世界、それは逆転劇で良くしていくものなのか
「あ」
僕は、思い出した、昨晩お風呂に入ってない事を、うわ、僕変な匂いとかしてないかな、汗の匂いとか。
セナはのんきに、こちょこちょが終わったから、すやすやとねている。
お風呂どうしよう、ヤオさんをおこいて言うこともできないしどうしよう。
僕が考えていたら、違う部屋から物音がした。
お、ヤオさん起きたか?
「ガタ」
起きたようだ。
少し時間を置いてから行った方が良いだろう。
僕は、10分くらい待ってから、ダイニングテーブルがあった部屋へといった。
ヤオさんと、目が合った。
「おはようございます」
「あ、おはよう光」
「お風呂とかって貸してもらってもよろしでしょうかね」
「いいよべつに、そこの廊下を、右に左に曲がったとこだから」
「あ、了解です」
僕は、目的地に着き、一瞬で服を脱いで、いざお風呂タイムだ!
まずはぬるいシャワーを浴びて、これにも理由があるいきなり熱いのからだと、悪いと聞いたことがあった気がしたからだ、そして、シャンプーだ。
「おーすうすうするタイプかー」
異世界にもある事にびっくりだ。
僕の他にも異世界に、召喚やらなんやらで来たやつが、まえにいたのかも、しれないなーと思った。
次はリンス、これにも理由がある。
リンスを先にする理由は、体を洗っている間に、リンスを頭に染み込ませる。
これが重要だ、これをするかしないとじゃあ、次の日の寝癖が、変わってくる。
次は、ボディソープだ、僕の手は、一時停止した。
「石鹸タイプか」
あんまし使ったことがないから、とまどった。
だか、ハイスペック光は使いきるのだ。
流石ハイスペック。
ゴシゴシキュッキュとかいう歌が、合ったのを思い出した。
なんだか懐かしいきぶんだ。
続いては、顔を洗う。
そしてようやく湯船に浸かるのだ。
「ぐはーーーー」
全身の力が抜けていくのを感じる。ここまで安心できるのは、お風呂だけだ。
足がちょっと筋肉痛だったので揉みほぐした。
長いことガラスケースだったからな。
でもやっぱり気持ちー、ほんとお風呂って最高だなー。
それから40分くらいたった。
「そろそろ上がりますかー」
「よいしょっと」
気を抜いていた。
「ぐへー」
滑ってしまった。
「いててて」
打ち身の痛さじゃないなこれは、軽く骨折れてんじゃないのか?これは、
僕は、全身を引きずりながらヤオさんのところへ行った。
「ヤオさん、骨多分折れました」
「え、大丈夫か?お前、ちょっと痛いところ貸してみろ」
「どうぞ」
僕の、足の骨を急にコツコツと叩き出した。
「これやって、骨に響かないか?」
「いえ、全然」
「じゃあ折れてないな、良かったな」
「え、折れてないですと!」
思い切って立ち上がってみた。
「あ、全然大丈夫だ」
全然ジャンプなどもできる!
「あ、すいませんなんか、昔から大袈裟なもので」
「大袈裟過ぎだろお前」
僕は、笑って誤魔化した。
でも昔も、一回骨を折ったなー
友達と、ゲームセンターに行った日、スポーツが、できる場所があると聞いて、僕達はそこへ向かった。
そこでは僕は、ある程度楽しんだ、でもだんだんと面白く無くなって、友達に、伝えたら、屋上にもあると聞いて僕達はそこへ、向かった。
そして僕は、見つけた。
「ぐおーーー、セグウェイあるじゃんかー」
僕は、最新式の乗り物に興奮した。
「一回も乗った事がなかったから乗ってみたかったんだよー」
僕は、調子に乗っていた。
僕は、その日に限って、おじさんにもらった、おじさんとおそろいの、腕時計をしていた。
「じゃあ僕のりまーす!」
僕は、乗った。
普段からスケボーのような物に乗っていたから、ある程度できた。
「お、「 」すげー乗れてんじゃん」
「すごいでしょ僕、ハイスペック「 」だからね!」
僕は、調子に乗っていた。
「最高速度だー」
「おーすげえ速い早い」
かぜがきもちー!
