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第4話 不平等


「最初は俺が行く」

 そう言って殿を買って出たのは、クラスのリーダー天城正義だ。

 彼はどんな場面でも積極的に矢面に立つので、自然とこういった役割ロールを任される事が多い。

 だからその言葉に、クラスから反対の声は上がらなかった。

 その自信に満ちた顔と堂々とした態度に、王や文官はもちろん周囲の騎士たちも期待を寄せている。

 そんな天城が浮遊するパネルに触れながら、

「ステータス!」

 と唱えた。

 そして、天城正義のステータスがパネルに表示される。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 名前「天城 正義・あまぎ まさよし」

 年齢 17歳

 Lv 1

 種族「異界の者」

 職業 『勇者』

 天職固有能力『気分上々』『天元突破』

 ボーナス・ポイント 500p

 HP : 394

 MP : 200

 SP : 500

 ATK : 210

 DEF : 176

 MATK : 193

 MDEF : 169

 SPEED : 182

 技能

『意思疎通』

『収納 特大』

『勇者の剣術 ランクMAX』

『全属性強化 ランクMAX』

『状態異常耐性 ランクMAX』

『超回復 ランクMAX』

 etc...

 etc...

 所有技:

『勇者の一撃 レベルMAX』

『神速斬り レベルMAX』

『ホーリーソード レベルMAX』

『ジャスティスソード レベルMAX』

『ライトソードレベル MAX』

『ドラゴンソード レベルMAX』

 etc...

 etc...


 加護

『タフネス』『破壊』『瞬足』『堅牢』

『天才』『全属性適性』『獲得経験値UP』

『女神の加護』『勇者の加護』『豪運の加護』

『神剣の加護』『人の和の加護』『適応』etc...etc...


 次のLvUPに必要な経験値  8p


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 ザワザワザワザワ

 途端に周囲がざわめき出し、文官や騎士達、クラスメイト達が色めき立った。

 ただ、和成は基準が分からないので何も言えない。

 が、予想は出来る。


「静まれ!!」


 王の一喝によりすぐさま辺りは静まったが、王自身にも明らかな動揺が見て取れており、それが彼の能力の凄まじさを如実に表していた。


「凄そうだな」

「ほんと。まぁ、天城君の場合は納得って感じがするけどね」

「そんな感じの雰囲気あるからな」

 王の一喝により、結局隣に座る慈とは、二言三言しか言葉を交わせなかった。


「素晴らしい御力です、天城正義殿。Lv1の段階で、平均的なLv50の人族のステータスに匹敵し、女神様の御力を最も受けた伝説の天職ジョブ『勇者』まで持つとは。貴方様の御力を借りられる幸福を感じ、胸が熱いもので満たされます」

 右手を胸に添えながら恭しくこうべを垂れる王様の所作は、精錬された美しさをその場にいた全員に見せつけ、また魅せつけた。

「俺の力で救われる人がいるのなら放っておけません。魔王を倒し、世界に平和を取り戻しましょう」

 迷いなく言い切った天城に、この世界の住人達からは畏敬の眼差しが向けられていた。


 その後は自然と出席番号順にステータスを確認することとなり、ステータスの確認は続けられる。

 天城(勇者)の次にステータスを確認しに行ったのは、出席番号一番の化野だ。

 ちなみに、その後ろにはこれまた自然に出席番号が5番までのクラスメイトが並んでいる。

 二年八組のクラスメイト達は皆、基本的に真面目な平均的日本人である。


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 名前「化野 学・あだしの まなぶ」

 年齢 17歳

 種族「異界の者」

 Lv 1

 職業 『錬金術師』

 天職固有能力『サイエンス』『等価交換』

 ボーナス・ポイント 100p

 HP : 100

 MP : 560

 SP : 600

 ATK : 36

 DEF : 40

 MATK : 42

 MDEF : 49

 SPEED : 28

 技能

『意思疎通』

『収納 大』

『薬毒鑑定 ランク5』

『素材鑑定 ランク5』

『調合 ランクMAX』

『錬成 ランクMAX』

『付与 ランクMAX』

『毒創造 ランク3』

『薬創造 ランク3』

『金属創造 ランク3』


 所有技

『ポイズンボール』

『アイアンボール』

『猛毒粉塵』

『パラライズ』


 加護

『女神の加護』『経験値UP』


 次のLvUPに必要な経験値 8p

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 再び辺りはざわめき出す。

 ステータスは天城より劣っており戦闘面では弱そうだが、そもそも天職ジョブが戦闘系ではなく生産系の職業である『錬金術師(アルケミスト)』だ。

 ステータス画面から書かれている内容から見ても、彼女は戦闘ではなくサポートが専門なのが分かる。


「技能『調合』と『錬成』のランクがMAXまで到達した者は、世界の歴史上ほとんどおりませぬ。伝説では、素材さえあれば死者をも蘇らせる霊薬や不老不死の力を与える神薬すらも作れるとか・・・・・・。貴方様が我らに力を貸してくださることは、重大な意味を持つでしょう」

