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喜久恵様♡  作者: コウタロウ
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女神喜久恵様の圧倒的フェロモンにより全てを支配する華麗なる日常。

女神喜久恵様には何人たりとも逆らえない。

圧倒的フェロモンと女神の所業により今日も支配者として君臨し、奴隷達は生死の境を彷徨い続ける……。

喜久恵様♥️


第1章

喜久恵様の圧倒的なフェロモンと魅力による支配の物語。



……とある、ラブホテルの一室。

「お願い!もぅ許して……」

泣き叫ぶ少女、ミナ……。

彼女はまだ中学2年生……

初恋の2つ上の先輩に告白して念願叶い交際に発展した……はずだった。

その先輩の名は剛。高校1年生。

中学時代から問題児だかまずまずのイケメンで人気もあり小柄だがケンカも強くいわゆるお決まりの舎弟もいつも2人連れていた。

1人は剛の幼なじみだか昔からマウントをとられつつも仲良しの雄二。

もう1人はホントの奴隷的舎弟のモヤシっ子で更に小柄なコウ。


高校生になり性にさっそく興味を持って来た剛は自分に心酔しているミナの心を弄び、事もあろうかラブホテルに連れ込み未成熟な性技をもってミナの身体に若い欲望をさらけ出していた。

剛が疲れて休憩の時は舎弟の雄二がミナで同じく未熟な性技で楽しむ。

奴隷的舎弟のコウは……部屋の扉の前に待機。

見張り役だ。

一応、やっている行為に罪悪感はあるのだろう。

しかし、密室で行われているいわゆる3pのレイプの様なプレイは年齢的にも行為としても許されるものではない。

しかもホテルは剛の片親の父の経営するラブホテル。しかも剛の事に興味も無くなっているから剛がホテルの一室をを自宅代わりに使ってる事も、この様な犯罪の様な行為をしている事も知る由もない。

ミナは毎度ボロ雑巾の様にされるが、それでも憧れだった剛と一緒に居られる幸せがまだ心の片隅に残っており、毎度複雑な心持ちのまま今日も剛達の欲望のはけ口になる事を許してしまう……


しかし、ある日……

「痛いっ…!」

ミナの悲痛な声。

剛の未熟な上、乱暴な愛撫によるものだった。

所詮は高校生と中学生のプレイ。

1人前のオトナから見たらお遊びの様な稚拙なプレイ。

しかし、剛はそのミナの反抗的な態度が許せなかった。

その日のミナは……ボロ雑巾どころか燃えカスの様にいつも以上にボロボロにされた。



帰宅したミナは泣いた……

もぅイヤ……


逃げ出したいキモチでいっぱい……

でも下半身の不快な違和感と痛みがまだある中、あるキモチが膨らんでいく。


「復讐したぃ!」


でもそれはムリな話し。

むしろ返り討ちにされて、あの稚拙なレイプがエスカレートするだけ。

そんな事はわかってる……

でも……


こんな事、恥ずかしくて親や学校はもちろん警察にも言えない……

大ゴトにしたくないのだ。


そんな時、ミナの脳裏に1人の人物が浮かぶ。


従姉妹の喜久恵だ。


喜久恵は年の離れた従姉妹。

社会人(?)で詳しい事はわからなぃ謎の多い女性だが、昔からミナに優しく元々のほんわかした癒し系で何でも話せる頼りになる優しい姉の様な存在だった。


喜久恵さんなら……

思い切ってLINEをしてみた。

まだ詳しくは話してないが、「聞いて欲しい事がある……」と、……。


返事は直ぐに帰ってきた。


「イィょ♡ 会って話した方がイィカナ?」


丁度、土曜日。


午後は空いている。


喜久恵も「私も暇だし久しぶりにお茶でもしながらゆっくりお話ししょ♡」と。


短いが文面だけでも相変わらずの癒しとオトナの余裕が漂う。


まるでミナの心を一瞬で見透かした様な。


約束は14時にミナの家に車で迎えにいくと決まった。


喜久恵からLINEで送られてきた今日これからいくカフェに似合う様な服に着替えて待つ。

でもそこは今のミナが精一杯の背伸びをしても似つかわしくないであろう、ステキな雰囲気のカフェ。

「個室だから普段着でイィょ(笑)」

と、喜久恵は言ったがそれでもそこはやはり女子。

今年1のオシャレを決め込んで待った。


時間丁度に車はやってきた。


大型の高級外車である事だけは子供なミナにもわかった。


喜久恵さんの車……?


違った。


運転手は中年男性。


後部座席の窓が空き、喜久恵がミナを呼んだ。

「お待たせ♡ 乗って♫」

相変わらずの癒しオーラ満載の優しい笑顔で。


いきなり飛び込んできた違和感だらけの情報量を捌けないままとりあえず高級外車の後部座席の喜久恵の隣に乗り込んだ。


喜久恵は無言でアイコンタクトをバックミラーに送る。

すると静かに車は走りだし目的地に向かう。

「お久しぶり~♡元気だった! ?」

と、久しぶりの再会を無邪気に喜ぶ喜久恵。

しかし、ミナは先程からの違和感と共に、わかってはいた事だからいろいろな意味で圧倒される。

まずは喜久恵の容姿。

身長は高く185cm、体格もよく大柄な女性。

厚底のヒールでも履けばゆうに190cmは超える。

それでいて小顔で、バランスの良い程よいボリューム感のある存在感のある体型。

髪はボリューミーなゆるふわロング。

フロントサイドの巻き髪のゴージャス感とオトナの女性らしさをムダなく演出する柔らかいウェーブが優しくも上品な気品を醸し出している。

目は喜久恵の癒しを象徴する様なタレ目で、それでいてその奥の瞳は深海の様な深みと透明感を兼ね備え魅入られた者を眼力だけでひれ伏せさせる様な、瞳そのものの威圧感もある。

唇は上品かつ魅惑的な厚みと潤いがあり、唯一無二の魅力を放ち、喜久恵がその唇を駆使した時の事を想像するだけで、同性のミナでさえ濡れてしまいそうである。

特筆すべきは喜久恵の象徴とも言える胸だ。

聞けば「S」カップとの事!!

平然と笑顔で答える喜久恵。

自分のモノとあまりにも違う、あまりにも巨大であまりにも魅惑的で、あまりにも圧倒的過ぎる現実離れしたその果実達は一瞬でミナの視線も心も奪ってしまった。

服装は決して露出の多いモノでは無い。

むしろほぼほぼ露出は無く、自然で普段着では無いか?と、思わせるくらい違和感なく上品かつ落ち着いた、深窓の令嬢感溢れる着こなしだ。

ミナが出発前に目一杯背伸びしたのをはるか天空から嘲笑うばかりの理想のコーデ。

それなのに圧倒的過ぎるその果実の膨らみは、まるで喜久恵にだけは重力が働いていないのでは無いか?と、思わせるくらぃ理想的以上の形と張りで鎮座しており、無自覚でありながら無慈悲とも思える容赦のない魅力をダダ漏れで撒き散らしていた。

もちろんミナが喜久恵と会うのは初めてでは無い。

しかし思い起こせば、喜久恵と会うのは……

小学生低学年以来だ。

「おっぱいが大きい優しい何でも話せるお姉ちゃん」…それがミナの喜久恵の印象。

それは何一つ変わっていない。

しかし、喜久恵の魅力を直撃で体感してしまい圧倒されてしまうのは、わずかながらでもミナが成長した証なのかも知れない。


そして、さっきから頭がポォ~っとする…

何とも言えなく、心地よくも倦怠感にも似た脱力感が全身を優しく襲う……。


……イィ匂い……♡♡♡


それは喜久恵から放たれる芳香。

禁断の魅惑のあまりにも甘くあまりにも危険な芳香・.。*・.。*


後にわかる。


それは喜久恵から放たれる・.。*・.。*

これも無自覚で無慈悲な圧倒的フェロモン。

何者も逆らえない何者も隷属させる女神のオーラとも言える、フェロモン。


ミナはまだ知らない……


後にこのフェロモンで全てを蹂躙する喜久恵の

姿を。


ミナはまだ知らない……

このフェロモンを自らも求め、自ら喜久恵の女奴隷に志願してしまう未来を……


会話も上の空……

喜久恵の優しい甘い声がひたすら心地よい。


高級外車や中年男性の運転手…と、言った違和感が消えた訳ではない。


しかし、今はただただ喜久恵の匂いと声が心地よい・.。*・.。*

喜久恵を彩る全てのパーツが魅力的で魅惑的で見とれていたい。


喜久恵は秒でふやけてしまったミナの異変には気付いている。


いつもの事♡


しかし、喜久恵は何もしない。

存在しているだけ。


存在するだけで、自分を前にした人間はふやけ落ちてしまう。


それを優しく見守りながら車はカフェに向かう。





程なくカフェに到着した。

運転手の中年男性は真っ先に車を降り、後部座席の扉を丁寧に開け恭しく頭を垂れてミナと喜久恵をエスコートした。


数十分振りの外の空気を吸い、ミナは少しだけ我に返る。


やっぱりこの運転手さんは誰?

喜久恵さんのお知り合い?

それにしては丁寧過ぎる。

タクシー感は無いし……


すると喜久恵は冷たく「お疲れ様」と、告げながら人差し指1本でその運転手の胸の辺りを1撫でした。


異変が起きた!


長身の喜久恵の足元に「ぁあっ!」って呻き声を上げながら膝から崩れ落ちる男性。


「えっ!?」

ミナは何が起こったかわからなぃ……


それを気づかないはずも無い喜久恵本人は全く興味を示さず、むしろ運転手の存在など無いモノとも言わんばかりにミナを誘いカフェの入口に向かう。


ミナは遠慮する事も忘れ、喜久恵に聞いた。

「何が起きたんですか? 大丈夫なんですか?」


喜久恵は相変わらず優しく女神の笑顔をたたえながら「フフっ♡」と、微笑みながら


「ご褒美ょ♡ 大丈夫だから行こっ!」


っと、美しく答えた。


ご褒美…?

