早くも闇の加護者発見です
結構…南の大陸って言うからガウルシアのある大陸並みにでかいと思っていたのだが
「人の住める場所が限られているな…」
いわゆる砂漠地帯
オアシスを辿らなければ闇の加護者と会えないだろう
変人じゃないといいなあ…
そんなことを考えていたからかは分からないがギルドの食事所で後ろから声をかけられた
「なあ、あんたらって北から船で来たのか?」
「そうだが、あんたは?」
「悪い、名乗ってからだよな。俺はモンド
眼福だねあの怨霊の海を越えたって聞こえたから寄って見たけど美形揃いか…特にプラチナブロンドのあんた!髪だけなら黒のあんたでも良かったんだが女じゃな〜」
ゲイさんです
モンドと名乗った男はシルクスに熱っぽい視線を送ってます
アレクで我慢してくれないだろうか
偏見はないが、恋人が取られそうだってのに平然となんてしてられない
「…俺は、カエデのもんだから諦めろ、まあこいつも俺のもんだから入る余地なしだな」
さらっと言ってくれるもんだから恥ずかしいというより頷いてしまった
「なあ黒髪の…カエデったけ?あんたかなり強いだろう?一人で生きていけるじゃないか頼むからこいつを…」
「シルクスはあげない。人のものには手を出さないで。私の未来の旦那さまなんだから」
「婚約中?」
「神殿には行ってないけど許しは得てる」
ホンモノの神様に
神殿の司教さんだか司祭さんだか牧師さんだか知らないけど行かなくてもあんたらは神に認められてるんだから行かなくていいじゃない
と言ったのはカイルさんで納得してしまった
浮気なんかしたらアスの魂に何らかの異変が起こるだろうし
シルクスが浮気とかしたら神子統轄剥奪の上私との契約も無くなってしまうだろう…シルクスが普通の人としてでは私を守れない
私の両親に命とられるんじゃなかろうか…
まあその前にカイルさんに瀕死にさせられるだろう
どっちみち私が心変わりしなけりゃずっとシルクスのままだ
にしても、この地方には珍しい透けるような白い肌と白い髪に赤い目しかも中性的な顔立ち…
「アルビノ?」
「…よくご存じで」
「ごめん、私の国にもいたからつい……………もしかして、闇の加護者?」
「…あんたは何なんだよ人の隠したいところまでずけずけと」
「あなたを探していたものだからごめんなさい」
とりあえず謝っとこ
アルビノは確か遺伝子の一部が壊れてしまったことにより本来の髪や目に色素がなくなったことによるものだと認識してるけど間違っていたかも…この世界のアルビノは神が与えるものだったりして…
「ま、俺は加護者だから美形に生まれて強いけどな」
…違うみたい
にしても加護者ってホント顔立ち整ってるなあ…落ち込むぜ
美形でゲイなモンドさんは私達に気づいて声を掛けたのだろうか?
「俺と一晩のアバンチュールしないか?」
「断る!」
「俺はどっちもいけるから女役やっても良いし」
いや、間違いなくシルクス目当てだ
この人…人の恋人奪うのが趣味なんだろうか
「楓、いい加減戻ってこい。」
「…あれ?モンドさんは?」
「アレクに押し付けた。本当に迷惑な話だ」
心底迷惑だと顏に書いてあるが…アレク、ご愁傷さま。
ちらりとそっちをみるとアレクに絡んでいるモンドさん
趣味がいいのか面食いなのか
まあ、加護者同士仲良くやってもらいたいものだ
シルクスにさえ被害がなければ後は好きにしてくれ
そんな私にモンドさんは興味を示してきた
「その髪と眼自前だろ?神様の子供か…?」
余計なことに気づいて面倒くさい人だな
仕方無いか私もモンドさんのヒミツ言っちゃったもんね
「そうだよ?」
「目と髪2つってことは…だ、二神さまの子供ってところか〜。」
「それがどうしたの?」
友好の方に付いてるのだろうか
それならそれでこの地に留まるように仕向けるけど
「いや、俺の神様が二神の子供と連携してヤツを封じ込めろって言ったものだからな、確認だ。
それに、シルクスは神子統轄だって話じゃないか。もし、手を出したら俺、消滅の危機だろ?アレクはただの加護者だから構わないよな」
「うん、構わないよ」
「カエデ!?」
「わたしも構わないって思う恋愛は自由だから」
レイちゃん良いこと言うね
「…自由恋愛万歳…か、カエデ、シルクスはあんたの恋人?」
「そうだよ。だから取っちゃダメだから」
「アレクは良いの?」
「だから、アレクが良いなら良いって。自由恋愛万歳だもの」
アレクの顏が青ざめていくけどそこは私の立ち入る場所ではないと思うんだよね
アレクは仲間で友人だからさ
頑張れ、アレク