「ハン!あたしがあんたらの味方でいるには相応の条件があるからな。そこんとこ忘れたらあたしはいつでも敵にモガモガ・・・」

「すいません。この子なりの照れ隠しなんです。学ちゃんは、ちょっとだけ捻くれてるだけなんです」


 その際に反骨精神の強い化野が、王に対し不遜な態度をとったことで場の空気が剣呑になりかけたが、それを感じとった慈愛美(出席番号5番)が口を手で塞いでその場を収めるというワンシーンがあったりした。


 オオオオオオ!!!と再び周囲がざわめき出したのは、化野を止めた件の慈のステータスが露わになった時だった。


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 名前「慈 愛美・(うつし まなみ)」

 年齢 17歳

 種族「異界の者」

 Lv 1

 職業 『聖女』

 天職固有能力『軌跡の奇跡』『聖女の涙』

 ボーナス・ポイント 200p

 HP : 401

 MP : 350

 SP : 350

 ATK : 130

 DEF : 109

 MATK : 205

 MDEF : 112

 SPEED : 122

 技能

『意思疎通』

『収納 大』

『光属性攻撃補正ランクMAX』

『神聖属性攻撃補正ランクMAX』

『回復補正ランクMAX』

『治療補正ランクMAX』

『清浄 ランクMAX』

 etc...

 etc...


 所有技

『死者蘇生』

『ハイエスト・リフレッシュ レベルMAX』

『ハイエスト・ヒール レベルMAX』

『ハイエスト・エクソシズム レベルMAX』

『ホーリーソード レベルMAX』

『ライトソード レベルMAX』

 etc...

 etc...


 加護

『タフネス』『瞬足』『堅牢』『蘇生』

『全属性適性』『獲得経験値UP』『頑丈』

『女神の加護』『聖杖の加護』『光の加護』

『人の和の加護』『適応』『聖域の加護』

 etc...

 etc...

 次のLvUPに必要な経験値 8p


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「うえぇ・・・・・」

 どよめく周囲に、慈は戸惑い慌て出す。

(あの人、自己評価が低いからなあ。周りの注目を浴びるのも得意じゃないし。ーーーー流石に、『死者蘇生』は凄すぎると思うけど)

 そんな慈を、和成は冷静に見つめていた。

「いえ、本来なら女神様の教えでは死者蘇生は禁忌とされているのですが、例外があるのです。それこそが天職『聖女』が行う『死者蘇生』。真に清らかな心を持つ者のみが辿り着けると言われる幻の天職。あらゆる傷と病を癒し、死者をも蘇らせる奇跡そのものとも言える存在。女神様の御力に依存することなく奇跡を起こす存在。それが『聖女』、つまり貴女様なのです」

「は、はぁ・・・・・・」

 王自らの説明とその内容に唖然としながら、慈はなんとか答えた。

 和成の分析通り、そもそも彼女はあまり自己評価が高くないタイプの人間だ。そんな少女の反応として、その返事は至極当然のものだろう。

「なんかすごいのになっちゃったみたい」

 席に戻って、慈は和成にそうこぼした。

「俺は慈さんに『聖女』の天職は相応しいと思うよ」

「そ、そう・・・?」

 そんな感じであっさり述べられた評価に、慈は頬を赤らめ嬉しそうに照れた。


 その次にざわめきが起きたのは、和成の親友である親切友成の時だった。(出席番号8番)

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 名前「親切 友成・おだぎり ともなり」

 年齢 17歳

 種族「異界の者」

 Lv 1

 職業 『最上級魔導師』

 天職固有能力『魔導書』『発動の確約』

 ボーナス・ポイント 100p

 HP : 281

 MP : 760

 SP : 410

 ATK : 21

 DEF : 151

 MATK : 307

 MDEF : 99

 SPEED : 124

 技能

『意思疎通』

『収納 大』

『無詠唱 ランクMAX』

『発動動作時間短縮 ランクMAX』

『魔法強化 ランクMAX』

『無属性魔法強化 ランクMAX』

 etc...

 etc...


