その8 いけっ!そこだ、右ストレート!
加筆、修正版です。
かなーり変わってます。
歩いた。
だいぶ歩いた。
けど、何も見つからない。
歩きすぎて足痛いんだけど?
たぶん、もう十キロは歩いたぞ?
こんだけ歩いてなんにもないって…
でも、これでわかった。
ここ広すぎー。
なんなんだ?
ここは。
俺はどこに捨てられたんだ?
もしかして、ダンジョンとか…
・・・今考えても仕方ないか。
もうただ歩くの飽きたし疲れた。
腹も減って来たなー。
休憩したいなー。
そう考えていると、空間が広がっているところに着いた。
よし!休憩だ!
俺は、地面に座り込む。
すると、急に眠気が襲いかかってきた。
ねむい…
仕方ない、寝ちゃうか。
気配感知あるし、なんか来たらわかるだろ。
じゃあ、おやすみなさーい。
zzz…
「うーん…」
なんか…居る?
まだ、眠い。
zzz…
・・・ハッ!
寝てる場合じゃねえ!
気配感知が、ビンビンに反応してやがる。
お、落ちつけ。
さっきの戦いを思い出せ。
俺の攻撃を当てれば勝てるはずだ。
相手の動きをよく見て、一撃だ。
・・・よし。
「ふぅー…」
大きく深呼吸をして、俺は戦いに備える。
ステータス強化系のスキルを全部起動して…
そんなことをしていると、前から気配がどんどんと近づいてくる。
姿が見え始める。
鋭い眼光。
細く、長いフォルム。
表皮には鱗があり、口には鋭い牙が見える。
そう、やってきたのは、蛇だった。
めちゃくちゃ、デカい。
ムカデの三倍はある。
俺何人分だろう…
少なくとも五人分はありそうだ。
怖気付くな…
行くぞ!
うおおおお!
俺は、蛇に拳を打ちつけようととする。
だが。
ヒュン!
避けられた!?
・・・いや、そらそうだ。
この幼児の肉体だと、いくらステータスが高くても、リーチが短すぎる。
前世の感覚で戦うな!
俺は幼児だ!
「ぐあっ!」
肩に痛みが走り、俺は苦痛に声を上げる。
な、何だ?
俺は肩を見る。
そこには、まっすぐに傷が出来ていて、血がダクダクと出てきていた。
なんでこんなところに傷が…
・・・あ、牙に掠ったのか!
この状態じゃまずい…
撤退、撤退!
うわぁ、結構ざっくりいってんなぁ…
かなり痛い。
そしてこいつ、強い。
ていうか、さすがに一直線でパンチは読まれやすいか。
何か別の方法は…
蛇が俺を視認して、すぐにこちらに向かってくる。
やべ、こっち来た!
落ちつけ。
避けてカウンターだ。
OK?
オーケー。
蛇が近づいてくる中、俺は動かない。
我慢…我慢だ…
蛇が大口を開けて、眼前にまで迫る。
・・・今!
俺は全速力で横に跳んで、即座に反転する。
そして、全力で殴る!
至近距離なら、やれる!
「おんりゃあぁぁぁ!」
ドガァン!
蛇の頭部にクリーンヒットして、蛇は勢いのまま壁に衝突する。
よし…やったな。
俺の勝ちだ!
そう、安心したのも束の間。
「カハッ!」
俺は血を吐いた。
なんでだ!?
何も食らってないはず。
なのに、全身が痛い。
[スキル{毒耐性}を獲得しました。]
[獲得したスキルのレベルは、1です。]
毒耐性?
これ、毒か!
でも、それがわかってもな…
このままだと…
刻一刻と、俺の死が近づいてくる。
ガラガラ…
ん?
壁が崩れる音が聞こえ、その方向を見る。
そこには、ギリギリの状態で生きている蛇がいた。
まだ生きてる…
仕留めきれなかったのか…
なら、完全に頭潰してやる。
それならもう復活できないでしょ。
ボロボロの体に鞭打って、なんとかやつを仕留めようとする。
だが、毒の効果か、はたまた傷のせいか…体が上手く動かない。
でも、体が動かないのは相手も同じなはず。
それなら条件はイーブン。
やってみせる。
蛇が体を持ち上げ、上から噛みつこうとしてくる。
それなら…
身を屈めて…
ぐっ…
この体勢、キツい…
だけど…
ここだ!
全力で、アッパー!
「うおおおおおおおおおお!」
ガァン!
