最初の休憩地点かな
サマークレオ(予定)を出発して数時間がたった
いまだに見えるのは草原ばかり
二台の馬車は順調に走っていた
「アリア、ミズーリはどんな町なんだ?」
「ミズーリは海に面した港町ですよ
もうすぐシーデビルや子供のクラーケンが
浅瀬に来る時期ですから
賑わってるかもしれませんね」
「シーデビルの肉を入れたたこ焼きや
クラーケンの中に具材を入れて煮た
烏賊包煮は美味しいわよ」
この世界にもたこ焼きは有るのか楽しみだ
三人で話していると馬車の窓から見える位置まで
ミハイルさんが馬に乗って寄ってきた
「この先にある川の辺で
馬を休ませるから休憩にするよ。
夏希君達は俺達が先行して調べている間馬車の事を頼む。
シエルさんは予備の馬に乗ってくれ」
そう言って馬に乗った二人は
この先に在るという川に向かって行った
シエルは馬車の操者に声をかけ馬を一体外すと
飛び乗り警戒を始めた
俺はクリエを呼び出し後ろを警戒し
アリアは操者席に座り周りを警戒しているようだ
川がはっきりと見えた辺りで
先行していたミハイルさんが帰ってきた
「ドントさんの予定していた場所は問題なく使えるから
予定通り休憩にするよ。
着いたら荷馬車を出してくれ」
そう言ってドントさんの乗っている馬車へ近づいて行った
川に着いた俺たちは馬に水を与え休憩しながら
食事の準備を始めた
「夏希さんの神器はすごいね、食材がこれだけ入るなら
移動食堂なんかも出来そうだよ」
「それも良いわね、料理は私が出来るし
旅の資金を得るのには良いかも
長い旅をしてるハンターなら絶対に売れるわよ?」
「旅団じゃなくて料理団担ってないかそれ?」
「夏希様、旅をしながら副業で商売をする人は結構居ます
意外と良い手かもしれません」
クリエもそう言うなら考えても良いかな?
そういえばアリアが居ないな。
「シエル、アリアはどこ行った?」
そう言うとシエルは真顔で首を振り
「アリアは料理に関わらせないで・・・」
そう言った。
料理出来ないんだな・・・
俺が食材を運びシエルとリンドが調理をして
シエルが運ぶのを繰り返し12人分の料理が完成した
視線を感じて振り返ると130㎝位の女の子が立っていた
「食事まだ?」
「いや、出来たけど君は?」
「私コロ、ドントの奴隷
・・・食べて良い?」
俺が困惑しているとリンドがやってきた
「コロ勝手に食べなかったのはえらいけど
出来たら呼ぶといつも言ってるだろ?
あんまり、約束破ってると数字減らないよ?」
数字と言われコロの手をみると35と出ていた
「リンドの料理食べられるならそれでもいい」
そう言うと料理をジーッと見ている
「はぁ、仕方ないな。
コロ、皆を呼んできてくれ
皆が揃ったら昼食にしよう」
「分かった」
そう言うとすぐに走っていった
かなり足が早いがよく見るとフサフサの尻尾が付いていた
犬か狼の獣人なのかな?




