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DJシロクマシリーズ

DJシロクマのラジオ番組 あの人は今……

お便りは別の人が読んでいます

 どうもー、こんばんは。DJシロクマです(パフパフパフ)

えっ?! パフパフ早くない?! まだ俺のターンだよ! お便り紹介始めてからSE流せよ!


【カンペ:めんごめんご】


相変わらずイラっとくる上司ですー。ゴールデンウィークもっと欲しかったですー。


さてさて……ゴールデンウィークといえば……皆様、いかがお過ごしだったんでしょうか。

なんか日本語おかしくない? まあ苦情は作者にお願いします。


 ちなみにですが、俺は金沢に行ってまいりました~

海の幸を食べに行ってきたんですが、うに丼食べました。海鮮丼も食べました。


当然浜辺にも行ってきたんですが……もうね、カップルばっかりでね。

同じ会社の後輩と行ってきたんですが、心折れそうでしたーっ


【カンペ:自虐ネタはそれくらいに】


ほっとけ!

いいんだよ、俺は……まだ理想の女性に出会ってないだけなんだから……


【カンペ:自虐ネタはそれくらいに】


もういいよ! 覚えてろよディレクター!


あー、さて……では気を取り直して……。

今回のお便りは少し特殊ですー。前回ね、お便り頂いた三名の方が居るんですが……

実はその三名から再びお便りを頂きました! 三人同時に! 凄い偶然!


んで、その三人、今はどうなってるのかなー? って企画です。

ではでは……まずはこの人! 『レモンティー大好きさん!』


「シロクマ様、お久しぶりです」


はい、お久しぶりですーっ


「前回の相談をしたオレンジティー。飲んでみました。めちゃくちゃ美味しかったです。こんな飲み物があったんですね~」


ぁー、良かったですー、お口に合って……。


ん? あぁ、はい。こんな飲み物あるんですよーっ

レモンティー大好きさんは、本当にレモンティーしか飲んでなかったのか……体大丈夫かな……。


「最初に三層に綺麗に分かれていたのもよかったですし」


おお! 三層にチャレンジしたんですね!

最初にアレでしょ? オレンジジュース入れて、アイスティー入れて……そして最後に焼酎……


【カンペ:お茶の話だから】


なんか今日、凄いディレクターからのツッコミが激しいですー。

三層目はアレですよね、炭酸水。

まあ……俺は酒で割るのが圧倒的に多いです……ハイ。


「そこでですね、私、ペンネームを『レモンティー大好き』から『オレンジティー大好き』に変えようかと思うんですよ。どう思いますか?」


ふむふむ。

これはねー、難しい問題だよー。


自称レモンの王子の俺としては……ゆゆしき問題です。


でもまあ……いいんじゃない?



 はいーっ、では次行きましょうー

えーっと……お次はこの人! 『イチゴプリンセス ミルクプリンさん!』


「久しぶりじゃの。妾は・・・私はイチゴ星から来た、イチゴのプリンセス ミルクプリン」


どうもーっ、ミルクプリンさんー、お久しぶりですー。

あー……なんか甘い物欲しいよね。ちょっとコンビニでプリン買ってきてほしいね。


「なあ、聞いてたも。妾がばらまいた死ぬほどうまいイチゴのことなんじゃが、渋谷というところでばらまいておったら、えーと千疋屋だったかのう。そこから店に卸してほしいと言われてもうたのじゃ」


ん? 渋谷でバラまいてたの?! 

えー、ミルクプリンさん、そこは岐阜市で巻いてくれないと……ジュル……。


むむ、千疋屋……って、確か……高いフルーツばっかり売ってる所だっけ?

