幼女、孤児院の仲間と出会う
「はい!私はレーナ、6歳で種族は人族です!サクラさん、宜しくです!」
レーナはツインテールで、元気という言葉を体現した様な娘だ。ト○ロのメイのような感じと言えばわかるだろうか。
「俺はリントだ。年は8歳、種族は人族、困ったことがあったら何でも言ってくれよな」
ふむ、様子を見る限りこの子がリーダー格っぽいね、
背も一番高いし。
「僕の名はレイン、7歳だ。これから仲良くしような」
こっちは金髪のイケメン君だ。なんで孤児院に居るのか疑問に思うくらい王子様っぽい。
「…ヘラ、7歳、猫人。…宜しくね」
猫人のこの子は、恥ずかしがり屋さんかな?
いいねそう言うの。萌えるわー。
「改めて自己紹介しておくよ、僕はバルドル。25歳の
孤児院長だ。よろしく。」
あ、ハイ。
「さて、自己紹介も終わった事だし、昼食にしようか」
「「「「いただきま〜す!」」」」
どれ、異世界カレー(名称ラーメン)
の味や如何に!?
……
普通のカレーだわ、コレ。
期待した私が馬鹿だった。
「ふ〜食った食った。それではそろそろ我々部外者は
退散するとしようか」
「ギルドマスター、ゴードンさん、有難うございました!」
「ああ、何かあったらギルドに来てくれ、サクラ」
「孤児院が嫌になったら騎士団に来てくれよ」
「あ、アハハハ…」
ギルドマスター達は笑って帰って行った。
「さて、皆は食後の勉強時間1時間頑張って、
サクラは孤児院のスケジュールについて話すから一緒にきて」
孤児院長と一緒に奥の部屋へ行く。
「じゃあ孤児院のスケジュールを説明しよう。
まず、起床は7時。その後
朝飯を食べ、12時まで自由時間。12時半からは勉強を1時間やって、5時まで自由時間…といきたい所だが、
君には4時から6時まで特別講習をやって貰う」
「特別講習?」
「魔道術を持つ者だけが習得出来る私の一族の秘伝…
《雷神流》の講習だ」
雷神流とか言う厨ニワードが出てきました。
次はこの世界の大まかな事情です。