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名前はまだない  作者: 山田太郎
少年期
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師匠


 異世界にきて4年。つまり、俺は4歳になった。

 さらに、誕生日プレゼントとしてアイテムボックスをもらった。

 50kgまでなら何でもしまうことができるらしい。

 

 そして俺は、友達を探しに行った。

 ちょうどよさそうな男の子が三人で遊んでいたので声をかけたら、

 すぐに友達になってくれたのでうれしかった。

 名前はディオン、エレ二、ファニスというらしい。


 それからしばらく童心にかえって遊んでいると村の端にある森から、ゴブリンが現れた。


「フッ、ゴブリンなんぞこの俺が成敗してくれよう。

 トリプルウィンドボール................... 

 ゑ...ゴブリンの癖に全く傷ついてない。絶対に勝てない

 みんな、逃げるんだーー」 




 ほかの子供たちに攻撃がいってはならないので適度に魔法を使い、ヘイトを集める。


 にしても強い。もう、逃げながら顔にウィンドボールを三発も当てているのに 

 ゴブリンは全く気にしたようなそぶりを見せないのだ。


 仕方ないので特殊魔法・睡眠で戦うことにした。

 特殊魔法は、発動するとボール状になって飛んでいく間接型の魔法と、

 直接触って効果を発動する直接型の魔法がある。

 

 特殊魔法の効果は強力なものであるが弱点もある。

 間接型は弾が遅くて小さいし、直接型は、抵抗(レジスト)される可能性がある。


 だが俺は間接型特殊魔法の弱点を乗り越えることに成功したのだ。

 魔法混合で特殊魔法と他の属性の魔法を合成することで弱点を無効化したのだ。


 ウィンドボールと特殊魔法・睡眠を合わせてゴブリンに放つ。

 魔法が吸い込まれるようにしてゴブリンにぶつかっていく。

 そして、ゴブリンが魔法にぶつかって気絶した。

 それが、異世界での俺の初戦闘であった。


 家の誰かに報告しなければならない。

 いい言い訳が思いつかない...ああ今日は災厄の日だ。


「ガサガサッ」


 また森の方から音が聞こえる。

 やっぱり今日は災厄の日である。


「その年でゴブリンを倒すとはすごいなあ」


「誰やねん」


 森から30歳くらいのおっさんが林から出てくるものだから、思わず突っ込んでしまった。


「轟雷の賢者といえばわかるだろう?」


「あっ、聞いたことが」


「あるだろう、あるだろう?]


「ない。というか怖すぎる。

 家族に村で不審者が出たって伝えておこう。」


「お前を弟子にしてやる。

 お前は最近主流になってる脳筋スタイルの剣士や魔術師とは違い、

 筋が通った戦い方をしているのを見たからな。

 お前が持っているユニークスキルを言ってみるんだ。」


「なんで俺が、わざわざ不審者にユニークスキルを言わなきゃいけないんだ?」


「なら仕方ないな鑑定」


「偽装」


「俺のLV7の鑑定がこのガキに破られるだと?何も見えない。」


「ざまあねえな、不審者のおっさん。

 もうお夕方ただし俺は家に帰るからもう二度と、村に来るなよおっさん.....

 


 ってなんでついてくるんだよ」


「おっさんおっさん言うな。

 もちろん、お前を弟子にする許可を取りにお前の家にいくのだろうが。」


 というわけで、流石に爺や婆でも簡単に俺を手放したり、

 しないと思ったのでおっさんを家に連れて行った。


「お婆ちゃん、

 おじさんが俺のことを弟子にしたいってうるさいんだけど。」


「轟雷の賢者様がなぜこの子を?弟子を取るような人ではなかったですよね。」


「このガキが俺の鑑定をっていてえ何するんだよ!!」


 後で聞いた話だが、俺はこの時それはそれは狂気じみた笑顔を浮かべていたそうだ。


 まあ、こうして何とか俺は、おっさんの住み込みの弟子になった。


「おっさんの家はどこだ。」


「おっさんではない師匠とよびたまえ。それと、家は森の中だ。」


「おっさんはおっさんだな。

 暗いと嫌だから走って帰ろう」

 

~一分後~


「ハアハアハア」


「はっはっはっは

 年齢の割に頭は妙にいいと思ったが、体力はそのザマか

 明日からは、体力を増やすためにトレーニングだ。」


「それはいいんだが、もう疲れて走れない。おぶってはしってくれ。」


「俺のことを師匠と呼んだらおぶってやろう。」


「師匠お願いします。」


「うむ。なかなかかわいいやつだな。いいだろう。」




 約20分おっさんの腕で揺られ、おっさんの家に着いた。

 

 そして俺とおっさんの生活が始まったのであった。

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