未来へ向けて
クリスマス。それは、愛を深め合ったり、寂しかったり、街がイルミネーションに包まれて夢のような空間が演出されたり、サンタさんからプレゼントを貰ったり、とても素敵な聖なる夜。
◇◇◇
フンガ星に来て初めてのクリスマス。私は来年から同じ会社で働くことになった柏さん、藤代さんと一緒に内定祝いを兼ねたクリスマスパーティーをすることになりました。
12月24日、快晴の午後、桜たち三人はパーティーグッズを揃えるために時原市街を散策中。
「う~ん、クリスマスらしいグッズが見当たんないな~」
「だね~」
「そうですね~」
柏さん、藤代さん、桜の順で言った。
そういえばクリスマスはキリストの祭典。地球の神様であるキリストは恐らくフンガ星とは無関係なので、クリスマスそのものがないのかも。そう思うと、とても寂しい気分になる桜であった。
夕方、桜たちはパーティーグッズを見つけられないまま本時原駅のコンコースにある喫茶店でティータイム。三人ともアールグレイを注文し、セットのクッキーをつまんでいる。
「まさかクリスマスがないとはな~。なんか脱力感」
「そうだね。僕たち地球人からすればクリスマスがないのは物足りないな」
「私、来年はみなさんでクリスマスパーティーができるように、頑張ってケーキつくります!」
男性恐怖症の桜は、この二人には少し心を許せるようになっていた。
「それ、俺も協力していい?」
「僕も、出来る事があれば…」
「はい! ぜひお願いします!」
こうして三人は来年、フンガ星に新しいイベント、『クリスマス』を誕生させようと一致団結し、新たな春を迎える。
最後までご覧いただきまして本当にありがとうございます!
当作品はこれにて一度区切りを迎えました。今後については未定ですが、若干の構想はございます。
ではでは!




