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エッセイ

散歩

作者: 月蜜慈雨
掲載日:2026/03/27



 一万歩を歩くといいらしい。

 


 薬で今は体調が安定しているが、相変わらず調子の悪い日は調子が悪い。

 耳が痛くて耳鼻科に行ったら、特に原因がなかった。

 雑に薬を貰って帰った。

 薬を飲んでいるのにまだ痛い。



 しかも、無職で何もすることがない。これでは社会人に復帰する、準備も出来ないのではないか。

 そう危惧した私は、何か無料で出来る健康法を探した。

 出てくるのは運動ばかりだ。



 食事系はお金がかかるものばかりだ。

 しかし私は運動が大嫌いだ。昔は嫌いでも好きでもなかったのに。

 中学生の頃、ものの見事に中二病にかかった私は、サブカルに憧れ、サブカル=運動嫌いという図式を思い込み、運動しなくなった。

 そうして運動しなくなった身体は、小さい頃のようには動かなくなり、結果運動が嫌いになった。

 


 激しい運動法ばかり出てくる中、一つの情報が目に付いた。



 毎日一万歩歩くとどうなるか!という検証動画だった。

 結論はやってよかったという動画なのだが、これこそ私が求めていたものではないか。

 歩くだけなら、私にも出来る。



 低い自信を胸に、私は今日散歩に繰り出した。


 

 空は高く、ゆるやかで涼しい風が吹いている。三月だからあたたかい風を吹いて欲しいと思うのはわがままだろうか。それでも、公園の桜や、庭の梅はもう咲いていて、目が華やかさで満ちていた。


 草場の影にタンポポや菜の花が見える。



 途中、公園に寄って休憩しながら、ゆっくりと近辺を歩いた。



 歩いている途中、詩や短編の題材が思い浮かぶ。書きたいものがたくさん出来た。

 将来について思いを馳せたりした。

 大型犬が飼いたい。こうやって散歩して、日々を過ごすのだ。

 まぁ、犬の生涯かかるお金は四百万円以上なので、今は夢のまた夢だが…。



 足が大分疲れてきた。

 家に帰り、身支度を整え、椅子に座る。

 明日は筋肉痛かもしれない。

 今日はお肉が食べたい。



 そんなことを思いながら、スマホの歩数計を見た。

 この分なら一万歩超えただろう。



 結果は、四千三百二十七歩。



 一万歩への道のりは遠い。






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