 所有技

『エクスプロージョン レベルMAX』

『セイントフレア レベルMAX』

『バーニングソウル レベルMAX』

 etc...

 etc...


 加護

『タフネス』『瞬足』『堅牢』『魔導適性』

『全属性適性』『獲得経験値UP』『頑丈』

『女神の加護』『魔力自動回復』『回避』

『人の和の加護』『適応』『魔力吸収』

 etc...

 etc...


 次のLvUPに必要な経験値 8p


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 『勇者』を超えるMAT(魔法攻撃力)と強力な攻撃魔法を幾つも持つ『最上級魔導師アーク・ウィザード』。

 『勇者』『聖女』に加えて、まだまだいる他の天職を持つ異世界の勇者たち。

 それは国家間のバランスを崩しかねないものであり、同時に魔人族に対する希望でもあった。


「どいつもこいつも強力な力を手に入れちゃってるんだな・・・『強力な力』って『頭痛が痛い』みたいになってないか?」

「そう言われるとどうなんだろう・・・?」

「どっちでも良い」

 和成は、如何にもマイペースな調子で自分で自分の言葉にツッコミを入れた。

 それに律儀に応える慈と、興味なさげにおざなりに対応する化野。

 これだけで二人の和成に対する姿勢が分かろうというものだ。

 そんな三人のもとにどよめきを浴びた親切が帰ってくる。

「まぁ僕は(ファンタジー)(マジック)(ソード)をやり込んでいたからね」

「FMS・・・・・・トモがハマってたスマホゲームだよな。それとこれと何の関係があるんだ?」

「え?」

「え?」

「え?」

 親切達は一斉に疑問符を口にした。

「え?」

 それを聞いた和成の胸中に、嫌な予感が満ちた。

「ヒラ、ここはFMSの世界ーーー、ゲームの世界だよ・・・」

「・・・・・・どういう事だ!?(小声)」

 予想外の言葉に、驚きを隠せず尋ねる。幸い、目立たないよう小声で話せる程度の落ち着きはあった。


「・・・・そう言えば、ヒラはスマホを持ってなかったんだったな」

 親切もまた和成の同質の不安を感じて頭を抱える。

 そしてそれは慈も化野も同じ。

 自分が今考えていることと、他の三人が考えていることは一致しているだろうという確信が四人にはあった。

「・・・・・えっと、僕はこの世界に召喚される前、いじってたスマホに通知が来て、魔法陣が浮かんで光ったと思ったら、サイコロの中のような世界にいた。真っ白な箱の中にいるかのような世界。

 そこに女神様がいた。

 絵にも描けない、言葉にもできない絶世の美女だった痛い痛い痛い痛い。

 いや、学の方が僕はタイプだからね。

 その女神様が言ったんだ」


 曰く。

『貴方達の住む世界とは違う別の世界で、人族が今にも滅んでしまいそうな世界があります。どうか彼等を救ってください。』

『その世界は、あなた達の世界で(ファンタジー)(マジック)(ソード)と呼ばれるゲームの世界です。』

『私が見守る人族が、魔神を信仰する魔族の手によって滅ぼされかけています。魔族を退け魔王を倒し邪神を討伐して欲しいのです。奴等のせいで私の世界は、血と暴力に支配されるようになってしまいました。』

『助けたくとも神は掟により直接手出しする事が出来ません。私には間接的にしか手を貸すことしかできないのです。』

『そこで私は世界に干渉し、この世界を貴方達の世界と繋げました。その結果、とあるーーー貴方がたの世界で言うところのーーーゲームクリエイターへと私の力が届き、私の世界はゲームという形で貴方達の世界に現れました。そのゲームを、私の世界と貴方達の世界を繋ぐゲートにして貴方を呼んだのです。』

『貴方の他に、貴方の周囲にいた人たちも全員、今別の空間で同時に交渉しています。』

『ゲームでのステータス、所有していた道具や武器、技能、所有技はすべて引き継げます。』

『適正があれば、通常では手に入れられない特別な天職ジョブを授けます。』

『LvUP時に大きく成長することができる特別な加護や各種属性、状態異常耐性を持ったまま、Lv1の状態でリアルなゲームを始めることができます。』

『さらに、ボーナス・ポイントを特別に授けます。これをどう使うかは貴方次第です。

 特別な武器を得るも良し。

 新たな技能や技を習得するも良し。

 技能のランクを上げるも良し。

 技のレベルを上げるも良し。』

『つまり、貴方は元の世界での何倍もの強さを、私の世界でも最高クラスの強さを手に入れられるという事です。』

『どうか魔王を討伐し、世界に平和をもたらしてください。どのように行動するかは、貴方様の自由。魔王を倒せば、つまりゲームをクリアすれば、元の世界に返します。向こうの世界に戻った時に、時が過ぎているということもありません。元の時間軸へと返します。もしも貴方が私の世界に永住したくなれば、それも可能です。』

