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喜久恵様♡  作者: コウタロウ
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第2章 喜久恵様の日常と愛玩動物と奴隷達の日々の物語。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

ミナは息を切らしていた。

喜久恵の宮殿で飼ってもらえる様になってから3日目。


今日も屍と化した奴隷を片付けていた。



暇つぶし。 片手間。

たったそれだけの理由で…………………………


ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!


バタッ……




不意に女神が放った龍に食い荒らされた全裸の哀れな奴隷……。


この女神の宮殿では奴隷は全裸がルール。

ミナでさえも。

女神喜久恵だけが服を着る事が出来る。


奴隷は女神の命令で外出する時のみ着衣が許されていた。


今回もいつもの女神の気まぐれで片手間で破壊した奴隷の亡骸。



息苦しいのは片付けている奴隷の重さだけではない。


ここは女神喜久恵の宮殿。

当然の事ながら喜久恵のフェロモンは全開で至る所に充満している。

だから宮殿に飼われている奴隷達はどこに居てもフェロモンの驚異にさらされ、どこに居ても快楽責めと生殺しを味わわされ、どこに居ても射精感が襲ってくる。

それに耐えるだけでも至難の業だ。

基本的には勝手な射精は禁じられている。

しかし、強過ぎるフェロモンにより至る所で勝手に討ち死にしている奴隷は後が絶えないので黙認されている事も事実ではある。

しかもフェロモン漬けの副作用として身体に力が入らず思考回路も麻痺していく……

そんな中での肉体労働は過酷を極める。

息を荒げればより多くのフェロモンを吸い込む事となり、蟻地獄の様な悪循環となる。


目の前に存在しなくても奴隷達を無意識に蹂躙し、支配してしまっている喜久恵はやはり女神に他ならないのだ。


その女神はミナの方を向き「んっ♡」とだけ呟き片付けを命じ、自らは玉座を思わせる豪華な大きな真紅の革張りに金の装飾が施された1人用のソファーに優雅に座りながら紅茶を飲んでいた。


足元ではまた違う奴隷が女神の靴を必死に舐めていた。

女神の組んだ脚の床面に着いている足の方を。


必死に舐めていた。

聞けばこの靴舐め奉仕がこの奴隷の生存試験らしい……


先日、女神のフェロモンに耐えらなくなったこの奴隷は外出から戻った喜久恵から渡されて掛けておく様に命じられたコートに精液をかけてしまうという大粗相をしでかした。


コートから漂う香りとフェロモンだけで射精に追い込まれたのだ。


状況的には奴隷に同情の余地は十分ある。


しかし、女神のお召し物に下賎な奴隷の精液を付けるなど万死に値する罪だった。


全裸故の言わば事故の様な粗相。


そんな事は関係ない。


しかし、またしても気まぐれな女神はその哀れな奴隷にチャンスを与えた。


「上手に靴をお舐め♡」


奴隷にとっては身に余る女神のご慈悲。


出来なかったら……?




ズタボロにされ廃棄処分にされ女神のフェロモンを没収され禁断症状で発狂し自殺を選ぶしかない……




命がけの靴舐め奉仕。




それでも奴隷はそれを女神からの慈悲と受け取り全身全霊をかけて舐め続ける。



哀れな奴隷……



天空から見下ろす事すらしない残酷な女神。

それどころか命がけの奉仕をしている奴隷の存在すら忘れていた。


女神の興味は玉座の傍らに跪きティーカップのソーサーを両手で丁寧に持ち、喜久恵がカップを置きやすい高さで維持している健気な愛玩動物のコウ。


この部屋にテーブルはない。


必要ならば奴隷をテーブルに変えてしまえば済む話しなのだ。


今日は喜久恵は玉座で読書をしていた。

紅茶はコウに淹れさせ、そのままコウをテーブルに変えた。


女神の言葉1つで人間の尊厳は即奪われ、無機質なテーブルに変えられてしまう。


しかしそれはコウにとって苦痛では無い。

むしろ最高の喜びであり生き甲斐であり使命と感じている。

ご主人様の女神喜久恵に喜んでもらえる事、役に立つ事……そしてその先にある「ご褒美♡」

それだけの為に生きる愛玩動物となっていた。


実は靴舐め奉仕奴隷はついでの暇つぶしに「命令」しただけ。



喜久恵の視界にすら入れては貰えない……



しかし、靴舐め奉仕奴隷は必死に続けた。


「お許しください……」

「捨てないでください……」

「どうかご慈悲を……」


女神に泣きながら祈りながら……。



その時は突然訪れた。

またしても女神の気まぐれだった。


疲れた脚を無造作に組み替えたのだ。

組んでいた脚が入れ替わる。

舐めていた足先が突然奴隷の前で跳ね上がる。

舌を伸ばし必死で追う。

しかし、次の瞬間舐めていた片方の脚が振り下ろされてくる。

スカートの裾が揺れる。

今日も女神はゆったりとした裾の広がったボリューミーなふんわりした上品なロングスカート。


ただ脚を組み替えただけだ。


しかし奴隷にはそれは突然の死刑執行だった。


舌を伸ばし上ずった体勢になったところに組み替えた片脚が降ってきたのだ。

咄嗟に頭を下げた奴隷だったがそれが命取りとなる。


頭をすっぽりそのボリューミーなスカートに包まれてしまったのだ。


そう、あの禁断の超高濃度フェロモンの渦巻くスカートの中に……



一瞬で奴隷の脳はスパークし、全身を激しい痙攣が襲い意識は吹き飛び感覚という感覚は全て剥奪された。


女神が脚を組み替えただけで奴隷は果てた。


命がけの靴舐め奉仕は、女神の無造作な気まぐれな脚の組み換えだけで終わりをつげる。



しかもそこでやっと喜久恵は思い出したかの様に無意識に死刑執行を下した哀れな奴隷を足元の異物の様に踏み潰した。


その一部始終を見ていたコウは羨望の眼差しで自分のご主人様である女神喜久恵を見上げ静かに絶頂した。


まだ同室にいたミナも同じく女神の所業に見とれながらコウと同時に絶頂していた。


そしてまた1体、屍が増えミナの仕事は追加となっていく。


後にこの靴舐め奉仕奴隷は、そのまま捨てられ数日間女神の宮殿の門前で発狂しながら喜久恵の名を呼び許しとフェロモンを求め続けていた。


……更に数日後……

近くの川の橋の下で全裸の遺体となって発見されたというが、喜久恵には全く興味はない。



宮殿にはコウとミナの他に10体以上の奴隷が飼われている。


そもそも宮殿とは?

そう。

その宮殿すら奴隷からの女神への献上品だったのだ。

喜久恵に心酔したある奴隷が「女神様にふさわしい宮殿が必要」と、考え私財を投げ打って建設した。

今も建設会社の社長で財力もあるこの奴隷は喜久恵に気にいられたい一心で建設した。

当然建設会社の社長らしく喜久恵の意見や要望もふんだんに盛り込んで設計した。

地下1階、地上3階建ての外観はまさにパルテノン神殿を思わせる様な荘厳な造り。

地下には奴隷達の牢屋と水道と簡素なトイレと粗末なキッチンが置かれてある。

奴隷達の「エサ」はここで作られる。


1階は広大なリビング兼オシオキ部屋だ。

このリビングには極めてモノが少ない。

あの玉座と棚が1つあるだけ。


天井も異常に高い。


照明は豪華なシャンデリアの数々。


それはなぜか……?


