表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

不思議のあっちゃん

作者: あっちゃん

お持ち帰りされて

やることさえやれないのに

鍵を渡されて

酔っ払ってたからそのままなにもできず

眠っていると

出掛けたとおもったら、すぐに帰って来て

むりやり起こされ、

なにかしゃべってよ、ひとりはさみしいから

っていうから

それじゃあ、君の恥ずかしいところを聞かせてって

その子の青春時代を聞いたりした。

写真まで見せてくれて、

やんちゃな男の子と付き合ってて

他校の子だったんだけど

下校時バイクで迎えに来てくれたりしてたよ、

結構筋の通ったライダー気取ってて、

「にけつ」するときは横座りはダメって

かたくなだったんだけど

下校時だけは、校門前だし、

他の子たちも見ているので、

横座りで早く行ってと背中叩いてでも走らせた。

その写真でも、

ちょっと悪い感じでも

イケメンではあるから

それが自慢なんだとはわかった。

なんか、彼の争奪戦とかがあったりしたのかな、

とかいろんな想像が頭をめぐる。

私はと言えばやることもやれず、

高校時代の自分は

どんなだったろうかと思い返しては

ちょっと鬱になったりしていた。


そういえばインロックされたことがあってね、

家に帰って来たところで気が付いたんだけど、

この部屋の鍵はとうぜんかかってしまっていて、

鍵を持ってないことに気がついた。

夜中の1時過ぎてたけど

隣の男の子に部屋を通してもらって

ベランダ越しに窓から入ったことがあったわ、

窓は鍵かけてなかったからたすかったわ、

でも、

隣の彼も大迷惑よね。


武勇伝が好きな女の人だな。

あと夜道歩いていると

原チャリに荷物を強奪された話や

その時無理して逆らったから

アスファルトに叩きつけられた話。

自分はレゲエのボーカルをやっていて

ワーゲンのミニバスで

日本全国旅していた話

お金もないから

ミニバスでざこ寝や野宿もした話。

自分が関東弁なのは

両親が関東の人で

家の中では関東の言葉しか話してないからだ

と言う話や

あなたは私の弟より年下なのねと言う話。

とある有名漫画のラストシーンを

当時の週刊マガジンから切り取ったものを

ファイルに挟んで

レアな価値がありそうなので

エー、すごい、ってひとり騒いでいると

それも前の彼氏から賭け事で奪い取った

という武勇伝付きだった。


なぜ、今日書いているのか、わからない、

もう書いておかないと忘れてしまうから

書いてしまっているのか?


うそ、

忘れられないから今でも

その子の顔を思い出しては、今は

どうしているかな、なんて

想像してたりするんだろ?


いや、いや、いや、


ホント、全然そんなことなくって、


なぜ、今、

あっちゃんのことを思い出したり

してるんだろう、

なぜだろう?


って、ホント、不思議なくらいなんだよな。


なぜだろう?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