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第二章 王国編 (33)

話の都合上短めです。


王城までは、兵士が皆まったくと言っていいほど戦う意思がないようでなんの苦労もなく辿り行くことができた。兵士の中でも、ほとんどのものがザクロに従う気がなかったようだ。


「なっ、貴様らここをどこだと思っている! ええい、お前らなにやっているのだ。早くそいつらを捕らえろ」


正門から堂々と城の中に入り、エントランスに入ったところで、吹き抜けの上の階から顔を出しそうわめき散らしているのはあの軍務大臣である。

だが、そんな上のものが命令を出しているにもかかわらず城内の兵士は一人たりとも動こうとはしない。


「なにをしているのだ。貴様らも反逆者にされたいのか」


それでも、兵士の態度は変わらなかった。

なぜなら、この国のほとんどのものがこの国の腫瘍を認識して、この国の誰もがエリスを愛し、たたえていたからだった…。


「もう終わりだ、軍務大臣。これが国の出した答えだ」


エリスの言葉に眉間にしわを寄せ、怒りに体を震わせる。そして…。


「く、くそがぁぁぁーーーーー」


いきなり叫び出したと思ったら、胸元から拳銃のようなものを取り出しこちらに向ける。そして、そのまま引き金が引かれた。


『パァーン』


一発の銃声が場内をこだまする。


「エリス」


俺は急いでエリスに駆け寄る。だが、その足はすぐに止まることになる。

何故なら、銃弾はエリスにかすってもいなかったからだ。

そして、先ほどまで軍務大臣がいたところに目をやると、赤黒い血に染まった手すりの上に、ルーシーが仁王立ちをしていた。


「まったく、己の主人に矛を向けるなど部下の風上にも置けぬやつじゃの」


こうして、突如人間の国で起こったクーデターは、静かに終わりを迎えたのだった。





最後まで読んでいただけるだけで感謝です。


前作「居候彼女は泥棒猫」もよろしくお願いします。

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