ここはオシオキ部屋。


あの凶悪な鞭を女神がストレス無く振るえる空間がしっかり用意されているのだ。

当然、あの鞭地獄の刑も時々執行されている。


今もこの1階のリビングで玉座に座りくつろいでいる。

他にはキッチン。

喜久恵の食事はここで作られる。

元フレンチシェフの奴隷が作る。

ちなみにこのシェフ奴隷はこの宮殿完成後に喜久恵が行きつけのお気に入りのレストランに行き、シェフに会い一瞬でフェロモン漬けにして持ち帰り私物化した。


せっかくの宮殿にふさわしいシェフが必要と、考えた喜久恵はその様にした。


いや自ら喜久恵に尽くす事を望ませた。


女神の意思は絶対なのだ。






様々な奴隷がいる。


シェフ奴隷の様に技術のある者。

会社経営者や資産家の様に財力のある者。

格闘技経験者の様に腕の立つ者。

中には反社会勢力を束ねる者も……


全ての奴隷が喜久恵に服従し隷属し、それぞれの人生を捧げていた。


その様にステータスのある奴隷達には表向きは普通に生活しそれぞれの在るべき活躍の場で生きる事を「命令」している。


それにより安定した収入、いざという時の武力といった喜久恵の「役に立つ」奴隷として支配下に置いている。


その者達も毎日女神の宮殿を訪れ、女神のフェロモンを堪能し時には発狂し、果てていく。


広々とした玄関でフェロモンにより瞬殺され宮殿に入った瞬間に失神して屍と化す者も後を絶たない。


そんな奴隷の醜態など相変わらず女神喜久恵は興味は無い。


日常的に宮殿で飼っている全裸の奴隷は喜久恵が認めたステータスも無く、なんの取り柄も無い喜久恵の使い捨てのおもちゃ達。


しかし共通して言える事は、何人たりとも女神のフェロモンには抗えない。


1度あのフェロモンに隷属してしまったら最後……。


2度と奴隷の烙印から逃れる事は出来ない。


女神喜久恵の手の平の上で人生を捧げ続けるのだ。


そんな中において愛玩動物のコウはある意味特別な存在だった。


宮殿の中においても奴隷はいかなるステータスがあろうと2階以上に上がる事は許されない。


2階は基本的に喜久恵の個室である。

キングサイズ以上と思われる特注品の巨大過ぎる天蓋付きの豪華なベッド。

このベッドで喜久恵は愛玩動物に致死量以上の「愛情」を夜な夜な注いでいる。

さらに3つのウォークインクローゼット。

家具もアンティーク調の落ちついた上品な高級家具で統一されている。

食事もそこで取る。

だから唯一、シェフ奴隷のみ食事を運ぶ時のみ立ち入りが許されている。


ちなみに3階は広大な古代ローマを彷彿させる様な大浴場だ。


元々高台に造られたこの宮殿の最上階からの眺めはなかなかの絶景であり、下界の夜景を見下ろしながらの入浴が喜久恵は好きだった。


言わば2.3階は喜久恵のプライベートゾーン。

そこに入る事を愛玩動物コウは許されていた。


常に首輪に繋がれ喜久恵の許可のある時のみだが、喜久恵の寵愛を受けている存在である証だった。






ある日の事。

喜久恵はミナを連れて外出していた。

いつも通り運転手付きの高級外車で。


行き先は行きつけのランジェリーショップ。

特注品のブラが仕上がったとの知らせが入ったからだ。


ご存知の通り女神喜久恵の象徴とも言えるあの超乳は規格外の「S」カップ。


「S」だ。・.。*・.。*


当然色やデザイン等までこだわるならばオーダーメイドが望ましい。


喜久恵は有り余る財力で値段に糸目は附けず、最高級の素材の煌びやかでセクシー過ぎるランジェリーを20セットほどオーダーしていた。


その女神が身につけるランジェリーの数々はどれも美しく妖艶で無慈悲なまでの色気を放っている。


同性のミナでさえ圧倒される。


特にやはりあらためて見る「S」カップのブラの巨大さは、言葉では言い表せない。

すでにミナはイキそうだった。


一通り確認した喜久恵は満足そうに微笑み女性従業員に「んっ♡」と、だけつげる。


従業員は深々とお辞儀とお礼を申し上げ、美しいランジェリー達を丁寧に包装し始めた。


……?

今日は愛玩動物のコウは同行していないのか?


コウにはお留守番を命じてある。


理由は2つ。

1つはミナへのご褒美。

自らを女神と崇拝し、献身的に尽くすミナ。

可愛い妹分のミナ。

それは奴隷と化した今も変わらない。

だからこそ、ミナ自身が望む様に日頃は辛辣な奴隷としての扱いをしているが時折この様に自分を独占する時間を与えミナの心を満たしている。

このあとはホテルのレストランで食事をしたあとそのホテルの一室にて苛烈過ぎる女神からの「ご褒美♡」が与えられミナは生死を彷徨う事となる。


2つ目の理由は、コウがまだウブ過ぎる事。

そんなウブな幼いところすら女神の寵愛ポイントなのだか、前回このランジェリーショップに同行させ今日と同じ様に美しいランジェリーの数々を目にしたコウは大量の鼻血を吹き出し失神した……。

それはさすがの喜久恵も慌てた。

出血量が尋常では無かったのだ。

従業員は大慌てで救急車を手配し緊急入院となった。

女神が身につける美しく荘厳かつ妖艶で芸術品の様な煌びやかなランジェリーの数々を前にコウの妄想は大暴走し、またしても矮小で幼い脳内では処理しきれなくなり……気付いた時には病院のベッドの上で点滴を受けていた。