もうミナはワケがわからなぃ……


しかし、今日も高ヒールを履き実質190cm以上の喜久恵の天空から告げられる誘いには逆らえない。


……直ぐにミナの注意は目の前のカフェに向けられた。


オシャレで落ち着いた高級感のある外観。

これからココに入るのかと思うと腰が引けてしまう……


それをまたしても優しく見守りながら、喜久恵は先頭に入り手馴れた様子で予約していたであろう個室に案内させる。


その時ミナは気づいてしまった。


後ろ姿すら喜久恵は圧倒的だった。


ボリューミーな髪は後ろ姿こそ存在感を現し、歩く度に美しく揺れる。

揺れる度に放たれる甘い芳香。


純白のロングコートの裾の揺れる様子すら美しく、ミナは再度ふやけ落ちてしまぃその場に立ち尽くしてしまう。


気づいた喜久恵が振り返り近づいて来る。

車から降りて改めて気づく。

圧倒的な身長差。

身長差は約40cm。


心配そうな優しさに満ちた表情で。

しかし、身長差から近づいた喜久恵は自分の大きすぎる胸でミナの表情が見えない。


ミナは逆に視界を喜久恵の胸で占領されてしまう。

至近距離に近づいてきた喜久恵の胸。

マンガにも出てこない様な「Sカップ」の超乳。

それだけでミナは視界が歪み頭の中が空っぽにされた様な全身の痺れの様な脱力感を感じる。

超乳から無慈悲に放たれるフェロモンに犯される。


「喜久恵さん♡ 凄すぎる……♡♡♡」


近づいただけ。


ミナは逝った。

指1本触れず、言葉すら不要だった。


実は喜久恵が全てわかっていながら行った言わば軽いイタズラだった。

「カワイイ♡」

満足そぅに喜久恵は微笑んだ。


喜久恵はミナの絶頂に気づいていたが、またしても優しく微笑みながらそのまま個室に誘う。


運命の作戦会議が始まった。


ミナは喜久恵に全てを話した。

話しながら込み上げてきた感情と涙を抑える事は出来なかった。


喜久恵は全てを受け入れる様な寛容な優しい表情で聞き続けた。

相変わらずダダ漏れのフェロモンは個室に充満しミナをふやかし続けていたが、喜久恵の的確な質問に答えることによりミナは全てを話した。

いや……自白させられた様な状態と言った方が正しいのでは無いか?と、思わせる程ミナは全てをさらけ出させられた。

フェロモンにより喜久恵の声は脳に直接問いかける様な錯覚にミナは陥っていた。


喜久恵がその気になればミナの秘密も何もいとも簡単に丸裸に出来るだろう。


しかし、その必要は無いし興味も無い。



事の顛末は大方理解した。


喜久恵はミナに告げる。

「大丈夫♡ ちゃんとオシオキして上げる♡」

「全て私の言う通りにしたら坊や達に泣きながら謝らせてアゲル♡」・.。*・.。*と。


泣きすぎて過呼吸気味になって喜久恵のフェロモンを必要以上に吸い込んでしまぃ、もはや普通の判断力すら奪われたミナはただただ首を縦に振りながら喜久恵にお礼を言い続けた。







直ぐに作戦は決行された。

先輩トリオにまたいつもの様に呼び出されるミナ。

しかし、今回はミナから提案をしてある。

「ちょっと年上だけどエッチな女の子をもう1人呼びたい!」と。

性欲の塊の様な先輩トリオがそれを断る理由は無い。


しかし、約束の時間には間に合わないから1時間遅れるとの事。


そんな事はどうでもイィ!!


新しいエッチな年上の女の子が気になって仕方がない。


それが自分たちの運命を変えてしまう事も、自分たちの支配者になってしまう事も今はまだ知らない……。


賽は投げられた。







いつも通り、剛がミナに襲いかかる。

相変わらず未熟で稚拙なレイプ。

1時間後の年上の女の子とゆっくり楽しむ為にミナをそれまでに仕留めるべく、全力で襲いかかる。

ミナはひたすら耐えた。

もうすぐこの男達に天罰を与えてくれる女神様が降臨してくれる事を知っているから。

ミナはひたすら耐えた。

泣きながら謝らせてくれると言った女神様の言葉を信じて。


女神が降臨する。


時間丁度に部屋の扉がノックされた。


いつも通り見張り的な奴隷的舎弟のコウが、覗き穴から確認した。


黒いコートでロングヘア。

それが目印。

名前を名乗り確認したコウは剛の許可により扉を開けた。


運命の扉が、開かれた。



女神が降臨した。


今日も、いや、先日以上の高いピンヒールで服装もカフェの時の癒しと気品の溢れるコーデとは打って変わって、まさに女王様然とした黒を基調とした威圧感剥き出しのコーデ。

しかし、気品は少しも損なわれておらずフリルの多めのプリーツも組み合わせてあるゆったりとしたロングマーメイドスカートが長身の喜久恵をさらに引き立てていた。


しかし、上半身は以前と違い胸の谷間が強調されている服装。


「S」カップの谷間が惜しげも無く見せつけられている。


男達も身長は160代前半。


喜久恵とは約30cmの差。


否が応でも男達の目の前にはあの超乳が真正面になる。


そのインパクトを真っ先に食らってしまったのは扉を開けたコウだ。


全て予想外で、全てを超越する喜久恵を無防備で体感してしまった。


「こんにちは♡ はじめまして」と、いつも通り優しく気品に溢れた声でコウに告げながら頭を撫でた。


あの超乳を鼻先まで近づけながら。


コウは固まって動けない。

いや、動きたくないのだ。


喜久恵の声と撫でられる心地よさと、何よりもあのフェロモンで早くもふやけはじめてしまっていた。


一瞬で人形に変えたコウに女神の言葉が降り注ぐ。

「キミが見張り役のコウちゃんネ♡ ミナちゃんには触ってないみたいだけど、共犯だからオシオキょ♡」と。


そのまま1歩踏み出したかと思うとその身長差、体格差のまま顔に胸を押し付け壁と挟んでしまう。

胸のみの壁ドン状態。

喜久恵の極上の胸の柔らかさと、身体の中でも強めのフェロモンを発する胸の谷間の監獄に一瞬で捉えられた囚人はその甘美な処刑を受け入れるしかなかった。


喜久恵は腰に手を当てたまま1歩踏み出しただけ。

面倒くさそうに、「メインはあっちだからなぁ♡」と、呟くと一言。


「イケ♡」


コウに命令した。

まだ隷属を誓っていないコウに女神が命令を下した。


2秒後、コウはその通りになった。


ビクビクっ!と身体が震えたと思うと呻き声を上げる。

しかし、胸の谷間の監獄の中では女神の許可がなくては呻き声すら上げられない。


絶頂と窒息とフェロモン漬けでコウは力尽き、その場にへたり混んだ。

いや、喜久恵がコウの絶頂を見届けて胸圧を弱め解放したのだ。


結果的にコウはもはや自力で立ち続ける事も出来ない人形に変えられてしまっていた。


たった1分間。


女神様が1人目の罪人に罰を与えた時間。


それはまだ部屋の入口だけで起きた天罰のプロローグに過ぎなかった。



剛と雄二は、その1分間……動けなかった。

いや、言葉すら出せなかった。


何もかも予想外過ぎて目の前で起きている事を理解出来ずにいる。


今も……


ミナでさえ、喜久恵のいきなりの行為と早業に言葉を失っていた。


もはや今、この部屋の中で自由に身動きが取れて言葉を発する事が出来るのは喜久恵ただ1人だった。


たったの1分間で、この部屋の女王に君臨した。


立ち尽くしている罪人達をまるで無視するかの様に部屋の奥の片隅で膝を抱えて震えているミナに優しく話しかけた。


「お待たせ♡ もぅ大丈夫だからそこで見てて・.。*・.。*」


自信と威厳に満ちたその言葉をミナは確かに受け止め、震えながらも確かに首を縦に降った。


それを見た喜久恵は満足そぅに微笑みながら氷の視線を罪人に浴びせ、威圧していた。


「さてと♡」

喜久恵が呟くと残った罪人達は戦慄した。


どうする……?

聞いてないょ……?

何が起きた……?

そもそも、誰なんだ……?

この後、オレたちどうなっちゃうんだ……!


わからなぃ


一瞬にしてこの部屋の王の座を初対面の女性に奪われ、これから起こる未知の未来に恐怖している。


動けない。


1番弱い舎弟とはいえ、まるで魔法の様に人形に変えてしまったあの胸が近付いてくる。


大きな胸は大好きだ。

しかし、写真や画面での世界でしか知らないし扱い方もわからなぃ。


ましてや目の前に迫る超乳は規格外に大きく美しく威圧的で恐ろしい。


ゆっくり、ゆっくり、優しく微笑みながら眼力で威圧しながら迫る喜久恵が告げる。


「短髪が雄二君だっけ♡」?


次はオレなのか……?

雄二は震えながら喜久恵をまじまじと見上げた。


大きい……

身長はもちろん、目の前の視線を奪う超乳を前にあさましくも勃起しながら固まってしまう。


「フフっ♡」

余裕の笑みで見下ろす喜久恵。


その微笑みに恐怖のスイッチを強制的に入れられた雄二が遮二無二喜久恵の胸に飛び込んで全力で揉みしだいた!


目の前の壁を壊す様に。

目の前の現状を否定する様に。


暴力といぅ選択肢も無くはない。

男と女だ。


しかし圧倒的な身長差と体格差、何よりあの戦慄の1分間が既に暴力といぅ選択肢を選ぶ心はへし折っていた。


だからと言って目の前の胸を揉みしだいて勝機はあるのか?


