表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/23

4章13 社長 タイジ害虫駆除サービス(7)


 フンッ、フンッ、フンッフンッ、フンッ、フンッ、フンッフンッ……。


 食品倉庫の中。鼻で、スパイ大作戦のテーマを歌いながら、壁の穴をふさぐ作業をした。まずは、侵入経路を遮断してから、店内のゴキを退治する予定だ。


 銀行強盗犯が来たり、警察に尋問されたりで、一時はどうなるかと思ったけど、きっと、もう大丈夫。早いところ、仕事を終わらせて、プロってところを示さないとね。


 パンッ、パンッ……。


 ん? なんか、風船でも割れる音が、聞こえたような気がしたけど……。


 耳を澄ませてみる。


 気のせいかな……。


 手を耳に当ててみる。


 パンッ、パンッ……、パンッ……。


 お、まただ。何だろう? 風船? クラッカー?


 ひょっとして、警察も引き上げて、落ち着いたから、パーティーでも始まったのかな?


 気になる。


 気になるし、俺も参加したいが、今は仕事中だ。


 早く終わったら、俺も入れてもらおっと。


 でもって、今日も5時までに、あがって、居酒屋に行こうかなっ。暑いから、冷たいビールがいい。ひんやりしたジョッキの奴で、ぐびぐびと咽喉に流し込んで、焼き鳥をつまみたいねー。


 かー、夜が待ち遠しい!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