表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Attempt Suicide  作者: 貂寡
4/11

4話 Perform a ceremony

同好会を作ることになった・・・・・

海神水途と山鹿夜牙のお話(4話目)

そうして私たちは、活動することになった。




同好会の名前は、学園探偵研究会 Detective Academic Study 略してDAS

そしてメンバーは、海神水途わたつみみずと高校1年生(会長)と私、山鹿夜牙さんがゆき同じく1年

まだ二人だけだけどたぶんこれから増えるのかな?

そして同好会の顧問の先生は国語の卯月紅林うづきこうりん先生

活動内容は、古いファイルの中から未解決の事件をとりだしては、自分の考えで再検討をする事だ。

許可は、出ている。私たちの学校は、2人会員がいるともう同好会として活動が出来る。

また10人集まると部活動の申請が出来る。




そうして私と水途は活動を開始した。






夕暮れ、僕は古い工場の倉庫のあとで、血まみれの壁を見つめていた。

あたりには肉片が散らばっている。どうしてこんな事をしてしまったのだろう。

僕は、不安になりあたりを見渡す、誰もいないはずなのに不安になる

そうして僕は、走って逃げた。片手には血に染まったナイフを握っていた。







変な頭痛で目覚めた。ここ数日変な頭痛が続いて、寝不足状態だった。

どうして変な頭痛がするんだろう。気の迷いなのだろうか・・・

そういえば、とっても愉快な事件が載っていた。

ここ数日高校がある陽菜賀ひなが市内で、3件の連続殺害事件が起こり警察は警備を強化している。

刃渡り15センチの鋭利な刃物で肉体を切り刻み被害者の遺留品も刻まれていたという。

3件とも市内だったが、犯行現場は違い高校から半径300メートルぐらいの円の中で起こっていた。

この事件を彼女は、知っているだろうか・・。今日、DASで、聞いてみよう。これが最初の事件になりそうだ。






今日、朝にいきなり水途に呼び出された。今日の放課後DASに来るようにと。

いきなり言われたのでびっくりした、まああの事件のことだろうが。







今日は、変な頭痛が続いていた。もう昼休みも過ぎて授業が終わりかけているのにいつまで続くのだろう。

彼女に会うときぐらいは、血色の良い顔で居たいものだと思いながら授業は、聞かずに寝て過ごす。

もう夏になる。虫は、活発にはいずり回りセミは、うるさいようになく。

まあそれは、夏だと感じるから良いとしよう。

しかし、なぜここまで暑苦しいのか理解ができない。

教室は冷暖房完備のはずなのに全然効いていない。







そして待ちに待った放課後になった。水途に呼び出されたときは、何かと思ったが・・・DASの活動ならば休みたくもない。

DASの部室は、校舎の北にある部室棟の2回の一番西に位置していた。

隣には、SF研究会や、生物学部がいる。たまにその部員や会員の人たちに会うが口をきいたことはない。

DASの部室のドアを開く。中には、もう水途が座っていた。

急いできたはずなのに、何でこんなにも早いんだろう・・・。

ふと、思う。そしてもう一人顧問の先生が座っている。

ソファーが向かい合っておいてありその間には、少し小さなテーブルが置いてあった。

ここの部室は、元々誰も使っていなかったので、先生が配慮してくださりソファーとテーブルを2つずつ置いてくれた。

もう一つのテーブルは、窓際に置いてある。

他の部室より少し広いので、後々色々と増えるかもしれないが、今は、殺風景だ。

もうDASを開いてから2ヶ月は過ぎているはずなのに、まだ1回も同好会といった活動は、していなかった。







夜牙が来た。そろそろ来る頃かと思ったがもう少し早く来てもらいたかった。卯月先生とは、話がもたづ息苦しかったからな。

「さあ、始めるとしよう。まず顧問の卯月先生だ、まあ山鹿もしっているだろうが。

 そして今日集まってもらったのは、といっても3人しかいないんだが・・・まあいい。

 ここ数日この高校がある陽菜賀市内で立て続けに3件の連続殺害事件が起こっている。

 凶器は、刃渡り15センチぐらいの鋭利な刃物で、被害者には、共通点が無いが・・。

 犯行現場が、この高校から半径300メートルの円の中で高校を中心にするようになっている。」

そこまで言って水途は、顧問の先生の方を見た。

先生はというと、昼過ぎでもあり眠たそうな顔をして話を聞いていた。







実に大変なことになった。何で、よりによってこの子たちがあの事件を探っているのだろう。

顔には、出さずに。冷静を保とう・・・。







何か知っているな・・・俺は、そう思った。

眠たそうな顔をしているが、普段の顔ではない絶対何か鍵を握っているはずだ。


「今日は、解散と言うことで、卯月先生は、職員室に帰られてけっこうですよ」


そういうと先生は、教室から出ていった。


二人になった教室でこの事件の資料をまとめる。






そうして今日の活動が終わった。








実に大変なことになってしまった。あの二人がこの事件を調査するなんて・・・

そう思いながら僕は人肉をナイフで切り刻む









また事件が起こった、これでもう4件目だ

もうすぐ終わるだろう、この事件の全容を夜牙に話そう







今日も水途に呼び出された。たぶんこの事件の全容が解ったんだろうなー。









夕日が窓から差し込んでくる【ガラガラ・・】そう音を立てて

水途が入ってきた・・・。






夕焼け、その色はとても美しく何となく不思議になる・・・。

そして、彼女に気付く。