あるはずも無い。


むしろ自殺行為だ。


喜久恵は楽しそうそれを見下ろしていた。

必死に自分に逆らう愚かな弱々しい罪人の抵抗を受け止め、絶望に打ちひしがれるまで鑑賞していた。


……抵抗が止んだ。


仁王立ちで見下ろす喜久恵を、恐る恐る見上げた雄二はもはや泣きじゃくっていた。


そんな雄二の頭を撫でながら優しく微笑みながら喜久恵が告げる。


「お疲れ様♡」


自分の必死の抵抗は一切通用していない事を再認識させられる、端的で優しくも恐ろしい言葉。


しかも、喜久恵の胸を揉みしだいたのだ。

無事であるはずがなかった……。


もはや立っている事もやっと、と言った状態。


フェロモンのみならず、喜久恵の胸の感触を味わっては仕方の無い事だ。


「じゃあオシオキタイム開始♡」


女神の制裁が始まる。


今回の制裁は何か?


女神の指先が雄二の頬を優しくなでる。

指1本。

それだけで絶頂しそうになる。


しかし、それすらお見通しの女神は残酷な命令を下す。


「まだょ♡」


見抜かれた恐怖と驚きがますます雄二を人形に変えていく。


ひとしきり指先だけで雄二をパニックに陥れて楽しんだ残酷な女神は制裁方法を決定し、即執行した。


濃厚過ぎるディープキス♡


女神の肉厚で魅惑的な唇が人形と化した罪人の唇を奪った。


驚きと予想外の行為と、未経験の致死量の快楽により一瞬雄二は意識を手放した。


身体に力が入らない。

しかし、体格に優る喜久恵が倒れる事すら許さない。


唇による蹂躙。


いや……処刑と言っても過言では無い。


やはり1分間。


天空より振り下ろされた唇による蹂躙が解かれた。


喜久恵は何事もなかったかの様に雄二を離して微笑んだ。


「2人目♡」


同時に雄二が受け身すら取れずに膝から崩れ落ち顔から床に倒れ込んだ。

涙と涎でグチャグチャになった顔は床面に磔にされた様に無言の圧力で押し付けられた様にまるで許しを乞う様な土下座の様に見えた。


しかし、残酷な女神は失神寸前の哀れな罪人に更なる罰を下す。


「誰がイッていぃと言ったの?」


静かで穏やかで……冷酷な声で。


そぅ。

雄二は喜久恵から与えられるキスによる致死量の快楽とフェロモンにより無自覚に盛大に射精をしていたのだ。


匂いでわかる。


たしかに喜久恵は許可はしていない。

耐えられない事も承知の上だ。


しかし、命令に従えなかった罪人には更なる罰が必要なのは致し方ないといぅ事か……


全ては喜久恵のシナリオ通り。


ミナは恐ろしくなった。


客観的に見ている状態だが、全てが喜久恵の思い通りになる。

私を蹂躙していた男達をいとも簡単に人形に変え、制裁を与える。


しかも射精すら全て喜久恵の思いのまま。


男の象徴には未だ指1本触れてすらいない。


本当に女神なのか……?

とすら思ってしまう。


そんなミナも喜久恵の神々しい姿に静かに絶頂していた……。


女神の足元にひれ伏す様に崩れ落ちた罪人は、女神の慈悲にすがるべく声にならない声で許しを乞う。


これ以上の快楽やフェロモンは本能が危険!と、訴えているのがわかったからだ。


芋虫の様に足元で蠢く罪人に女神が告げた。

「靴をお舐め♡」

いかにも女王様といったシンプルな罰かと思ったが、雄二はそれで許されると思い女神の高貴な靴を舐めるべく足元に這って行った。


喜久恵は優しく微笑みながら、片手でロングマーメイドスカートの裾をたくし上げ、靴をあらわにして、舐めやすく露出して見せた。


雄二は優しさと解釈し喜んで靴にむしゃぶりついた。

許される! これで許される!!


そう信じて必死に舐めた。

慈悲にすがるために。

許しの言葉をもらうために。


哀れな罪人は知らない。


天空では、残酷な女神が真の罰を与えるカウントダウンを始めていた事を。


そして執行した。


靴をあらわにするためにたくし上げていたスカートを摘んでいた手を不意に離したのだ。


ファサッ・.。*・.。*


ただそれだけ。


それだけで雄二は後遺症まで残る快楽地獄へと落とされる。


スカートの裾が落ちた。

靴を舐めていた雄二の頭ごとそのスカートの裾が包みこんだ。


結果的に喜久恵のスカートのに頭を突っ込んでる様な状態になった。


ただそれだけ。


3秒後。


雄二の状態が激変した。


ビクンビクン!と、激しく身体が痙攣し呻き声か喘ぎ声かわからなぃ雄叫びを上げ……

失禁し、失神した。


「フフっ♡」

女神が微笑み失神した罪人を踏みつけながら満足そぅに笑う。


喜久恵以外の人間は何が起きたかわからなぃ。


「…えっ!?」

ミナの声にのみ喜久恵は優しく反応して応えた。


「私のフェロモンはミナちゃんも知ってるでしょ? 私のフェロモンが圧倒的に濃いのは実は胸じゃなくてスカートの中みたぃなの♡ 密閉されてるからカナ♡?」と、おどけながらネタあかしをする喜久恵。


熟知している。

自分のフェロモンの危険性。

魅力と中毒性。

効果的な使い方。


足元で痙攣しながら失神している雄二が何よりもの証拠だ。


しかし、残酷な女神はまだ許しを与えてはくれない。

「はぁ…結局またイッてるし…」


強制的にイカせたのは誰…?


しかし、それを口に出来る者はいない。

喜久恵には逆らえない。


時間と共に充満していく 喜久恵のフェロモン、この部屋に喜久恵が降臨してからの圧倒的な力を前に味方であるミナですら戦慄し、恐怖し畏怖し心を奪われていた。


雄二を蹂躙している間、またしても剛は動けなかった……


力の差、格の違い、危険性もイヤという程見せつけられていた……


逃げ出す……と、いう選択肢もあったはずだが……動けなかった……。


もはや充満する喜久恵のフェロモンの虜になり、喜久恵から目が離せなくなっていた。


余談だが、仮に逃亡を企て部屋の外に出ようとしても喜久恵の連れてきた部屋の外に待機している別の格闘技経験者の奴隷に捕獲され喜久恵の許しがあるまで暴力で蹂躙されていただろう。


「さてさて♡」


喜久恵が剛を見た。


剛は相変わらず動けない。


実はすでに人形と化して久しい。


今更だが、剛にとって喜久恵は容姿的にも雰囲気も身体も理想の女性……それ以上だった。


すでに心は奪われていた。


しかし、そんな事は喜久恵は興味は無い。


大好きなミナちゃんをいじめた主犯格のこの男を破壊する事しか興味は無い。


「ミナちゃん。人が壊れるトコ、よく見ててね♡」


笑顔でミナに告げる。


ミナはその言葉でまたイッた……。

そしてこれから繰り広げられるであろう自分をいじめた元想い人をもはや女神と崇拝する喜久恵がどんな風に処刑をしてくれるのか期待と興奮が止まらない。


「喜久恵様♡」


つぃ、言葉が漏れた。


喜久恵は少し困った様に微笑み、ミナに言葉を返した。


「知らないわょ♡」


そぅ。

ミナはもはや自ら喜久恵の女奴隷なりたい気持ちが抑えられない。

喜久恵は見抜いていた。

ミナが望むなら飼って上げても良い。

しかし、高い中毒性の己のフェロモン奴隷にしてしまったら2度と戻れなくなってしまう。


まぁそれならそれで良い。


可愛いミナが自分の所有物になるのならば♡


ならば、ミナが期待する以上の形でこの男を壊してしまおぅ♡と、再度残酷な女神へと変貌していく。


処刑が始まった。


コウの時と同じ様に胸で壁に押し付け、窒息とフェロモン漬けで脳内を溶かしながら責め立てる。


それだけでも堕ちる。


しかし、主犯格がその程度の制裁で済むはずが無かった。


窒息寸前を繰り返され呼吸を貪りながらフェロモンを強制的に吸わされ悶える罪人に女神が告げる。


「今から龍の爪で犯してアゲル♡ 失神しても直ぐに強制的に覚醒させるから安心なさい♡」

そぅ言って谷間から少しだけ喜久恵を見上げる事が一時的に許された罪人に自らの美しく手入れされた漆黒のベースにゴールドの装飾が施されたゴージャスな長い爪を見せつけた。


と、いっても剛はもはや思考が停止して、ただただ自分を追い詰め見下ろす喜久恵が美しく、恐ろしい。


しかしせっかくの女神の予言は聞いておくべきだった。


予言を告げた女神は容赦なくその龍を解き放ち罪人を襲わせる。


罪人の乳首を女神の龍の爪が犯す!