バイクに乗っているようだ。
「ビューンビューンひいてやるぞー」
「危ない危ない、はは」
急ブレーキをかけた。
「見ててよ、僕の降り方」
僕は、思いっきりジャンプして降りようとした。
だが、僕の足が、まだセグウェイに、付いてたみたいで、セグウェイが、最高速度くらいのスピードで、前へ、行った。
「ぐわー」
思いっきり尻餅をついた。
僕は、捻挫くらいだと思った。
なぜなら、父から骨折は泣くほど痛いと、聞いていたからだ。
僕は、泣かなかったし、案外我慢しようと思えば我慢できた。
「大丈夫か?「 」怪我とかしてないか?」
僕は、強がった。
「全然大丈夫」
「なら、次のところ行こーぜ」
僕は、それからマッサージマシーンに、手や肩を揉んでもらった」
手が痛かった。
それからクレーンゲームをした。
途中で買った、ジュースで冷やしながらしたけれど、痛かった。
それからカラオケもした。
特に痛くはなかった。
その次の日、友達と近所の焼肉屋さんに行った。
少し痛かったが、ウィンナーが美味しかった。
お肉は、美味しくなかった。
もうそこには一生行かないなと思った。
それから一週間後、病院に行ったら。
手を二箇所骨折していると言われた。
骨折はすぐに治ったが、リハビリがきつかった。
突然ヤンさんが喋り出した。
「お前体引きずってきただろ、床がびしょびしょだ、ちゃんと拭けよ、俺は朝ごはん作るから」
そしてヤンさんは違う部屋に行って、雑巾を持ってきた。
「これでふけ」
投げてきた。
「あ、ありがとうございます」
優しいのだなヤオさん、しかしなぜ急に朝ごはんを作ると言ったかは、僕には、理解が出来なかったが、床がびしょびしょなのは、理解したので僕は、ヤンさんに渡された雑巾で床をふいた。
その時だ
「おはよー」
セナが起きてきた。
僕は、素っ裸で、出迎えてしまった。
「ななな、な、」
「セセセセ、セナ」
セナは顔を真っ赤にさせて
「朝からなんてもの見せてくれてんのよ」
怒声を僕に浴びせた。
「すすすす、すいませーん」
僕は、頭がフリーズしていた。
だが、僕は、風呂場目掛けて走った。
僕は、風呂場に戻った。
体が冷えたので、もう一度つかり直す事にした。
「ああ、やっちまったな」
これは、かなりヤバい嫌われるどころじゃ済まないかも知れない。
一生口を聞いてくれないかも知れない。
僕と、一緒の部屋が嫌と言い出すかも知れない。
僕は、なんてものを見してしまったんだ。
女の子に、せめて隠してれば良かった、そうすればなんとか大事なところだけは隠せそうな感じがする。
男として失格だ。
逆だったら結構嬉しいのにな。
セナの裸かー
想像するだけで、僕の体温が急上昇していくのが自分でも分かった。
僕は、変態さんだな。
幼女の裸を思い浮かべて、興奮するなんて。
僕の、息子さんも、今日も元気だ。
昨日はすまなかったな我が息子。
今日も、申し訳ない。
唇に何やら変な感覚がした。
僕は、何かと思い、口当たりを手で擦る。
「あ、鼻血」
僕は、慌てて上をむいた。
良かったお風呂のお湯には入ってないようだ、入ってたらヤオさんに申し訳ないからな。
ある程度止まってきたようだ。
僕は、上を向いていた顔を通常の角度に戻す。
こう、鼻血がすぐ出るのがいやだなー、違う家とかに泊まったりしたらすぐこれだからなー。
昔からそうだ。
農泊も、修学旅行も、習い事の合宿も、
今まで一度も鼻血が出なかった事がない、よく考えたら、ガラスケースの中では出なかったな、少し寒かったからだろうか。
初めて祖父の家に泊まった時でさえ出たのに。
僕は、浴槽からでて、血がついた手を洗い流す。
なぜかこの家にはシャワーがある。
ちょっと日本に、似ているよな。
僕は、和風な暮らしが好きだから、全く文句などは一切ないのだけど、なぜ異世界に、きて日本文化があるのかはきになる。
ここの異世界は、もしかしたら日本と何か関係性があるのかも知れない、それとも日本と同じ感じの歴史を、歩んできただけで、たまたまなのかも知れないけど。