おおーっ、凄いね、ミルクプリンさん。これで地球で住む為の生活費も問題ないねーっ


「だがの、あれの旬は3月から5月頭までなのじゃ。なのでの、もう卸したくても卸してやれんのじゃ。仕方がないからワイルドべりーの亜種ならあると云うたのじゃが、死ぬほどうまいイチゴでなければだめだと言われてしもうての」


ああー、もう旬じゃないなら仕方ないねーっ

っていうか旬短いな……イチゴ星なのに……。


「せっかくイチゴで一儲けできると思うとったに、これでは妾の目論見がうまくいかんのじゃ。わらわの星は貧乏での、特産はイチゴしかないのじゃ。せっかくこの星でイチゴを売ろうと思ったのにのう」


成程成程……

っていうかミルクプリンさん、前回凄い怖い事言ってたけど、なんか普通に馴染んでるね。

このまま平和に地球人と仲良くしてほしいねーっ


「やはりこの星の者を奴隷として売りさばくしかないかのう。ほれ! シロクマ! 知恵を貸さんかい!」


ってー! 結局そこになるんかい!

奴隷怖いから! それならこの星でイチゴを生産して、社員として地球人を雇ってください!

時給良かったら俺も手伝うから! 


このラジオでも余裕でPR活動するから!


 あー、宇宙人って皆地球侵略企んでるの?

怖いよー、地球人大ピンチです。



 さてさて……ではラストに……俺は何気にこの方、凄い親近感を覚えますー


その名は……『ポンたぬきさん!』


「お久しぶりだす。わだし、ポンたぬきだす。……あっ、わたし、ポンたぬきです」


どうもー、ポン! たぬきさん!

いいねー、ポンたぬきさん。お腹を触りたくなってきちゃうねー


で、なんで……わだす、から、わたしに言い換えたの?


「都会に暮らしてひと月が経ちましただす。慣れねえけんども……慣れないですけども、すこしは都会暮らしもわかってきただ……わかってきました。まんだ、夜が明かる過ぎることには慣れないだす……ですが、頑張っています」


……ん?

え、えっと……これ、お便り読んでる人がアレなの?

それとも、お便りがこうなの? 


落ち着いて! ポンたぬきさん!


「ただ、この訛りを笑われちまって……笑われてしまって、標準語を喋れるように勉強中だ……です。なかなか難しいこって……ことで、小畑君にいつも注意されとります」


あ、ああー!

なるほど、標準語を勉強してるのね。

でも別に無理しなくてもいいんじゃない? 俺は好きだすよ~、ポンたぬきさんの訛り。


ん? 小畑君に注意されてる?

別にいいじゃーん! 小畑君、大目に見てあげてよーっ


「えーと、いつもラジオを楽しませていただいと……いただいてます。あっ、それで、相談なんですけんど、その、小畑くんに迷惑をかけているので、お礼をしたいのだす……お礼をしたいのですが、何をしたらいいのでしょうか」


ふむふむ。

この精神、是非ウチのディレクターにも見習ってほしいね。


【カンペ:だが断る】


もうカンペでもなんでもねえよ!

ギャラあげろ! チクショウ。


 んー、でも小畑君にお礼かー。


うん、まあ……お腹を触らせてあげるっていうのはどうだろう。


「彼は私のおいしそうなサクランボを食べさせてくれればいいとかいうんだす。だけど、サクランボなんて持ってないし、あれは6月頃の収穫なんだす。彼の勘違いを正したいんだすが、どういえばいいと思いますか。DJシロクマさま よろしくお願いしますだす」


サクランボ……?


あっ……


いや、あの……ポンたぬきさん。

これ深夜ラジオと言っても、一応健全な番組だから……あの、どういえばいいのか……。


と、とりあえず小畑君に言っといて!


それセクハラだから! って!


えー、いまいち俺の言ってる事が分からないと言う人は、自己責任で……たぬきの置物の画像を参照してください……苦情は受け付けません。


では本日はここまで……!


今回の放送でフルーツ食べたくなった人、多いんじゃないですか?


オレンジにイチゴにサクランボ!


五月病に負けない為にも、栄養を取って……って、え? 何、セクハラ?


いや、違ッ! 


俺じゃなくて! 小畑君が……!





Special thanks!!


山之上舞花様


実際にお便りを頂いて執筆させて頂きました。

ご協力ありがとうございました!!

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