その時吹き出したコウの鼻血は数枚のまだ未使用の新品の女神のランジェリーを汚した。


普通の奴隷ならば死刑執行は確実だ。

しかし今回は愛玩動物コウの鼻血。

お咎めは無い。



自分自身が魅力的過ぎるが故のコウの一連の粗相と寛大な理解を示し、自分自身に心酔しきっているコウの反応が喜久恵は純粋に嬉しかった。


しかも、女神の意思で与えた快楽や苦痛では無かった事も事実。


自分自身の存在の魅力だけで出血多量で病院送りにしてしまうとは……女神ですら予想外だったし、正直、あの出血量には焦った。


魅力的過ぎる存在感はそれだけで矮小な愛玩動物を死の淵までいとも簡単に追い込む事が出来る事があらためて証明された事に満足そうに女神は微笑んだ。


簡単に言えばコウには刺激が強過ぎる。



だからお留守番を命じた。

泣きながら悲しそうな瞳で見上げながら訴えるコウの表情がたまらなかった。


「可愛い過ぎる♡」



しかし天空から告げられた「お留守番」の「命令」。


ご主人様、女神喜久恵の「命令」絶対だ。


口答えなど言語道断。


いや、恐ろしくて出来るはずもない。

その前にいかなる「命令」も脳が理解する間もなく身体中の全細胞がその「命令」に服従する。


しかし、大好きな女神と一時的ではあれ離れてしまう喪失感…さみしさ…孤独…不安…

だからこそ瞳だけで心の中でご主人様に訴えた。


しかし女神の意思は絶対だ。


コウは鎖に繋がれた。

女神喜久恵はそっと右手の手の平を跪くコウに無言でかざした。


「待て♡」の合図だ。

よく躾られた犬の飼い主が行う合図と同じ。



その頭上にそっとかざされた女神の美し過ぎる手の平からは、コウにしか感じられない圧倒的で絶対的な威圧感が容赦なく放たれ、コウを無慈悲に押し潰していた。

女神がその気になればそのままオーラだけで矮小な愛玩動物など完全に押し潰し廃人と化す事も容易い事だ。

生命さえも奪いかねない強大なオーラ。




コウ深々とこうべを垂れて女神の意思に服従の意思を全身全霊で表現した。


「フフっ♡ イイコね♡」


女神様のお言葉。



コウはイッた……♡










ミナとのデート♡の帰路、車内では廃人寸前のミナが生死の境を彷徨っていた。


苛烈なる女神の「ご褒美」によりミナはまたしても壊された。








今日の女神との至福の時間をミナは喜び、ありがたい事に「ご褒美」の選択権を与えられた。

それほど女神喜久恵も上機嫌だったのだ。


愚かなミナの選択……


それは………………


「女神のパイズリ」だった。


女神喜久恵の「S」カップの超乳。

自らの「A」カップとはあまりにも違い過ぎる神々しい憧れの超乳。


いつも眩しかった……

いつも見とれていた……

いつも圧倒されていた……

いつもあの超乳で犯される男奴隷達を妬んでいた……

いつも妄想していた……


そして果て続けていた……


先程、同行させてもらったランジェリーショップで見た強大過ぎるブラに心を完全に溶かされて居たのだ。


寛大な女神様からは・.。*・.。*

「ご褒美なんだから何でもスキな事してあげるわょ♡」・.。*・.。*




なんてありがたい、なんて幸せで、なんて神々しい……


そして……なんて危険な言葉。




その甘美な言葉にミナはあまりにも愚かで、あまりにも身の程知らずな「オネダリ」をしてしまったのだ。




「パイズリして欲しいです!!」

「喜久恵様のオッパイで私をめちゃくちゃにしてください……♥」




言ってしまったのだ。



それは自殺志願者としか思えない愚かな言葉。


女神喜久恵は一瞬だけ戸惑った……


女神喜久恵のパイズリ・.。*・.。*

それは禁断の必殺の……まさに神の所業か悪魔の所業か……


過去に1人の人間を「死」に追いやった事のある、人間では耐える事は到底不可能な女神のパイズリ……。


それを求めてしまったのだ。


しかし、求めているのは他でもない大好きなミナ♡


女神の言葉に二言は無い。

女神の意思は絶対なのだから。



すぐに女神の笑顔でミナの愚かな欲望を受け入れた。




「フフっ♡ ガンバってネ♡」


優しくそうミナに告げた女神喜久恵。



すでに期待に小さな胸を膨らませ夢見心地なミナには届かない。


女神の忠告を聞き逃した愚かなミナ……





ベッドの上。


全裸で仰向けになり待つミナ。

心拍数は上がりドキドキを抑えられない。


「喜久恵様・.。*・.。*♡」


そう呟いたミナに待ちわびた天の声が降り注ぐ。




「お待たせ♡」




女神が降臨した。




上半身は服は脱がれブラだけの姿。

下半身は優雅なロングスカートのままだ。


あの蜜壷を露出しなかったのは女神喜久恵のせめてもの慈悲だった。



神々しいまでのオーラと圧倒的なフェロモンを容赦なく振りまきながらやってきた期待通りの崇拝する女神喜久恵。


その姿を見ただけでミナは1度果てた。


無理もない。

あの心を溶かし尽くした美し過ぎる荘厳なブラを身に付けた喜久恵が目の前にいたのだから。


ブラ単体にすら圧倒されていたミナ。


それを身にまとった女神喜久恵のオーラはその比ではなく、言葉では言い表せない現実離れし過ぎた残酷で苛烈で無慈悲なオーラでミナを蹂躙した。


もうミナは動けない。

言うまでもなくこの空間の支配者は女神喜久恵。



残酷な女神喜久恵のオーラで動けずに今から一方的に殺人的に与えられる「ご褒美♡」によりミナは「臨死体験」をさせられる事となる。



「フフフッ♡」



優雅な微笑みとともについに女神喜久恵がベッドに上がる。


大柄な、しかし芸術品の様に美しく悪魔がデザインした様な魅惑的過ぎる女神の肉体を持つ喜久恵。


ベッドが軋む。

それすら女神の降臨を知らしめる音としてミナを恍惚とさせる。



降臨した女神喜久恵はゆっくりと容赦なくミナに跨る。


小さなか細くまだ幼児体型の貧弱過ぎるミナに……


騎乗位の様な体勢。






重厚感のある女神喜久恵のゴージャスな肉体が矮小なミナに跨った。



ぁぁぁぁぁぁ……♡



その重厚感を感じただけでミナは果てた。



跨がれて真下から見上げる女神はまるで巨大な荘厳な美し過ぎる霊峰の様だった。





あの女神の超乳を真下から見上げた。


いや……眩しくて凝視出来ない。

目の前がチカチカする……

眩しい………………



それほどの神々しさと圧倒的オーラと濃厚なフェロモンでミナを押し潰した。


女神喜久恵はまだただ跨がっただけなのだ。


そんな事も知らない女神喜久恵は優しく微笑む。










スゥ~~~~ッ♡




指先1本。



無造作に優しく1撫で。



ミナの矮小な薄っぺらい貧弱な胸板を撫でた。



「龍の爪」ではない。



女神のただの1撫でだった。







ヒャァァァァァァァァァァァァ……!!





ミナの全身に電流が走る!!


全身が震える!!





しかしその震えすら女神の圧倒的重厚感で封殺されてしまうのだ。








もう1度。


スゥ~~~~ッ♡




指先1本。




ヒギャャァァァァァァァァァァァァ……!!




断末魔の悲鳴。






ただ指先で優しく撫でただけ……。



それだけでミナは悶絶し、絶叫し、絶頂していた………………。








「フフフッ♡ 他愛もない♡」















それから女神喜久恵の1撫で地獄が始まる。


スゥ~~~~ッ♡


ガァァァァァァァァァァァァァァァ……!!





スゥ~~~~ッ♡


ヒョァァァァァァァァァァァァ……!!





スゥ~~~~ッ♡


キャァァァァァァァァァァァァ……!!






スゥ~~~~ッ♡


ゴァァァァァァァァァァァァ……!!





「フフフッ♡」

女神喜久恵のミナの身体を使った残酷な演奏が始まった。

女神の指先は止まらない。


優雅に指先で演奏を奏でる。


柔らかく、しなやかに、華麗に。


ミナの胸板を無慈悲に撫で回す。



片手間。



それなのにミナはさっそく生死の境を彷徨う。


女神の指先1つのイタズラでミナは発狂させられた。



薄れゆく意思の中でミナは祈った……


「もう止めて下さい……」

「お助け下さい……」

「死んでしまいます……」


「ぁあ……喜久恵様……」



…………………………………………………………


やがて寛大で優しい女神喜久恵は失神寸前のミナの無言の祈りを聞き入れたかの様に指先を止めた。



すでに矮小なミナは虫の息だ。



大丈夫♡

意識はまだ飛ばさないわ♡



そう言わんばかりに優しく見守った。



願いが届いたミナはますます女神喜久恵を崇拝し感謝した。



そして泣いた……



「ぁりがとうございます……女神様……」



しかし、降り注ぐ圧倒的オーラと殺人的フェロモンは相変わらずだ。




「フフフッ♡」


まだご褒美は始まったばかりょ♡


そう。


愚かなミナの願いはパイズリだったのだ。


それなのにまだ指先の1撫ででこの有り様。


「先が思いやられるわ♡」



と、優しく苦笑いして残酷な女神喜久恵は次のイタズラを始めるのだった。



「ミナ♡」


天空から女神は優しく呼んだ。


その声は混濁する意識のミナを優しく癒し、少しだけ覚醒させる。


そのまま優しくミナを見下ろす。


慈愛に満ちた笑顔と漆黒の美し過ぎる瞳。


ミナはその美しく輝く女神様の尊顔にしばし魅入ったしまった。


目が離せない。

なんて神々しいの♡

なんて美しいの♡




またしても視線だけでミナを動けなくした女神は次のご褒美♡の準備に取り掛かる。



突然おもむろにブラを外したのだ。


あのミナを虜にし、美しく荘厳で魅惑的でゴージャスで、そして巨大なブラを。


ミナは何が起きてるかわからない……

突然過ぎる女神の所業に戸惑うばかりだ。


ブラを外した禁断の女神の果実達からはさらに無慈悲なフェロモンが降り注ぐ。

それだけでも殺人的な威力にもかかわらず、残酷な女神はさらに続けた。


外したブラをミナの目の前でユラユラと揺らし始めたのだ。


巨大で美し過ぎるカップから容赦なくこぼれ落ちるまだ生々しく残る女神のぬくもりと芳香。

そして濃厚過ぎるフェロモン。


今、女神喜久恵はあの超乳をむき出しにして跨がりブラの残り香だけでミナを破壊していた。


ミナの視界は女神の巨大なブラで占拠されていた。


美しく巨大な神々しい憧れの女神様のブラ。


自分ごときでは一生触れることすら出来ない崇高な存在。


揺れている……

目の前で美しく揺れている……



ぁぁぁぁ……。



見上げるだけで何も出来ない。


生殺し。



ミナには女神による残忍な生殺しだった。


イヤッ!

もっと近くで感じたい!!