「よお、山鹿もう来ていたのか・・・じゃあ、あの事件の内容を話すことにしよう・・・・」


「まず、犯人は、この学校にいる・・・・なぜかというとこの高校中心に起こっているからだ・・・。

 次に犯人の目的は、何かの儀式だ・・・!!そこで、山鹿にお願いをしたいんだが・・・

 ここの図書室で、この、星のマークを使う儀式を探してきてくれ・・・。」




そういって彼は、私に魔法陣に使うような、変な形の星が、書いてある紙を渡した・・・

星と言うよりも・・・なんて言うんだろう2つの正三角形が組み合わせてある図形に見える・・・。

一様内容を理解し、この教室から出て行こうとした・・・。





「わかった。」

「ちょっと待て・・・もしかしたら、犯人に気付かれるかもしれないから・・・十分に気を付けろよ・・・」

「うん・・・・・」





犯人は、誰なんだろう・・・

そう思いながら、私は図書室に行く




盗み聞きをするつもりはなかったが聞いてしまった・・・・


僕が犯人だと気付かれたら・・・彼らを放っておくことはできそうにない・・・・







山鹿は、歩いて駅に向かっていた。僕は、そのあとをついて行きチャンスをねらう・・・・・

自動販売機の前で止まったのでその時に声をかけ、車に乗せる・・・・・



車の中の彼女は、ぐったりと深い眠りについていた・・・・・








俺は、今日山鹿が来ていないことを知った・・・・

しかし、何所にいるかは見当が付いていた・・・・

そこは、たぶん卯月先生の家だろう・・・・

山鹿から良いヒントをもらった・・・昨日の夜にメールが来たことで・・・・・

そこには、{謎の儀式は、図書室の例の棚にあるから・・・・あと助けて!!}

と書いてあり・・・・

今朝一番に、俺たちが出合ったところに行くと、中国の歴史と邪法全集・・・・

と言う本が置いてあった・・・俺は、それから先生の目的を知った・・・・・





僕は、何かやろうとするのに誰かの邪魔が入ることを小さい頃から嫌っていた・・・・

そして今日、やっとこの儀式を完成できるのだと想うととてもうれしい・・・・

しかし精神に異常があるわけではない・・・僕の中の興味を抑えきれなかっただけだ・・・・






僕は、今・・・夜の高校のグラウンドにいる・・・・あたりは、しんっと静まりかえっている・・・・

遠くでカラスが鳴く声が聞こえたりもするがそれも闇に消えていく・・・・

光は、月しかない・・・・・







俺は、先生の行動を見守っていた・・・・

彼女が殺されるとなると・・・俺の理性がかき乱される・・・・

どうにかして彼女を俺の手元に置きたい・・・・

そして知り合いの刑事の親父に電話をかける・・・・




「もしもし・・・・俺だけど・・・ちょっと高校に来てくれないか・・・・

 今、連続殺人の犯人が第6番目の被害者を作ろうとしているんだが・・・・」


「おー水途かーなるほどわかった・・・・サイレンは鳴らさずに静かに行くからな・・・・」


「いや、鳴らしてきてくれた方がこっちとしては都合が良いのだが・・・・・3分で来てくれ・・・・」


「わかった・・・すぐに行く・・・・」




携帯を閉じる・・・・・

その時に、彼女が目を覚まして先生の腕の中で暴れ出した・・・・・しかし程なくして動きが止まる・・・・

ゆっくりと先生に近づく・・・





「先生こんばんは・・・・良い月夜ですね・・・・それにしても、俺の夜牙に何をするつもりですか・・・・

 殺すのだけは、許しませんよ・・・・」


笑みを作って言う・・・・


「殺す・・・??海神くんなぜここにいるのですか・・・・僕は、倒れていた彼女を助けただけですよ・・・・

 何を言っているのですか・・・??」


先生も負けじと言い返す。


「先生、もうわかっているんですよ・・・もうすぐ警察が駆け付けますが・・・どうした物でしょう・・??」


「嘘を言うな・・・・海神くん、もう遅いから還りなさい・・・・僕は、彼女を家に送り届けます・・・・」

  

「先生、耳悪いんですね・・・聞こえませんか・・・遠くで警察のサイレンが鳴っていることを・・・・」


「速く逃げた方が良いんじゃないですか・・・・先生・・・・それともおとなしく捕まりますか・・・??」






私が目を覚ましたときには、もう先生の姿はなかった・・・・

水途が言うには、先生は逃げ去ったらしい・・・・・

だけど私は、知っていた・・・水途のおなかにはナイフで刺された跡が残っていることを・・・・・





俺は、先生が俺をさして逃げることをわかって追いつめた・・・・・

先生は、女なのにあれだけの力があることもわかってはいた・・・・

その後の話なのだが・・・・

先生は、中国系の日本人で、小さい頃からあまり友達はいなかったようだ・・・・・


今先生は、行方不明になっている・・・・・

同時に手配書も出ているようだが・・・・・



親父には、こっぴどくしごかれた・・・・・病み上がりの体にまた深い傷ができた・・・・






山鹿は、俺に感謝の意を込めて何かしてくれるだろうか・・・・

まあ、見返りは期待できないがな・・・・

今日も学校、明日も学校・・・だけど、山鹿に会える毎日は楽しい日々だ・・・・・それが見返り




私は、まだ謎が残っている・・・・・

水途が“俺の夜牙に何をするつもりですか・・・”と言っていた

ような・・・・

意識が薄れゆく中で聞こえたようなきがした・・・





まだまだ謎が続いていく・・・・いつになったら私と水途の溝は、ふさがるのか・・・??

溝なんてあったっけ・・・??








まだまだ続ける予定ですが・・・・

どんどん評価をしていって下さい・・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