高圧電流が乳首から全身を襲う。

「龍の爪」といぅ名の通り非現実的な快楽と電流が罪人を襲う。

呻き声すら出せない。

射精した……。

それすら気づけない……。


失神した。


失神してしまった方がむしろ楽かも知れない。

しかし、女神は予言通りに失神すらも許さない。


龍の爪から容赦なく放たれる高圧電流が罪人を無慈悲に覚醒させ地獄へ呼び戻す。

それを繰り返す。

地獄を延々と彷徨わせる。

指先だけで。



実は喜久恵は片手間程度に剛の乳首を爪で弄んでいるだけ。


本気を出せばショック死させかねないからだ。


だから自由自在に失神させる程の技術を身につけている。


神の業としか思えない喜久恵の所業にミナの絶頂は止まらない。


「ぁあ…喜久恵様♡」


見ているだけで絶頂に導く喜久恵様に触れて頂けたら・.。*・.。*

あの龍の爪でオシオキされたら・.。*・.。*


妄想1つ1つが、ことごとく絶頂へと誘う。


それに気付いた喜久恵はミナを呼んだ。

そしてチェーン付きの首輪を渡して自らは部屋に備え付けてある大きめなソファーに座りミナに「命令」をした。


「そこに倒れ込んでるゴミ(剛)を連れて来なさい」


ミナに首輪を付けさせた。


ミナの復讐心を満たす目的と、奴隷としての初仕事を与えて上げた。


いずれもミナが望む事だ。


ミナは嬉々として喜久恵「様」の命令に従った。

仕事は完璧にこなして喜久恵「様」に褒めて欲しかった。


その仕事振りを喜久恵は相変わらず優しく見守っていた。


ご褒美のなでなででまた絶頂した。

今日イチの絶頂で痙攣も伴った。

喜久恵は苦笑いを浮かべながら罪人を新たな地獄へと誘う準備を完了していた。


ソファーに座った喜久恵に剛が抱っこされている状態。

喜久恵の太ももに座らされ剛の背中に喜久恵の胸が押し付けられている。

背後から喜久恵が剛を襲う構図。


背中に伝わる喜久恵の胸の感触で剛はまた覚醒する。


目の前には鏡。


大柄な喜久恵に抱っこされ、背後から襲われる様を自分で見られる様な配置。


状況を確認させた喜久恵は背後から罪人に告げる。背後から手を回し龍の爪を見せつけながら。


「ほぅら♡ お前の大好きな龍の爪ょ。」

それだけで剛はイッた……。

いや、イッてしまった……

精子は……当然喜久恵のスカートに垂れ尾ちた。


剛の精子が喜久恵のスカートを汚したのだ。


やってしまった……


剛はあおざめる


もはや己の立ち位置を理解しきってしまった剛には喜久恵のスカートを汚した罪を恐れた。


「フフっ♡」


背後からきこえる残酷な女神の微笑み。

血の気が引いていく……

お許しください……


剛は祈った。

女神の慈悲があらん事を。


しかし祈りは届かない。


「オシオキね♡」

死刑宣告が告げられる。

同時に今まで片手2ほんずつ、左右で4本だけしか使われていなかった龍の爪が左右計10本全ての指で剛の上半身全てを這い回る。

乳首のみならぬ全身を性感帯にさせる様な女神の悪魔の所業。


その所作はまるで女神が天空の宮殿で優雅に美しくバーブを奏でるかの様だった。


しなやかな長く美しい10本の指は無駄なく優雅に、それでいて1本1本の指達がそれぞれに意志を持っているかの様に的確に旋律を紡ぎ、女神の表情は穏やかな微笑みをたたえたまま、その演奏は続いた。


女神の奏でる調べ。


残酷な女神の調べ。

その音色は罪人の呻き声、喘ぎ声、断末魔の絶叫……そして命乞い。


10本の美しい指は罪人の上半身の前面を余す事なく蹂躙し、決して男の象徴には触れる事なくその周辺や足の付け根や内ももを責め立て生殺しといぅにはあまりにも残酷すぎる快楽を刻み混んでいる。

背後にはあの超乳が押し付けられもはや、全身が超乳の谷間に吸収されているかの様な感覚で自分自身がまだこの世に存在出来ているか疑問を抱いてしまう程、圧倒的な超乳の感触に包まれてしまっている。


そして朦朧とする意識の中、時折聞こえる天空からの微笑み。


「フフっ♡」


その微笑みは天空から降り注ぎ、生死を彷徨う程追い詰められている自分との格の違いを知らしめる絶望と恐怖と畏怖と、そしてもはや崇拝の象徴。


もはや喜久恵は言葉すらも不要だった。

もはや存在そのものが権威となり、罪人(➕女奴隷)には女神へと昇華していた。


そんな中、女神に捕えられた罪人の地獄は続いていた。


罪人からはもう声すら聞こえない。

絶叫を繰り返し声も枯れ果てた。

いや、声すら女神に没収されたのだ。


致死量の快楽を何とか逃がしたい哀れな罪人は唯一自由になる声を上げることにより少しでもその地獄の中で救いを求めた。


しかし背後で微笑む女神が更なる無慈悲な宣告を下す。


「うるさい♡」


その言葉と同時に久しぶりに龍の爪達が罪人の乳首に襲いかかる。

再び乳首に高圧電流を送り込む。

しかも先程の様な手加減たっぷりの龍の爪よりも強めの刺激。


殺しはしないが気絶すら許さない。


罪人は全身の力を振り絞り断末魔の悲鳴を上げた。

……いや、上げさせられた。


そして程なく罪人の声は枯れ果てた。

二度とまともに発声は出来ないのではないか?と思う程に……


その判断は今の罪人にはとても出来ないし、する事すら許されない。


こうして女神の意志により声すら奪われた。




射精ももはやしているのかすらわからない…

感じるのは永遠と続く射精感。

もう自分の象徴が付いているのかすらわからない……


尊厳を奪われた罪人の象徴からは力無い透明の粘着質の薄い液体がとめどなく滴り落ちているだけだった。

それは引き続き女神のスカートを汚し続けていた。


やがて罪人に体力の限界が訪れる。


「ふぅ♡」


女神は吐息とともに、人形……と呼ぶにはあまりにもズタボロな罪人をようやく解放した。


喜久恵に抱っこされていた状態から解放されたのでそのまま前のめりになり床に転げ落ちた。


小さく痙攣しながら未だ象徴からは透明の液体が垂れ続けている哀れな罪人を見下ろしながら喜久恵はソファーにゆったりと腰掛けなおして脚を組んだ。


ふと見ると部屋の片隅では羨望の眼差しで喜久恵を見上げながら何度目かもわからない程、絶頂を繰り返し勝手にズタボロになっていたミナの姿があった。


そんなミナにも喜久恵は優しく「語りかけた」。

そぅ…「語りかけた」。


「落ちついて♡ これから仕上げだから♡」


久しぶりに自分に向けて掛けられた喜久恵の言葉は、まさに天の声の様に聞こえた。


決して命令では無い。

しかし「落ちついて♡」といぅ喜久恵の言葉は今のミナには女神からの「命令」に他ならない。


恍惚の表情で見上げてくるミナを喜久恵は視線だけで数秒だけ犯した。

ミナはまた絶頂した。

視線だけで。


もはや喜久恵は指1本触れずにミナを廃人にする事も可能だろう。


その事実を喜久恵は理解していた。


しかし、それはしない。

喜久恵にとっては可愛い妹の様な存在。

奴隷になったとしても大切に可愛がると決めている。


だからこそ罪人達の罪は重い。


視線をミナから外した喜久恵はスマホを打ち始めた。

短いLINE。


その姿すらミナには神々しかった。


足元で屍となった罪人達を転がし、何事も無かった様に優雅にソファーに座りスマホを打つ姿。


何もかも圧倒的で神々しい。


そんな風に思い思考回路を停止させて喜久恵に見とれていたミナを、ある事実が現実に引き戻す。



……「お待たせ致しました。ご主人様」


不意に部屋の扉が開き黒革のバックを持った細身の中年男性が入って来て深々と頭を垂れて喜久恵に挨拶をしたと思ったら、すかさず四つん這いになり這いながら喜久恵の足元まで近付き再び頭を垂れた。


「今日も多くの奴隷の中から私めをお選び頂きましてありがとうございます!」と、感涙交じりに丁重に挨拶をする。


そんな男奴隷に一瞬だけ視線を落とした後、奴隷の丁重な挨拶に返事もする事もなくミナに告げた。


男奴隷を見たミナも気付いた事がわかったからだ。


「覚えてるでしょ? この前のカフェの時の奴隷ょ♡ 名前はケン。今日はミナちゃんが一緒だしヤンチャな坊や達にオシオキデーだったからコレ(男奴隷)にしたの♪ こう見えてコレ、空手の師範でなかなか強いのょ。 もし坊や達が逃げ出そうとしたらボコボコにさせようと思って(笑)。まぁこの通りだけどネ♡」


先日の高級外車、高そうな黒革のバック、顔もまずまずのイケメン、そして空手の師範。

収入も地位もスペックも高く、一般的には高嶺の花であろうその男も喜久恵の前ではただのイチ奴隷としてただただ膝まづいていた。


男奴隷の空手の出番すら無いほど屍にした罪人達をあらためて見下ろして満足そぅに微笑んだ。


ミナは腑に落ちた。

あの日の違和感。

喜久恵の指1本で崩れ落ちた男の異変。


すでに奴隷だったのだ。


しかも、かなりの時間を隷属している様子は手馴れた所作の数々を見ればすぐにわかる。


そして膝まづいていた男奴隷に今度はミナを紹介する。


「このコがミナょ。今日からお前達の仲間入りだけど私の妹分だから…粗相したら……わかってるわょネ♡?」


その言葉だけで、男奴隷は青ざめて土下座のまま震え始めた。


喜久恵の言葉の圧力だけで命を削られていた。


「フフっ♡」


男奴隷の震える姿をミナに見せつけて満足そうに微笑んだあと足元の奴隷の頭を無造作に踏みつけた。


踏むために喜久恵の脚が上がる。

スカートが優雅に揺れる。

密閉空間からあの濃密度のフェロモンが漏れる。


土下座している男奴隷の鼻に届く。


男は震えた。

恐怖ではなく歓喜と快楽と女神の慈悲に。


そのまま女神は足元で震えながら膝まづいている男奴隷の頭を足で優しく撫でながら快楽のみを感じらる程度のフェロモンを与えながら微笑む。


「大丈夫ょ♡ イイ子にしてればこうして可愛いがってアゲル♡」



無言のメッセージを頭を踏みつける事により伝え、男奴隷もそれを正しく受け取り歓喜した。



「さてと♡」

喜久恵の言葉で男奴隷の身は引き締まった。


「じゃあ後はよろしくね♡」

と、端的に指示をした喜久恵に再度深々と頭を垂れ、作業に取り掛かった。


「はっ!、作業中はご主人様より私めの頭が高い位置にあってしまう事をお許しくださいませ!」と、伝えた奴隷に喜久恵は「仕方ないわね♡」と、微笑んだ。

奴隷は喜久恵が座っていても何をしていても喜久恵より高い位置に頭を置く事は罪であるとされている。

今回の様に喜久恵の命令の時のみ許されていた。




まずは持参した黒革のバックの中身をとり出す。

取り出したのは先程より剛に付けられているのと同じチェーン付きの首輪が2つと、1本鞭。

黒光りして重厚感と高級感を兼ね備えた、見るだけで威圧される様な逸品。

その1本鞭は当然の様にコレを持つにふさわしい人物にケンより渡された。


喜久恵の前に再度膝まづき恭しくケンが1本鞭をご主人様に渡す。


無言で受け取る喜久恵。


「フフっ♡ 久しぶり♡」


そぅ言ってまたしても無造作に1本鞭を軽く素振りした。


その鞭の行き先は……


ヒュオン・.。*・.。*


軽く振っても鞭としては理想的な風切り音が響く。





ヒギャア゛ァァァ~~~!!