「ふう」
僕は、これ以上お風呂にいたらまた鼻血が出てしまうかも知れないと思い、上がり湯をして、お風呂をでる。
すると僕の着ていた服がなくなり、新しい服が置いてあった。
「お、ヤオさんが、変えてくれたのかな」
ヤオさんってあの見た目だけど、とても優しいのだなと思う。
空気はとてもよめないが、
僕は、1日で、ヤオさんの、いいところと悪いところを見つけた。
でも、セナに関してはまだわからない事だらけだ。
最初は、お利口さんだと思っていたのに、急に気が強くなった気がする。
気がするわけではなくて、そうである。
「はあ」
僕の、理想の幼女は、もっとお淑やかで、いつも折り紙などをしているような、そして、髪型は、ショートカットにかぎる。
僕は、同い年の場合でも、ショートカットが好きである。
同い年であればポニーテールでもいける。
年上だと、もちろん黒髪ロングである。
同い年でも、黒髪ロングは、いけるかも知れない。
多分陰さんは、同い年くらいなので、是非とも、あの漆黒の髪を是非ともポニーテールにしたい。
ロングでも、陰さんならばいける。
僕がそんな1人妄想を膨らましていたら。
「ご飯できたぞ」
と、ヤオさんの声が聞こえた。
「はい、今行きます」
僕は、ヤオさんのご飯が楽しみで、ハイデションだ。
僕は、スキップして食卓へ、向かった。
「キャーーーーー、なんでまた裸」
僕は、下を見る。
すると息子がいた。
「あ!」
しまった、あまりのウキウキに裸のまま来てしまった」
僕は、慌てて風呂場に戻り置かれてあった、服に着替え、また、食卓の方へ下を向きながら向かった。
「今さっきは、見苦しい物を見してしまい本当に申し訳ありませんでした」
僕は、ネット動画サービスの、人たちのように、スーツを着てみんなの前で謝罪は、できないけれど、真剣に誤った。
セナさんに
ヤオさんは、あまり意味が分かってないらしい、なんのことという顔をしている。
この人同じ部屋にいて全く気づかなかったのかよ、大丈夫なのか?
目とか耳とか老人だからもうガタが来ているんじゃ、と思った。
もしかしたら物忘れがひどいのかも知れない。
僕は、そこには触れないでおこうと思った。
僕は、自分の思考がずれていることに気づいた。
僕は、誤っていたんだ、ヤオさんの物忘れについて、考えている時間ではない。
セナさんに申し訳ないことをしたから謝るんだ。
普通のことができないのが僕である。
みんなができないことは、まれにできるのに、普通のことは大体できない。
「まあ、わざとじゃないんでしょ、ならもういいよ」
セナが許してくれた。
僕は、頭を強く縦に振る。
わざとじゃないということを、示している。
「ありがとうセナ」
僕は、改めてセナはいい人だなと思った。
本当に、いい人だ、世の中悪い人だらけというのに、未だに悪い人には会ったことがない。
「あ」
僕会ったことがあったわ
あいつら、健二郎ママを、やりやがった奴を忘れていた。
あいつらあいつらゆるさーん
怒りがまた込み上げてきた。
しかし忘れていた僕も僕だ。
あんなことを忘れるなんて。
僕は、とてもとても、ひどい奴なのかもしれない。
「早く食べないとご飯冷めるぞ」
ヤオさんが、少し怒って言った。
まあ、怒るのもしょうがないと思う。
100%僕が悪いのだから。
やはり僕は
悪い奴だ。
ご飯を食べ終わった、洋食風だった。
味はもう一流で、お店を出した方がいいんじゃないかというほどのレベルだ、僕も、もしするのならば、手伝って、バイト代とかもらいたいのだけれど、でも、僕は、元々ヤオさんに買われた物だから、バイト代は、貰えないだろう、いくらヤオさんが優しいからといって、調子に乗りすぎてしまっては、だめだ、ヤオさんは、いい人かも知れないが、世の中にはヤオさんのようないい人ばかりじゃない、調子に乗りすぎたら、いつか痛い目を見るのは、自分なのだ。
僕は、今さっき同じような考えを、した気がしたが、多少違うので、まあいいかと思った。