強すぎる刺激で覚醒したミナは突然必死に首をもたげ、口を伸ばし目の前で揺れる女神のブラを求めた。



目は血走り涎も大量に溢れ、まるで地獄の底を彷徨う餓鬼の様。

「ガァァァァァァ!」

獣の様な醜い奇声を上げブラを求めた。





それを天空から優雅に見下ろしていた女神は一瞬にしてその餓鬼を制圧してしまう。


目の前で揺らしていたブラを突然手離したのだ。




「フフフッ♡ おだまり♡」



ファサ・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*





そのまま華麗に舞い落ちた崇高な女神のブラはミナの顔に落ち、巨大過ぎるカップは片側だけでミナの顔を簡単に覆い尽くし、女神のぬくもりと残り香とフェロモンを直接地獄の餓鬼に与え一瞬で制圧した。









⚡︎⚡︎⚡︎⚡︎⚡︎⚡︎⚡︎⚡︎ビキィィィィィィ⚡︎⚡︎⚡︎⚡︎⚡︎⚡︎⚡︎⚡︎⚡︎⚡︎⚡︎









天上界の女神が地獄の底辺で蠢いていた餓鬼に雷を落とした。





それ程の衝撃!!



ミナは瞬時に果て意識を手放し全身の細胞レベルで全身を粉砕され塵にされこの世から抹殺された………………。



そんな虚無感が全身を包み込む。


「死んだの……? 私……?」


少なくとも生きている感覚は皆無だった。



それ程に女神の雷は恐ろしい破壊力だったのだ。


それは女神の動作としては、ブラを手離しただけの事だったに過ぎないのだ。



今もミナは激しく痙攣していた。


それすら女神喜久恵の豊満で重厚感のある女神の肉体が痙攣ごと押し潰している。



無慈悲な残酷な女神喜久恵は自らの雷で生死の境を彷徨う餓鬼へと堕としたミナを再び覚醒させる。


必殺の「龍の爪」だ。


残酷な女神の前では餓鬼は意識を失う事すら許されないのだ。


「起きなさい♡」


龍を解き放つ。


無慈悲に。

またしても片手間で。



高圧電流が流れる!!


生死の境から強制的に龍の爪に命ごと握られながら無理矢理、強引に生の世界へ引きづり出される。


「……ふぁ……」

「……生きている……?」



そぅ……ミナはホントに死んだと自覚していたのだ。



そんなミナを優しく見下ろしながら女神喜久恵は言った。


「フフッ♡ 大丈夫♡?」



またしてもいとも簡単に奴隷の生死を弄ぶ残酷な絶対神、女神喜久恵。



しかし、ミナは泣きながら女神喜久恵に感謝した。


「生き返らせてくれてありがとうございます……女神様…」


死の淵から目覚めさせてくれた女神様。



それ程までに身近に「死」感じてしまっていたのだ。


だから怖かった…………。


もう、とうに通常の判断能力や思考回路は女神喜久恵により木っ端微塵に粉砕されていたのだ。






しかし、次にミナの目に飛び込んできたのはあの恐ろしい程の巨大で神聖なあの超乳である。


そうだった……



きっとそぅだ……


この崇高な絶対神である女神の禁断の果実に私ごときが手を出そうとしたからバチが当たったんだ……。



ミナは今さらながら女神の偉大さと強大さを噛み締め、自らの身の程知らずさを呪っていた。





それでもその圧倒的存在感を放ち続ける魅惑の巨大な果実はミナを魅了して止まない。




後悔と欲望と自制と羨望とが嵐の様にミナを襲いさらに思考回路を粉砕する。


その女神の果実は静かに、そして厳かにそこに鎮座していた。


女神喜久恵は動かずにミナを見つめている。




そう。

存在感だけでミナを蹂躙し、もがき苦しめる。


圧倒的、絶対的な存在感だけで。






憧れていた「パイズリ」どころでは無い。

未だ胸にすら指1本届いてすらいないのに、すでに何度も生死を彷徨っている……



ぁあ……


ごめんなさい……


私が間違っていました……


もうお許し下さい……女神様……



ミナは祈った……



言葉にならない祈り。



言葉はすでに女神喜久恵に剥奪されていた。

女神の超乳から溢れる濃厚フェロモンにより全身は痺れ、言葉も発する事も最早困難だった。


命乞いすらさせてもらえない……



涙だけが溢れてくる。




「フフフッ♡ 」


もう無駄な祈りは終わったかしら?


そう言わんばかりに残酷な女神が微笑んだ。


生殺与奪の権を全て握る絶対神が微笑みながら見下ろす。





……恐ろしい……

しかし、逃げる事も許しを乞うことも叶わない。











ゆっくり、ゆっくりあの恐ろしい巨大な超乳が近付いてきた。


そう。

女神喜久恵の神の乳房はついにミナを標的にしたのだ。


ただでさえ巨大過ぎる超乳。

すでに視界は占領されている。


近付けば近付くほどフェロモンも濃度が増してくる。


徐々に大きく見えてくる女神の獰猛な果実達は無慈悲にミナとの距離をゆっくりゆっくり詰めてきた。


そう。

ゆっくりなのだ。


残酷な女神喜久恵は時間をかけてゆっくりミナに恐怖を味わわせていた。


震えている。

可愛いミナが震えている。





カワイイ♡




その震えすら押し潰しながら女神喜久恵は静かに濡れ始めていた。



女神の乳房の進軍は止まらない。



あと数センチで矮小なミナの頭ごと飲み干さんばかりの深く危険な谷間は目前。


ミナは諦めた……



あぁぁぁ…

もぅダメだ………………







ピタッ。




女神の乳房の進軍が止まったのだ。


まさに寸止め。



あと数センチで命を刈り取らんばかりの獰猛で神聖な超乳が止まっていた。


なぜ……?


わからなかった……


しかし間違いなく言える事は、

「まだ生きている……」



否。

生かされていたのだ。



それはまだまだ続く女神喜久恵のイタズラの途中♡


「フフフッ♡ まだまだこれからょ♡」



まだ新たな責め苦を与えんとする残酷な女神。













ユラッ・.。*・.。*♡



不意に巨大な女神の乳房が優しく揺れた。



ミナは動けない……



ユラッ・.。*・.。*♡


ぽすっ!


ユラッ・.。*・.。*♡


ふにゅ!


ユラッ・.。*・.。*♡


ぺにゅ!



女神喜久恵が小さく身体を揺らした。


すると優しく女神の乳房も揺れた。


揺れた乳房はそっと交互にミナの顔面を優しく甘美に殴打する。



そう。

女神の神聖な乳房による、甘美な往復ビンタだった。


しかし、規格外すぎる予想外過ぎる女神の所業にもはや心身ともに矮小なミナには理解が追いつかない。


ただ、優しく交互に殴打してくる女神の乳房は言葉もなく直接ミナの脳に語りかけていた。


「ほぅら♡

凄いでしょ?

私がその気になればこの乳房でお前ごとき撲殺する事もすり潰す事も容易いのょ♡

もっと恐怖を与えてア・ゲ・ル♡」



柔らかいその感触によるその甘美で危険で恐ろしき往復ビンタは残酷な女神のお遊びの様な所業だったが、ミナにとっては死刑台に上がり自らの生命を刈り取る巨大なギロチンの刃を寸止めされてじわじわ生命を削られている様だった。


一瞬で首を跳ね、生命をいつでも奪う事の出来る女神の「それ」は、無慈悲に容赦なく過去最大の恐怖をミナに与え続けていた。


それでいながらとめどなく押し寄せる絶頂感がミナを快楽の竜巻の中に飲み込み心身共に翻弄し蹂躙している。



過去最大の恐怖と快楽の巨大な竜巻に飲み込みこまれた哀れなミナ。



しかし、その竜巻から解放出来るのは他ならぬ女神喜久恵しかいない事もミナは理解していた。






祈る事しか出来ない………………。





もう止めて……………………


もう耐えられない……………………


もうお許し下さい……………………



いっその事金属バットで殴られて失神した方がよほど楽であろう。




名付けるならば、残酷な女神による


*・.。*♡超乳生殺し寸止め往復ビンタ♡・.。*・.


と、いったところか。




「ウフフフフッ♡」



天空から降り注ぐ微笑みが、より恐怖を増長させる。


しかしミナは絶頂感が止まらない。





そう。

これらは本当は全て女神喜久恵からのミナへの「ご褒美♡」なのだ。


常に致死量の快楽の海でミナを溺れさせていた。


ただ、その全ての行為が圧倒的で殺人的で人間離れした神の所業なだけだった。


もちろん残酷な女神喜久恵の加虐性が大いに加わっているが何人たりとも女神の意思には逆らえないのだ。


女神の意思は絶対なのだから。




もう固まったまま意識は混濁し泣きじゃくる事しか出来なくなった哀れなミナ……



「ふぅ……♡」



女神喜久恵は1つため息をついた。



この辺が限界かしら……?