蛇の顎に、俺の拳が直撃する。
それを確認して、俺は少し離れた場所に着地する。
ズドドドォン!
そして、蛇の体が、地面に倒れ込んだ。
[マデル族 ミリル マデリミア(矢島優樹)のレベルが上がりました。]
[レベルアップ後のレベルは、3です。]
[HP、MP、SPが回復しました。]
[各種ステータスが上昇しました。]
[レベルアップにより一部スキルのレベルが上がりました。]
[レベルアップにより新スキルを獲得しました。]
[修練結晶を獲得しました。]
[マデル族 ミリル マデリミア(矢島優樹)のレベルが上がりました。]
[レベルアップ後のレベルは、4です。]
[HP、MP、SPが回復しました。]
[各種ステータスが上昇しました。]
[修練結晶を獲得しました。]
[レベルアップにより一部スキルのレベルが上がりました。]
[マデル族 ミリル マデリミア(矢島優樹)のレベルが上がりました。]
[レベルアップ後のレベルは、5です。]
[HP、MP、SPが回復しました。]
[各種ステータスが上昇しました。]
[レベルアップにより一部スキルのレベルが上がりました。]
[レベルアップにより新スキルを獲得しました。]
[修練結晶を獲得しました。]
レベルアップの音を聞いて、俺は地面にへたり込む。
肩の傷が、何とも言えない感覚でで治っていく。
毒の痛みも、いつのまにか消えていた。
どうやらレベルアップは全回復するみたい。
ますますゲームみたいだな。
しかし、疲れた。
強かった。
真正面から行くだけだと、そのうち死ぬな、俺。
次からは搦手も使えるようにしとかないと。
でも、楽しかった…!
これが、戦い!
戦いの高揚が収まる頃、俺の体は、別のものを求めていた。
うああー!
腹減ったー!
早く食べないと、死ぬ。
蛇…食べるか。
前世でも一回食べたことあった気がする。
旅行先かなんかで。
だから行けるでしょ!
鱗剥がそ。
さすがに鱗剥がさないと食べれんわ。
当然よね。
ベリ、ベリベリ
・・・よっし!
一部、食べれるぐらいは剥がし終わった。
では、実食。
ムグムグ、モグ…
・・・うん!不味い!
まあ、ムカデよりはマシか。
それでも苦いわ、血生臭いわで食えたもんじゃあないけどね。
でもこれしか食べ物ないし、全部食べよ。
あ。
修練結晶も食べないと。
てか、めっちゃレベル上がったけど、ステータスどんな感じになってるんだろ?
よし。
見てみよう。
分析!
種族:魔族 マデル族
名前:ミリル マデリミア(矢島優樹)
年齢:2歳
レベル:5
経験値:5/30
満腹度:40/100
ステータス
HP:732/732 MP:544/544 SP:678/678
攻撃能力:1765 防御能力:648
魔法能力:544 速度能力:789
スキル
{HP回復自動化Lv6}{SP回復高速化Lv4}{神の声Lv10}{分析Lv9}{言語理解Lv10}{気配感知Lv4}{打撃攻撃Lv9}{闇攻撃Lv7}{呪い攻撃Lv2}{闇強化Lv5} {計算Lv5}{視力増強Lv9}{聴力増強Lv8}{闇耐性Lv4}{毒耐性Lv1}{睡眠耐性Lv1}{集中力増強Lv1}{生命力増強Lv9}{技力増強Lv8}{攻撃能力大増強Lv7}{防御能力増強Lv5}{速度能力増強Lv2}
魔法
なし
闘法
{命闘法Lv8}{技闘法Lv6}{体術Lv4}
修練結晶:4
おーいいかんz ───
[スキル{分析}のレベルが上がりました。]
[レベルアップ後のスキルレベルは、10です。]
[スキル{分析}のスキルレベルが10になったことにより、スキル{分析}がスキル{鑑定}に進化しました。]
[スキル{鑑定} を獲得しました。]
[このスキルにレベルはありません。]
[スキル{鑑定}と{神の声}を接続します、、、接続完了。]
[スキル{鑑定}の解説を開始します。]
[スキル{鑑定}は、感知可能な物体、事象などの解説や情報を脳内に表示します。]
[一度鑑定した結果をさらに鑑定することも可能です。]
[スキル一覧表など、分析からステータスに追加された情報も存在します。]
[スキル獲得後、防御能力、魔法能力のステータスを2倍にします。]
ん?
え?
は?
はあ!?
はあああああああああ!?