まあ、要するにヤオさんの料理は、絶品だ。
なので僕は、正直に言おう。
「ヤオさん、美味しかったです」
「お、嬉しいこと言ってくれるじゃねーか」
セナは、見せてはいけない物を見てしまったせいか、少し元気がない。
セナには面倒ばかりかけていて、本当に申し訳ないと思っている。
いつかお礼を、しようと思うが、何がいいのだろうか。
手紙
プレゼント
現金
ケーキ
などなど
沢山ありすぎて僕には、決めれない。
身内などだったら、手紙なのだけれど。
「んー」
友達なのかなそもそも僕たちって、友達ということにしとくか、友達に、お菓子しかあげたことがないから、お菓子以外が思いつかない。
現金、それは流石に失礼な感じかするな、
女の子だから、ケーキ
いや、太るとか言われてしまったら、おしまいだ。
小さい女の子だから、お人形
よし、これだお人形だ、お店とか知らないから手作りするか。
「よし!」
僕は、これから少しずつ材料を、集めていつかプレゼントしようと決心した。
決心したと同時に
「昨日やったやつと同じことをするぞ」
僕たち2人に向けていったことだろう。
「はあ」
早速人形作りをしようと思っていたのに、せっかく今から始めようと思っていたのに、まあ、しょうがないと思うしかないのだが。
これも僕の運命、こうなることはもう、決まっていたのだ。
きっと
少しだけキッとヤオさんを、睨みつけた。
多分気づかれてないだろう。
買われている、存在で、こんな文句言う権利なんてないと思うけれど。
あーあ、めんどくさいなー、全く
口に出すのはあんまりと思い、心の中で言った。
セナは僕とは、正反対に、何だかたのしげだ。
はあ、僕も、子供の頃はもっと無邪気に、走りまわっていたな、と、少し昔のことを思い出す。
しかし、僕の記憶の中に、走り回っている記憶はあるが、自ら走りたいと思って走っている。記憶がないことに気がつく。
昔の僕は、ただ単に、虫が怖いで、逃げているだけ、の記憶だ。
自分で情けない。
もう小2くらいの時には嫌いだったからな。
原因は、はっきりと、覚えている。
草まけだ。
僕は、それまでは虫が大好きで、ダンゴムシなどをポケットに入れていたくらいだ。
僕は、ある日バッタを捕まえようと、草むらに入った。
バッタは、捕まえれた。
そしてそれから一時間もたたないうちに、手に、蕁麻疹のようなものが出た。
その時はなぜだろうと思った、だけであった。
そして次の日も、また次の日も。
僕は、虫を捕まえようとして、草むらに入って、蕁麻疹が出るを、繰り返していた。
そしてある日、草むらから出てすぐに蕁麻疹が出た。
最初の方は一時間後くらいだったのに、僕は、恐怖で、手に持っていた、バッタをつい投げてしまった。
そうなのだ、手にしか出なかったから、虫が原因だと小さい僕は、思ったのだ。
それが原因である。
そして母に話すと、草まけと、聞かされた。
しかし僕は、信じきれなかった。
ちなみにそれから2年後も、ダンゴムシを、触ったら何故か蕁麻疹が出た。
それについてはなぜかはわからない。
僕は、すごく話がというか考えが、ずれていることに気がついた。
まあとにかくいまは、昨日のやつをもう一回するか。
「ていやーとーそーれへい」
これでやっと終わった。
僕は、セナと話していた、ヤオさんに、終わったことを伝える。
「もう一回やろうか」
「え!?」
「うん、やろうかもう一回、昨日は少し時間がなかったからね、今日は時間はたーーぷりあるからね」
「は、はいがんばります」
「がんばれー光」
なんだかふざけているような感じにしか思えない。
その態度に少しイラッときたが、ここは、抑えて抑えて、そしてまた、ヤオさんは、セナと話し出す。
何の話をしているのだろう、と、少し興味がある。
まあ、今は言われたことを、するのみである。
僕は、激しく頭を、横に振った。
頭がクラクラする。
酔いそうだ。
ていうかもう酔った。
