡♡




まさに女神喜久恵にはホントにサプライズ!!



こんなに嬉しい事は無い♡



いつ用意したの?



思い返せば唯一…アヤしぃシーンが……。


「お腹が痛い……」と、長いトイレのシーンがあった。

しばらく待った。

「迷っちゃって」と、やっと帰って来てホッとしたシーンがあった。


きっと、あの時……………………♡









女神喜久恵は驚きを隠せないまま、

「あっ…ありがとぅ……♡」


と、紙袋を受け取る。




さらにコウは振り絞る様に声を続ける。

「女神様に頂いたお小遣いで買っちゃったからプレゼントにならないかも知れませんが……ごめんなさい……」





そんな事は無い!


女神喜久恵にとっては最高のプレゼントだ♡


たしかにデート序盤にお小遣いをアゲたのだ。

せっかくだから好きなモノくらい買わせてアゲたかった。



それがこんな形で………………♡



中身は小さな決して高価とは言えないペンダント。

細くて繊細な花のモチーフ。


「カワイイ……♡」



女神喜久恵は一目で気に入った。



うっとり魅入っていた女神喜久恵にコウは……


「いつも女神様がお召になる様なスゴいのは買えなくて……。だからせめて僕の願いを込めさせて頂きました!」

と、言う。


コウの願い……?


このペンダントにどんな意味が?



「その花はストレリチアと言います。 花言葉は……万能、輝かしい未来……そして女王の輝きです。」

「女神様にはずっとずっと僕の女神様で女王様でいて欲しくて……♡」



何て事!!♡





まさかの「花言葉」でのメッセージなんてステキ過ぎるわょ!!♡♡♡♡♡



女神喜久恵は感動し、感激し……抱きしめた。



「ありがとう・.。*・.。*♡♡♡」



どんな高価なプレゼントよりも嬉しい心のこもったプレゼント。



こんなにステキな経験は初めてかも知れない。


矮小な愛玩動物と思っていたコウにこんなステキな経験をさせてもらえるなんて・.。*・.。*



感謝しなければならないのは私の方ネ♡


「ありがとう♡ ありがとう♡ ありがとう♡」

「そぅネ♡ 大丈夫♡ 私はいつまでもアナタの女神であり女王として君臨してアゲる♡」

「そして私の加護の下、永遠に私のモノょ♡」


「……ぁあ♡ 愛しいコウ…………♡」


抱きしめる♡

抱きしめる♡♡

抱きしめる♡♡♡




すでに愛玩動物コウは失神している。


すでに女神喜久恵は興奮している。




この後の予定はこのフロアの展望レストランで食事の後、さらに最上階のロイヤルスイートルームを予約してある。



しかしもう待てない!!♡♡♡


コウ♡ お前の責任ょ♡♡♡



アナタがステキ過ぎるから・.。*・.。*





女神喜久恵はレストランはキャンセルし、ロイヤルスイートルームへ愛玩動物コウを拉致し直行した。











・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*








すでに2人とも全裸でベッドの上。


女神喜久恵も全裸となり全力で愛しいコウを愛する準備は万端だ。



コウはまだ目覚めない……



先程、展望台で感激した女神喜久恵に全力で抱きしめられ意識はまだ異次元をさまよっていた。


「龍の爪」は使わない。


この寝顔を眺めているだけでも女神喜久恵は幸せなキモチに包まれ、癒され、興奮し……濡れていた。


そして分泌される高濃度フェロモン♡


哀れなコウは目覚めた直後より最高潮に密度の高まったフェロモンに蹂躙されながら、最高潮に興奮している女神喜久恵の「愛情」を受け取る事となる。



女神喜久恵は愛玩動物コウへのお礼のプレイはすでに決めてある♡



まだコウには与えた事のない快楽♡


女神喜久恵も久しぶりに使う……あのパイズリと並ぶ……いや、もしかしたらそれ以上の破壊力のある快楽♡


きっと……いや、間違いなく死の淵までの往復を延々と繰り返すであろう。



しかし、もう興奮した女神喜久恵を止める事は誰にも出来ない。



女神の意思は絶対なのだから♡









………………………………………………………………










「……んっ……ぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ♡」



愛玩動物コウが目覚めたと共に高濃度フェロモンが襲いかかる。



ドピューーーーーーーーーーーーッ!!



