広島
ある日隼人は広島へ向かった
広 島
About595で隼人は広島へ向かって車のレストアショップへ向かってた。
広島には、高校の時の友達が住んでいて、去年の大雨で車を流される被害まで
あっていた。レストアショップに着いていろいろとレストアの仕方とか
オプションの装備の仕方とか説明受けて、ある車のレストアを依頼した。
そして、その高校の友達の英治と会う約束をしてたので、呉に宿を取り
その近くで飲むことにした。
隼人と英治は飲みながら最近のことはまず話しをした。
英治はMAZDAの下請けで検査の仕事をしていた。高校を卒業してからは職場を
転々とし、東京や博多仕事をしていたが今ではこの広島まで来て、職種も全く
変わってしまっていた。京都にいるころは2箇所職場を変えていた。
そのころはよくプールバーで飲みながらビリヤードして朝方まで楽しんでいた。
あの頃、プールバーに行った時もう店と顔なじみになっていて、店主が
「今日は店でトーナメントの試合をやってますから参加しませんか?」
と申し入れがあったので参加料さえ払えばドリンクは酒でも飲み放題ってことで
二人ともOKをだした。
2回戦で英治は敗退。隼人は準々決勝でパーフェクトゲームをしたが、その後は
飲み過ぎであっさり敗退。しかしその時の記念品の9ボールのキーホルダーは
まだ持っていた。
「その時隼人はめっちゃ調子よかったしな、決勝までは行く思ってた」
「久々にやりたいなぁ~でもこの辺にあらへんし、やってもぐちゃぐちゃやろな」
二人の会話ははずんで、英治も帰れないぐらい飲んでしまって、隼人の泊まる部屋で
泊まることにした。部屋ではまた缶ビールを飲みながら
「英治、身体はどうや?この前の被害でだいぶん復旧したのか?」
「身体はもう現状維持やな、ただ嫁はんが腰の具合が悪くて、車も流されたし
今はバイクだけや」まだ保証のことは自地体と交渉がついておらず困っていた。
「英治、また2,3ヶ月したら来るからな、その時までプールバー探しとけ」
英治はすでに寝ていたが返事は返した。
隼人はもう1本飲みたくて、1階のロビーまで買いにいった。
そこに一人の女性がソファーに掛けて缶チューハイを飲んでいた。隼人がビールを
買って部屋に帰ろうとすると「あの、ご一緒に飲んでいただけません?よければ
ですが」女性は致しか寂しそうな眼差しで隼人を見てつぶやいた。
「いいですよ、この1本空けるまでは」
「あの、どちらからこられましたの?」
「京都です。車で明日帰ります」
「まぁ、京都から。私ぃ神戸なんです。でも明日には博多の方まで行くんで」
「ここには、父が一人で住んでいて様子を見に来たの・・・でも来なきゃよかった・・・」
「なんで、お父さんでしょ?」
「もうこっちでいい人がいるみたいで、私が来る必要ないゎ」
「明日は、博多の友達と一緒に飲む約束してるの。しばらく帰らないつもり」
その女性は寂しげで意味ありげな言葉で、うつむき加減で話していた
「ねぇ、もっと飲みたいわあなたの部屋行っていい?」
「あぁ~俺の部屋ね、連れが寝てるねん。あ!男やで、そっちの方の趣味ちゃうから」
「あなたの部屋では?」
「あたしの部屋も、お友達と一緒なのぉ。あ!女性よ、その気はないわ」
「あ、ちょっと待ってて」隼人はフロントの方へ行き近くに飲み屋があるか聞いてみた
「ここから2筋向こうに小さいバーがあるみたいやけど、行ってみる?」
「そうね。いいわね。行きましょ」
外は少し寒いから上着だけ部屋に取りに行き、二人で出掛けた。
ホテルを出ると彼女は腕を組んできた。
バーでは彼女は赤のワインを隼人はターキーのロックを頼んだ
彼女の名は椿原宏子、仕事は保育士をしているが保育園自体の管理を任されている
バーに入って2時間が過ぎようとしてた頃、宏子はすでにボトルを空けかかっている
隼人は3杯目が終わりかけのとこだった。
マスターが「もう店閉めますがいいですか?」
「ねぇ、明日は早いの?あたしは昼ごろの新幹線乗ればいいけど」
「9時ごろには起きて帰るつもりやけど。店じまいやからとりあえず出よ」
ホテルへの帰り道「ねぇ、電話番号かメール交換しません?あ!LINEがいいわ」
「LINEなさってる?」LINEを交換して、歩きながらLINEを打ってみた
「繋がったゎ」ホテルに着いた。
「またLINEするわね。おやすみなさい」「おやすみ」
隼人が部屋に入ったとたん、英治のいびきが聞こえてきた
ツインのベッドの間をできるだけ空けて、予備の枕を英治の顔の上にポンっと乗せた
これで騒音レベルは少し抑えられるだろ。
その時LINEが鳴った。宏子からだった
「先程はありがとうございます。少し落ち着いたわ・・・ゆっくり寝れそう
おやすみなさい」
「こっちは、連れのいびきがうるさいから・・・寝れるかな?Www
おやすみ」
翌朝、隼人が目を覚ますと英治はシャワーを浴びていた。
「おい!コーヒー飲むやろ、ブラックでえーか」
「あぁ~たのむわ」隼人はエレベーターで1階まで降り缶コーヒーでなく
サービスのドリップコーヒーを2杯づつ汲んでトレイの載せてまたエレベーター待ちを
していると、そのエレベーターから宏子とその連れが降りてきた。
「あら、おはようございます。これからモーニングいただきにいくの。ご一緒どうかしら」
「うん、連れがシャワー浴びてたから出てたらいくよ」
部屋に戻ると英治はシャワーから出ていた。
「昨夜、お前が寝てから一緒に飲みに行った子がモーニング誘われたんやけど、
お前もいくか?」
「うん、先に行っといてぇ~ドライヤー当ててからいくし」
隼人は戻ってくる途中にコーヒーを半分ほど飲み干してたから、残りを飲み干して
1杯だけもって食堂へと行った。数分して英治も来て談笑しながら食べた。
宏子は連れと一緒に広島から新幹線で博多へ行くのでそのまま駅へと歩いて行った
隼人は英治を自宅まで送ってから瀬戸内海沿いをしばらく走って、三原あたりから
中国道へ高速に乗った。