表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界少女の冒険譚  作者: ウホw
幼女爆誕
7/43

幼女、孤児院へ行く

「これだけのステータスを見せておいて簡単に帰れるわけ無かろう」

「サクラ!ぜひ騎士団へ入団を!」


ひぃっ!騎士さん、目が怖いよ!


「まて、ゴードン、大前提女は入団出来んだろう」

「なぁに、あのステータスを見せれば団長も納得するさ」

「…まあ別に構わんが最終的に決めるのはサクラ自身だ、我々が口を出す権利はない」

「むむ…たしかに。だがサクラ、君のステータスが知られれば君を欲しがる連中は沢山居るだろう、 その容姿も込みでな。その点騎士団に入ってしまえばほぼ安全だ、国が守ってくれるからな」

「安全と言う事に関して言えば、バルドルが居るロード孤児院の方が安全だぞ、 実力的に」


「買いかぶりすぎですよ、スティーブさん。僕に出来るのは子供を守ることだけです」

「…本気出したら周りも巻き込むってだけだろうが」


国に守られるより孤児院の方が安全ってどういう事だし。孤児院長ってそんなに強かったりするの?

…でも確かに、安全が確保されるんだったら

孤児院の方が動き安いよね…

騎士団は暇とかなさそう。

よし。



「決めました、私、孤児院に入ります!」

「ん、分かった。いらっしゃい」

「それが懸命だな」


時刻は昼前、食事はこのままのメンバーで孤児院で食べる事になった。


孤児院の中、食堂のテーブルには、カレーの様な料理が並べられていた。


「あ!いんちょうおかえりなさ〜い」

「ラーメン出来てますよ」

「スティーブさんとゴードンさんも一緒だ!」

「あっちの娘は誰だ?超かわいいな〜、」

「院長が連れてきたってことは、新しい家族でしょ」


子供達が奥から出てくる。

「ただいま、みんな、この子は今日から皆の家族になる、サクラちゃんだ。サクラ、自己紹介してね」


孤児院に来る途中で、私は異世界の話を除いて全ての事情を話し、院長と一緒に私の設定を考えた。ここの子達はそこそこ優秀らしいが、翻訳のスキルを持ち、高校レベルまでの知識を持った私とは比べ物にならない。

この世界の事情については全くわからないので、勉強する必要があるが、先程聞いた話によると、少なくとも数学は小学校レベルの学力があれば、学院に入れるっぽい。 学院とは、この世界の学校のようなもので、10歳からならば誰でも入れる。でも、入学金がべらぼうに高く、居るのはほとんどが貴族らしい。まあとにかく、

夢の異世界学園生活を早く享受する為に年齢は7歳という事にした。知識については、詮索無用という事で脅しておけば大丈夫らしい。…見た目は7歳児にはあまり見えないが。後、何故いきなり10歳から始めないかと言うと、

平民が学院に入るには武術と魔法の試験があり、それの特訓の為、って理由とこの世界の常識を覚えるため、と言う2つの理由がある。

これらをたった3年でゼロからやらなければならないことを考えると、7歳から始めるのが妥当っぽい。


「初めまして、サクラといいます、

種族は真祖、年齢は七歳、将来の夢はまだ決まっていません、これからよろしくお願いいたします」


自己紹介を終えると、子供達がポケーっとしていた。


「サクラちゃん、凄い…」

「貴族みたーい」

「真祖って…あの?」

アレ?ミスった?


「サクラは、ワケあって遠い国からここに来た。

彼女は、既に語学と算術については国立研究所に混じれるほどの力を持っているが、常識や、この国についてはあまり知らない。互いに教え合うように。

後、彼女は真祖だが、安全だ。私が保証する。」


院長、ナイスフォロー!助かった!


「さて、次は君たちの番だ、自己紹介してくれ」


院長についてはまた今度。次は孤児院の子供達です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