果てた。




「ごくんっ♡」






飲み干した。






そのまま・.。*・.。



ヌジュポッ♡♡♡


ジュブボッ♡♡♡


チュバボッ♡♡♡




突然始まったの女神喜久恵による「フェラチオ」だった。



ビクビクッ♡

…………………………………………………………

ガクッ………………………………♡



「あっっぁぁ……あっ……♡♡♡」



それは女神の口が作り出した快楽のブラックホール。


すでに全身の力は抜けきれ、下半身に至っては存在しているのかすらわからない……



愛玩動物の矮小なチン○ンどころか、下半身……いや、全身を丸ごと吸い込んでしまいそうな苛烈で極上の女神喜久恵の魅惑の肉厚の美しい唇から繰り出されるフェラチオ。


女神喜久恵の口内の涎は神のみが使う事を許されたかの様な極上のローションとなり、その口内に生息する聖なる性獣と化した女神の長く肉厚で柔らかな舌は自ら意思を持っているかのごとく愛玩動物コウの矮小な男の象徴を完膚なきまでに蹂躙し、この世のモノとは思えない快楽を刻み続けていた。






永遠に続く射精感……♡

止まる事のない快楽……♡





もはや全身の感覚は無い。

唯一、矮小な男の象徴のみ感覚を保ち愛玩動物コウの脳へは快楽のみを伝達する事を許されていた。


あまりの快感に矮小な男の象徴は感覚を手放す事を拒否したのだ。


いや……させられていた。


女神の意思によって。





「愛しいカワイイ大好きなコウ♡

たっぷりと味わいなさい♡

私のフェラは私に愛された者しか味わえないのょ♡

失神なんて許さない♡

私を感じて・.。*・.。*♡

私でもっと感じて・.。*・.。*♡」




…………………………………………………………………




「ぁあぁぁ……♡

女神様♡♡♡


しゅごしゅぎます……♡♡♡


最高しゅぎます……♡♡♡


幸せしゅぎます……♡♡♡


もぅ女神様以外何も感じなぃ……♡♡♡

感じたくない……♡♡♡」




言葉無き2人きりの会話だった。



お互い、理解していた。




女神喜久恵の胸元にはあのペンダントが揺れていた♡







当然だが、女神喜久恵は目一杯手加減して快楽を愛する愛玩動物コウへ送り続けた。

本当に本気を出したら殺してしまいかねないか、病院送りは必至だからだ。



でも、コウの幸せそうな顔と全ての精子を飲み干し女神喜久恵は御満悦だ。



「幸せょ♡ コウ♡」





さすがにコウはもぅ虫の息だ。


体力でも圧倒的に劣るコウは女神喜久恵の「愛情」を受け止め続けるにはやはり矮小過ぎるのだ。


しかし、そんな事はお構い無し♡

最初からわかっているし、むしろそんなコウすら愛おしい♡♡♡





本気のフェラはしない♡


でもネ……♡ コウ♡


アナタがイケないのょ♡


こんなステキなプレゼントを・.。*・.。*♡♡♡







そっと胸のペンダントを握り締めた。








嬉しかったわ♡♡♡


ありがとう・.。*・.。*♡♡♡


最高ょ♡



コウ♡♡♡






だから……♡




今日は………………♡♡♡





「責任を取りなさい♡♡♡」



そう言ってフェラチオを止めた。



女神喜久恵が仰向けのままのコウの身体をまるで侵略するかの様に跨る様に上がっていく。



「……ぁあぁぁぁぁ……♡」


コウはもちろん動けない。



「もぅこの疼きはアナタしか止められないわ♡」



……いゃ……



何人たりとも無理であろぅ………………。



しかし、女神の意思は絶対なのだ。












ついに騎乗位の体勢になった。



そして、あの神秘の女神の蜜壷を振り上げた。


あの剛を処刑した時の比では無い。



すでに女神の蜜壷は大洪水でフェロモンの原液とも言える超高濃度の愛液はボタボタと溢れ落ちて、殺人的なフェロモンとして矮小なコウへ降り注ぎ、それだけで存在そのものを溶かしていた。


