とある眷属の場合。 前編
初登場から随分口調が変わっていますが、気にしないでください。
ーーージャイアントアリゲーターと対峙しながら、私は1ヶ月前のことを思い出していました。
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『で。一ヶ月間、基礎訓練をず〜っとやってたお陰で、マヤもCランクくらいなら倒せる位のステータスになった訳ですが』
『…バルドル師匠、何故私達はゴルド工房に二人だけで来ているのでしょうか?』
『サクラは今日はレイン達と勉強会中だからね』
『お姉様に勉強なんているんですか?』
『勿論教える側だよ。ちなみに依頼した臨時教師の報酬はフリーズボアのアイスで納得してくれたよ』
『……それで、何故私だけを連れてきたのですか?』
『マヤの使う、武器を決めるためさ』
『…お姉様が居てもいいじゃないですか』
『その場合、マヤはどうせサクラに遠慮してしまうだろう?だから今日はサクラを置いてきたんだよ』
『…確かに、お姉様がいたら遠慮してしまいそうですね…』
『お〜う、武器は決まったかね?お嬢ちゃん!』
『ゴルドさん、師匠、私にはなんの武器が1番合うと思いますか?』
『そうだねえ…マヤは軽いし、俊敏も高い。そこから考えると小型の武器がいいとは思うけど…』
『なるほど…』
『でも、そんな事よりマヤがどう戦いたいかが重要なんだよ』
『あ…』
『マヤは、何と戦いたい?何のために戦いたい?』
『…………私は、お姉様よりはるかに弱い。でも、だからこそ、私でも陰ながらお姉様の邪魔をする敵の露払位はやらせてもらいます!』
『…分かった。お嬢ちゃんは隠密になりたいんだな?』
『はい!私は『裏』でお姉様のお手伝いをします!』
『なら、お嬢ちゃんの武器は確定したな!『全部』今から作ってやるから待ってろよ!』
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そう、私はお姉様の露払い。
こんなワニ如きには、負けてられません!
「お姉様の横に並ぶのに相応しい存在になる為に、私はもっと、強くなりたいーーーだから全力で、直ぐに、終わらせます」
私は、二本の短刀ーーー『牡丹』と『竜胆』を構え、ジャイアントアリゲーターに向かって切りかかりました。
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『牡丹』
·切断
·伸縮
·風の魔剣
『竜胆』
·各種毒
·吸収
·赤熱化
隠密のイメージとしては、忍者とかスパイみたいなのの、戦闘特化的な職業です。




