7/9
第七話ーオドカシテヤルゾー
ほとんど進まないZE☆
少し戻って石崎視点。
「あの!?ちょっと、いい加減降ろして!?てかあんた誰ですか!?」
先程の部屋を出てから相当の時間が経っていたが、俺を担いだその人はいっこうに降ろしてくれる気配が無かった。大分大声で話しかけてはいるのだが..もしかして無視されてる?.と、思ったその時。
「...お、おう。ごめんごめん。少しボーッとしてて。」
やっと話ができた。てか、やっぱり話の内容聞いてなかったんですね。あんなに大声で話しかけていたのに。
そんなこんなでイライラしていたら、漢字で大きく「衣装準備室」と書かれた部屋の前にきていた。
「降ろすよー。はい。」
いきなり何を言い出したのかと思うと、おぶっていた俺を下へ落とした。下はコンクリート。勿論痛い。しかも相当。
「ははっ!大丈夫だった?」
俺をおぶっていたその人は、笑いながらそう聞いてきた。
フザケルナ。何が「ははっ!」だ。こうなったのはあんたの責任だろう。
「あのー...アンタ誰ですか?」
俺は迫り来るイライラを抑え、腰をさすりながら質問した。
「あぁー、僕〜?僕はね、北嶋冬樹っていうんだ。よろしくねー。」
なるほど、このSっ気抜群のお兄様が北嶋さんか。案外思ってたのと違うのでビックリしたな。