「……ぁあぁぁぁぁ……♡」

コウはもぅ呻き声しか出ない……






「大好きょ♡ コウ♡」



「おやすみなさい♡♡♡」



そう告げると……。


ついに女神の蜜壷を振り下ろし、矮小過ぎるコウの男の象徴を無慈悲に飲みこんだ。


「ヌチャッ♡♡♡」




・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*





「……カッ…………♡」



その声を残し………………。





コウは息絶えた。








強制「臨死体験」。









不可能なのだ。




女神喜久恵の神の蜜壷に飲み込まれて無事で済む者などいないのだ。



唯一、快感のみを感じる事を女神の寛大なる意思により許されていた矮小なコウの男の象徴も膨大なる圧倒的な宇宙の様な女神の蜜壷に存在ごと溶かされこの世から抹消させられていた。




「ぁぁぁぁぁぁぁぁ……♡

コウ♡♡♡

やっと1つになれたわネ♡」



女神喜久恵は蜜壷にて捕らえた矮小な象徴を自らの神秘の膣で愛撫していた。



極上のヒダはそれぞれが意思を持っているかの様に1寸の隙間もなく全方位より包み込む。


……いゃ、飲み込んだ。



コウの矮小過ぎる象徴は意識は無いにも関わらず、最大級に勃起していた。


それは何故か……?



雄は生命の危険を本能が感じた時……

最後の力を振り絞って、子孫を残そうと射精し、子孫を残すべく「勃起」する、もしくは自らを生命の危険にさらす相手に最後の抵抗をするために己を奮い立たせるために「勃起」という生理現象が起こると言われている。


しかし、その精子達はすでに女神喜久恵に飲み干され、残りわずかな精子達も女神喜久恵の神秘の蜜壷に抗う事すら出来ずその広大な宇宙の中で死滅していく宿命。

ましてや最後の抵抗どころか、自らを奮い立たせ自ら志願する様に女神喜久恵の生贄として身を捧げている。



哀れな愛玩動物コウの本能の叫びすら、女神の前には生贄としての存在意義しか許されないのだ。



「ぁぁぁぁ♡

イィ子ね・.。*・.。*コウ♡♡♡

こんなになりながらもガンバって勃起させて♡♡♡

私のオナニーの生贄になってくれて♡」


そう。

もはや女神喜久恵の苛烈で強大で神聖なオナニー♡♡♡


そのオナニーの生贄として愛玩動物コウは身を捧げている。



挿入しただけで、あらゆる男を溶かし消滅させてしまう神秘の蜜壷。


内部の膣も極上で自由自在に締め付け、変幻自在に蹂躙してしまう神の凶器。


何人たりとも抗う事はおろか、女神の腰を動かす事の出来る者はいない。





必要ないのだ。





動かす前に全てが終わり、全て消え去っている。




そもそも、女神喜久恵の挿入に辿り着ける者すらいない。


女神の意思により、「天罰」……しかも、もぅ重罪を犯した罪人の処刑にしか使われない。




奴隷や罪人ごときでは、子宮も疼かないし、蜜壷すら濡れない。




しかし、今日は違う♡


コウへの「愛情」が止まらない♡



純粋に「1つ♡」になりたかった♡





パンッ!!

パンッ!!

バンッ!!

