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異世界少女の冒険譚  作者: ウホw
幼女爆誕
11/43

閑話 少年、恋をする 後編

あの子が、来た。


僕は改めて彼女に見惚れてしまう。

漆黒の腰まで届く長い髪に、燃えるような紅い目、

雪のように白い肌。

彼女が笑っているのを見ると、鼓動が激しくなる。

「私も、混ぜてくれませんか?」

そう言って彼女は自然と、輪に入ってくる。

「ああ、一緒に遊ぼう」

「サクラちゃんは何がやりたい?」

レーナとリントが彼女に話しかける。

…そんなに強く話しかけられたら彼女が怖がっちゃうじゃないか!

「まあ待て、お前ら。 サクラちゃん、君の特技はなんだい?それに合った遊びをしようじゃないか」

「特技…勉強?」



そこで勉強って言葉が出てくる時点でおかしいよね!?

足が速い、とかこんな遊びが得意、とか!

彼女のステータスはどれだけ知力に偏ってるんだろう…

聞いてみるか。

「サクラちゃん、サクラちゃんのステータス、見せてくれない?僕のステータスも見せるからさ」


さっきヘラが《鑑識の魔眼》でステータスを見たみたいだけど、ヘラの場合、表情があんまり変わらないから

驚いたかどうか、わからないんだよね。国立研究所ってことは100位はあるのかな?だったら他のステータスは

1桁だったとしてもおかしくない。


「うーん、…良いけど孤児院街の人には、絶対秘密でお願いしますね」


…そんなに低いの?


「ああ、約束する。」

「じゃあ、どうぞ」

「うん、俺のも」

今の僕のステータスは、孤児院内で一番高いし、Levelも一番だ。

知力以外は負けないはずだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前 レイン


Level 17


種族 人族


ステータス


腕力 27


耐久力 36


知力 58


俊敏 53


属性 水・風


スキル 剣技Level1 毒耐性Level1 幸運Level2


称号 毒食


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

彼女のステータスを見た。

……無茶苦茶だ。全ステータスがLevel1で100!?

知力に至っては1000って…この娘、一体何者?

皆も、唖然としている。


彼女は、見たことも無いスキルや、称号を持っていたが、僕はその中の一つ、魔道術について聞いた。


「サクラちゃん、この魔道術って、なに?」

「魔道術は、魔力の直接操作による、魔力循環法です」


なんか難しそうなことを言っているが、凄いことだって事は、良く分かった。

しかも、彼女は魔道術持ちしか出来ないと言う孤児院長の、剣技を教えてもらうらしい。

僕達も、孤児院長に剣技を教えてもらっているが、

あれは一般的な剣技だ。ソードマスターと呼ばれていたらしい孤児院長の使う剣技ではない。


あのステータスに、孤児院長の剣技、未知なるスキル。

…僕の初恋の相手は、遠くなるばかりであった。





ちなみに、孤児院の子達のステータスは同年代の子供に比べたら

かなり高い方です。

特にレインは。


次は、孤児院長とお買い物です

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