さすがにミナに後遺症までは残したくないし廃棄処分にもしたくない。


しかし、女神喜久恵の前にミナはあまりにも貧弱で矮小で小さ過ぎた。


もうこれ以上私を受け止められないわね。



女神はそっと瞳を閉じた。


「よくガンバったわね♡」

「コレでトドメをさしてアゲル♡」

「ゆっくりおやすみなさぃ♡」


そう心の中でミナに告げると女神はそれを突然始めたのだった。


ミナが渇望していたあの「パイズリ」だ!


喜久恵は突然激し過ぎる大迫力のパイズリを開始した。


ミナを存在ごと飲み込みすり潰す様な豪快で激しい無慈悲な女神のパイズリ。



…………………………………………………………



ミナは宇宙を彷徨っていた。


女神の谷間という広大な宇宙の中を。


ミナにはこの女神のパイズリの記憶は無い。


ミナが記憶に留める前に女神は一瞬でミナの意識を遥か宇宙の彼方まで吹き飛ばしたからだ。




それ程、強烈で苛烈で至高のパイズリだったのだ。




幸せそうなアヘ顔で力尽きたミナを愛おしそうに見下ろし、頭を優しく1撫でして女神喜久恵はゆっくりとベッドから降りた。


もうミナは反応はしなかった。



こうして可愛いミナへの「ご褒美♡」は終わりを告げた。




既に壊れてしまってはいるが、やはり女神の「ご褒美♡」は奴隷には甚大な快楽とダメージを与え人間では無く、ただのズタボロのオブジェに変える。


結局、車までは運転手にしている奴隷ケンを呼び出しミナを担がせて運ばせる事にした。





しかし部屋に入った瞬間にケンも激しく充満しきった高濃度フェロモンに激しく絶頂し失神した。



「……はぁ~……やっぱり……♡」


女神は面倒くさそうに再び小さな龍を奴隷ケンに解き放ったのだった……。






………………………………………………………………







宮殿に帰る。


愛玩動物コウが待っている。

あのさみしそうな悲しそうな瞳で訴えていたあの可愛い過ぎる表情が忘れられない。

早く会いたい♡


今日は徹底的に「可愛がる♡」!!


そう決めている。


なぜならば、女神の意思は絶対だから♡




宮殿の主が帰宅した。


それに気付いた奴隷達はすかさず土下座をして主のご帰還に全身全霊でご挨拶をした。


女神喜久恵はそんな奴隷達には目もくれず目の前を通り過ぎた。


土下座している奴隷の頭上からはコウとの再開を待ちわびて興奮気味になり普段より分泌されてしまった女神の高濃度のフェロモンが降り注ぎ、無慈悲に無差別に奴隷達を蹂躙していた。


玄関からリビングまで続く長い廊下には蹂躙された奴隷達が悶絶していた。


リビングから2階に上がるエスカレーターを登れば愛玩動物コウが待っている。


早く会いたい♡


そう思い1階のリビングを素通りしようと思い扉を開けた女神にある光景が飛び込んで来た。




……女神は激怒した……




大好きな愛玩動物コウが2匹の奴隷に挟まれ泣いていた。



「…………何をしているの?!…………」



恐ろしい冷酷な声。

声だけで命を刈り取ってしまいそうな声。


そのリビングに居合わせた奴隷2匹、ミナ、コウでさえもあまりの恐怖に「ヒィ!」とだけ声を漏らし硬直した。


もう奴隷は恐怖で身動き1つ取れない。

呼吸すら剥奪された様に息苦しい。


「質問に答えなさい」

女神の言葉は続く。


女神が命令している。

答えなくては……


声が出ない……!?


もはや女神の怒りのオーラで押し潰された奴隷達は地上に居ながら酸欠状態に追い込まれ言葉を発する権利は女神に剥奪されていた。


女神が近づく。

「ミナ……鞭……」


脱兎のごとくミナは覚醒し鞭を女神に届けた。


あの凶悪な鞭を手にして完全体となり怒りに震える女神喜久恵が歩を進める。


今日はダメかも知れない。

殺人者になってしまいそうだ……。


それ程までに女神喜久恵は激怒していたのだ。


奴隷達は失禁していた。



「死」……


全員が脳裏にその文字を浮かべた。


女神喜久恵ですら。




そんなとき、か細い……か弱い……可愛らしい声がその静寂を破る……。


「……ごめんなさい……」



コウだった。


「えっ?♡」


怒りに震えていた女神が少しだけ我に帰る。

可愛い可愛い私の愛玩動物コウ♡


そのコウが泣きながら謝っている。


許しを乞う様に……

恐怖に押し潰されそうになりながら。


一生分の勇気を振り絞ってコウは続けた。


「ボクがいけなかったんです……ごめんなさい……」


号泣しながら土下座をして全力で頭を床に擦り付けて謝っている。


未だ怒りのオーラを放ち続け奴隷達を威圧感だけで押し潰しながら先程とは打って変わった優しい声で……コウに問いかけた。


「何があったの? 教えて♡」



幼子に話しかける様な優しい声。


その声はコウに優しく降り注ぎコウの全細胞へ優しく命令している。


条件反射の様にコウゆっくり、脅えながら話し始めた。


「ご主人様がいなくてさみしくて……でも退屈で……トイレにも行きたくて勝手にリビングに来ちゃたんです……そしてご主人様が恋しくておイス(玉座)を磨いてたんです……ご主人様が帰って来た時にお座りになると思って……」


「そうしたらこちらの奴隷のお二方に会っていろいろお話ししたんです……」


「そうしたらご主人様のいらっしゃる2階の事やどうしたら可愛いがってもらえるのか?とか…………いろいろ質問されて…………でも、ボクが勝手に答えちゃいけないと思って……困っちゃって……」

またコウは泣き出した。


「だから全部勝手にリビングに来ちゃったボクがいけないんです…………」



「ごめんなさい……」



喜久恵はイッた……♡



この状況で己の命を削りながらもこの奴隷達を庇っている。

コウにとっても奴隷にとっても私は女王様であり絶対神。

生殺与奪の権は全てこの手の平にある。


私の事は恐ろしいだろうに。


それなのに私の質問に必死に答え、その上で2人の奴隷を庇っていた。


私からの罰を一身に引き受ける覚悟で。

……死を覚悟して訴えている……



何て優しい、何て健気で、何て正直で、


何て愛くるしいの・.。*・.。*♡


さらにコウはトドメを刺す。

「だからこちらの奴隷の人は悪くないんです!だから怒らないで上げて下さい!!」


「悪いのはボクなんです……!!」


そう言い切ると同時にコウは泣き崩れた。

遺書を書き終えて今から自殺する人間が己の運命を呪うように。

もう自分の命が風前の灯である事がわかっているかの様に。



コウは震えながら土下座のまま動かない。


天空から降り注ぐであろう女神様の裁定をひたすら待っていた。


それはほんのわずかな時間。

しかしコウや奴隷には永遠にも感じる長い時間……。



全ては女神様の心1つだった。






沈黙が空間を支配する。








女神が造りだす沈黙。








もしもこの沈黙を破る者が現れていたら間違いなく女神の逆鱗に触れ塵にされていただろう……








それだけ女神喜久恵には心地よい尊い沈黙。









私の可愛い愛玩動物コウ♡




素晴らしいわ♡


矮小で貧弱な愛玩動物の分際で、

その勇気。

自己犠牲の精神。

優しさ。

忠誠心。

恐怖に歪んだ情けない顔。

もはや動けもしないそのか細いか弱い弱々しい肉体。



ぁぁあ・.。*・.。*♡


何もかも愛おしい。



ジワっ・.。*・.。*♡♡♡



そう、女神喜久恵はイッたのだ。



その沈黙は天空から震える愛玩動物コウを観察しながら行われた女神の神聖なオナニーだったのだ。




はからずも愛玩動物コウは女神をイカせたのだ。

そんな事実は女神喜久恵本人以外は知る由もない。



とうに怒りは也を潜め、快感を満喫した女神はいつもの知性溢れる余裕の笑顔を取り戻しつつも、その美しい瞳は加虐心剥き出しに輝き、頬は上気し、肉厚の魅惑的過ぎる唇は自然と口角が上がり妖艶過ぎるほどに潤っておりこの世の物とは思えないほどの色気を容赦なく放っていた。

そんな女神から溢れるのは、あのフェロモンだ。

またしても無意識に無慈悲に無差別に高濃度フェロモンで空間を埋め尽くす。


絶頂を迎えた喜久恵から放たれるフェロモンはそこに存在する者そのものを焼き尽くすばかりの強烈なフェロモン。


とうにミナは失神していた。



そしてついに女神本人によりその沈黙は破られる。


「ウフフフッ♡」


「イイわ♡ 最高ょ!!」



昂った女神は最高の笑顔でその言葉とともに鞭を振り上げた。



ビシィィィィィィィィ!!!!



