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第1話

   

 田舎で暮らすには車が必須。

 そう言われて私が購入したのは、爽やかな水色のファミリーカーだった。

 冷静に考えれば、独り者の私に『ファミリーカー』は過ぎた代物(しろもの)なのだろう。しかし「大は小を兼ねる」という言葉もあるし、いずれは私だって、いい人に巡り合って所帯を持つかもしれない。

 差し当たっては、人を乗せるのでなく、アウトドアグッズを載せておこう。釣り道具や簡易テントなどを積み込んでおくには、大きめの車は便利なはず。

 そのように思い描いていたのだ。

 もちろん、私には分不相応なほど高額ならば、ファミリーカーを買ったりはしなかっただろうが……。

 その中古車は、驚くほどお手頃価格だった。

 そして……。

   

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