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前世に飽きた魔王の孫、世界に首を突っ込む。  作者: 暇凡人T
二章 冒険者始動編

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その75 仲間の実感

 テッテレー!

 カイルが、仲間になったぞ!

 ついに仲間が増えた!

 これから楽しくなるぞ!

 カイルは、どんな戦い方をするんだろう?

 カイルの強さ、楽しみだ。

 なにより、依頼の辛さがマシになる!

 これは素晴らしい。

 

 「カイルさん。いいんですね?」

 

 翔が、カイルに話しかけた。

 

 「あなたは優樹に、付き合えますか?」


 どういうことだコラ。

 俺が予測不能とでも言いたいのか?

 ・・・間違ってないわ。

 そう、俺が考えていたら。

 カイルは、すぐに頷いた。

 

 「・・・やってみせるさ。カケル。君もよろしくな。」

 

 すると、翔は少し驚いた顔をして、返答した。


 「そう、ですか。わかりました。よろしくお願いします。」


 そう言った翔は、少しモヤモヤした表情をしていた。

 なんだろう。

 そんなに意外だったのか?

 俺に、カイルがついてくるのが。

 

 「・・・えーっと、カイルさんは僕たちのパーティに入るんですよね?」


 翔は、話を変えた。

 少し無理矢理じゃないか?

 

 「ああ。君たちのパーティ…デモリニックだったか。に入らせてもらう。」

 「なら、情報の整理は必要ですね。まず僕たちは───」


 カイルと翔が、今までと雰囲気の違う話を始める。

 あーあ。

 真面目な話始まっちゃった。

 これは俺、混ざれないな。

 まあいいけどさ。

 どうせ退屈そうだし。

 俺は俺でやりたいことあったしね。

 そう、それこそ…

 カイルのステータスの確認だ!