パンッ!!パンッ!!パンッ!!・.。*・.。*・.。*・.。*




激しく女神喜久恵は矮小な愛玩動物コウに腰を振り下ろした。


残酷で圧倒的で絶対的で神秘的で魅惑的で殺人的な激しい女神のオナニーが始まった。


「ぁぁあぁぁ~~~~~~~♡♡♡」


「コウ~~♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


女神の豊かな美しい御髪が揺れる。

女神の神秘の超乳が激しく揺れる。

女神の爪が矮小な愛玩動物の貧弱な肉体に食い込む。

女神の豊満で魅力的な重厚感のある芸術的な巨体が矮小な愛玩動物を押し潰す。



圧倒的。

威圧的。

破壊的。

殺人的。


どんな言葉すら生ぬるい……。



それほどの激しく女神喜久恵は腰を打ち付け快感を貪っていた。



女神は果てた。


果て続けた。


何度も……何度も……何度も……♡♡♡



コウは意識を手放したまま……しかし、恍惚で幸せそうな笑顔を浮かべ、自らの生贄として身を捧げている喜びを感じているかの様だった。



意思を手放したまま……。

そう。


もし意識があろう物ならば、女神喜久恵に腰を打ち付けられては、即死は免れない。



それほどの破壊力。




………………………………………………………………



どれほど、時間が経ったのだろう。



無尽蔵の女神喜久恵の体力と性欲。


しかし、本能だけで勃起し、生贄として身を捧げていた矮小な愛玩動物の象徴も……ついに本能すら手放したかの様に、芋虫の死体の様に縮こまってしまった。


まだ挿入はしたままだ。


女神喜久恵の神秘の蜜壷の力を持ってすれば、その力で再び強制勃起させ、まだまだこのまま、ワガママに快楽を貪り続けることも容易い事だ。


女神の力は絶対であり、女神の意思は絶対なのだから。



しかし、力尽きた哀れな象徴を、女神喜久恵は膣で優しく抱きしめたまま挿入していた。








「お疲れ様♡」



優しく頭を撫でながら優しく天空から告げた。



返事は無い。



それでも、その表情が全てを語っていた。



コレ以上の酷使は本当にコウを本能ごと、本当に存在ごと破壊してしまう……。


ダメょ。


コウは一生私のモノなの♡♡♡




大事にしなきゃ・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*






でも、このまま挿入はしていたい。

もう少し「1つ♡」のままで……♡





愛しいコウ♡



ゴメンネ……


これでまたしばらく会えないわね……。





そう。

この後はまた間違いなく病院送りとなる。





致死量の神秘の快楽により、今、コウは三途の川を渡り、「死の淵」まで、手を伸ばせば辿り着ける所まで来ているのだ。




自分でやっておきながら、やはり寂しい。


「ぁぁ……♡ コウ……♡♡♡」



名残惜しそうに始まってしまったのは…


挿入したままの女神のパイズリだった。






ユサッ♡♡♡・.。*・.。*


ムニュ~♡♡♡・.。*・.。*


ヌチュッ♡♡♡・.。*・.。*


モニュッ♡♡♡・.。*・.。*



「ぁあぁぁ♡ コウ♡♡♡ イィわょ♡ 今日もカワイイわ!!♡・.。*・.。*」






それだけでも病院送りとなる圧倒的破壊力である事は……誰にも言えない……。




なぜならば。



女神の意思は絶対なのだから。






・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*






数日後。




奴隷が経営する総合病院から連絡があった。

愛玩動物コウを入院させている病院だ。

もはやコウは常連患者となっていた。


回復し、退院が決まったとの事だ。




知らせを聞いた女神喜久恵はすぐに奴隷ケンを呼び出し、車を用意させ病院に向かわせた。



この日を待ちわびていた女神喜久恵のテンションは高く、それに伴いフェロモン濃度も必然的に濃い。




ケンは気持ちを強く持ち、運転に臨んだ。




病院に迎えに行った女神喜久恵は、粛々とコウの退院を迎え、足早に受付を後にした。


退院手続きも会計も不要なのだ。


この病院は女神喜久恵の支配下にあるのだから。





車に乗り込んだ。


もちろん運転の奴隷ケンは後部座席の扉を開け、深々と頭を垂れ女神喜久恵……そして、退院したコウを迎え入れた。



