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アーちゃんのご飯は?……ん!

 食卓には、ホカホカのご飯とワカメとお豆腐のお味噌汁、ぶりの照り焼き、ほうれん草のお浸し、肉じゃが、和食の定番がならんていた。


「美味しそう~♪いただきます!]


 俺は席につくと手を合わせて挨拶をし食べ始めた。一口目から物凄く美味しくてあっという間に食べてしまった。ごはん、3杯もおかわりしてしまった。


「ごちそうさま!アーちゃん、物凄く美味しかったよ!」


「それは、よかったです~♪お片付けする間、属性魔法の本読んで見てください。」


 アーちゃんはそう言うと、食卓を片付け始めた。俺は、本を取り出し読み始めた。


 んー何々…属性を出すには、イメージが大事。イメージが出来なければ、発動はしない。そして、適性、魔力が無ければ使えない。イメージね…適性はルナが付けてくれただろうし…魔力は∞だしな…イメージって…火なら熱くて何をも燃やす感じかな…それに風を常に与えて高温に……………なんか暑いな…


[火魔法]解放 [風魔法]解放 [火魔法][風魔法]levelup


「…かなたちゃん!手!火出てる!火事になる!早く消して!」


「へ?火?」


 見ると、アーちゃんが物凄く慌てていた。俺はアーちゃんの

視線の先にある自分の手を見た。手から物凄い勢いで炎が出ていて天井を焦がそうとしていた。俺は慌てていて手を降った。でも、それで火が消えるはずもなく俺の手の動きに合わせて火も動いた。


「かなたちゃん!振っちゃダメ!消えるように念じるの!」


 消えるように!ったてどうすればいいんだよ!焦った俺は火には水!とばかりに大量の水を掛けるイメージをした。途端に、大量の水が天井からザバっと降ってきた。俺の手の炎は消えた。でも、部屋は…大量の水でさんさんたる状態になっていた。


「…かなたちゃん…何で本読むだけで魔法発動させてるの!」


 アーちゃんが怖い顔でいいながら手を振ると天井の焦げ目と水浸しの床が綺麗になった。ヒエェェェ…アーちゃん怖い!怒ってるよね…凄く怒ってるよね!俺はその場で見事なジャンピング土下座をした。


「申し訳ございませんでした!魔法書にイメージが大事!って書いて有ったから…本当に申し訳ございませんでした。」


 俺は、床に頭をこすりつけて謝った。そうして、様子をチラッと見ると、アーちゃんは呆れたような怒ったような顔で俺を見ていた。


「…イメージ…しただけで発動とか…普通あり得ないから…制御学ばないと…考えただけで、あっちこっち燃えて放火とか怖すぎます!……はぁ…あれ未だ有ったかな…」


 ため息まじりに言うとアーちゃんは、目の前で手を振り空間を裂きその黒い裂け目に手を入れ赤色の大きな宝石のついた銀色の腕輪を取り出して俺に差し出した。


「はい。勝手に魔法が発動しなくなる制御の腕輪だよ。制御を覚えるまでこれを付けておいてね。」


  アーカイブの腕輪:神級:魔力制御、魔力貯蔵、知識の貯蓄


「魔力貯蔵は、かなたちゃんには必要ないかもだけどね~」


「ありがとう。アーちゃん!」


 俺はアーちゃんから腕輪を受け取ると左腕につけた。腕輪を付けると体の回りに薄い膜が張られたような感じがした。


「腕輪の機能の知識の貯蓄って?何?」


「本とか、物価とか特産品とか色々なのを覚えるよ。本はタイトルだけで内容が見れたり、鑑定で見た人の情報とか兎に角何でも覚えるの…かなちゃんの世界のパソコンみたいなものかな?検索も出来るし優れものだよ~。因みに魔力貯蔵は魔力を一定量貯めておけるの。でもこれはかなちゃんには必要無いね~」


 ふむふむφ(._.)メモメモ


「ご飯も食べたし!魔法使いにお外に行きますか~」


「了解です!キリッ」


 そうして、俺達はroomから出た。 

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