 前はカイルにビビって鑑定できてなかったけど、今なら堂々とできる。

 ずっと気になってたんだよな。

 カイルの強さの秘訣と言うべきか、どこがどう強いのかをね。

 では、さっそく…

 俺は、翔と真剣に話しているカイルに目を向けた。

 鑑定。


 種族:人族

 進化ツリー

 名前:カイル

 神名:引導者

 年齢:19歳

 レベル:39

 経験値:219/640

 満腹度:58/100

 ステータス

 HP:11382/11382 MP:12641/12641SP:12409/12409

 攻撃能力:11083 防御能力:11754

 魔法能力:12730 速度能力:10887

 スキル

 {HP回復爆速化Lv6}{MP回復爆速化Lv10}{SP回復爆速化Lv10}{空腹緩和Lv10}{満腹持続Lv10}{魔力操作Lv10}{神の声Lv10}{鑑定}{言語理解Lv10}{魔力知覚Lv10}{空間感知Lv10}{隠密Lv10}{認識妨害Lv10}{隠蔽Lv10}{多重人格Lv4}{技力付与Lv10}{衝破攻撃Lv4}{断裂攻撃Lv5}{突貫攻撃Lv4}{火炎攻撃Lv6}{激流攻撃Lv8}{巨樹攻撃Lv1}{雷攻撃Lv6}{猛毒攻撃Lv4}{大地攻撃Lv7}{雹散攻撃Lv6}{烈風攻撃Lv5}{聖攻撃Lv3}{常闇攻撃Lv3}{呪詛攻撃Lv6}{強酸攻撃Lv5}{重力攻撃Lv4}{火大強化Lv7}{水大強化Lv9}{草超強化Lv2}{電気大強化Lv7}{毒大強化Lv6}{土大強化Lv8}{氷大強化Lv7}{風大強化Lv6}{光大強化Lv6}{闇大強化Lv6}{呪い大強化Lv9}{祈祷大強化Lv8}{酸大強化Lv7}{痺れ大強化Lv5}{睡眠大強化Lv3}{磁力大強化Lv6}{音大強化Lv3}{魔眼Lv5}{計算Lv10}{念操Lv10}{未来視Lv3}{体感時間超延長Lv4}{重力磁場Lv2}{演奏Lv1}{調合Lv1}{武器強化Lv8}{生命治癒Lv7}{建築Lv1}{強奪Lv10}{空間跳躍Lv3}{誘惑Lv1}{遊泳Lv1}{飛行Lv1}{紙一重Lv7}{射出Lv2}{必中Lv6}{共鳴波動Lv8}{使役Lv4}{痛覚大軽減Lv9}{視力超増強Lv10}{聴力超増強Lv10}{嗅覚強化Lv10}{触覚強化Lv10}{味覚強化Lv10}{打撃超耐性Lv3}{斬撃超耐性Lv3}{貫通超耐性Lv4}{火大耐性Lv8}{水超耐性Lv1}{草超耐性Lv3}{電気大耐性Lv8}{毒大耐性Lv7}{土大耐性Lv9}{氷大耐性Lv8}{風大耐性Lv7}{光大耐性Lv7}{闇大耐性Lv7}{呪い大耐性Lv9}{祈祷大耐性Lv9}{酸大耐性Lv8}{痺れ大耐性Lv4}{睡眠無効}{磁力大耐性Lv4}{音大耐性Lv4}{集中力超増強Lv10}{生命力超増強Lv10}{魔力大超増強Lv10}{技力超増強Lv10}{攻撃能力超増強Lv10}{防御能力超増強Lv10}{魔法能力超増強Lv10}{速度能力超増強Lv10}

 魔法

 {火炎魔法Lv5}{激流魔法Lv6}{木魔法Lv8}{雷魔法Lv5}{猛毒魔法Lv4}{大地魔法Lv6}{雹散魔法Lv6}{烈風魔法Lv6}{聖魔法Lv2}{常闇魔法Lv2}{礼拝魔法Lv7}{強酸魔法Lv2}{麻痺魔法Lv1}{気絶魔法Lv2}{重力魔法Lv2}{爆音魔法Lv1}{空間魔法Lv6}{幻惑魔法Lv9}{結界魔法Lv9}

 闘法

 {命闘神法Lv8}{魔闘神法Lv9}{技闘神法Lv8}{体神術Lv10}{刀剣神術Lv7}{斧神術Lv6}{鎌神術Lv5}{盾神術Lv3}{槍神術Lv6}{棒神術Lv4}{薙刀神術Lv1}{弓神術Lv7}{砲神術Lv1}{馬神術Lv2}

 修練結晶:0

 スキル一覧表

 魔法一覧表

 闘法一覧表

 得意属性・苦手属性


 ・・・?

 ???

 なにこれ…?

 俺の目が、おかしくなったのか?



 俺はその画面を見てからしばらく、思考が止まっていた。

 え?

 どこがおかしいかって?

 全部だよ!

 どこからツッコんだらいいかわかんないよ!

 ・・・ま、まぁ、とりあえず上から確認していくか…

 まず、人族ね。

 ・・・人族、か。

 転生したばっかりのときを思い出すな。

 あのときはびっくりしたなぁ…

 急に襲撃されるなんて。

 あれ以来、初めて見る人族だ。

 やっぱりこの大陸には、人族が少ないんだろうな。

 進化ツリーには…なにもない。

 進化しないんだろう。

 まあ進化したらそれは人ではないもんな…

 はい、じゃあツッコミますねー。

 ステータス高すぎだろ!

 これが素ってマジ?

 もし、カイルが敵だったら…

 恐ろしいな。

 でも、カイルは仲間だから問題ないがな!

 俺の魔人化後の数値にほとんどすべて迫ってる…どころか超えてる項目もあるぞ!?

 狂ってるよ。

 ・・・てか、ちょっと待てよ?

 レベル39?

 このステータスの高さで?

 いくらなんでもおかしくないか?

