拝啓 僕テディベアのベティーだよ。
今回はテディベアからのお手紙です。
テディベアと言えば、友達の筆箱にプリントアウトされているテディベアが
英語で『いつでも君のそばにいるよ』と言っていて、良い言葉だなと思いました。
本編どうぞ(*´・∀・)つ
拝啓 中綿まで寒さが染みる季節ですが、お体お変わりありませんか?
僕テディベアのベティーです。君と離れて早7年が過ぎました。覚えていますでしょうか?
今日は君に伝えたい事があります。なんと、君の元に帰る目処が立ちました。この事はサプライズにしても良かったけど、逸る気持ちが押さえられませんでした。
色々なお土産話があるので、ここで幾つか話そうと思います。
一つ目は、君の元を離れてすぐのことです。 僕は男の子のお家に行きました。男の子との生活は初めてで、色々なところが解れてしまって大変でした。特に足の付け根が取れた時はもう捨てられると思いましたがお母さんに縫って貰って凄く嬉しかったです。
二つ目は、ゴミ箱に捨てられたときの話です。二日が過ぎ、ごみ収集車に入れられたときは、もう君に会えないと思いました。でも、ベルトコンベアーに流されていると他の縫いぐるみに動く方法を教わって、何とか脱出できました。その後は上手に動く練習をしたり、おしゃべりの練習をその縫いぐるみとしました。やっぱり、誰かと一緒の方が楽しいと言うことが分かりました。
君も寂しい思いをしてくれていたら、嬉しいです。やっぱり悲しいから、僕のことを思わなくて良いよ。
君には一度捨てられちゃったけど、そのお陰で色々な体験ができて良かったと思っています。
でも君と一緒に体験したかったです。『You are everything to me.』だから君も僕と同じ体験が出きるように、僕頑張るから。
親愛なる君に愛を込めて。
P.S.最初が拝啓なら、最後は敬具が必要なんだね!初めて知ったよ。
今回のお話は深く考えると少し怖くなりませんか?
だって、テディベアが戻ってきて『僕がしてきた体験を君にもさせて上げる』って言うんですよ。針で縫われてたよね…
前書きの言葉も意味深ですよね。いつでも?って度の程度?
まあ皆、縫いぐるみは丁寧に扱おうね(≧∇≦)b