そんな奴隷ケンに女神喜久恵は見向きもしない。



そう。



奴隷として当然であり、モノなのだ。



しかし、愛しい愛玩動物コウは違う。



コウのために女神は動き、コウのために奴隷を動かす。



奴隷ケンと愛玩動物コウの立場の違いがまざまざとわかるシーンであった。


それは奴隷ケンに限った事では無い。


奴隷は全て愛玩動物コウより劣る下賎な存在でしかない。


女神の寵愛を受ける愛玩動物♡


これに粗相のあった奴隷は女神直々に天罰が下され、人間を辞める事となるのだ。













……そんな事は知らない無邪気なコウは、ケンにしっかりお礼を言いながら乗り込んだ。






「おかえり♡ コウ♡♡♡

奴隷にまでちゃんとお礼を言うなんて、何てイイコなの・.。*・.。*♡♡♡

相変わらずカワイイんだから♡♡♡」


と、さっそく抱きしめる!


待ちわびていたのだ。


車に乗り込むなりその気持ちが爆発した!!




退院してすぐ、またしても失神したコウだったが、そこから先は「いつも」のやり取りだった。



運転する奴隷ケンの存在など、全く気にも止めない女神喜久恵の愛情表現と、決して自分にはかけられる事のない甘い言葉の数々。



自分にかけられているワケではない、その甘美な愛情表現と言葉達で奴隷ケンは悔し涙を我慢しながら静かに果てていた……。





奴隷ケンは……



嫉妬していたのだ……………………



コウに。



女神喜久恵の寵愛を一身に受ける、愛玩動物のコウに……………………








女神喜久恵様が大好きだ!

崇拝しているし、尊敬しているし、畏怖しているし………………………………




愛している……………………………………





決して叶う事のない………………恋。





圧倒的な身分の違い。




天空より押された奴隷の烙印。


フェロモン漬けにされて、もぅフェロモン無しでは……女神喜久恵の存在無しでは生きられない自分。



絶対神である女神喜久恵。





決して抱いてはならない感情……。






今までは「奴隷」ばかりだった。

ステータスのある自分は比較的女神喜久恵に重宝され、御奉仕させて頂く時間を頂けた。


それは今も変わらない。


しかし、以前には他の奴隷達に対する「優越感」の様なモノがあった……。



ミナが登場したが、女性だし何より女神喜久恵の身内なので特別な存在の奴隷である事は納得出来たし、嫉妬する必要も無かった。





……………………………………しかし。



あいつが来てからだ…………………………。



コウ。




女神喜久恵が「愛玩動物」として連れてきたコウ。



寵愛を一身に受け、完全に「特別」だった。



それからというもの、奴隷ケンが奴隷なりに抱いていた哀れな「優越感」は崩壊した……。




今日だって……。


女神は「コウ」を迎えに行ったのだ。

「コウ」に会うために。



運転手など誰でも良いのだ。



モノなのだから……。



そして、女神の意思は絶対なのだから。





まるで見せつける様にバックミラーに映る女神喜久恵様による「寵愛」。


いちいちふやけ、蕩け、失神するコウ……


笑いあう2人。



そんな、地獄の様な時間を無意識に無慈悲に与えながら女神は車を走らせていた。





…………………………………………………………………




宮殿に到着した。



当然、奴隷ケンはそそくさと後部座席に回り扉を開ける。


コウ……続いて女神喜久恵が降りる。


相変わらずコウは「お疲れ様です。ありがとうございます!」と、丁寧に告げる。





「放っておきなさい♡」





しかし、女神喜久恵はそんなコウをまたしても褒めたたえ……奴隷ケンには視線すら送らない。



いつもの……「んっ♡」と、いう短く無愛想な言葉すら無い。


奴隷ケンにはその短い「んっ♡」すら、尊くありがたいお言葉だったのに……。


女神喜久恵は「待ちきれない!」と、言わんばかりにコウに腕を組み歩き始めた。










…………。



「めっ……女神様……!」




思わず奴隷ケンが、声を発してしまった……。





……私はここにいます!

……私も存在しています!



と、心では泣きながら叫びながら……




せめて、一言だけでも私にもお声を掛けて下さい!!