断末魔の悲鳴。


その軽く素振りされた凶悪な鞭は足元に膝まづく奴隷の背中に直撃した。


細身だが空手で鍛えた筋肉質な身体の奴隷も余りの痛みに悶絶している。


土下座の腕がプルプル震え痛みを堪えている。

何も悪いことはしていない…

喜久恵に鞭を手渡しただけ…

粗相があったのか…?

わからない…


しかし女神の与えた鞭により激痛を味わっている。

無造作に…

軽く素振り程度……


もしも喜久恵が本気で振るったら……?


「死」


この文字しか浮かばない……


そんな理不尽ながらも一瞬で恐怖のドン底に落とされた奴隷が口答えなど出来るはずが無い。


そんな奴隷を尻目に、喜久恵は眉ひとつ動かさない。


「そんなトコで何してるの?」と、言わんばかりの無表情。


奴隷はまだ震えている。


「はぁ……」

喜久恵の深いため息。


すると2回目の激痛が背中を襲う!


ホギャア゛ァァァ~~~!!


またしても絶叫!!


そうだった!!

奴隷も久しぶり過ぎたのと余りの激痛に忘れていた……


「……ありがとう……ございます……」


鞭を与えてくれた事に対するお礼を言いそびれていた。


喜久恵から与えられる全ての事に感謝するのは奴隷としての当然の心構え。


それが「死」を感じる激痛だとしても……


「フフっ♡ どぅしたしまして」


残酷な女神は苦しみながら奴隷が必死に発したお礼に優しく答えた。


さらに女神の気まぐれで生死を彷徨う哀れな奴隷に無慈悲に告げる。


「さっさと始めなさい」


女神の命令。


痛みはあるが奴隷は脱兎のごとく動き出した。


あのまま足元でうずくまっていたら、間違いなく鞭の餌食となり罪人よりも先に生死を彷徨う事になるだろう……



激痛に耐えながら奴隷は作業を始める。


喜久恵がいとも簡単に屍にした罪人を3体、喜久恵の足元に並べる。


そして手際よく、また乱暴に3体の衣服を引き剥がし全裸にした。

「喜久恵様の御前でお前達などが服を着るなど100万年早い!」と、言わんばかりの勢いで。


そして、すかさず首輪を付けた。

これで1人づつに首輪が巻かれた。


そのチェーンを当然の様に喜久恵に献上した。


またしても無表情で受け取り、絵的にも完全な支配者となった喜久恵。


引き続き奴隷は次ぎの作業に取り掛かった。

コウは気絶もしておらず、元々弱気で全裸にも命令だけで自らなっていた。

剛と雄二は喜久恵の苛烈な責め苦により失神していた。

そんな気絶している罪人2人に奴隷のケンは怒号とともに、容赦なく胸や腹を蹴り上げて横たわっている罪人達を強制的に覚醒させた。

喜久恵の御前の丁寧な恭しいケンの姿とは程遠い、迫力のある恐ろしい姿。

空手仕込みの蹴りは素人のまだ未成熟な小柄な高校生には致命傷にもなりかねない。

しかし、目の前にいるのは罪人。

ご主人様より罪人の烙印を押された愚か者の処刑のお手伝いを命じられた光栄と歓喜により罪人を気遣う心などあるはずが無い。

あるのはご主人様「喜久恵様」に御満足頂ける事のみ。


程なくして強制的に覚醒させられた罪人達は首輪を繋がれたまま喜久恵のまえに深い土下座をして整然と並んでいた。


その様子に満足した喜久恵は同じくソファーの下の喜久恵の足元に膝まづいている奴隷に羽織っていたレースの薄いシースルーのストールを頭からそっと被せた。


無言で。


奴隷の頭部はそのストールに包まれた。


喜久恵の豊かなボリューミーな髪に長時間触れ、フェロモンはもちろん喜久恵の髪の甘い香りをたっぷりと含んだストール。


それは奴隷の脳内などいとも簡単に焼き尽くす凶器。


それをご褒美のつもりで奴隷の頭に被せた。


3秒。


奴隷は発狂した。


ふおぉォォ~~~!!!!


奴隷は射精した。


ビュルルル~~~!!


奴隷は失神した。

恍惚な表情を浮かべながら……


たった3秒でストール1枚で奴隷の脳内を焼き尽くした。


全く指1本すら触れていないまま奴隷を失神させる喜久恵を目の前でまじまじと見させられた罪人達は、これから始まる地獄を想像して泣いた……


しかし、運命の鎖は女神の手の中にある。

逆らってもムダ。

いかに慈悲にすがり、いかに命乞いをするかしか頭には無い。



「ご褒美」を済ませた喜久恵は次の命令を下す。


ミナに。


「隣にいらっしゃい♡」

喜久恵の優しい声。


吸い寄せられる様にフラフラとソファーに向かうミナ。

しかし、四つん這いで向かう。


もはや喜久恵に身も心も隷属してしまったミナは自然にその行為を行った。


喜久恵はそんなミナに強めの「命令」により隣に座らせた。

そうしないとミナはもう恐縮してしまい自分の隣には座れなくなっていたからだ。

だから「命令」ならば従うしかない。


これからも喜久恵はミナを折りに触れて「命令」により正しい方向に導いていく。

それはまだ先のお話。


同じソファーに座り隣で見上げる喜久恵は以前、車で隣に座った時よりも大きく、眩しく感じた。

何より神々しさとフェロモンが桁違いだ。

隣にいるだけで昇天しそうになる。

無慈悲過ぎる女神のオーラは何者も圧倒し蹂躙し発狂させ隷属させてしまう。


恍惚とするミナを知り目に、女神は優しく問いかけた。


「2番目に悪い子は誰?」


2番目……?


ミナも罪人達も戸惑った。

なぜ2番目からなのか?

順番にどんな意味があるのか?

どんな罰が……?


わからない。


全ては女神の手の平の上。


しかし女神の質問には答えなくてはならない。

ミナは無言で指を指した。


雄二だ。


指された恐怖と1番じゃなくて安堵したかの様な複雑な表情を浮かべミナの指先をただただ見つめ、涙を浮かべていた。


「そぅ♡」

そぅ言って微笑んだ喜久恵が恐ろしい。


さっきのフェロモン責めで未だに思考回路は崩壊したままだ。

しかし、喜久恵が恐ろしいといぅ事だけはもはやDNAレベルにまで刻まれている。


女神が見つめている。

視線その物に強大な重力を兼ね備えているかの様な威圧感のある視線。

視線だけで押し潰され窒息しそうになる。


無言の圧力が容赦なく雄二を襲う。

もはや動く事すら許されない。

唯一、涙だけは溢れてくる。


後悔と恐怖……

そして絶望……


女神の天罰の恐ろしさをただただ噛み締めていた。


縮こまり震える雄二に喜久恵は言った。

「ミナちゃんに、誠心誠意お詫びして許しを乞いなさい。上手に出来たら許してアゲル♡」


「許し」


今、最も罪人達が求める言葉を女神が口にしてくれた。


真っ暗だった未来に一筋の光が差し込んだ気がした。

その光にすがらないワケが無い。


雄二は詫びた。

必死に謝り許しを乞うた。

ミナと女神の慈悲にすがるべく。


そんな雄二の姿をミナは満足そぅに観察していた。


さっきまで私を蹂躙していた憎きNo.2。

それが必死に謝り命乞いをしている。


楽しい! 嬉しい!!

ざまあみろ!!


ミナは笑った。

そして当然とも言える冷酷な判決を下す。

「ダメよ!許すわけないでしょ!!」

渾身の勢いでその言葉を投げつけた。


雄二の運命は決まった。


それを隣で聞いた喜久恵は優しくミナの頭を撫でた。

「よく出来ました♡」

と、言わんばかりに。


そして女神の制裁が下る。

雄二の首輪のチェーンをそっとミナに手渡して笑顔で言った。

「じゃあ今日からこれはミナちゃんの奴隷だから好きにして♡」


「奴隷」

女神は罪人の運命をミナの奴隷と決定した。


逆らえない。


フェロモン責めや鞭打ちを覚悟していた雄二だったが……甘かった。


それ以上の苛烈な運命の決定。

ミナへの反抗は女神への反抗と見なされる。

恐ろしい……


もう自分自身の運命の選択肢すら剥奪された。


ミナは笑った。

そして喜久恵にお礼を言うと、「よろしくね! ユージ♡」と、呼び捨てにして妖艶に微笑んだ。

ミナもわかっている。

喜久恵の加護があればこの奴隷は私には絶対逆らわない。

逆らったら喜久恵様に言いつける♡

思わぬプレゼントをもらったミナは雄二を徹底的に虐め抜いて、後に喜久恵のフェロモン責めの後遺症もあり廃人と化す事となる……。



残った2人は……もはや思考が停止し廃人の様だった。

特に剛は……


すると喜久恵がミナに告げる。

「じゃあ今からヒトを壊すから良く見てて♡」

女神の様な優しい笑顔と穏やかな声で。

ミナは目を輝かせ「はい!」っと、答える。

満足そぅに微笑んだ喜久恵。


すると次の瞬間、あの鞭が罪人、剛に襲いかかる!