はぁ、もう一度か、簡単にいってくれているけど、僕にとっては、死も同然、同じくらいのキツさだ、今の時点でもう、フラフラなのに、眠気がおそってくる。
眠いな
「ふぁーぁ」
僕は、顎が外れるかと思うくらいの、おおあくびを、した。
あくびをするということは、集中していないということである。
自分集中しろー
僕は、自分の頬を強く手でバシンと叩いた。
一気に眠気が覚めた。
僕の、頬が赤くなっているだろうな、と思う。
顔を洗う方にしとけば良かったなと、今になって思う、しかしもう遅い。
僕は、もう一度頭を振って余計なことを忘れる。
耐性がついたのか、前回ほどは、酔わなかった。
僕て、成長早いな
僕は、また、魔法をしだした。
半分くらい終わったところで。
またあくびが出た。
セナが怠け者、という目で見ていた。
急に目があったので、ビックリしたが。
まあいいでしょう。
僕は、こんどは、顔を洗った。
やっぱこっちのが、痛くもないし、顔に溜まっていた、汗や赤などを洗い流してくれるから、気持ちいい感じがする。
僕の気のせいかもしれないが、スースーする。
これがまた、気持ちいい。
これが少し中毒性があるんだよなー、タバコや、お酒よりかはないと思うけれど。
まあ
そのくらいの、中毒性があったら、日本では、顔を洗ってはダメとかいう、法律ができそうだな、と思った。
そしてすぐに気づく、顔洗っても、無害じゃん、逆に、顔が綺麗になって徳である。
まあ、やりすぎは良くないけれども。
だから法律は出されないだろうという、最初とは、真逆の、答えになってしまった。
自分もっと早く気づけよ。
まあ、セナの可愛さには、中毒性があるけれども。
僕は、もうセナと、陰さんの、とりこである。
ヤオさんは、僕の眼中には、ない。
まあ、あったらボーイズラブになってしまうからな。
ヤオさんとは、絶対にいやだ、ヤオさんとだったらまだ、ティオビスの方がいい。
いやいやそれでもだめである。
やっぱ種族が違えど、男は、男である。僕には、ちょっと無理だな男とは、女の子ならいいのだけれど、ウェルカムである。
でも、まあ人によるな。
男でも女でも。
中身がだいじだ。
でも今の時代、男とか女とか言ってたら、差別になるかもしれないからなー、まあ僕は、どちらでもいけるということにしとくか。
まあ、実際どっちに対しても、かわいいとか思うしな。
男でもかわいいやつはなんぼでもいる。
もしかしたらそこらの女より可愛い人もいるのだ。
まあ友達の言葉なのだけど。
まあ、僕は、いちおう言っておこう。
男女構わずウェルカム
僕は、とにかくラブコメをしたいのだ。
青春を、あまり味わえなかったからな。
僕は、思考を一旦ストップして、また作業を、続ける。
「てい、ほーい、やーそー」
終わった。
もうクタクタだ、ご飯も何も食べないでも寝れそうだ。
あー、持久走後のようだ、明日も筋肉痛確定だなこれは、僕は、確信している。
なぜなら手足がふるえているからである。
「あー、誰か手足をもんでくれるひとは、いないかなー」
僕は、周りの人に、特にセナに聞こえるように言った。
セナは聞こえてないのか、それとも無視しているのか、よくわからないが、返事も、反応も一切ない。
ヤオさんは、こちらを見ているだけだ。
しかしあの顔はいかにも、聴こえてるけど、めんどくさいから、無視しとこみたいな顔だ。
ヤオさん嘘つくの下手だなー。
やはり、セナも聴こえているようだ。
セナよりも遠くにいた、ヤオさんがあの反応だから、80%聴こえているはずだ。
みんな、僕の、手足を揉みたくないと、そういうことなのか。
誰か、ドMは、いないのかいるのならば僕が、ドSキャラになって手足を二、三時間ずっと揉ませるのに。
あの2人は、少なくともドMでは、ないらしい。
まあそもそも、ドMキャラって少ない気がする。
まあ、人にそのキャラということを知られたくないだけなのかもしれないが。
でも、とあるテレビ番組で、人間は、ほとんどの人がドMということを、聞いたことがある気がする。
よし、それでいこう!