ヒギャァァァァァァ~~~~~~!!






バシィィィィィィィィ!!!!


フギャァァァァァァ~~~~~~!!




愛玩動物コウに庇ってもらったはずの立ち尽くし動けない奴隷達に女神の凶悪な大蛇の様な鞭が意思を持っているかの様に奴隷に襲いかかる。


過去の手首のスナップだけの生易しい鞭をでは無い。

(生易しいといってもそれだけでも奴隷は生死を彷徨うのだが……)

女神喜久恵は振り抜いた。


1匹に1撃づつ。


激痛……そんな言葉すら生ぬるい!

むしろ痛すぎて瞬時に失神したのがせめてもの救いか……?


いずれにしても女神は一瞬でコウの傍らに立ち尽くす奴隷達を処分した。


怒りの鞭?

天罰の鞭?

オシオキの鞭?


いや、違う。


愛おしい愛玩動物コウは私に命をかけて懇願した。


「怒らないで上げて下さい」



いいわ♡

コウの願いなら聞き入れて上げる。

優しいコウ♡

大好きょ・.。*・.。*♡


だからこそいつまでコウの傍らに突っ立ってるの?


今、私の視界に入っていいのは愛おしい愛玩動物コウだけ。


邪魔ょ。



そう。


女神の視界に入っていた事自体がもはや罪だった。


そう。

視界に入る不要物を鞭を使い力ずくで排除したのだ。


コウの願いは聞き入れた。

しかし、自分の所有物を邪魔だから排除した。


ただそれだけ。





女神喜久恵の意思は絶対であり正義なのだ。




鞭を振るわれた奴隷達の断末魔の悲鳴を土下座のまま頭を伏せて聞いていたコウ。



震えている♡


可愛すぎる!!



♡やっと2人きり♡



もはや欲望を抑えられない女神は手加減という言葉を忘れた。



喜久恵はつま先で土下座をしているコウの顔を軽く蹴りあげ顔を起こした。


涙と涎と冷や汗が程よく混じった情けない顔。


それを見た興奮した女神はますます加速する。


大きな手でそのまま髪の毛を鷲掴みにして腕力だけで強引に強制的にコウを立たせる。


身長差も体格差も圧倒的に違う故、腕力も圧倒的に上回る喜久恵にとって矮小なコウを片手で吊し上げる事など簡単なのだ。


強制的に立たされてもやはり身長差がありコウの目の前には女神喜久恵の巨大過ぎる超乳が相変わらずの圧倒的存在感で鎮座している。


思えば喜久恵との出会いはこの胸による公開処刑からはじまっのだ。


そんな事を少し思い出したのも束の間……


女神は元々谷間を強調するかの様なセクシーな服装だったがそれを自ら襟元から下げその巨大過ぎる果実をあらわにしたのだ。


信じられない程の深い谷間。

更に放出されるフェロモン。


コウはもう凝視したまま固まっていた。


それを満足そうに見下ろした女神は掴んでいた愛玩動物の頭を自らの谷間に押し込んだ!


そこはまるで柔らかすぎる、心地よ過ぎる、甘すぎる、魅惑的過ぎる危険なブラックホール。


自分の頭部が蕩けて無くなっていく。


豊満過ぎる柔らかい肉の感触が顔全体を埋め尽くし呼吸すら出来ない。


しかし、甘すぎる濃厚なフェロモンは毛穴という毛穴から侵入し全身を犯し続ける。




気持ち良過ぎる…………♡

凄過ぎる………………♡



絶頂した……




コレを味わったら他の快楽では何もかも感じなくなる。



女神のパフパフ♡



愛玩動物は溶け落ちて意識を手放した。


それでも興奮した女神は止まらない。


失神した愛玩動物の顔を引き続きより深く谷間に押し付けさらに興奮をましていく。


オナニーだった。


危険過ぎる愛玩動物を使った残酷な女神のオナニー。



今、愛玩動物コウは女神のオナニーの生贄でしかない。


哀れな愛玩動物……コウ……。


残酷な女神のオナニーはまだ始まったばかりなのだ。


女神は矮小な愛玩動物の頭部を自身の豊満な谷間に陥没させ目一杯の愛情と力で抱きしめていた。



…………。


またやってしまった。

もうピクリとも動かない可愛い愛玩動物。



「ウフフフッ♡」


優しく微笑む女神喜久恵。


まぁ私に抱きしめられたのだから仕方の無い事。

そう、仕方の無い事。


ならば起こせばよい。


1人だけのプレイなんてつまらない。


愛おしい愛玩動物とこの時間を共有したいの♡


大丈夫♡


何度でも起こしてアゲル♡


自由自在に♡


さぁ♡ 一緒に楽しむのょ♡


「ほぅら♡ 」


甘い甘い女神の囁き。

聴く者を聴覚だけで蕩けさせる女神の美声。


失神しているコウにはその女神の美声は届かない。


コウに届いたのは…………







ハキャァァァァァァ~~~~~~!!





高圧電流♡



そう、女神からの贈り物。


優しく乳首に「龍の爪」を与えた。


愛玩動物を目覚めさせるだけの甘く優しい「龍の爪」。


しかし、威力は凄まじい。


愛玩動物は女神の思い通りに瞬時に覚醒したのだ。


乳首に残る衝撃。


あの日の「臨死体験」がフラッシュバックする。


目の前の絶対神に与えられた悪魔の仕打ち。



ぁあぁぁぁぁぁ……。



覚醒してあらためて見上げる至近距離の女神が美しく……恐ろしい……



そんな混濁した意識で口も半開きで震える愛玩動物に女神は待ちきれない!と、言わんばかりにその半開きの薄っぺらい矮小な口に女神の肉厚で魅惑的過ぎる唇が襲いかかる。


そして……喰らい尽くす!


肉厚で長くしなやかな舌を愛玩動物の口内に侵入させて即座に制圧した。


またしても女神から送り込まれる致死量の快楽。


絶頂…………。


またしても覚醒した意識が遠のいていく……


女神はむしゃぶりついた。

もはや唇だけでは飽き足らず顔全体を大きな肉厚の口としなやかな舌で蹂躙する。

顔全体が巨大な女神の口に丸呑みされてしまった様な感覚に陥った。


身長差もあるため、真上から一方的に唇と舌を天空から容赦なく振り下ろす。


そして何よりもその芳香に愛玩動物はさらに蕩けた。


フェロモン……

もちろんそれもある。


しかし、今回はフェロモンに加え女神喜久恵の美しく長くボリューミーな髪の芳香がフェロモンと絶妙にハイブリッドし殺人的な香りとなっていた。


喜久恵は下向きになりキスを振り下ろしているため当然髪も前に垂れる。

興奮した女神が髪を振り乱した事もあり、先のスカートのフェロモン監獄にも似た豊かな女神の美しい髪の監獄に愛玩動物の矮小な頭部が包まれ、髪のフェロモンと芳香のハイブリッド監獄といった状態。


愛玩動物ごときが耐えらるはずもない。



……ガクンッ……



女神のディープキスとフェロモンと髪の監獄により再び瞬時に堕ちた……


女神のキスはまだまだ始まったばかり。


物足りないわょ♡

さっさと続けるわょ♡


再び片手間で、電流を流し込み強制覚醒させる。


ディープキスも監獄の体制も継続したまま。


覚醒した瞬間にまた堕ちる……


ものの1秒すら耐えられなぃ。


それ程苛烈な女神から一方的に与えられる地獄の快楽。


堕ちて意識を手放してしまった愛玩動物に与えられるのは、当然あの高圧電流だ。


繰り返す。


延々と……


女神喜久恵が満足するまで。


愛玩動物の意思は無い。



もう1度言う。

そう。 女神の意思は絶対なのだ。




もう何度強制的に失神と覚醒と絶頂を繰り返させられたのだろう……?