まるで鞭その物が意志を持っているかの様に。

喜久恵はソファーに優雅に座ったまま、軽くスナップを効かせるだけで自由自在に鞭を操り変幻自在に罪人の体を切り刻む。


奪われたはずの声が断末魔の悲鳴として復活していた。

先程のフェロモン責めと龍の爪でもはや動けない罪人はただただ鞭の餌食となっていた。


鞭の威力は奴隷のケンで実証済みだ。


みるみる体の色が変わり、徐々に悲鳴すら出なくなっていた。


天空から振り下ろされる女神の鞭の雨あられ。


「死」


剛は祈った……


「殺さないで……」

「お許しください……」


涙だけが溢れてくる。


それでも鞭の雨は止む事は無かった。













……しばらくして無慈悲な鞭の雨が止んだ。

罪人の反応がなくなったからだ。

気絶と覚醒を強制的に繰り返していたが、ついに限界と判断したのだ。


もはやヒトでもなくボロ雑巾以下のオブジェ。


女神の逆鱗に触れた愚かな罪人の末路がそこに転がっていた。



かすかに残された意識の中で、

「助かった……」「生きてる……」

剛は心の中で安堵した。


地獄の制裁が終わった……

そぅ思って疑わなかった。

下半身は激しく勃起していたが、「死」を意識した故の生理反応。

それすら剛には生存の証として嬉しかった。













哀れな剛は知らない。

今も女神の手の平にいる事を。


哀れな剛は知らない。

その「死」を意識した故の強制勃起すら女神の意志によるものだと言う事を。


哀れな剛は知らない。

これからが女神による真の天罰といぅ事を。


哀れな剛は知らない。

女神に出会ってしまったばかりに高校1年生といぅ若さでありながらこれから男の象徴を完膚なきまでに破壊され、男としての人生を強制終了させられてしまう事を。


哀れな剛は知らない。

女神には決して許されない事を……
















喜久恵は剛の屍を眺めながら微笑んだ。

しっかり勃起もしている。

計画通り。


少しだけ意識を取り戻した剛に喜久恵は無慈悲に声をかけた。

「フフっ♡ お目覚めかしら?♡」


聞こえてしまった……

恐怖の女神の声が聞こえてしまった。


意識を取り戻した事を恨めしく思ってしまう程の恐怖がその声だけで襲いかかって来る。


全裸でボロ雑巾以下のオブジェの罪人は美しく恐ろしい女神を見上げまた震えた。


足元には先程ストール1枚で失神した奴隷のケンも覚醒し膝まづいて控えている。


「んっ♡」


女神の一言でその奴隷のケンが罪人に迫ってきた。


「もぅ蹴らないでくれ……」

「助けて……」


罪人は祈った。


こんなに祈っても願いを聞いてくれない奴隷のケンも女神は「んっ♡」の一言だけで全てを操ってしまう。


圧倒的な格の違い。


今更ながら痛感しつつ、もはやどこも動かない体をケンに委ねるしか無かった。




するとケンは優しくうつ伏せ罪人の体を支え起こした。


「えっ?」


剛は戸惑う。


そのまま優しく、用意されていた厚めのマットレスに仰向けに寝かせ直した。



勃起したままの男の象徴が目立ってしまったが、うつ伏せよりも呼吸は楽だった……。

柔らかいマットレスも心地よい。

しかもウェットティッシュで男の象徴の周りや上半身に着いた血や汗を拭き取ってくれる。


久しぶりに触れた優しさ。


この奴隷のケンといぅ男も喜久恵に出会い、凄惨な処刑を執行され奴隷へと堕ちていき今に至るのでは無いか?と、考えると親近感すら湧いてしまう。


この行為の意味、ケンの対応についてもはや考える事も出来ない程ズタボロにされた罪人、剛はただただ、この優しさに酔いしれた。



一通りケンは済ませたのか、手早く備品類をまとめると、喜久恵の足元に戻り丁寧に土下座をしながら完了報告をした。

喜久恵は相変わらず無表情で「んっ♡」と、天空から短い返事をした。


「えっ??? 命令だったのか……?」


ホントに許されたと、確信した!

更にそれは女神の言葉により決定的になった…………と、思ってしまった。


この時は。



「大丈夫かしら?♡ 」


心配してくれている……。


涙が溢れた。


殺されるかもしれない恐怖を与えた相手だが勝ち目はないし、逃げる事も出来ない。


慈悲にすがるしかないという、祈りが通じた。


首輪のついたままの首を何度も縦に振り答えた。


更に続く。


「良くガンバったわね♡ もうキミにもご褒美ネ♡」


恐ろしかった女神からの優しく慈悲深い言葉の数々。


罪人は泣いた。

安堵と歓喜で……


そんな哀れな罪人は女神の瞳の奥の妖艶な炎を見抜く事など出来ない。


これから罪人を焼き尽くす炎を。



感涙にむせんでいる罪人の横に喜久恵は立っている。

優しく慈悲深い笑顔をたたえながら。


そんな喜久恵を見上げ恍惚の表情を浮かべる罪人、剛。


そぅ、罪人なのだ。


ついに女神が真の天罰を与えるお告げを下す。


「ミナちゃんの穴はキモチ良かった?」


えっ?

言葉に詰まる……


やはりまだ……?



「答えなさい♡」

脳に直接命令された様な威厳と威圧感に満ちた口調で再びオーラだけで罪人を押しつぶす。


「……ぃぃぇ……」


力無く罪人は答えた。


それを聞いた女神は満足そぅに微笑み続けた。

「ならば大人の女を味わって見なさい♡」

そぅ言うとスカートを捲し上げてショーツを脱ぎ捨てた。


当然仰向けの剛の頭上からは喜久恵のスカートの中の高密度の危険なフェロモンが降り注ぎ再び思考回路は一瞬で崩壊し「死」を意識して勃起した男の象徴からはもう打ち止めかと思われていた精子が噴水の様に溢れ出る。


一瞬で発狂寸前まで追い詰められた罪人はやはり身体中に刻まれた傷の痛みと共に恐怖が蘇る。


いつの間にか喜久恵は罪人を跨ぎ仁王立ちになっていた。


そのまま座り込めば「騎乗位」が完成する位置に。


慈悲に満ち溢れた空間からフェロモン地獄に一瞬で落としいれた女神は己の手の平で悶え苦しむ様を見下ろし満足そぅに微笑んだ。


そして、発狂手前の罪人の上からついに女神の蜜壷を振り下ろした。


ヌチュッ・.。*・.。♡♡♡



極上……いや、そんな言葉では生ぬるい。


女神の蜜壷に包まれた瞬間、剛の存在は溶け落ちた。


キモチ良いとか、致死量の快楽とかのレベルでは無い。


異次元過ぎて言葉では表せない。

ただ1つ言える事は……


決して味わってはいけない感覚といぅ事だけ。


女神の蜜壷を味わってしまったらあらゆる快楽を感じる事も出来なくなるであろう。



それだけでも処刑には十分過ぎる仕打ち。


喜久恵は罪人に腰を下ろし挿入しただけ。

ただそれだけで罪人の価値観も快楽の基準も木っ端微塵に粉砕し二度と戻れない様に葬った。


哀れな罪人は女神に跨がれながら失神した。

無理もない。


あの高密度フェロモンの製造工場の様な蜜壷を生で味わっているのだから……


しかし、当然失神した罪人をそのまま放置する喜久恵では無い。


「ほら♡」


一瞬、蜜壷を少しだけ締め上げる。


ただでさえ極上過ぎる蜜壷を締め付けられたのだ。

強制的に覚醒させられ全身がとろける快感と受け入れ切れない快楽に恐怖する。


喜久恵は動かない。

ただ蜜壷を少しだけ締め上げただけ。


それだけで哀れな罪人は自分自身の存在すらわからない異次元に飛ばされてしまった。


もはや勃起したままの哀れな象徴は女神の制裁を受ける為だけに存在していた。


ひとしきり蜜壷で弄んでから、女神は罪人についに死刑宣告を言い渡す。


「さてと♡ もう満足でしょ!」

「そろそろオシオキにミナちゃんをイジメた悪いチン⚫ンは処分するわね♡」


と言った。


処分……とは……!?


その場にいた全員が思った。


そんな考える間もなく突然、女神の蜜壷が死刑執行を執り行った。


断末魔の悲鳴。


何が起きた……?


