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その20 龍迷宮探検隊

 うーむ。

 これは龍迷宮の名に恥じない迷宮だわ。

 迷った。

 ここどこ、、、?

 全然上に上がれる気配がなくて風龍の巣の跡地に一回戻ろうとしたときには、もう手遅れだったよね。

 魔物はいるから空腹は全然大丈夫だし、このまま進んでもいいんだけど、さすがに道も覚えないで闇雲に進むのはバカのすること。

 ちゃんと道を覚えつつ行こう。

 迷ったからかなんか情報を探してなんでも鑑定する癖ついちゃったし。

 ほら、今も龍迷宮の項目が、、、って、あ。

 行ったところの地図は見れるんだった、、、

 あーーー、やらかした。

 なんでこんな重要なこと忘れるかな、、、

 この頭の悪さ誰か治して。

 ・・・まあ、思い出したしいっか。

 これならただ行ったことないとこ行けばいつかは出口に出るはず!

 一時はどうなることかと思ったけど、なんとかなりそうでよかった。



 探索中なう。

 なんかちょっと拍子抜け。

 だって弱い風龍しかいないんだもん、、、

 多種多様な龍はどうしたし。

 世界三大迷宮でこの程度?

 実はもう俺が世界最強とか?

 いやー、ないない。

 こんなこと考えてたらまたボコボコにされるし謙虚にいこう。

 お。

 動物反応。

 しかも結構強そう。

 やりいくべー。

 ・・・見つけた、けど。

 あれはー、なんだ?

 鑑定届くかな?


 種族:魔物 ドラクトリア

 進化ツリー

 名前:なし

 神名:寄生龍樹

 年齢:75歳

 レベル:24

 経験値:596/1890

 満腹度:57/100

 ステータス

 HP:5678/5678 MP:2389/2389 SP:4625/4625

 攻撃能力:4547 防御能力:8602

 魔法能力:1946 速度能力:983

 スキル

 {HP回復自動化Lv9}{MP回復高速化Lv2}{SP回復速度高速化Lv7}{空腹緩和Lv1}{魔力制御Lv1}{神の声Lv9}{魔力知覚Lv1}{隠密Lv3}{物体感知Lv3}{打撃攻撃Lv8}{斬撃攻撃Lv3}{貫通攻撃Lv4}{樹攻撃Lv2}{土攻撃Lv3}{草大強化Lv1}{土強化Lv2}{生命変換Lv3}{回避Lv2}{聴力大増強Lv2}{触覚強化Lv5}{打撃大耐性Lv3}{斬撃耐性Lv4}{貫通大耐性Lv1}{草大耐性Lv5}{土耐性Lv4}{睡眠耐性Lv7}{生命力増強Lv9}{魔力増強Lv4}{技力増強Lv8}{攻撃能力増強Lv7}{防御能力大増強Lv3}{魔法能力増強Lv2}{速度能力増強Lv1}

 魔法

 {樹魔法Lv1}

 闘法

 {命闘法Lv6}{技闘法Lv4}

 修練結晶:87

 スキル一覧表

 魔法一覧表

 闘法一覧表

 得意属性・苦手属性


 つっっよ!?

 かった!?

 ふっふっふ、楽しくなって来た!

 まず魔人化なしで殴ってみよう。

 幸いこっちの方が圧倒的に早い。

 不意打ちはされないでしょ。

 闇剣作成!

 各種強化スキル起動!

 いっくぞー!

 走る。

 構えて、跳転斬!


 刀剣術Lv4:跳転斬

 跳転斬:標的の目前で跳躍し、上下左右を反転、回転の勢いで斬る。


 これが一番攻撃にちょうどよかったからこれにしたけど、どうだ?

 ・・・HPほぼ減ってNEEEEEE!!!

 これは無理ですわ。

 一旦離れよう。

 てかなんだこの、なに?

 龍っぽい体もあるけどなんか蔓いっぱい生えてるし、腕も足もないし、、、

 蔓で地面を這ってら。

 神名の通り寄生してる感じだろうか。

 蔓一本切り飛ばしたのにこの減りってどういうことやねん、、

 まあ、いい。

 ここまでは前座だ。

 魔人化を発動!

 重力磁場も使ってやる。

 もう一度走って接近、剣にできるだけ重力かけて、振り下ろす!


 ドッガァン!


 よっし手ごたえあり!

