第18話:陰キャ後輩と学校
「おはようダーリン、学校には1人で行けるかい?」
寝起きというのに、今日も先輩は別格に麗しいです。
「行けます。というか先輩は受験生なんですから勉強してください」
「キミを学校に送り届けてから、学友たちと自習をしている、心配しなくて良い」
「そうですか、じゃあ行ってきますね」
「待ってくれ、別れのキスを…」
私は先輩を無視して家を出ました。
冬休みあけの学校はあまり気分が乗りません、そう思ったのですが
「かなめおはよ〜!!!」
私の気分を急上昇させたのは、親友改め百合友の花車ひまりちゃんでした。
「おはようございます、ひまりちゃん」
「久しぶりだねぇ〜、先輩とは良い感じ?」
目をキラキラとして聞いてきました。
恋愛話(特に百合)大好きなんですよね、この子。
「まあ、それなりに」
控えめに答えましたけど、つい昨日、2人で温泉に入った記憶がちらつきます。
「ふ〜ん?てか聞いて欲しいんだけどさぁ」
ひまりちゃんが、目の近くにピースを作って言いました。
「彼氏と別れた!」
別れたというのに、そのテンションはいつも通りマックスです。
ひまりちゃんが語り出しました。
「こないだかなめと話してからさ、なんか女の子と付き合いたくなっちゃって〜」
そして、声高らかに宣言します。
「今年の抱負は彼女作ることにする!」
こうして、私の百合友の恋活が始まったのでした。




