横 浜
隼人が次に向かったのは・・・
横 浜
高速を走って、名神高速に入ったところで電話した。相手は奈々子
・・・・呼び出し音からなかなか出ない。切ろうっと思ったとこでようやく出た
「きゃー隼人、うれしい、どうしたん?」
「今な、大阪にいるんやけど車でこれからそっち行くわ」
「えぇ~~~~何時頃になるのぉ~夕方くらい?」
「あほぉ~車やゆーてるやろぉ~そんなスピードでるか!夜中や」
相変わらずのボケで始まる。奈々子のいつもどおりの話し方であった
「ホテルは?もう決まってるの?」
「まだ、これから取るとこ」
「じゃぁ決まったら知らせてね」
どうせ、横浜に着くのは22時以降になるから、たぶん奈々子は寝ているやろうっと
隼人は予想してた。
そこから名神高速、東名高速と走り途中何度か休憩して、ホテルに着いたのが
夜10時を回ってた。
一応奈々子に電話してみる「・・・・・・・・・・」やはり出ない
仕方がないので部屋を出てビールを買いに行く。買って部屋に戻ると電話が鳴っていた
奈々子から「隼人ぉもう着いた?どこのホテル?」
「ロイヤルパークホテルやで、来る?迎えにいこか?今着いてビール買ったとこやし
まだ飲んでないから飲酒にはならへんで」
「ううん、私が行くからなにか買っていこか?」
「ほな、エビスとあてになるものと朝飲むコーヒーを買ってきて」
20分ほどしてフロントから内線電話があり、奈々子が来た。
コンビニ袋2つぶら下げて。しかも上下ジャージ姿
「おい!着替えてこいや」奈々子はカバンひとつに着替えを無理やり詰め込んで
部屋着のままで来たのであった。
「だってぇ~前来たときも隼人すぐかえったでしょ、だから・・・・」
呆れた表情で、奈々子が来る前にバスタブに湯を張っていたのでビールを持って
バスタブに向かいそのまま浸かって、缶ビールを開けごくごくっと飲んだ。
奈々子はベッドで着ていたジャージを脱ぎタオルで隠さずに当然のように入ってきた
「ねぇ疲れてる?」「うん広島からずっと走りぱなしやから、あぁやっぱり腹減ってる」
「どうして急に来たの?」「あぁ、実はな家こーてん。で、車買いに行くのに広島行って
でその帰りに気が向いたからここまで来た」
隼人は奈々子に今までの経緯を話した。みんなで同居することも。すると奈々子は
怒って「帰る!嫌!」まぁ純子や桃子のことは話してないから仕方がないかなって
思ってたけど、奈々子は風呂から出ただけで部屋からは出ていなかった。
奈々子は一人になると反省して訳を聞こうとしてた。
隼人は部屋の大きさからみてもう一人同居人が出るだろうと、そのことも話した。
まだ決まってないが、隼人も女性ばかりに囲まれたんでは息苦しいから、男の同居人
を探すと奈々子に約束した。
朝、奈々子は機嫌が良かった。「隼人ぉいつまでいるの?しばらくいる?」
「いあ、午後には帰る」「もう少しいてほしい・・・・」
「いや、いろいろやることあるから。俺の奈々子やろ。信用してや」
隼人は午後になると奈々子と別れて京都に帰った
2ヶ月後
隼人は純子と桃子と一緒に必要な家具と電化製品を探しに行った。
ネットで買うのもいいけど現物みてまとめて買うほうが安いと純子が言い出したので
買い出しに行った。
ダイニングテーブルにソファーとそこのテーブル
セミダブルのベッドは隼人と桃子、シングルベッド2つは純子と秋奈用
秋奈用には少し大きいが、将来まだ大きくなるのでそれでもいいかと
洋服ダンスは桃子と純子用。純子の洋服ダンスは秋奈と共用に
あとは、布団も一緒に。。。代金は隼人が払うんだが、そこで値引き交渉を始めたが
隼人が店の人と交渉して決定する時に、純子と桃子がそこからまだ値引きをねだる
純子が電卓を叩きながら「ここまで値引いて」すると桃子がそこから端数を
消した。店員は「いぁ~もう勘弁してください」って言ってるにもかかわらず
そお言うセリフを聞くと純子と桃子はまだ値引いてくる
隼人は面白いから黙っていたが、店員が泣きついて「もうこのへんでしてくださいと」
言ってきたので隼人が止めて店員がいった元の値段に戻して、猫脚のボード家具を
おまけで付けてくれたらいいよって、しかしそのほうが店側にとっては金額的には
損になるけど、店員はOKした。
「次!電気屋」純子と桃子はおおはしゃぎで、車の中でゲラゲラと笑いながら電気屋へ
電気屋では、テレビ3台にエアコン5台、大型冷蔵庫に洗濯機、オーブンレンジに
炊飯器、ダイソンの掃除機2台に空気洗浄機付のタワーファン3台にこたつまで
ここは純子の独単場知り合いの店長呼び出してかなりの値段下がった。
桃子は「打ち上げぇ~」と言って飲み屋に直行して3人+秋奈で生ビールで乾杯した