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代われるものなら代わりたい  作者: 霜月 海夢
6/7

第6節 初めての体験

誤字脱字あるかもしれません

本当の俺は人の悩みを真剣に聞いてあげれるのだろうか…


中学生時代は友達の事なんてどうなってもいい

そう思っていた。


あの出来事からもう一ヶ月はたっていた


快人はいつも通り自分の部屋の自分のベットで目覚めた


「またここか。やっぱり学校なんてつまらない

少しでも期待した俺が馬鹿だった」


快人はふと起き上がった


「いや、待てよ。今日は確か三橋さんたちと出掛ける予定をしていた様な」



今日は土曜日ーーーなのか


「今日は三橋さんや桜さんも居るし二人の私服は楽しみだ」


あと1人居るけどそれは無視していいか、うん。



10時に高坂駅前集合だったかな



「ってやば。もう9時半じゃん!」


快人は音速にも届く速度で早々と準備を始めた


「この服でいいか」


快人は白い半袖のシャツにその上から紺色の上着で下は薄い青色のジーンズだ


「ふう、なんとか間に合った」


高坂駅には五分前に着いた


「あれ、まだみんなは居ないのか。もう少しゆっくり来たら良かった」



話は一時間前に遡る


「今日は桜さんと澤永君と朝北君と遊びに行く日だね。初めてだから緊張するなあ」


三橋の家は桜の家に似ている構造になっていた


同じ建設会社が作っているようだ


三橋は念入りに服を探していた


「今日はどういう服で行こうかなー。

ラウンダーワンに行くって言ったって

軽い服で行くかお洒落していくか悩むなー」


よし、これでいいやそう心の中で不安そうに思った


三橋は駅前に15分前についた


「ちょっと早かったかな。まあ良いよね」


三橋は待っている駅前で隣にいた人に肩をぶつけられた


「あ、ごめんなさい。ってあれ? 美希じゃん!」


「こちらこそごめんなさい。それとおはよう」


「おはよう、美希も早いんだね

ちょっと時間あるしお腹空かない? 」


三橋は朝から服を選ぶのに必死で朝ご飯食べるのを忘れていた


「私もちょっとお腹空いたかも、近くのコンビニでも行こ碧里」


2人は下の名前で呼び合う仲になっていたらしい



その10分後に快人は来たようだ


一報の輝はと言うと


「よし! 今日は楽しむぞーまだ6時かとりあえず準備でもするか」


7時には準備も終わりテレビを見ていた輝はいつの間にか寝てしまった


目が覚めたのは10時5分


「やば…準備は終わってるし本気で走っていけば間に合うかも」


10時15分にはみんなが揃った


「いやーごめんごめん。早起きし過ぎて二度寝してたわ」


輝は笑顔でそう言った


「いいよ! じゃあ行こっか」


三橋は優しくそう言った


「それにしても桜さんと碧里は綺麗だな

初めての2人の私服だから拝ませてもらうよ! 」


三橋は白のワンピースと上に何か鮮やかな色の物を羽織っていたが俺は何か分からなかった


桜さんはと言うと白に近いねずみ色の服に

ちょっと軽そうでヒラヒラとしたズボンを履いていた



「お、俺は? 」


どーせ輝の事だから男には興味無いとか言いそうだな…


「快人は別にいい! 」


やっぱりか


「ありがとう輝」


澤永君にも言ってもらいたかったなー


なんて死んでも言えないよ…


「ありがとう」


桜もぼそっとそう言った


ラウンダーワン近くには10時50分ぐらいに着いた


「あれがラウンダーワンわんか、でかいな」


俺は友達は居たがこんな所には行かないようにしていた、と言うか行きたくなかった


「私もこういう所初めてかなー」


「碧里も私も初めて」


「俺は何回もあるぜ! 」


輝はやはり遊びには詳しいようだ


4人は中でバッティングやゲームセンター、テニス、卓球など最初はおどおどしていたようだったが時間が経つにつれて慣れて本当に楽しんでいるようだった。


あっという間に時間は経って居た


「疲れたーもう6時か。そろそろ終わりだね」


三橋さんは息を切らしながらそう言った


「そうだな、楽しかったよ」


「私も楽しかった、」


また4人で行きたいな、でもそんなこと言うの恥ずかしいから言えない…


「俺も俺も! じゃあまた今度は4人で海でも行かない?! 」


「海かー、いいね! 」


三橋さんは乗り気だった


「私も行きたい」


桜はモジモジしながらもそう言った


「俺はどっちでもいいかな」


「じゃあ決まりだな」


そう言ってラウンダーワンを出て高坂駅前まできた


「今日は3人ともありがとう、楽しかったよ! 」


「俺も楽しかった、また今度な」


三橋と澤永以外の2人は高坂駅で分かれた


「2人とも行ったね、澤永君今日はありがとう」


「こちらこそ。俺も来て良かったと思う」


そして長里駅に着いた


「じゃあね、今度は澤永君と二人でどこかに行きたいな。なんちゃって! またねー」


そう言い残して早々と帰って言った


「二人で、か」


俺も久しぶりに本気で楽しいと思えた

今日は来て正解だったと思う

これが本当の友達ってやつなのか…

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