作戦を、ねって、
作戦開始ーーーーーーーー。
僕の脳内で
鐘の音が鳴り響く。
そして始まるクラッシックの音楽、まだ最初の部分だから小さいリズムだ。
そして僕は、みんなの前に椅子を持っていき、椅子の上にたつ。
だんだんとクラッシックの音が大きくなっていく。
「皆の衆、私の手足を揉むのじゃー、揉みしごけー」
サビだ
そして僕が椅子から降りる。
それと同時に音は小さくなっていく。
そして僕が椅子を元の場所に戻したところで、曲は、終わった。
そして僕は、みんなの方を、見る。
何こいつ、何言ってんの、という目で僕を、見ていた。
視線が冷たい。
僕は、必死に話題を変えようとした。
「そういえば、僕終わりましたよ、言われてた、練習というか特訓」
「おお、そうかなら、ゆっくりしてろ」
「よっしゃー」
僕は、走って飛び出してから、僕とセナの共同部屋に行って勢よく横になった。
今までこんなに嬉しい休憩時間があっただろうか、いや、あったか、でも前の世界だ、この世界では、初だ、嬉しい、きつかったことを全て忘れそうだ、これこそが本物の休憩というものなのか、僕は今まで偽物で喜んでいたと、そういうことなのか。
そして僕は、気付かぬ間に寝ていた。
「逃げるぞ」
「ここは、もうダメだ」
「ここもこれまでか」
という声が聞こえる。
僕は、パッチリと、目が覚める。
「え、なにこれ」
僕の目の前にあったのは、ヤンさんの家の僕とセナの共同部屋ではなく、かつての日本の町のど真ん中だった。
僕の住んでいたのは九州の田舎の方だ、こんな都会では、ない。
ここは、東京か?
まあそんなことは、どうでもいい。
煙が僕の方にというか僕達を目掛けてやってきた。
「ぐあーーーー」
僕は、全速力で逃げた。
「ぐげ」
転けた。
やばいやばい追いつかれる。
ここまでか僕も。
僕は、後ろを振り返ろうとする。
その途中で、みては、ならないものを見た気がする。
死体だ、沢山の死体がある。
やばい、あれって毒ガスじゃ。
僕の隣をみる。
「ぐぎゃーーーわーーーーーーー」
小さい女の子らしき死体が転がっていた。
内臓が、口から出ていた。
「ウェ」
吐きそうになる。
というか少し吐いた。
気持ちわるい。
気持ち悪い、ぎもぢわるい。
こんな、こんな世界、なくなっちゃえよ。
きっとこれは夢
夢だとしたら僕は、なんて事をかんがえてやがるんだ。
僕の口の中に、まだ胃液のようなものが残っている。
それで余計に気持ち悪いし、あたりが余計に気持ち悪く見える。
僕は、気がつく。
あの煙は、ガスはすっては、ダメだ、死ぬ危険性がある、というか死んでいる人がいるので、死ぬ。
僕は、自分が止まっていることに気がつき、もう体が崩壊するくらいの、自分の限界を、超えた速度で走る。
やばいガスはもうすぐそばまできている。
やばいやばいやばい右手にガスが付いている。
「やばい僕の右手が」
取れた、あっけなく僕の右手は、腐ったように、ぽろりと取れた。
「いったーーーー」
僕は、泣き叫ぶ、まだ神経は、麻痺してなかったようだ。
あっという間に僕の神経は、麻痺した。
痛みを感じなくなった。
左足が取れた。
今度は痛みを感じない。
と同時に僕は、右足だけで、走ろうとするが、転けた。
「あ、終わった」
今までありがとうみんな、僕は、短い人生だったけれど楽しかったです。
辛い時もあったけれども、みんなのおかげで乗り越えれました。
ありがとう陰さん僕は、君のおかげで、
僕は、目覚めた。
僕は、寝返りを打つように、自然と横を向いた。
「ぐぎゃーーーー」
僕は、飛び上がって、壁に着くまで後退りした。
セナが僕の隣にいた。
ビックリして、今さっきの夢に出てきた、おんなの女の子に見えてしまった。
「ななななな、何でセナが僕の隣にー」
「なんだか魘されてたから」
いつもの僕なら喜ぶところだが、今の僕からしては、恐怖以外のなにものでもない。
「ふー、スーハー」
僕は、大きく深呼吸をした。
気持ちを一旦落ち着かせるためである。
セナは決して悪気があってしたわけでは、ない。
たまたま、僕の夢と似ていただけ。
どちらかといったら、親切心である。
僕は、セナに近づき頭を撫でてやった。
「フヒー」
セナがだらしない声を、出した。
こんな一面もあるのだな。
僕には、女の子という生き物を理解できない、できたとしても、凄く時間が必要だ。
僕は、ここで、今さっきまで、自分が、置かれていた状況を、把握する。
僕、セナの隣で寝てたのか。
かお、近かったな。
僕は、急に顔が熱くなったのを、感じた。
僕の血液、沸騰してないよな。
沸騰してたら、死ぬから、してないだろうけれど。
「どうしたの?顔赤くして」
僕は、ドキリとした。
ここからどうやって言い訳しよう。
考えを、逆転させよう。