喜久恵は動いていない。

しかし、罪人は泡を吹いて今までとは比較にならない程、危険な失神をしていた。


わからない……。


「フフっ♡」


残酷な女神が微笑む。


そして何事も無かった様に立ち上がった。


哀れな罪人の哀れな男の象徴はまるで赤子のそれの様に縮こまり力を奪われていた。


突然、「ミナちゃん、悪いチン⚫ンは二度と立たない様に壊して置いたからもう大丈夫ょ♡」と、優しく告げた。


呆然とするミナに喜久恵が優しく説明を始める「私の蜜壷はね名器みたいなの♡しかも深くて長い上に膣の中に手がある様だと言われるの。ヒダも指みたいに蠢くから蜜壷の動きだけでどうにでも出来るの。今回みたいに締め付けを強めてチン⚫ンをミンチにして壊しちゃう事も簡単♡ しかも坊やのはオシオキだったから蜜壷の筋肉で1回へし折ってからミンチにしたから間違いなく再起不能ネ♡ かわいそうに♡まぁいずれにしても私が挿れさせて上げた男は私以外じゃ感じない不能になっちゃうから再起不能には変わらなケドね(笑)♡」


と、女神の力で悪魔の所業を行った喜久恵は未だに泡を吹いて痙攣している罪人の傍らで高笑いをしながら己の力を誇示していた。


美しい容姿。

悪魔がデザインした様な魅惑のボディ。

女神の様な優しく慈悲深い声。

圧倒的なフェロモン。

そして男を破壊する国宝級の蜜壷。


ミナは喜久恵を織り成す全てのパーツが男を虐げ女王として君臨するためだけに存在している様に感じた。


何よりもそれを熟知し、もはや女神として君臨しつつ、奴隷を支配し、全てを掌握する喜久恵の知性が憧れであった。


生物としての格が違う……。


ミナはあらためて喜久恵を見上げて絶頂した。













剛の処刑が終わり、奴隷ケンが持参した衣装に喜久恵は着替えていた。


浅ましい罪人の精子と返り血と汗の着いた服など着ていたくない。

そこまで計算し尽くして着替えも準備させておいた。

先程奴隷のケンに剛の体をウェットティッシュで吹かせたのも騎乗位で犯す前にキレイにさせたのだ。


全ては喜久恵の思い通り。


その着替えの時間を命を削りながら待つ罪人がもう1人いた。


コウだ……



部屋に降臨した喜久恵に真っ先に抹殺され、終始従順なコウ。

罪人トリオの中でも奴隷的ポジションで、ミナの事も実は指1本触れた事は無かった……


個別のジャッジならば罪は軽めかと思われるが、女神の裁定は「共犯者」として天罰の対象に上げられた。


目の前で雄二や剛が破壊されていく惨劇をずっと見せつけられてもはやコウは死んだも同然の真っ暗な暗闇の中にいる様だった。


当然、喜久恵の放つフェロモンにはもう十分過ぎる程浸かっている。


もうこの一連の喜久恵の降臨依頼、数え切れない程、絶頂している……。


「次ぎは自分なんだ……」


死刑を待つことしか出来ない事を散々教えこまれたコウは立ち尽くして絶望の涙を流す。




着替えを終えて水分を取り一休みした喜久恵はついに最後の罪人に目を向けた。


目が合った。

あの恐怖の女神と目が合った。


その事実だけでコウは怯え、腰が抜けその場にへたりこんだ。

軽く失禁までしている始末。


その様子を楽しそうに眺める喜久恵の目は優しかった。

しかし、コウにとっては絶対かなうはずのない自らを裁く絶対神。

何もされなくても同じ空間に居るだけでフェロモンに溶かされ、威圧感に押しつぶされ人間を辞めてしまいそうだ……。


次から次に想像すら出来ないスケールと所業の数々を見せつけられ、自分の処刑方法すら想像もつかない……。


そんなコウに喜久恵が「命令」を下す。


「こっちにいらっしゃい♡」


ついに死刑台に呼ばれたとコウは諦めた。


1歩1歩這いながら死刑台への階段を登っていく。


這いながら喜久恵に近づくのはそうする事により他の奴隷の様にしてご機嫌を少しでも損なわない様にするための涙ぐましいコウに出来る最大限の自己防衛だった。


そんなコウをソファーに優雅に座り天空から見下ろす喜久恵はやはり女神の存在感だった。


ついに女神の足元に到着してしまった。


恐ろしくて顔など上げられない。


深い深い土下座。


喜久恵を視界に少しでも入れない様にする事しかコウには出来なかった。


そんなコウの考えなどお見通しと、言わんばかりに残酷な女神は命令した。


「フフっ♡ 顔を上げなさい」


それまで頑なに視界に入れない様にしてきたコウなのにその言葉に脳よりも細胞が反応して喜久恵の命令に簡単に従った。


まじまじとコウを笑顔で見つめる喜久恵。


コウはその視線だけで押しつぶされそうになっていた。


優しそうなタレ目の奥の漆黒の美しい瞳。


「美しい……」

コウから心の声が漏れた……



喜久恵は嬉しそうに笑い告げた。


「イケ♡」



突然の命令。


言葉のみ……。


それでも女神の命令は絶対だった。






あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………♡



すかさずコウは果てた……


命令だけで絶頂させる圧倒的な女神の存在をあらためて噛み締めコウはまた果てた。


そのまま女神のお遊びが始まった。


コウへの言葉責めだ。


言葉責めと言うにはあまりにも端的で簡単な言葉の数々……。


「イケ♡」

ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁ…………♡


「フフっ♡」

ほひょぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…………♡


「ほぅら♡」

うわぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………♡


…………………………


その一言一言でコウは果て続けた。


女神のオモチャ。

それが今のコウの存在意義。


「逆らわない!」

それだけはコウが心に誓った言葉。


しかし女神はますます楽しそうにコウで遊び始める。


さっき奴隷のケンを瞬殺した女神のストールをコウに被せた。


またしても瞬殺……。


同じく失神して失禁していた……。


「あらあら♡」

と、優しく微笑みケンに清掃を命じた。


失神しているコウも可愛らしく、愛おしい。



そう。

コウは喜久恵のタイプだったのだ。


罪人に仕立て上げ、我が物にする女神の計画だった。

剛と雄二から解放して上げる事も目的の一つ。

しかし今はコウを好きに弄べるこの時間がただただ楽しかった。


「いつまで失神しているの?」

「まだまだこれからょ♡」

「もっと私を楽しませなさい♡」

……そう言わんばかりに女神は立ち上がった。


失神して前のめりに土下座のまま倒れこんでいるコウを女神直々に蹴りあげ強制的に仰向けにさせた。


コウはまだ目覚めない。


残酷な女神が呟く。

「カワイイわ♡」


哀れなコウの運命を女神が決めた瞬間だった。

「女神喜久恵の専用愛玩動物」


奴隷では無い。

愛玩動物。


違いは何か?

「女神喜久恵」を頂点とするピラミッドをイメージした時、愛玩動物は身分は奴隷よりも遥かに上だ。


決定的な違いは、喜久恵より注がれる「愛情」なのだ。

基本的に喜久恵は奴隷に愛情は注がない。

奴隷ケンへの一連の対応を見ればわかりやすいだろう。

むしろ奴隷達は喜久恵に仕える事を喜びとし、喜久恵の存在そのものが、奴隷達には最高のご褒美であり生きがいであり、崇拝する絶対神として人生の全てを捧げている。


奴隷達はあの喜久恵の禁断のフェロモンに魅せられ、フェロモン無しでは生きていけない。

あの禁断のフェロモンから離れられないから身も心も財産すら全て喜久恵に捧げている。


いや、その様にされた。


喜久恵は1度たりとも全てを捧げる様に「命令」はした事はない。

奴隷達が「自主的」に全てを喜久恵に献上し全てを支配される事を望んだ。


だから喜久恵は無職なのだ。

いや、働く必要は無かった。

奴隷達から「自主的」に献上される財産や収入が勝手に集まってくる。

存在するだけで富裕層並の財産と収入を得ている。

もしも、喜久恵がその気になりもっと奴隷達から搾取すべく「命令」すればもっと巨万の富を得てしまう事も可能だろう。

しかし、それはしないし今は必要ない。



こうしてフェロモンだけで、無言で奴隷達の人生を支配し今日も絶対神として君臨している。


しかし、所詮は奴隷……。

全てを捧げても喜久恵から1ミリたりとも「愛情」を注がれる事はない。


時々与えられるご褒美も、ホントはフェロモンだけで十分だが、喜久恵の気まぐれで適当に与えられる。

片手間で、無造作で、無愛想に……

奴隷ケンへの、指の1撫でやストール責めの様に。

しかし、それが奴隷には最大の喜びであり最高の快楽。

要は喜久恵は性技すら使っていないのだ。

使う必要もない。


しかし、愛玩動物は違う。

喜久恵が「愛情」を持って絶対神としての力を自らの意思で使い、全開のフェロモンと女神の性技で快楽を与える。


そんな事をされた愛玩動物はどうなるのか……?


言うまでも無く瞬殺で廃人決定である。


しかし、喜久恵の知性で廃人にすらさせては貰えない。

命の寸止めを繰り返し愛玩動物としていつまでも可愛がる。


おかげである意味奴隷よりも過酷で苛烈な運命を辿る事となる。

常に喜久恵の手の平の上で生死の境を彷徨い続ける。

それが女神により愛玩動物に与えられた運命だった。






蹴りあげ強制的に仰向けにさせた愛玩動物の情けなくも愛くるしい表情を見て喜久恵は濡れた……。


子宮が疼く。

頬が上気している。

体温が上がっていく。


興奮している。

残酷な女神が興奮している。


興奮した女神からは無自覚に、そして無慈悲にさらにフェロモンが分泌されていく。


一瞬にして部屋のフェロモン濃度を上げてしまった。


時間の経過と共に喜久恵以外の人間はフェロモン漬けにはされていってはいたものの、多少の慣れも生まれる。

しかし、そんな惰弱な奴隷達のリミッターなどいとも簡単に粉砕する濃度の上がったフェロモン。


すかさず支配者の女神喜久恵、失神中のコウ、屍の剛以外の者は絶頂した。

有無を言わさぬ強制絶頂。


それすらも女神喜久恵は興味を示さない。


目の前の愛くるしい愛玩動物をどうに目覚めさせようか♡?


女神の濃厚キス♡?

スカートの高濃度フェロモンによる強制覚醒♡?

頭を踏みつけ圧倒的体格差による苦痛による目覚め♡?


