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その10 はじめての敗北

 おお、なんかすげー広いとこに来たなー。

 向こう側が見えん。

 天井も高い。

 それなのに全然魔物がいない?

 つまんないなー。

 魔人化試したいのに。

 まあいいや。

 どうせどっかにはいるんだから。

 


 うーん。

 なーんもない。

 結構歩いて来たのにどの方向にも壁が見えん。

 気配感知も反応しないし。

 あ!やっとなんか見えた!

 岩かな?

 あそこで休憩しよっと。

 いやー、疲れた。

 ん!?

 気配感知が反応してる?

 何にもいないけど、、、

 気配の元は、あの岩?

 上に乗ってるのか?

 警戒しつつ近づこう。



 近くまで来たけど、これ岩か?

 なんか鱗みたいのあるくね?

 ・・・もしかして。

 鑑定!

 

 種族:魔物 ボロダスピス

 進化ツリー

 名前:なし

 神名:迷宮の覇者

 年齢:120歳

 レベル:54

 経験値:2198/2790

 満腹度:55/100

 ステータス

 HP:7467/7467 MP:2542/2542 SP:6598/6598

 攻撃能力:3685 防御能力:7289

 魔法能力:1634 速度能力:5496

 スキル

 {HP回復高速化Lv2}{SP回復高速化Lv9}{神の声Lv10}{分析Lv1}{隠密Lv5}{物体感知Lv5}{衝撃攻撃Lv6}{大地攻撃Lv1}{土大強化Lv1}{磁力強化Lv8}{計算Lv2}{重力磁場Lv2}{鏡鱗Lv2}{視力増強Lv8}{聴力増強Lv3}{嗅覚強化Lv2}{味覚強化Lv1}{触覚強化Lv3}{打撃大耐性Lv4}{斬撃耐性Lv4}{土大耐性Lv4}{睡眠耐性Lv3}{磁力大耐性Lv1}{集中力増強Lv3}{生命力大増強Lv7}{魔力増強Lv5}{技力大増強Lv6}{攻撃能力増強Lv7}{防御能力大増強Lv8}{速度能力大増強Lv6}

 魔法

 なし

 闘法

 {命闘法Lv9}{魔闘法Lv2}{技闘法Lv5}

 修練結晶:53

 スキル一覧表

 魔法一覧表

 闘法一覧表

 得意属性・苦手属性


 やっぱりか。

 あの岩が魔物だ。

 ステータス高すぎ。

 俺には無理だ。

 勝てる気がしない。逃げたい。

 でももう多分気づかれてる。

 ステータスで負けてても行くしかない!

 先手必勝!

 うおおおお!

 

 パガン!

 よ──


 ズドォン!

 

 「カハッ!」


 

 痛え!

 なんだ?

 何が起こった?

 殴った後すぐに吹っ飛んだ。

 そして壁に頭から突っ込んだ。

 周りに壁とか見えてなかったはずなのに。

 なんで吹っ飛んだんだ?

 鏡鱗か!


 鏡鱗:表皮に鏡の鱗を生成する。鱗は衝撃を吸収し、その後解放する。魔法攻撃を受けた場合、ある程度反射することが可能。


 チート?

 いや、こんなこと考えてる場合じゃない!

 もう近づいてきてる!

 吹っ飛んだ。

 その事実があるだけ。



 ああ、あの岩は蛇だったのか。

 もう目の前にいる。

 これはもう、ダメだな。

 せめて腕で防御。

 

 ドッゴン!


 ぐっ。

 あっ、折れる!

 バキバキバキ!

 

 ビューン!

 飛んでる?


 ズ、ズン。

 

 「グフッ。」


 ここは?

 もう死ぬのか?

 死ぬ時って案外痛み感じないし冷静なんだな。

 死ぬの2回目だけど。


 「あーあ。調子乗らなきゃよかっ、たな。」

 


 それからどれだけ時間が経ったのか。

 俺にはわからない。

 でも、俺はもう一度目覚めた。


 

 ここが死後の世界か?暗くてなんもないな。

 ん。なんか気配感知が反応してる。

 って、死後の世界にも気配感知ってあるの?

 まさか。


 「ハッ!」

 

 死んでない?

 奇跡的に生きてたのか。

 HPミリだ。

 それより、気配感知が反応してたよな。

 どこだ?

 いた。

 

 種族:魔物 ヴォールフ

 進化ツリー

 名前:なし

 神名:孤狼

 年齢:1歳

 レベル:10

 経験値:3/20

 満腹度:34/100

 ステータス

 HP:346/408 MP:124/124 SP:431/498

 攻撃能力:1356 防御能力:686

 魔法能力:34 速度能力:817

 スキル

 {神の声Lv3}{気配感知Lv1}{斬撃攻撃Lv4}{聴力増強Lv3}{嗅覚強化Lv2}{打撃耐性Lv3}{斬撃耐性Lv2}{生命力増強Lv2}{技力増強Lv3}{攻撃能力増強Lv5}{防御能力増強Lv1}{速度能力増強Lv2}

 魔法

 なし

 闘法

 なし

 修練結晶:9

 スキル一覧表

 魔法一覧表

 闘法一覧表

 得意属性・苦手属性


 さっきの蛇と比べるのも失礼なくらい雑魚だな。

 でも、俺もボロボロだ。

 両腕の骨バッキバキ。

 肋骨もかなり折れてそう。

 クソ痛い。

 魔人化なんて発動したら死ぬから出来ない。

 命闘法と魔人化以外起動!

 全力で蹴りを入れる。

 フン!

 まずっ、外した!

 相手の方が早いんだった!

 もっかいだ。

 よーく狙って、フン!


 グチャ。


 よし。

 やった。

 でもレベルが上がらないから回復できてない。

 !?

 気配感知に大量の反応あり!?

 クソッ、ここって一体なんなんだ!?

 周りには魔物の反応があるだけ。

 上にはなんもないはず。

 いや、なんかおかしいな。



 よく見ると、ここは大穴だった。

 俺は蛇にぶん殴られてここに落ちたみたいだ。

 落ちて幸運だったのかもな。

 落ちなかったら、俺は殺されてただろうし。

 追撃に来ないって事は、蛇はここに入れないんじゃないか?

 あの蛇幅すごかったし。

 ん?

 上から魔物が降って来てる?

 もしかして、ここってあの蛇が叩き落とした魔物が溜まってる場所?

 それが繁殖してこんなに増えてるってこと!?

 絶対出れんやんけ!

 

 「ふざけんなああああ!!!」


 俺の大声に、周りにいた魔物どもが急に飛びかかってきた。

 

 「クソが!まだ回復もできてないのに、こんな数の相手できるか!」

 

 そう言いつつ俺は魔物を蹴り飛ばす。

 また別のやつが寄ってくる。

 まさに地獄。

 俺は、しばらくこの地獄に閉じ込められることになった。

 




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////////////////////////





 「生き延びたか。この状態の転生者を殺す訳にはいかんからな。」

 「幸運だった。」

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