拝啓 私あの時の板の間です。
この前に二話更新が祟ったのか少し字数が少ないです。(増やすとか言っておいてこの体たらくである)ごめんなさい。
さて、今回は旅館の 玄関の 『板の間』からのお手紙です。
それでは本編どうぞ。
拝啓 湿気で板が腐りそうな季節となりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私御影宿玄関の板の間でございます。
先日はおこし板だき有り難うございます。突然ですが、いつも最初にお客様を迎える板の間は、どんなお客でも面を合わせないといけません。当然私にも、好き嫌いは有りますので、好きなお客様が来ることを願いながら佇んでおります。
そんな風に待っていたある日のこと皆さん達がやってきました。結論から言いますと、皆さんは最高のお客様でした。
どこが最高かと言いますと、まず重さです。私の対加重は約2~300キロ前後で、大体230キロが得意なのですが、
『お父様65キロ・お母様47キロ・お姉さま48キロ・お兄様40キロ・そしてお荷物合わせて30キロ。』ぴったり230キロだったのです。これ程ぴったりだった事は経験したことがなく、とても快感でした。まだございまして、女性陣の服装がスカートでパンツがみられたことと、男性陣の靴下が爽やかでフルーツの香りだったのが良い点でした。
皆さん達がお帰りになってから幾日も経ちましたが、未だに最高のお客様は訪れておらず、そろそろ私は限界です。またあの重さで、パンツとフルーツの香りを楽しみたいです。
今のこの季節はお客様も少ないので宿代もお安くなっております。この機会に是非訪れてみてはいかがですか? 皆さん達の健康をお祈りして。 敬具
こんな板の間が居たら少しどころか、かなり気持ち悪いですね。自分で書いていて寒気がしました(笑)
次回は5月4日になると思います。