 ・・・いや、この程度にツッコんでたらいつまで経っても進まない。

 放置だ放置。

 で、スキル…

 なにこの量。

 スキル一覧にあるスキルが大体あるんですが…

 それでいて、スキルレベルがかなり均等だ。

 なのに、言っちゃ悪いけどそれぞれのスキルレベル自体はそこまで高くない…

 なんでだ?

 これはステータスにも言えるけど、よく言ったら万能、悪く言ったら器用貧乏だな。

 尖った部分がない。

 普通は、どこかが尖って行くはずなんだ。

 例えば俺なら、攻撃力と闇系の属性が飛び抜けて高い。

 翔なら魔法全体が高い。

 だけど、カイルは全部均等。

 できることは多いけど、それぞれが俺たちの得意には及ばないんじゃないか?

 もちろん、カイルにしかできないこともあるけどさ。

 それでも、スキルの量と質はとんでもないと思う。

 重要なスキル群は、かなりレベル高いし。

 ステータス増強系スキルとかオールカンストですよ。

 それに比べると、今度はステータスに違和感を感じる。

 これだけのスキルがありながら、ステータスがこの程度か?

 この二倍はあってもいいんじゃないか?

 そんなことを俺が思うほどに、カイルはちぐはぐなステータスをしていた。

 


 

 「───僕たちはそろそろ食事に行こうかと思うんですが…一緒にどうです?」


 俺がカイルのステータスを見ている間に、いつのまにか飯の話になってたみたいだ。


 「もちろん同行させてもらう。そうだ、よく行く店があるんだが…そこでいいか?」

 「いいですね。僕は賛成です。優樹は…それでいい?」


 カイルのおすすめの店かー。

 美味い店かな?

 いや、カイルのことだし高級店とかかも?

 俺がそんなことを考えていたら。


 「・・・優樹?」


 翔が、心配そうな顔で俺を見る。

 まずい。

 翔に心配させてしまった。


 「あ、ごめんごめん。俺もそこでいいよ。」


 俺は、即座に返答した。

 

 「なら、行きましょうか。カイルさん、お願いします。」


 俺たちは、カイルについて歩き出した。

 いやー、やらかしたな。

 ちょっと考えごとしてたら、翔を無視してしまった。

 まあ、楽しかったし仕方ないか…

 しばらくの間、俺たちはカイルの後ろを歩き続けた。

 そのカイルは歩き続け…

 やがて止まった。

 止まった場所は一見、ただの一軒家に見える。

 ほんとにここ…?

 ただの家じゃ…

 だが、カイルは迷いなくその扉に手を伸ばした。

 

 コンコン、コッコココン


 聞いていて心地いいリズムのノックが響く。

 しばらく経ち、扉が開く。

 そこには、若い、三本の角が生えた青年が立っていた。

 

 「・・・ああ、カイルさんですか。お入りください。」

 

 青年が俺たちを招き入れる。

 俺たちは、店内へと歩みを進めた。



 俺たちは、食事をしていた。

 料理は、ステーキにパン、それに豆のスープ。

 ・・・これはこの辺の定番料理だったりするのか?

 大体の宿はこれを出してくるし。

 まあ、美味いけどさ。

 もっとレパートリーをね?

 

 「いやー、珍しいな。カイルが誰か連れてくるなんて。」


 そう言うのは、バーカウンターにいる店主。

 カイルはよく一人で来るのか。

 

 「なんだ、子守りでも押し付けられそうなのか?」


 店主が、ニヤリと笑う。

 からかっているみたいだ。

 ま、一応訂正しておくか…

 

 「ちょっと待て───」

 

 俺が、訂正しようとしたその時。


 「いや。仲間だ。」

 

 カイルが、そう言った。

 それを聞いた店主は、目を丸くしていた。

 あまりにも予想外だったようだ。

 俺はと言うと、実感していた。

 いつもは二人で取る食事に、もう一人がいること。

 いつもより、賑やかなこと。

 仲間に、なったんだ。

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