『どうか、助けると思って私の世界へ来てください。』

 こんな感じだったかな」


「そうそう」

「そんな感じだったな」

「で、説明されて、ゲームの世界で遊ぶだけなら、ちゃんと元の時間軸に戻れるなら、まぁ構わないかなと思って僕は了承した。その後に細かいところを設定して僕は異世界に召喚されたんだけど・・・ヒラは違うようだね」

「ああ、俺は教室でいつも通り本を読んでいた。で、気が付いたら召喚されていた。女神様と会話なんかしてないし、もちろん了承もしていない。そもそも俺はスマホを持ってないし、当然FMSなんてゲームをプレイしたことはない。天城たちが何の話も聞かずにあっさり引き受けたのがおかしいと思ったが、それは女神様から話を聞いていたからか・・・」

「そうだろうね」

「その割には冷静すぎると思うけどね。僕が突然異世界に召喚されたらもっと慌ててると思うんだけど」


「世の中、起きることしか起きないからな。起こらないことは起こらないし、起こらないと思っていたことが起きたのなら、単にそれは俺たちの前提が間違っていただけのこと。

 この世には不思議なことしかないし、俺たちの知らない世界は宇宙より広い。

 なら何が起きようとも不思議ではないし、慌ててもしょうがないだろう。

 ーーーーまぁ単に慌てるタイミングを逃しただけだけど・・・・・・」

「そうだな、うん。お前はそういう奴だよな」

 日本でも、何時ぞやそんなことを言っていたのを親切は思い出した。


「そうだね・・・・・・けど、それって大変な事なんじゃないの!?(小声)」


「ああ、割とヤバい。つまり俺は今この世界において、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「け、けど、適性がある人は私みたいに女神様の力でパワーアップするかもしれないじゃん!(小声)私も親切君と違って、あんまりFMSをやってた訳じゃないし!(小声)」

「ーーーーいや、これはあくまで想像の話だけど・・・・・・そもそも適性があるのなら俺は女神様と会えただろう。会えなかったということは、たぶん俺には適性が皆無だからだ」

「あ、じゃ、じゃあどうするの?ステータス先に確認しとく?」


「いや・・・前に出るときに確認する。ステータスが低いのが分かってる状態で、期待してる人達の前に出るのは無理。怖すぎる」

「なんでテメェは肝が据わってるくせに、妙なところで臆病者(チキン)なんだよ」

「それが怖いのは、分からなくもないけどね・・・」


「全く、面倒な事になったな・・・」

「ーーーーけどまぁヒラ、何かあった時は力になるからさあまり気を落とさずにいこう。ステータスが実際は案外高かったりするかもしれないしーーー」

「フン、全くだ。お前は面倒な事をグチグチと考え過ぎる」

「う、うん!私も協力する!(小声)」

「ああ、ありがとう」


(ーーーーただ、俺の嫌な予感はあまり外れてくれないんだよな)

 心に不安を抱えながら、和成は自分の番を持つ。

 そして和成の番が来て、そのステータスが露わになった。

 それがこれだ。


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 名前「平賀屋 和也・ひらがや かずなり」

 年齢 17歳

 Lv 1

 職業 『哲学者』

 天職固有能力『至高の思考』『ミームワード』

 ボーナス・ポイント 0p

 HP : 2

 MP : 2

 SP : 2

 ATK : 1

 DEF : 1

 MATK : 1

 MDEF : 1

 SPEED : 1

 技能

『意思疎通』

『収納 小』

『観察』

『思考』


 所有技

 なし


 ???

百万倍の努力(ミリオン)

(LvUPに必要な経験値が100万倍になる)

(一定量のダメージを与えてトドメを刺した場合のみ、経験値を得られる)


 次のLvUPまでに必要な経験値 800万p


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 ちなみに、参考までの非戦闘員Lv1の一般的なステータスがこれだ。


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 HP : 20

 MP : 10

 SP : 10

 ATK : 5

 DEF : 5

 MATK : 5

 MDEF : 5

 SPEED : 5

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 こうして和成は自分の弱さを知るのだった。

 一応、自分の前と後ろの出席番号の人物が、少しだけ慰めてくれたが。


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