 いっぱいデカめの蔓、というか触手?を切った、はず。

 でもやっぱりそんなHPが減ってるわけじゃないな、、、

 なんか秘密がありそう。


 ズルッ


 切れていた触手が落ちる。

 すると、奥に龍らしき体が見える。

 なるほど。

 たぶん、あの龍っぽい部分が本体だな

 触手を使って重点的に守ってるってことは、そこが弱点ってことでしょう。

 それがわかっても、ちょっと時間が欲しい。

 吹き飛ばさせてもらうぞ。

 重力磁場、最大出力!

 通路の奥へ向けて、行け!


 ヒューン、、、


 


 よし、しばらく時間ができた。

 とりあえず魔人化解除っと。

 えーっと、アイツを倒すためには、おそらく本体であろうあそこに攻撃を入れないといけないと。

 でも、そこは触手で守られてる。

 それなら、連撃を叩き込むしかないか。

 これまで俺はほとんど一撃必殺しかしてきてないから、連続して攻撃できるか不安だなぁ。

 やるしかないか、二刀流!

 あれこそ男の夢だよな!

 よし、もう一本闇剣を、、、


 ゴゴゴゴ、、、


 ん?

 なんだ?

 この地鳴り。

 アイツがこっちに戻って来ようとしてるのか?

 まあ姿は見えないし、時間はまだあるでしょ。

 そんなことを思っていたら。

 

 ドッッゴォオン!


 !!?

 触手が!?

 そう、地面から大量の触手が出てきたのだ。

 一瞬で絡みつかれて拘束された!

 クッソ、振り解けない!


 ボキッ!


 「ぐあああっっ!!」


 足、足が、、、

 仕方ない!

 魔人化!

 これでも振り解けないのか!?

 ぐぬぬぬ。

 考えはある、けど。

 やれるのか?

 やるしかないな。

 闇剣四本作成!

 それを重力磁場で操作、触手を、切る!


 ズババババン!


 よし!

 成功!

 体が自由になり、落ちる。

 着地前に、重力磁場!

 無重力!




 ゆーっくり降りて、無重力終わり。

 ふぅ。

 魔人化解除。

 右足が折れてしまった。

 もう移動は重力磁場頼りになった。

 さっさと勝負を決めないと。

 さっきの闇剣でMPもほぼない。

 MPを少しでも確保するために時間を稼ぎたいんだけど、、、

 そうはさせてくれないよね。

 アイツが近づいてきてる。

 横に重力がかかった状態でどうやってこっちにきてるのか謎だけど、そんなことは今考えなくていい。

 迎撃、もしくはもう一度吹き飛ばす方法を、、、

 ん!

 そんな時間はなさそう。

 ・・・ああ、なるほど。

 壁に触手を埋め込んで登ってきてる。

 これはそう簡単には吹き飛ばさせてもらえないぞ。

 そして重力磁場の全出力をコイツにかけている以上、他のことに重力磁場は使えない。

 使った場合、コイツにかけれる重力が少なくなって、死ぬ。

 かと言って迎撃できるほどのMPはない。

 ・・・あれ?詰みでは?

 一回さっきの闇剣飛ばしてみる?

 いけっ!

 

 ヒュン!


 ズガガガガ!


 刺さった、けどこっからどうするのさ。

 弱点に攻撃しない限りダメージが低いのはわかってたことだろ。

 もうやれることといえば重力磁場の出力を気合いで上げるくらい、、、

 いや、魔人化したら重力磁場は強化されるのか。

 なら、魔人化!

 これで吹き飛べ!

 ・・・くっ、進んでは来れてないけど落ちてもない。

 頼む!落ちてくれ!

 重力磁場!

 最大出力!

 あ、、、

 近づいてくる、、、

 終わった、、、

 [警告]

 [これ以上スキル{重力磁場}の出力を上昇させる場合、自身に危害が加わります。]

 [よろしいですか?]

 ああ、走馬灯も神の声なんて、俺もこっちに染まったんだな。

 もうなに言っても変わらないでしょ。

 走馬灯なんだから。

 はいでいいよ。

 [スキル{重力磁場}の制限を解除しました。]

 体中に痛みが走り、思わず目を閉じる。

 ついにアイツに捕まったか、どう殺されるんだろう。

 来るだろう激痛に備える。

 ・・・来ない。

 待つ。

 まだ来ない。

 恐る恐る目を開けると、そこに敵はおらず、代わりに鑑定結果のようなものが目に入った。


 重力磁場メニュー

 リミットブレイク状態

 発動可能

 {超重領域}

 {超重砲}


 ・・・は?

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