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Episode 2 物語の進展

「…で、カミュサン!」


「ああ、饅頭ばっかり食べてる場合じゃあない、ですよね?」


2人は目を合わせて頷いた。


村の人々は突然現れた侵略者…いや、"破壊者"に混乱し、慌てふためいている。彼らの行く先々に、炎が、迫る。


【ボスモンスター、「モエツキーロ」の登場だ!】


BOSS:フン、餌が自らやってくるとはなァ。


メート:カミュサン、早めに決着をつけないと、街が危ないデス。


カミュ:うん、分かってる!


【カミュの攻撃!モエツキーロに普通のダメージ!】


メート:さあ、まだまだ攻撃は終わりませんヨ!


【メートの攻撃!モエツキーロに普通のダメージ!】


BOSS:フハハハ…2匹合わせてその程度か。こちらからも行くぞ。ハァアアアッッ!!


【モエツキーロの攻撃!味方全体に大ダメージ!】


カミュ:ぐッぅう……ッ!…ちょっとメート、ボスなだけあってすごい強いんですけど…倒せるあてはあるんですか!?


メート:はい、貴女に授けたその-テムソード-、それで必殺技が使えるはずです!まずは“魔力”を…


カミュ:必殺技…通常攻撃でゲージを貯めるのよね、やってやるわぁっ!!


【カミュの攻撃!モエツキーロに微弱なダメージ!】


BOSS:カッカッカッカッ!!私にたてついておきながらその程度の力かァ?痛くも痒くもないぞォッ!!フハハハハ!!さっさと決着をつけてやるよッ!!


【モエツキーロは必殺技の準備をしている。】


メート:まずいですカミュサン、奴に必殺技を撃たせたら貴女の身が…!!


カミュ:私の身を案じている場合!?ここで私たちが逃げてしまったらこの街は燃え尽きるのみ……!!


メート:ですが…!


【カミュの攻撃!モエツキーロに微弱なダメージ!】


カミュ:大丈夫です、メート。安心してください!

    私ャただのバクソープレイヤーじゃないんでね。


メート:……“大勇者…様”……。


【カミュの攻撃!モエツキーロに微弱なダメージ!】


BOSS:ハッハッハ、無駄無駄ァ!!その程度の攻撃じゃあ傷もつけられやしないぞォッ!!ハーッハッハッハ!!


カミュ:甘いわ。


【カミュの魔力が上限に達した!カミュは必殺技を使えそうだ!】


メート:……なッ…“魔力”が既に最大値に!?明らかに“魔力”の貯まるスピードが速い…まさかカミュサン、狙って微弱な通常攻撃を!?


カミュ:バクソーの仕様なら完璧に把握しているよ。『一部例外を除きダメージの低い通常攻撃ほど必殺技ゲージ、すなわち“魔力”の貯まる速度は速い』!計算通り次のターンで必殺技を決められるッ!!


【カミュは必殺技の準備ができている。】

【モエツキーロは必殺技の準備ができている。】


BOSS:さあ行くぞ愚かな下級民族どもよ!!


カミュ:行くよ怪物さん、練習相手になってもらうわ!


メート:…ッてまさか、相殺する気なんですか!?


カミュ:それ以外に方法はないでしょう!!これ以上破壊させるわけにはいかない!!


【モエツキーロは必殺技を使用した!】


BOSS:私に従わぬならば全て燃え尽きろ!!=フレイム オブ ジ エンド=!!


【カミュは必殺技を使用した!】


カミュ:いっけえええええええッッ!!!=テムソードバースト=!!






【カミュとメートはそれぞれ2500の経験値を得た!】



暫くの間村一面を砂煙が覆ったが、それが功を奏したのか村中の炎は鎮められ、村の人々には安堵の念が灯った。怪物は既に姿を確認することができなかった。


「村は無事……カッ、カミュサン!?」


メートは一人の影をとらえると真っ先に駆け寄った。そこにあったのは傷一つつけることのなかった、そして勝利の喜びに浸る、カミュの姿であった。


「すごい……すごいですよこの武器!!まさか相殺どころか撃破まで出来ちゃうだなんて!!」


「あぁ、ああ、良かったです大勇s…カミュサン、怪我もないだなんて…!」


「いや…それなんですが、正面衝突する前に私の身体にバリアーを張られたような気がして…」


「バリアー…ですか?」


メートにも、カミュ自身にも、そのバリアーの心当たりなどなかったので、結局カミュの勘違いであったと片付けられた。ただこの後、一人の魔法使いの運命が、彼らのそれと交わることになる。そんなことを知りもしない中、彼らは村の人々に称賛されながら、この村を後にした。




....その頃、最終エリアである魔王城では、()()()()()()()()()()異変が起きていた。



あぁクソったれ、どういうことだっていうんだ。

我が魔王城は奴に乗っ取られ……いや、()()は“奴”なんて呼び方が正しいのか?もうそんなことは今はどうでもいい。

こっちの攻撃は全く歯が立たないし、向こうからの攻撃の正体がつかめないから避けることもままならん…というか無理だ。

秘書の"フィフニル"までアレの操り人形になっちまった…

ああクソッ、メートは一体何をしているんだ、『大勇者の反応があった』と言ってここを出てから丸1ヶ月以上は経っている……もっと早く戻ってくれば魔王城だって乗っ取られることもなかっただろうに。

ああもう、たらればを考えれりゃキリがない。

仕方がない、メートの奴が用意しておいた『敵軍に城を乗っ取られたときのプラン』の実行の時だ!!



「はい、同志"ファニシリル"様。メートですが……。えっ、ファ、ファニシリル様!?まさかそれって、つまり………切れた……。」


「メート、どうしたんです?」


「……カミュサン、貴女に来てほしい場所があります。」

はじめましての方ははじめまして、はじめましてじゃない方はにどめまして(パクリはよくない)。

どうもとまにちは、トマTメイトことまとせぴという者です。

原作のバトルシーン短すぎて今回の本文まで短くなっちゃいました。時間を空けた割には内容の薄い話になってます…

私事ではあるんですが、文化祭の方でドラ〇ンクエストを模倣した(と、思われる)演劇をやらせていただいて、それからすごいRPG熱が……ゲームを作るとまではいけないのでこうして文章でRPGをやってる(?)次第です。

RPGって良いですよね、ロールプレイング、本来の自分にできないことをその中でできる。創作物ってのも基本的にはロールプレイングなのかなあって思います。夢女子じゃないですよ

それでは、またどこかで

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