今はどっちなんだ……?


失神中の夢の中なのか……?

覚醒している現実なのか……?


わからない……

もう何もわからない……




…………………………。


教えてください……


「女神様……」



力尽きて足元にうずくまっている愛玩動物からかすかに聞こえた声に女神は歓喜した。



再び片手で愛玩動物の髪を鷲掴みにして強制的に立ち上がらせる。

もう自力で立つことすら困難な哀れな愛玩動物は鷲掴みの髪を支点にほぼ宙吊り状態だった。


軽々と愛玩動物を宙吊りにしている女神の手には愛おしい愛玩動物の髪の毛がブチブチと抜けていく手応えが伝わっていた。


それすら女神喜久恵は楽しんでいた。


何故ならばその髪の毛が抜けていく手応えが増えれば増える程、痛みにより愛玩動物が目覚めていく。


「ほぅら♡ 早く起きて♡」

と言わんばかりに宙吊りにしたままの愛玩動物を優しいく慈悲深い微笑みのまま見つめている。






ぁあぁぁぁぁぁ……♡♡♡



女神様だ……♡

ボクの女神様……♡♡♡



コウはもう喜久恵の事しか考えられない。


…………もう好きにして下さい…………♡


コウは思った。。。



何故ならもう言葉を発する事も出来なくなっていたからだ……。


言われるまでもなくまだまだ女神は愛玩動物コウを喰らい尽くす。


マグマの様に燃え盛り延々と溢れる女神の熱情を受け止めるにはその哀れな貧弱な愛玩動物では荷が重過ぎたのだ……



いや、何人たりともリミッターの外れてしまった女神喜久恵のマグマを受け止めることは不可能なのだ。



次はどうしよう?♡

どんな技でキモチよくしてアゲよぅかしら?♡


しばらく宙吊りにしたまま愛おしそうに観察する女神喜久恵。

期待と不安に眼を輝かせる愛玩動物コウ。



不意にその鷲掴みにしていた手を離した。

ドサリッ……と、コウは地面に崩れ落ちた。


そのまま動けずにいるコウを見て残酷な女神は次の仕打ちを決定した。


突然喜久恵は玉座に目をやりそのまま玉座に向かい優雅に座った。


「お留守番中に磨いてくれていたのネ♡

ありがとう・.。*・.。*ご褒美をアゲルからこっちにいらっしゃい♡」



ご主人様が自分が磨いた玉座に座ってくれた。

自分のした事で喜んでくれた。

お礼を言ってくれた。


何より「ご褒美」を頂ける♡



コウは天にも登る様な幸福感に包まれた。




ほんの数メートル離れたところで優雅に待っていてくれる大好きな女神様。


どんな「ご褒美♡」なのだろう?


早く女神様の元へ……!!





…………えっ!?



身体が動かない…………?



どうして…………?



「フフっ♡ どうしたの? 早くいらっしゃい♡」


そうだ!

女神様が待っている……



なのに身体が動かない……

どうして…………………………?







コウは泣き出した。

顔から下の感覚が皆無なのだ。




当然だった。



女神からの苛烈過ぎる快楽責めで失神と覚醒と絶頂を何度となく強制的に繰り返させら、とうにコウ自身の体力の限界も身体的耐久性の限界すら強制的超えさせられて全身の骨や筋肉はもう悲鳴すら上げらなくなるほど酷使され、コウの意思には反して感覚を手放していたのだ。


自分の身体の自由すら女神喜久恵に剥奪された。


筋肉への脳からの命令が通じない……。


どうして………………?



コウは泣いた……。



女神喜久恵はわかっていたのだ。


しばらくコウは指1本動かす事すら出来ない事を。

それほどにコウの全身を蹂躙した。

まさに骨の髄まで。



喜久恵はゆっくり眺めなくなったのだ。

愛おしい愛玩動物コウが困って泣きじゃくる様を。

泣きながら私にすがる姿を。


だから全てを奪い取った。


女神の力で。


さっきから失神ばかりさせてしまったから反応が楽しみたくなった。

ただそれだけの理由。


またしても女神の気まぐれだった。


気まぐれで片手間で愛玩動物の全身の自由すら剥奪したのだ。



そんな情けない姿のまま泣きじゃくるコウを見て女神喜久恵はまた濡れていた。


もっと困りなさい♡

もっと泣きなさい♡

もっと情けない姿をお見せ♡


ジワリッ・.。*・.。*♡


そう。

再び始まった女神のオナニー。


コウが苦しむ姿を見てオナニーをする残酷な女神。


女神のオナニーの代償はコウにとってはあまりにも過酷で苛烈であった……


しかしそんな事は関係ない。


女神の意思は絶対なのだ♡


もっと苦しみなさい♡

そしてもっと感じさせて・.。*・.。*♡


「ほぅら♡ どうしたの? 早くいらっしゃい♡」


ぁあぁぁぁぁぁ……

動けないんです……ご主人様……





「あらあら♡ 聞こえないのかしら?」


ぁあぁぁぁぁぁ……

聞こえています……

申し訳ございません……ご主人様……




「フフフッ♡ 早くしないと♡ どうやらご褒美は要らないみたいネ♡」


ぁあぁぁぁぁぁ……

いやです!!

お待ちください……

ご褒美が欲しいです!

ご主人様……




「いつまで待たせるの!? これはオシオキかしらネ♡?」


ぁあぁぁぁぁぁ……

違うんです!

お許しください……ご主人様……

オシオキだけは……

お助けください……ご主人様……




言葉責めの度にコウが苦しむ。

子宮が疼く。

責めれば責める程、快感が込み上げて来る。


キモチいぃわ・.。*・.。*♡


残酷な女神のオナニーは加速する。




女神喜久恵の一言一言にコウは絶望し、混乱と困惑と何よりご主人様である私への申し訳なさでひたすら泣きじゃくる。


「いいわ♡ いいわょ♡ コウ・.。*・.。*♡」


ブシャー・.。*・.。*♡♡♡



喜久恵は果てたのだ。


自らの言葉責めで更にコウを絶望に追い込み、地獄の底で這いつくばりながら苦しむコウを更に踏みにじる事により快感を得た女神喜久恵は未だに動けずにただただ泣きじゃくる情けない愛玩動物コウの姿を鑑賞しながら華麗に絶頂したのだった。



オナニーのために全てを奪われた哀れな愛玩動物コウに、残酷な女神喜久恵はさらに追い討ちをかけるべく、女神の魔法をかけるのだった。




そう。

女神の魔法♡






「イケ♡」



一言。



顔から下が動かない哀れな愛玩動物コウに放った女神の「命令」。


それは「命令」という「魔法」だった。



ドピューーーーーーーーーーーーーッ!!



信じられない程の勢いでコウは射精した。



うわぁあぁぁぁぁぁ……♡♡♡



全く動かせず感覚のなかったはずの下半身に信じられない程、熱量が瞬時に戻った。



あれほど動かしたくても動かなかった身体が……


女神喜久恵のたった一言で。



「魔法」だった。

それ以外、この状況に説明がつかない。



もう自分の身体は自分自身よりもご主人様である女神喜久恵の命令に従うのだ。

細胞の全てが女神に服従し隷属した。


それをイヤという程、わからさせられた。


その事を理解したコウは、あらためて女神の偉大さと恐ろしさを噛み締め、絶頂の快楽とともに号泣した。




「フフっ♡ そうょ♡ やっとわかったかしら♡? お前は全て私のモノょ♡」


それを見た残酷な女神喜久恵は満足そうに微笑みながら再び華麗に絶頂した。







そう。

再び女神は絶頂した。

女神の神々しいあの蜜壷は大洪水だ。


綺麗にしなきゃ♡


喜久恵は綺麗好きなのだ。

宮殿内でも飼っている奴隷達には基本的には常に清掃を命じており清潔を維持させている。


また自らの神の肉体には特に気をつけている。




だからこそ今もティッシュペーパーが必要だった。


ティッシュペーパー?