何でも喜久恵の思い通りに出来る。


女神の意思は絶対だ。


だからこそ女神は迷った。

この愛玩動物をいかに可愛らしく覚醒させるか♡?



そんな時……


ウキャキャ~~~~~~~~~!!



奇声を発したミナが涎を垂らしながら喜久恵に突進して来る。


先程からの高濃度のフェロモンに壊されたのだ。


ほんのわずかだけ残されていた理性すら女神の無慈悲なフェロモンにより粉砕され、もはやメス猿と化したミナは崇拝して止まない女神にただただ近づきたい一心で突進した。


それにはさすがに喜久恵も気づいた。


可愛いミナ♡

大好きな妹分♡



しかし、タイミング的には最悪だった。


今は女神の至福の時。


何人たりともその時間を邪魔する事は許されない。


……たとえミナでさえも。



喜久恵は仁王立ちでミナの突進を待つ。


ミナは喜久恵の超乳に向かって一直線!!


触りたい……顔を埋めたい……

もっとフェロモン漬けにされたい……


欲望剥き出しで向かってくる。


そんなミナを氷の視線を送りながら待つ喜久恵。



めんどくさい。

邪魔。



喜久恵は気分を害していた。


そんな事はもはやメス猿に堕ちたミナは気づかなかった。


あと一歩。


手を伸ばせば崇拝する女神様に手が届く。


そんな時。



身体的体格差でも圧倒的にミナを上回る喜久恵。

当然リーチも圧倒的に長い。


両手を広げ手を伸ばし向かってくるミナ。


しかし、その手は……

届かない…………



一瞬だった。


ビクビクビクッ……!!

ドサッ………………



ミナはその場に崩れ堕ち、生死の境をさまよっている。




喜久恵が手を伸ばし向かって来たミナの乳首をカウンターで摘んだのだ。


そぅ。


「龍の爪」で受け止めたのだ。


一瞬で致死量の電流を送り込まれたミナは即廃人と化した。


糸の切れた操り人形の様に倒れ込み動かないミナ。


まだミナだったからコレで済んだのだ。


「しばらくしたらまた遊んで上げるから、そこで大人しくしていなさい♡」……と、言わんばかりの軽いオシオキ。

しかし、女神の軽いオシオキはメス猿には天罰に匹敵する絶対的な破壊力だった。




ただのイチ奴隷が同じ粗相をしたら……


…………想像を絶する罰が与えられた事は間違いない。…………





しかし、それがきっかけで喜久恵は決めた。


この愛玩動物の目覚めさせ方を。


♡「龍の爪」♡


そぅ♡

高圧電流で目を見開きながら仰け反って悶え苦しみながら目覚めなさい。




哀れなコウはまだ知らない……


今から行われる女神様による悪魔の所業を。


哀れなコウはまだ知らない……

女神様によって与えられる高圧電流の破壊力を。



喜久恵はコウの隣りにしゃがみこんでまず愛おしそうに頭を撫でた。

奴隷には一生与えられる事のない女神の「愛情」。

そして優しい声で・.。*・.。*


「起きて♡」


まるでラブラブカップルのカワイイ彼女が大好きな彼氏を起こす時の様な甘い声。


奴隷には一生かけられる事のない女神からの甘い声で。



しかしそこからは悪魔の所業が始める。


仰向けの剥き出しの愛玩動物の小さな情けない乳首。

ガリガリのやせ細った情けない身体。

小さな弱々しいチン⚫ン。


何もかも愛おしい。


もはや女神でありながら喜久恵は理性を失いそうなくらい興奮している。


そんな女神喜久恵から放たれる「龍」達は獰猛な爪を剥き出しにして哀れなか弱い愛玩動物を喰らい尽くす。


手加減を間違えればホントに殺してしまう程の破壊力。

だからこそいつも目いっぱい手加減していた。


しかし、今は上手に手加減が出来ない……。


過去最大の威力の龍達を解き放ってしまった。


さっき瞬殺したミナに送った龍の比ではない。




クイッ…………………………♡♡♡









シギャアァァァァァァァァァァァァァ~~~!!



それはまるで死刑執行された死刑囚の様だった。


今の今まで失神していたとは思えない程、即座に断末魔の大絶叫とともに覚醒した。


何が起きたかわからない……

いや……それすら考える事も出来ない……


全身が痺れる……

謎の未経験の苦痛が全身の内側から止めどなく溢れてくる……

呼吸が上手く出来ない……

乳首辺りが熱く、そこから放射線状に広がる灼熱の炎に全身を焼き尽くされてしまいそうな感覚……

視界はもはやホワイトアウト状態で、何も見えない……

ただただ、眩しい……

あらゆる音すら聞こえない……

それでいながら不思議な浮遊感……


何も感じなぃ……

生きている感覚が無い……





「死」………………

そう感じていた。









そう。

コウは臨死体験をしていた……。


いや、強制的に臨死体験をさせられた。


女神の絶対的な力によって。

女神の悪魔の所業によって。

女神の意思によって。


いとも簡単に……。


走馬灯と三途の川とホワイトアウトが混濁したグチャグチャの意識の中でコウに天の声が降り注ぐ。





「フフっ♡」




はっ!!


聞こえてしまった……


こんな意思の中でも強制的に脳内に響き渡る様なあの声が……


わずかな覚醒……



眩し過ぎる視界が徐々にクリアになりゆく中で視界に飛び込んで来たのは……


慈愛に満ち女神の笑顔で見下ろす喜久恵の尊顔。


クリアになりきっていないホワイトアウトの中から現れた眩し過ぎる女神の笑顔は後光がさしてる様にさえ見え、高貴なオーラを何倍にも増幅させ、コウには死んで天国に登り女神に出会ったかの様な錯覚に陥っていた。


「ぁあ……女神様……」



コウは祈った……

もうこれ以上の苦痛が無いことを……


コウは祈った……

女神の慈悲にすがりこのまま穏やかにこの天国で過ごせる事を……


コウは祈った……

もしも生まれ変わったら、もっと長生きしたいと……


……ここは死後の世界……










では無い。


コウは生きている。

女神喜久恵の手の平の上で。


それを気付かせたのも、また喜久恵だ。


再度コウの貧弱な乳首を摘んだ。


「龍の爪」……では無い。


優しく愛撫する様な、快楽と癒しのみを柔らかく注ぎ込む様な優しい手つきで。


「女神の爪」



女神喜久恵なら可能なのだ。


自らの意思で奴隷を地獄の底まで瞬時にたたき落とす事も、逆に愛玩動物を地獄の底から瞬時に救い上げる事も思いのままなのだ。



今回は後者だった。




死の淵を彷徨い、生気の抜けきったコウの乳首を喜久恵が摘み優しく撫で回すだけで安堵感と幸福感と心地よい快楽のみが穏やかに全身に染み渡り、まるで柔らかな繭の中にでもいる様な安らぎに満ちた感覚が全身を優しく支配する。


みるみる意思が戻り、生気が蘇ってくるのがわかる。


視界が開きける。

音が聞こえる。


見える……優しく見下ろしながら快楽と安堵感を与えてくれる美しい女神の姿が。


聞こえる……脳内に直接語りかける様な優しく穏やかな美しい声が。


「ぁあ……女神様……」


生きながら地上で女神に出会った気持ちだった。


コウは泣いた。


その涙の正体はわからない……

歓喜……絶望……安堵……苦痛……感動……後悔……崇拝……


全ての感情を詰め込まれた様な飽和状態……

処理しきれない。


ただただ、目の前の女神喜久恵を見上げるだけで涙が溢れてくる。


「死」を感じた世界から救い出してくれた女神様。

「死」の淵に追い込み苦痛と恐怖と与えた悪魔。


そのどちらもいとも簡単にやってのけ、今なお自らの前に絶対神として鎮座し見下ろす喜久恵にコウは心酔し崇拝し、服従した。


泣きじゃくるコウを喜久恵は優しく頭を撫でた。



この瞬間からコウは女神喜久恵の専用愛玩動物となる。


喜久恵は嬉しそうにコウの首輪のチェーンを引っ張りながらソファーに戻り優雅に座り直した。


この先コウは数え切れない程の臨死体験を重ねるのだが、それはまだ先のお話し。







こうしてこの部屋に降臨した喜久恵は完全に全員を制圧した。


圧倒的過ぎて全員が意識が混濁していたので、あらためて全員の処遇を女神が決めた。


女神の言葉は絶対だ。


主犯格の剛

廃棄処分。

奴隷にする価値もない。

後に、喜久恵のフェロモンを求め再会を願い出るが門前払いで禁断症状に耐えきれず自殺する。


No.2の雄二

ミナのペット

すでに喜久恵の高濃度フェロモンにより廃人寸前。

ミナへのプレゼント。

後にミナの苛烈な飼育中に喜久恵に謁見した際に粗相をしてしまい結局女神喜久恵の天罰により人間を辞める。


ミナ

自ら喜久恵の女奴隷へと落ちた妹分。

本人が望むのでとりあえず飼う事となる。

後に奴隷達のまとめ役に任命される。


コウ

女神喜久恵の愛玩動物。

このあとの喜久恵とコウの物語は第2章にて。


ケン

現状維持。

生涯引き続き喜久恵に全てを捧げ奴隷として生きていく。



全員を足元に並べ、満足そうに見下ろし微笑む絶対神喜久恵。


神の降臨した部屋は今もむせ返る様な濃厚なフェロモンで充満していた。



゜:。* ゜.゜:。* ゜.゜:。* ゜.゜:。* ゜.゜:。*


喜久恵達が去ったあと部屋の清掃に訪れた男性従業員は、フェロモンの残り香だけで射精したという…。



喜久恵はミナとコウを高級外車の後部座席に乗せて奴隷ケンに合図して自宅の「女神の宮殿」に帰っていくのだった。



第1章    完


































































































































































































































そう。


女神の「命令」は絶対なのだから。

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