……そぅ願いながら………………。





その声に女神喜久恵も足を止めた。



振り返る。



豊かなゴージャスな美しい長い髪を揺らしながら優雅に振り返る。


その姿だけでも絶頂しそうだ。






やっと、女神様が自分を見てくれる!


幸せだ……………………!!



奴隷ケンは待ちわびた。














「……ヒッ!!」


聞こえたのは奴隷ケンの悲鳴……。


そのままその場に力無くヘタレこんだのだ。




奴隷ケンに無言で向けられたその視線は、視線のみで奴隷ケンを地中深くに埋めてしまいそうな圧力と、絶対零度の冷たさを纏い、無言で一瞬で視線のみで奴隷ケンを無慈悲に葬ったのだ。



待ちわびたコウとの時間を、ほんの数秒たりとも奴隷ごときが邪魔をした天罰だった。



奴隷ケンはその場に失禁し、うずくまっていた。

溢れる涙で、霞む目にはコウを連れて宮殿に向かう女神様の美し過ぎる後ろ姿が映ったままだった。




しばらく奴隷ケンはその場で泣き崩れていた。




絶望と寂しさと、悔しさで…………。




………………………………………………………………




そして、その激しい嫉妬心はある事件となり……女神の逆鱗に触れ、裁かれる事となる。



耐えきれなくなったケンが、ちょっとした事からコウに暴力を振るったのだ。

もちろん大怪我に至る様な暴力では無い。


しかし


女神様の愛玩動物に……

女神様の「所有物」に……


それへの暴力は女神に対する反抗であり、 罪である。




………………………………………………………………






宮殿の1階にて。





最大級の土下座の奴隷ケンと威圧感剥き出しの残酷な女神喜久恵。



言葉は無い。



沈黙。



その沈黙の中、奴隷ケンは酸欠にならんばかりの息苦しさに襲われている。



その沈黙は罪深い奴隷ケンに呼吸すら許さない程の威圧感と緊迫感で支配されていたのだ。


そう。

女神の逆鱗に触れた故の罪人の宿命なのだ。








きっかけは大した事では無かったのだ。



あのミナを助けた1連の(第1章参照)件より宮殿にやってきたコウ。


すでにあの日、奴隷ケンとコウは出会っていたのだ。


あの時は……



ケンは女神喜久恵の配下として。

コウは裁かれる罪人の1人として。




圧倒的格差のハズだった。




しかし、それは女神の気まぐれと意思によりいとも簡単に入れ替わった。


そう。

女神の意思は絶対なのだから。




奴隷ごときが逆らう事など不可能だし、あるまじき事。



しかし、無邪気なコウはなれない宮殿で奴隷ケンは……いろいろあったが、顔見知りであり話しかけるシーンは多かった。



だからあの退院した日も……

泣き崩れていた奴隷ケンに……女神喜久恵が着替えている間に駆け寄って声をかけてしまったのだ。


悪気は無かった。

憐れむ気持ちがあった事は事実だが、決して上から目線とかのつもりはなく……。

ただ、可哀想に思って……

ただそれだけだった………………。




それなのに奴隷ケンは嫉妬する張本人からの憐れみの声を素直に受け入れる事など出来るハズも無かったのだ。



「何様のつもりだ……?!」

「女神様に可愛がられて調子に乗っているのか?!」



心の奥では、純粋にコウが心配してくれているのもわかっている。



しかし、素直になれるハズなんて無い!


「何でお前ばっかり……?」


「何でお前ばっかり……?」


「何でお前ばっかり……?」



ちくしょう!!





気持ちが溢れた……………………。



気付いた時には………………。



コウの胸ぐらを掴んで、拳を振り上げていた……。






「……やめて下さい……お願いします……」




コウは震えながら奴隷ケンに訴えた。



自らが殴られる恐怖。

それもある………………。




しかし、そんな事より………………


もし自分を殴ってしまったら…………

それが女神様にバレてしまったら…………



ケンさんは…………………………







だから、訴えた!!


しかし………………………………















遅かった……………………。
















ガチャ
















…………………………………………………………










第4章 ~完~

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