いや、必要無いのだ。


もっと良いモノがある♡


そう。

愛玩動物のコウ。



女神喜久恵はソファーに座りながら上品で優雅な気品を纏うシフォンのボリュームロングスカートを惜しげも無く捲し上げる。


びしょ濡れの豪華な刺繍が施された高級なショーツを脱ぎ捨てる。


そしてあの女神の神聖な蜜壷が無慈悲な愛液を止めどなく溢れさせながら鎮座している。



絶頂したばかりの女神喜久恵がそんな事をしたら……。


女神の神聖な蜜壷から溢れ出ている愛液が放出したばかりの超危険な超高濃度濃密フェロモンの巣窟。


無造作にスカートを捲し上げた事により無慈悲に放出されたフェロモンの津波は一気に真正面で未だに動けずにいる哀れな愛玩動物コウをいとも簡単に飲み込み殺人的な快楽の渦の中へと葬った。


哀れなコウは一瞬で意思を失うが、今回のフェロモンはレベルが違った。


濃度が違う。

破壊力が違う。

浸透力が違う。


当然だった。


女神喜久恵から自然と分泌される魔性のフェロモン……。

それは言わば「気体」。


しかし今回はその女神喜久恵の神聖なる蜜壷から放出された愛液。

すなわち「気体」のフェロモンが濃縮され可視化出来るまで濃度を最大限まで高められた、言わば「液体」。

しかも最大濃縮超高濃度の殺人兵器だ。


それがコウの目の前で止めどなく溢れ出ており見えない津波となり容赦なく襲いかかる。


いや、もう可視化出来るくらいの濃度と言っても過言では無かった。


コウを光の早さで葬り失神させ、コウを光の早さで蹂躙し覚醒させる。

強制的に……


すなわち強制的に意思を保たさせられ、その脅威をイヤでも体感させられる事となり、さっきのキスと龍の爪の連続により失神と覚醒と絶頂を強制的に繰り返えさせられたあの時の比では無い。


もうコウは人間では無かった。


女神喜久恵がスカートを捲し上げ、ショーツを脱ぎ捨てただけで、この世から1人の人間が消滅した。


そんなコウに女神喜久恵は無慈悲に命令を下した。






「おいで♡」






女神がすでに無機物と化した愛玩動物を呼んだ。


もうあまりの快楽にとうに5感は奪われていた。


しかし、

女神喜久恵の姿だけは見える……

女神喜久恵の声だけは聞こえる……

女神喜久恵の芳香だけは感じる……

女神喜久恵が与える刺激だけは感じる……

女神喜久恵の問いかけにのみ答えられる……


女神喜久恵のためだけに

「生かされている」……



それがコウ。


そんなコウの脳に直接命令を送り込んだ。


もう人間では無くなったコウ……!


それすら女神の意思なのだ。

何人たりとも抗う事は出来ないのだ。



女神の「命令」に従い必死に女神の方へ向かう哀れな愛玩動物コウ。


無慈悲に押し寄せる高濃度フェロモンの津波に必死に抗いながら……

ほとんど動かない身体に自らムチ打ちながら……

ほんの数メートルのわずかな距離をまるで広大な砂漠の真ん中に放り込まれた様に絶望とともに命がけで這いつくばりながら進んでいた。


そんなコウの様子を残酷な絶対神は玉座に座り片肘をつきながらスカートを捲りあげたまま優雅に見下ろしながら待っている。




あまりにも優雅過ぎる女神喜久恵。

あまりにも必死過ぎる愛玩動物コウ。



あまりにも違い過ぎる2人の身分と生物としての格の違いを象徴的に現している構図であった。



…………「おいで♡」…………


女神の発したたった一言の命令は、愛玩動物コウには女神が与えし過酷な試練となっていた。



そんな哀れ過ぎる這いつくばるコウすら愛おしい。


「さぁ♡ 頑張りなさい♡」

無慈悲な無責任な応援をする女神。


それが更にコウを苦しめる……

なぜならばそれが女神の意思であると脳に命令されるから。


しかし、これ以上力は出ない……


コウは女神の意思に従えない愚かな己を責めていた。


やり場の無い自責の念にコウはまた泣いた……



どこまでも残酷な女神喜久恵。


この強大過ぎる女神を前に愛玩動物コウはあまりにも無力だった。






あとちょっと……

あと1歩分……


長かった道のりを乗り越えて這いつくばりながら女神の足元まで命からがら到着した哀れなコウ……


「やった……」

「やっと届いた……」


そう思い一瞬、安堵の表情を浮かべた愛玩動物コウ……






そんなコウの頭上からまたしても大きな手がコウの髪の毛を鷲掴みにした。


興奮したままの待ちきれなくなっていた残酷な女神が命懸けで足元まで到着した矮小な愛玩動物の頭を強引に引きづり上げたのだ。


全身全霊をかけて女神の「命令」に従い命がけで到着したコウには労いの言葉すら無い。


「遅いっ!!」

と、言わんばかりの強引で乱暴な鷲掴み。


そのまま玉座に座ったまま己の蜜壷の高さまでコウを引きづり上げた。


混濁し疲弊しきり意識も絶え絶えのコウだったが、至近距離に迫った危険過ぎて神聖過ぎる女神の蜜壷を目の前にして、久しぶりの声を上げた……。


「ヒッ……」


そのかすかな愛玩動物の声が女神喜久恵に届いた瞬間……


女神が動いた。


無言で。



力任せに躊躇なく鷲掴みにしていた矮小な愛玩動物の顔を自らの蜜壷に押付けた。


1度だけコウの身体が大きく「ビクンッ!」と、震えた。


……それからは一切動く事な無かった……


もう女神喜久恵も無理矢理覚醒もさせなかった。


ひたすら愛する愛玩動物の顔を蜜壷に押付けた。


喜久恵は絶頂を繰り返していた。

そう。

女神の生贄を使ったオナニーが始まった。



止めどなく溢れ出る愛液が止まらない。

コウの顔は押付けられている蜜壷から溢れる愛液まみれとなり、愛液の海で溺れていた。


女神喜久恵は止まらない。


キモチいぃわ・.。*・.。*♡


何度も果てた。


コウは動かない……


女神のわがままで残酷で神聖な時間が流れていく。


広大なリビングに響くのは女神喜久恵の喘ぎ声と、神聖な蜜壷に押付けられている哀れな愛玩動物の顔に降り注ぐ愛液の織り成す「ヌチャヌチャ」と、いう粘着音のみ。


何人たりともこの時間は止められない。






女神の意思は絶対なのだから。












・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。*・.。







無慈悲な女神喜久恵は今日もあの玉座に座っている。


足元には廃人と化した奴隷を踏み付けながら。



絶対神として君臨する女神喜久恵。


……愛玩動物コウが緊急入院してから4日目。


これで4匹目の奴隷の廃棄処分が決まった。



今、コウはあの女神喜久恵の激しい「愛情」により重体となり緊急入院となり今はICUで生死の境をさまよっている。


その総合病院の院長も当然、喜久恵の奴隷の1人。


「必ず助けなさい。」



女神は命令した。



だから必ず助かる。


そう。

女神の命令は絶対なのだ。




コウ不在の間、宮殿内では地獄絵図が繰り広げられている。


明らかに分泌量の増えた女神喜久恵のフェロモンはこれまでとは比較にならない程、危険な支配力で宮殿内を埋めつくし、蹂躙などという言葉では生ぬるい殺人的で圧倒的なオーラを無慈悲に撒き散らし「破壊神」として更なる恐怖とともに君臨していた。


逃げ場は無い。


どこにいても圧倒的フェロモンに潰される……



無差別に……無慈悲に……


誰にも止められない。


「破壊神」であり「絶対神」である女神喜久恵。







ミナは祈った……


どうかお鎮まり下さい……

どうかコウさん、ご無事で……

そして早く帰って来て…………



ミナは祈った……

どうか今日も生きていられます様に……





今日もミナは必死に女神喜久恵に尽くしていた。


命を削りながら……



今日もミナは女神喜久恵を見上げていた。

生殺与奪の権を握る「絶対神」を。



今日もミナは果てた……

誰も居ない廊下で神すら居ない場所に充満する魔性のフェロモンに潰されながら……




第2章 ~完~




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